Michel Reis Japan Quartet @ G FACE CAFE(前橋 7/24)
Michel Reis Japan Quartet @ G FACE CAFE(前橋 7/24)
Michel Reis (p)
須川崇志 (b) 石若 駿 (ds) 西口明宏(ts,ss)
(写真はFacebookのイベント頁からいただきました。)
ルクセンブルグ出身でNY在住のピアニスト、ミッシェル・レイス。
自転車ジャケ『Capturing This Moment』で一躍有名になりましたよね。
透明感がある美しいタッチ、エレガントで哀愁あるメロディ、そしてダイナミクスを制した躍動感あふれるピアノ。
リズム陣は6月の終わりに行った「石若 駿 Cleanup Trio meets Kurt Rosenwin」のおふたり!レイスとは須川ベーシストつながりらしく、そこに変幻自在なスケールの大きなサックス!が加入。考えただけでもワクワクする組み合わせです!
今回、実家から車なら20分くらいのカフェでライブがありましたので、慎重に予定をたてて参戦することにいたしました。昭和庁舎の中にあるレトロな趣のあるかふぇ『G Face Cafe』、折角ですのでウィナーシュニッツェルを食べながら時間待ち。美味しかったのですが、休憩時間にお願いした「ショコラトルテ」とカフェ氷に自分でエスプレッソを注ぐアイス珈琲がめちゃ美味しかったです!今度は、友だちとランチに行くつもり♪
ピアノの演奏から始まり、印象的なメロディが頭に残る中をアクティヴなベースソロ。美しいタッチで鍵盤の上を踊る指、俊足で呼応するドラム、絶妙なタイミングでシットインしエモーショナルに盛り上げるテナーサックス。始まりから観衆の期待が高まる!
2曲目は「Maebashi」って、仰ったとおもうんですが、水中に落とした石の波紋のように美しいテーマ部分と、ソプラノに持ち替えた西口奏者が振り切れんばかりに叫ぶ即興部分の対比が面白かった。
その後、サックスはほぼ交互にテナーとソプラノに持ち替えてのエモーショナルの演奏です。
呼応しあうピアノ、ドラム、ベースの三位一体のエネルギーを一身にため、タイミングを見計らって一気に爆発させるサックスの威力すごい!!
この後も迫力あるドラムのソロから入る曲や、素晴らしい音色のベースのボーイングがフィーチャーされた曲と見せ場、山場が次々と訪れ時間があっという間に過ぎていきます。
休憩を挟んだ2セット目も、密度の濃い時間が流れます。ドラムの彩りが本当にカラフルでピアノと楽しそうに反応しあう。バラードもブラシだけでなくて、様々な音色が素敵だった。
ピアノの内部奏法を行っていた曲もあって、比較的おとなしめとはいえフリージャズの要素も現れた感じ。
最後のアンコールも、バラッド。終わった後にも体の中に音楽が充電されてる感じで興奮がしばらく抑えきれなかったです。改めて、透明感がある美しいタッチ、そしてダイナミクスを制した躍動感あふれるピアノの即興能力の高さを感じました!
あぁ。。激しく燃え上がったライブだった。。もぬけの殻となって帰ってきました。
期待はしてはいたものの、、「石若 駿 Cleanup Trio meets Kurt Rosenwin」以上の興奮はありえないだろう、と 思っていた 私は馬鹿でしたよ。。
とにかく、即興の凄さをどど〜〜んと体感できたライブでした!
もちろん、サインもいただき、、幸せな帰宅です。。
晩秋にもミッシェル・レイスは来日するらしいです。
行けるかな。。
んじゃ、退散♪
« Dreaming tree / Naoko Sakata Trio | トップページ | Sunday Night at the Vanguard / Fred Hersch Trio »
「JAZZ」カテゴリの記事
- 穏やかなれど高揚感あり 『Silent World / Wolfgang Haffner』(2023.03.15)
- ギター界の2刀流、ドミニク・ミラーがECMから新譜を出す!(2023.03.12)
- 『ジャズ批評 232号』がでました〜♪(2023.03.01)
- 登場人物の気持ちが音楽になった 『BLUE GIANT オリジナル・サウンドトラック / 上原ひろみ』(2023.02.22)
- 同じ時代に生きていることを感謝! 「Brad Mehldau in JAPAN 2023 @ 紀尾井ホール(2/4)」(2023.02.08)
コメント
« Dreaming tree / Naoko Sakata Trio | トップページ | Sunday Night at the Vanguard / Fred Hersch Trio »
スズックさん、こんにちはmonakaです。
このライヴ本日は横浜で、行きたかった。
年が来ているので残念って思うのだけど、日本のプレーヤーと海外のミュージシャンがコラボするのは、日本の市場状況で多くなるので、日本のJAZZに楽しみです。
投稿: monaka | 2016年7月26日 (火) 19時28分
ブラザー最中さま、キャメルさまが、、最中さまがライブに来ないかなぁ。。って、つぶやいてましたよ。
私も当初、、日程とにらめっこしてもどうにもならない感じだったのですが、、いろいろあって母のお見舞いを早めて、いつもより少し長く居ることにしました。
このメンバーで来年はレコーディング、ツアーと予定が組まれるようです。
それから、11月にはReis Demuth Wiltgenで来日のようですよ。
う〜ん、、行けるだろうか。。。
投稿: Suzuck | 2016年7月27日 (水) 12時33分