Dreaming tree / Naoko Sakata Trio
欧州ジャズを紹介する名門レーベルから既に2枚のアルバムをだしているスウェーデンのイエテボリ在住の日本人ピアニストのトリオ。
同じくイエテボリ在住の日本人ベーシスト森泰人氏のご縁で聴くことができました!感謝!!m(_ _)m
全てオリジナルで、5曲がNaoko Sakata、3曲がドラマーのJohan Birgenius 、1曲がこのアルバムから加入したベーシストAlfred Loriniusで全9曲。
オープニングは暗く地を這うような低音から始まる「Rain」。硬質で陰りのあるピアノと骨太なベース、切れ味の良いドラムがいい感じ。この曲含めて3曲がピアニストの曲。
続く「 januari」もビタースィートな感じのバラッド。繊細さもあり3人の絡みにシリアスな感じも。「Blue」抽象的な中に日本的なものを感じるのは私だけ?鳥の鳴き声のような効果音も印象的。スリリングに登りつめる瞬間が気持ち良い。
果敢なベースソロから始まる「 Ljung 」は、ベーシストの曲。3人のインタープレイはダークでスリリング。
タイトル曲「Dreaming Tree」、深淵で耽美的なバラッド。途中から真ん中にいるベースのプレイが素敵。10分超えの素晴らしい演奏。
ドラマー曲「Zlin」、美しさもあるダークでシリアスな演奏。「Ingenting 」ピアニストの名義になっているけど即興ぽい実験的な感じが高い曲。
繊細さと大胆さが交互にくる「 Mahon 」。ピアノトリオだけど、ベースが真ん中にくることも多く、常に積極的に空間を彩るドラムと3人の対等な関係性みたいなの強く感じる。
終演は、ダークでスリリング疾走感溢れる「Intersection」。コンテポラリージャズのかっこいいとこ満載です。
硬質で甘さ少なめ、ダークで繊細さと激しさを持ち合わせた欧州ジャズ。
旋律の中に日本的な部分も見つけられ胸キュンもしますが、演奏は3人対等な関係を大事にしたコンテンポラリージャズの勇ましさもあってかっこいいです!
1. Rain
2. januari
3. Blue
4. Ljung (Alfred Lorinius)
5. Dreaming Tree
6. Zlin (Johan Birgenius)
7. Ingenting
8. Mahon (Johan Birgenius)
9. Intersection (Johan Birgenius)
Naoko Sakata (p)
Alfred Lorinius (b)
Johan Birgenius (ds)
今日のおまけ。みんな若いですね。頑張れ〜♪
本格的に夏になりましたね。
夏バテのおかげで毎日眠い私です。。
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuckさん、こんにちは
このアルバム良いですよね!
海外で活躍している日本人女性凄いですね。
また和を感じさせてくれるのもうれしく思います。
ほんとこれからも頑張れ~って応援していきたいですね。
投稿: baikinnmann | 2016年7月24日 (日) 18時09分
baikinnmannさまは、いち早く応援されてましたよね!
さすが、お目が高いです!!
アヴァンギャルドなサウンドも含めて個性的ですよね。
印象的なジャケットも面白いと思いました。
頑張って欲しいですよね!
投稿: Suzuck | 2016年7月25日 (月) 19時06分