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音楽で拡がる輪

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2016年6月28日 (火)

石若 駿 Cleanup Trio meets Kurt Rosenwinkel @ブルーノート東京 (6/27 1st)

石若 駿 Cleanup Trio meets Kurt Rosenwinkel @ブルーノート東京 (6/27 1st)

Kurt Rosenwinkel (g) Shun Ishiwaka (ds) May Inoue (g) Takashi Sugawa (b)

Cleanup1

去年リリースされた石若駿の初リーダー作『Cleanup』からの日本の俊英のトリオが新世代ギターの皇帝カート・ローゼンウィンケルを迎えるの図。
偶然にも先週地元であった多田誠司Oakyライブのメンバーだったギターリストの井上銘も参加とのことでめちゃ楽しみにでかけました。

今回は予約が遅かったのでアリーナセンターを予約したので、最前列というわけにはいきませんでしたが、カート・須川・石若の3人は正面でよく見え、井上も首をかしげると視線にはいる良い席。
友達と一緒だったので、長い待ち時間もジャズ談義。笑

オープニングはそれぞれのソロも入り、最後はまるで「活劇」を観るようなダイナミックで長尺なドラムソロが圧巻だった石若曲「Cleanup」から。いやぁ、、もう、のっけから大変なこになりました!
一転、ギターのためにつくられたようなって、井上曲なので当たり前か。。揺らぎの美しい「胎児ソング」。2本の糸が風に吹かれながら絡み合うように踊る。生まれてくる赤ちゃんの幸せを祈るような素敵なメロディ、演奏。カートと二本の線を描いた井上銘頑張りました!
力強いベースのピチカートソロで始まった朴訥な曲は富樫雅彦の「Waltz Step」。全身全霊を込めた素晴らしい演奏。カートのギターリストのお手本のような歌心あるソロに聴き惚れる。

皇帝はステージに立っているだけで存在感ある。ダイナミックで浮遊感あるスムースなフレージング、深みのある素晴らしい音。高速走行の安定感も疾走感も半端ない。もう反射神経すっごい。
前半3曲の説明している石若駿がとても幸せそうだった。

Cleanup2

石若曲「The Boomers」。ちょっとダークサイドに落ちそうな危ういスリリングな演奏。空間を立体的に彩っていくドラムは、やはり音のコントロールが完璧で舞台映えするスケールの大きな演奏でした。多彩という言葉ですませられない音風景。クライマックスに向かって客席も胸がいっぱい。カートが冷静、でも熱い眼差しでじっと見つめ聴き入る姿が印象的。
井上銘がお休みで「Chelsea Bridge」。水中で揺れる気泡に陽が差し込んでいるような美しさ。
大好きなスタンダードナンバーが聴けてちょう嬉しい!
再び井上銘が戻って再びツインギターで石若曲「Big Saaac」。世界の夜明けのようなドラムソロから始まり、新世代ギター2本の響きが空間を切り裂き、ドラムとベースが積極的に絡む!
カートも若手も一丸となって頂点を目指す。いやぁ、最後の最後まで惹きつけます。

いやいや、こんなに終わってほしくないライブはなかなかありませんよ。
会場の皆さまも同じきもちでしょう。。
で、アンコールは「ブルースを」とのことでテーマが懐かしい「Au Privave」。ちょうハイレベルセッションに紛れ込んだ感じか!笑 会場やんやで終演。

もう、カート・ローゼンウィンケルはずっと聴いていたいほどすごかった、美しかった、素晴らしかった。
で、若手の3人も現代的な感覚とセンスと勇気で、、すごいサウンドに仕上げてくれました!
若手がカート・ローゼンウィンケルをリスペクトするのはもちろんですが、カートもその思いに冷静に熱い演奏で応えてくれ 一緒にサウンドを創り上げる意欲があふれてました。
すんげーいいもの観た、聴いた!! 素晴らしい企画に大拍手! ありがとうございました!

しかし、、残念ながらサイン会はなかったので、友達と新幹線での飲み物食べ物を補給して余韻を楽しみながら帰宅しました!

んじゃ、退散♪

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コメント

お姫さま、ご無沙汰しております!
お元気そうで何よりでござる。

8年前の石井彰トリオのライブで石若駿(まだ高校生だった)を知りました。
「コイツぁー、凄い!ひょっとして天才?シンバルワークがトニー・ウィリアムスしてるぜ!」と思ったのを覚えています。あんなにわくわく感いっぱいのライヴはそうあるもんじゃありません。、最後は思わずスタンディングオベーションしてました。

ブルーノートでこの豪華メンバー!いいなあ。

特に

> オープニングはそれぞれのソロも入り、最後はまるで「活劇」を観るようなダイナミックで長尺なドラムソロが圧巻だった石若曲「Cleanup」から。いやぁ、、もう、のっけから大変なこになりました!

それから

> 世界の夜明けのようなドラムソロから始まり、新世代ギター2本の響きが空間を切り裂き、ドラムとベースが積極的に絡む!

のとこで涎が出そうになりました(笑)

石若駿の初リーダー作が出てたのですね。注目してた若手の活躍は嬉しいもんです。
関西でライブがあったらぜひ行ってみたいです。

ほな、お姫さま、これからの暑い夏もお元気でお過ごしくださいね。

アーティーチョークさま、お久しぶりでございます!
お元気そうで?なによりです。今年も暑くなりそうですねぇ。。

8年前からご存知でしたか!
私は、この2〜3年くらいだとおもうのですが、CDでは聴いていたのですが、生はやっとこさきけました。噂にたがわず、とてもよかった。正確無比なスティックさばきだけでなく、ダイナミクスが素晴らしかったし、なにより、、観ていて、聴いていて、、非常に楽しかった!

日本の若手もすごい人がいっぱいいますよね。
フォローしきれなくて困っています。。
関西でライブがあったら(特に彼の冠だったら)是非、是非、行ってみてくださいね。

では、夏にご用心♪

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