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2016年6月15日 (水)

Blues And Ballads / Brad Mehldau Trio

Blues_and_ballads

楽しみにしていたブラッド・メルドーのトリオ盤。
去年リリースされた『10 Years Solo Live』は、愛しのクリポタさまの『Imaginary Cities 』を抑えて年間ベストでございました。
その昔、彼の巧さはわかっていても、、どうも好きになれなかった自分を考えるとめっちゃ感慨深いものがあります。笑

実は、CD到着前にAppleMusicで一通り聴いてしまったのですが、トレイに乗せた時の感動はやはり違いますよね。で、、LPやハイレゾで聴ける方が羨ましい。。と心から思ってます。

全7曲すべてカバー曲。
オープナーはR&Bのバディ・ジョンソンの作曲した「Since I Fell For You 」。
最初の沈み込むような1音から引き込まれる。クールで翳りのある演奏。お腹のそこから痺れます。
みんなが夢中「I Concentrate on You 」はラテンアレンジで小粋に。このしっとりした歌心ある大人の演奏とあの『Mehliana: Taming The Dragon』のキーボド奏者が同じ人間とは思えまへんね。笑
小さな音で優しいピアノソロで始まるジョン・ブライオンの「Little Person 」。ベースとドラムが入ってからも 内省的な曲調に相俟った美しい演奏が続きます。時々、入るストリングスのようなフレーズが美しさを際立てる!もう、心に沁みまくり!
チャーリー・パーカの「Cheryl 」。前後の曲とちょっと雰囲気は違うのですが、インプロ部分はブラッド・メルドー以外の何者でもない。ベースソロもドラムソロも用意されていてセッション風な雰囲気。
イギリスのミュージカルの挿入歌「These Foolish Things (Remind Me of You) 」。再び、優しく流麗な演奏。
レノン・マッカートニーの「And I Love Her 」。ソロの時も絶品だとおもったけど、ドラムにアクセントをもらいながら、3人で創り上げていく演奏も最高。泣けるなぁ。
終演は、ポール・マッカートニーが奥様に捧げた愛の歌「My Valentine」。ブルージーで甘さ抑えめ。深く内省的。

う〜ん、夜にひっそり聴いてください。
メロメロになって闇の中に溶けちゃうかもしれませんけど。。

1. Since I Fell For You
2. I Concentrate on You
3. Little Person
4. Cheryl
5. These Foolish Things (Remind Me of You)
6. And I Love Her
7. My Valentine

Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Jeff Ballard (ds)

今日のおまけは「Little Person」。

んじゃ、退散♪

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コメント

Suzuckさんこんばんわ
これ届くのを楽しみにしていた甲斐がありました。
今宵もくつろぎタイムで聴いていて、ほんと溶けてしまっています。

Suzuckさん,こんばんは。

この作品,何回でも続けて聞けます。曲によっては違和感があるのも確かですが,今回もいいアルバムだったと思います。

ってことっでTBさせて頂きます。

bikinnmannさま、予想通りの良いアルバムでしたね。
メルドーのピアノトリオで、こんなくつろぎの時間が過ごせる日がくるなんて。。
人生最大の誤算です。嘘

閣下、リピート可能です!
個人的にはソロアルバムの方が好きなんですが、トリオも素晴らしいです。
私は演奏者の意思をなるべくくみたい派なんdすが、、
「Cheryl 」のメロディは、この並びではちょっと違和感ありましたね。

トラバありがとうございました。

 今回は私は最初と最後のブルースに堪能しました。
 "And I Love Her"はまさに彼の左右の手の芸術的動きの演奏姿が目に浮かびます。ソロの方がムードはありますけど。
 しかしBrad Mehldauも巨匠感覚で聴けるプレイヤーとなりましたね。

風呂井戸さま、最初と最後、すごく良かったですね!

「And I Love Her 」なんて、禁じ手といってしまってもいいくらいしびれました。
いかん、いかん、、たましい持ってかれます。笑
メルドーの知的なムードはそのままピアノに現れてて大変惹かれてしまいます。

そのまま演奏の最近のものをポッと出しても大丈夫だと思うのですが、過去の録音を、いくつか集めて出す、というのが主流になってきたような気がします。それだけに、演奏は素晴らしいと思いました。少しバラードというには元気な曲もありましたけど。

TBさせていただきます。

910さま、トラバありがとうございます。

確かにメルドーレベルの方が、過去の音源厳選してだすのはハズレなしな感じですよね。
そういう風に考えると、私がちょっとひかかっていた「Cheryl 」は、よほど気に入ってたのでしょうねか。。
何れにしても、私たちは受け入れるしかないわかなんですが。笑

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