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音楽で拡がる輪

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2016年3月 8日 (火)

Rhapsody / Nikolaj Hess

Rhapsody  〜 Impressions of Vilhelm Hammershøi

Rhapsody

新潟市内は昨夜から早朝にかけて霧が立ち込めました。
視界が遮られたモノトーンの風景はいつもと違う風景。
そんなフォーキーな音楽…

デンマークのベテランピアニスト、ニコラス・ヘイは美しいピアノタッチと叙情豊かな演奏が人気。このアルバムは彼の好きな母国の画家ヴィルヘルム・ハンマースホイの絵画の印象からインスパイアされて作った3曲を中心に全体に詩情豊かな感じにヴィルヘルム・ハンマースホイに捧げられている。
メンバーは、ベース大国デンマークでも多忙なベーシストのアンダース・クリステンセン、実弟のドラマーミケル・ヘスのトリオに、音の魔術師パーカッショニスト&ドラマーのマリリン・マズール。

思索的に始まるボブ・ディランの「Lay Lady Lay」。シンプルなピアノの音と音の間に静かな輝きを持つ音が散りばめられながら進む。演奏の向こうにディランの面影が静かによぎる。
様々な表情をみせながら高揚していくオリジナル「Orken」の熱情。
哀愁たっぷり、ベースの音に胸が締め付けられそうなスタンダード「I Hear A Rhapsody」のバラード演奏。エリントンの「African Flower」の内省的な中の優雅さ。

ここから3曲ヴィルヘルム・ハンマースホイにインスパイアされた書き下ろし曲が続きます。
1曲めはドラムの存在感の高い「Meadow(草地)』は、さわさわと揺れるような不思議なメロディ。続く「Marsh (湿地)」はそれぞれの楽器が追いかけっこやかくれんぼをしているよう…やがてエキサイティングな演奏に。穏やかで優しい響き、悠々と大空を流れていく「Clouds(雲)」はバラードで。
ご本人はもちろん、、有名なデンマークの画家ということで、メンバーもニコラス・ヘスとイメージを共有している感じ。

音の階段を登りながら一変するオリジナル「Griegs Birds」はミステリアスで抽象的。モーダルで力強い「Swing」もオリジナル。
どこかほのぼのとした感情の揺らぎを感じるビル・フリゼールの「Throughout」、ベースソロも素晴らしい。終演はチャップリンの「Smile」をロマンティシズム溢れるピアノソロで。その美しさ、優雅さに言葉を失いそう。。

時に熱く饒舌になっても常に叙情豊かで詩的なフレージング。
静寂の中に上品な煌めきを感じ、情熱に湧き上がる感情の熱さを見出すアルバムでした♪

ニコライ・ヘスのお好きなヴィルヘルム・ハンマースホイの「背を向けた若い女性のいる室内」が見開きにジャケットと同じ色調でコラージュされているのですが、内省的な中に言葉にならない言葉が隠されているような画風は彼にぴったりかもしれません。


1. Lay Lady Lay
2. Orken
3. I Hear A Rhapsody
4. African Flower
5. Meadow
6. Marsh
7. Clouds
8. Griegs Birds
9. Swing
10. Throughout
11. Smile

Nikolaj Hess (p)
Anders Christensen (b)
Mikkel Hess (ds)
Marilyn Mazur (per.,ds)

今日のおまけは「I Hear A Rhapsody」


新潟は、、夏のような陽気になったり、雪がちらついたり。。
雪国が春になるまでは長いなぁ。。
んじゃ、退散♪

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静謐の画家ヴィルヘルム・ハンマースホイをテーマに・・・・    <Jazz>   [続きを読む]

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