Pauper & The Magician / Ari Hoenig
アリ・ホーニグは1月に来日していて、コットンクラブで演奏を聴いてきました。
その時はこの新譜のツアーだったとおもうのですが、ギターのギラッド・へクセルマンとピアノのシャイ・マエストロが居ないというメンバーだったのですが、演奏が始まってしまえば会場をわかせ結局は新譜を購入してサインを頂いてきました。笑 今思えば、選曲もここからだったのですよね。
終演の「You Are My Sunshine」以外はアリ・ホーニグのオリジナル。
どうやら、昔話になっているようなのですが。。
オープニング「The Pauper and the Magician」はイスラエル情緒たっぷりの曲。
何処かに怪しさを漂わせながら、途中からスリリングで昂揚感ある演奏に。1曲めから飛ばします。「 I'll Think About It」複雑な曲構成の中を軽快に飛ばす各自。ギター、ピアノ、サックスの3人の進行を変幻自在なホーニグのドラムで埋め尽くす!
再びイスラエル調の曲で、シェイの美しいピアノ、へクセルマンの躍動感あるギター、情感あるサックスと次々と見せ場を作っていく「The Other」。一糸乱れぬ進行に耳を奪われる。
叙情豊かでメロディアスな「Lyric」。感性豊かな全員で築く世界は静かな世界でも丁々発止に。「Alana」ゆったりした曲調の中を全員が寄り添うように。時折エモーショナルにに盛り上がる時の密度の高さ。
終演は「You Are My Sunshine」。ホーニグのお得意のメロディ奏法が聴けます。
ティヴォン・ペニコットの暖かで明るい音が印象的。ホーニグのメロディ奏法はどんどん進化していて、メロディを奏でるにとどまらないのでした。
「Pauper & The Magician 」というお話仕立てになっていて、ストーリー性を感じる内容です。でも、そんなことを考えなくても、変幻自在で抜群のリズムコントロールでこのツワモノ達を束ね上げているホーニグの個性的なドラムが堪能できる今時コンテポラリージャズファン必聴の凄腕盤で〜す♪
1. The Pauper and the Magician
2. I'll Think About It
3. The Other
4. Lyric
5. Alana
6. You Are My Sunshine
Ari Hoenig (ds)
Tivon Pennicott (ts)
Gilad Hekselman (g)
Shai Maestro (p)
Orlando le Fleming (b)
今日のおまけはこのCDのトレーラー。
みんなで、、演技も頑張ってますです。。
んじゃ、退散♪
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