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音楽で拡がる輪

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2016年1月 6日 (水)

On a Sunny Day / Alessandro Galati Trio

On_a_sunny_day

アレッサンドラ・ガラティが新譜をだしました〜。
一昨年の夏に宇都宮の石の蔵で聴いたライブでは、彼の美学にノックアウト。
沢山のCDへのサインを気軽に応じてくれた優しい人でした。

メンバーは1年前のジャズ批評のジャズ・オーディオディスク大賞の金賞だった『SEALS』と同じメンバーです。
新しい年の初めに聴くのにぴったりな菜の花畑に燦々と陽がさすような黄色の明るいジャケットが印象的。ジョビンの「Insensatez」以外は彼の素敵なオリジナルです!

オープナーはゆったりした「Baloons」。ベースやドラムとの穏やかなやりとりに心が落ち着きます。大きな間に情感を凝縮させた「Insensatez」。
美しいけれども少しアブストラクトな「In Beijing」に漂う哀愁。
押し寄せる感情の波の中を泳ぐように「Crazy Winter in Town」。切なさ儚さを感じる「L'Incontro」。
タイトル曲「On A Sunny Day」の淡々とした美しさに含まれる感情の機微そして躍動感。
ロマンチックな「Drop Down Tango Shore」。
ドラムが活躍する「Hungaria」はミステリアスで異国情緒。ベースのソロから入る「MMMM」は凛とした美しさを持つ。柔らかく柔らかくしっとりと「Smell of The Air」。
終演は、トリオの阿吽で支えられる不思議な揺らぎを持ちながら、ジャズ度も高い「Yellow Brain」。

やっぱり、いい曲書くなぁ、って、素直に思います。
そして、彼らがやっている難解なことや複雑なことが表に現れない…常にゆったりとリラックスした時間です。
透明感あるピアノ響きは冷たさにならずに温もりがある。繊細なタッチ、微妙な音のコントロールの中に感情の機微が込められている。ベースもドラムも前回に続き素晴らしいサポートです。
非常に美しいのですが、美しいだけじゃないんだな。。

1.Baloons
2.Insensatez
3.In Beijing
4.Crazy Winter in Town
5.L'Incontro
6.On A Sunny Day
7.Drop Down Tango Shore
8.Hungaria
9.MMMM
10.Smell of The Air
11.Yellow Brain

Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)

今日のおまけはご本人のHPから「In Beijing」

お仕事初めになりましたよね。
いつもこんなゆったりした気分でお仕事できるといいですよねぇ。。

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Grazie Italia )」カテゴリの記事

コメント

 私もこのAlessandro Galati のアルハムが最も新年向きと取り上げました。
 前作と共に、このところ彼の原点回帰の発展型と思って聴いてます。いいアルバムです。
TBさせて頂きます。

風呂井戸さま、今年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m

『On a Sunny Da』は、期待通りのいいアルバムでしたね。
演奏ももちろんなのですが、毎回毎回曲の美しさにも感心してしまいます。
風景や情景を音楽にできるって羨ましいですよね。

こちらからもトラバさせていただきました!


Suzuckさんあけまして、アッ喪中でしたね。こんにちはmonakaです。
新春にとても素晴らしいアルバムですね。しばらくガラティにあっていないからぜひまた来てほしいです。

ブラザー最中さま、今年もよろしくお願いいたします。

ガラティさま、ソロでもリリシズム溢れる素晴らしい演奏でしたよね。
弾き始めると会場の空気が全く変わってしまうのです。
そして、すんごくフレンドリーで。。
このアルバムにサインいただきたいですね!

Suzuckさん,こんばんは。

今年はなんだかいいアルバムが多くて嬉しくなってしまいますが,これは皆さんが記事をアップされていて,Apple Musicで確認したら素晴らしく良い出来だったので,速攻注文したものでした。ですが,発注の組み合わせ悪く,デリバリーには随分時間が掛かってしまいましたが,それでもこれは待ってでも入手したいアルバムでした。

とにかく,この美学が素晴らしいです。しかし,美しいの一言だけでは済ませられない独自の取り組みもあると思います。まぁ,Liebmanとも共演しちゃう人ですから,懐は深いに決まっていますね。

ということでTBさせて頂きます。

閣下、ガラティのアルバムは演奏はもちろん、、曲も素晴らしいのですよね。
1聴に穏やかな雰囲気が持続する良いアルバムだったにでので、お正月用にとっておきました。笑
透明感があるけれども、温もりがあって親近感がわくのはお人柄のせいのような気がします。

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