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音楽で拡がる輪

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2016年1月26日 (火)

Oku / Joonas Haavisto Trio

Oku

新潟市内は久しぶりの大雪に見舞われ、ちょっとパニックになりました。
しんしん降る雪はあっという間に私の長靴を超えてしまった。
新潟市内に住んでいると、時々雪国なのを忘れてしまうのですが、、久しぶりに「雪国」の本気をみたきがします。
フィンランドは北欧の国、やっぱり寒いんだろうなぁ。私的にはムーミンの棲家、マリメッコ、、マリメッコの洋服に積もる雪って幸せだろうか?

Joonas Haavistoはフィンランドのピアニストです。私のイメージするフィンランドのジャズってお国の民謡なんかもはいった雑多感があるのですが、ヨーナス・ハーヴィスとは澄んだ世界と緊張感ある世界を操る純系のコンテポラリージャズピアニスト。
同じメンバーのJoonas Haavisto Trioで3作目のこのアルバムは『Oku』というタイトル。
どうも日本を蹴愛するヨーナス・ハーヴィストが「奥」の意味するものに日本文化の深さを観たようでそれをタイトルにしたようです。
「When I Fall In Love」以外はオリジナルで、日本版には「Fourth Dimension」が追加されています。

オープナーは母国の偉大な作曲家ジャン・シベリウスに捧げた「One For Jean」。ドラムとベースの織りなすコンテポラリーなサウンドから始まり知的なピアノと三者のイマジネーション溢れる世界。ベースソロから始まる「Winter Sleep」の暗さと緊張感は厳しい自国の冬描いたものとのこと。時を止めたようにゆっくりで音の数が少ないピアノで「 Frozen」。
三者で冒険を重ねる「Xibalba」。哲学的、理知的なピアノソロ「Singularity」。
ボウーナストラック「Fourth Dimension」の力強さ。新宿にインスパイアされた独創的な「Chilling At Shinjuku」。疾走感ある「Band Wagon」。
終演はスタンダードで「When I Fall In Love」。美しさ溢れる叙情的な演奏で余韻を残す。。

キース・ジャレットを敬愛するヨーナス・ハーヴィストの美しくも甘さを抑えたピアノ。
メンバー各自が素晴らしく対等な関係を持っており、その阿吽も素晴らしいトリオ。
澄んだ美しさと緊張感が冬の日本に似合いますね♪


1. One For Jean
2. Winter Sleep
3. Frozen
4. Xibalba
5. Singularity
6. Fourth Dimension(Bonus Track)
7. Chilling At Shinjuku
8. Band Wagon
9. When I Fall In Love

Joonas Haavisto (p)
Antti Lotjonen (b)
Joonas Riippa (ds)

今日のおまけは2曲め「Winter Sleep」。

んじゃ、退散♪

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