Moments In Time / Thierry Lang
新潟市内は今シーズンお初!で本格的に雪がふりました。
雪はやっかいものですが、雪景色はとても綺麗。
いつもの庭が高級リゾートホテルからの眺めのようになります。(かなり大げさ?。。)
そして、湿度ある冷たい空気はちょっと甘い匂いがします。
スイスのピアニスト、」ティエリー・ラングの新譜は、前作『Serenity』と同じメンバーです。このトリオの特徴はやっぱりパーカニッションAndi Pupatoの存在ですよね。もちろん、ちょう技巧派のベーシストやご本人の存在は大きいのですが、サウンドが繊細で色彩豊かなのはやっぱり音の魔術師が大きく貢献してると思います。
横浜なのエアジンで聴いたライブでも、その楽器の編成に目が奪われましたもの。
全曲オリジナルです。
アンディ・プパートが選び抜いた美しい音から始まる「Embrace」、静謐なシンプルな重なり。トリオで築き上げる美麗なサウンド。
シングルノートで踊る「Mosquito Dance 」の躍動感。和音が落ち着く「Traces」。
鯨の鳴き声が遠くに聞こえる「Moby Dick」、穏やかなメロディが大海原に繋がる。
たんたんとハイリ・ケンツィヒ が歌いあげる「Bass Song 」、ベースとピアノ絡みが自然で端正。
優しい優しい、、そしてエレガントな歌「Tender Waltz」。モダンな「Open Bonds」。
胸にジンと迫るタイトル曲「Moments In Time」。ベース、ピアノ、共にシンプルで選びぬた音。
終演はボーイングが語りかけから始まる「P.S. 」。最後の最後まで欧州ジャズど真ん中。
美メロ、哀愁、透明感。。流麗なフレージングの数々。。。
ピアノとベースがメローディをとり、そこに散りばめられる色とりどりの音。
サウンドが澄んで軽やか爽やか鮮やかな。
ティエリー・ラングの音楽を聴きながら眺める雪景色は最高です。
神さま、どうかまた来日してくださいますように!
1. Embrace
2. Mosquito Dance
3. Traces
4. Moby Dick
5. Bass Song
6. Tender Waltz
7. Open Bonds
8. Moments In Time
9. P.S.
Thierry Lang (p)
Heiri Kaenzig (b)
Andi Pupato (per)
今日のおまけはオープナーの「Embrace」
日曜日は新潟ジャズストリートでございます。
残念ながら1日は難しいのですが、ちょっとライブに参戦できそうです。
参戦の方々は、、お足元に気をつけてね
んじゃ、退散♪
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Suzuckさん,こんばんは。これ,Apple Musicで聞きましたが,いいですねぇ。タイトル・トラックなんて,まさにThierry Langらしいと言うかなんと言うか...。
現物買うかどうか思案中ですが,まだDUでしか売ってないんですかね。まぁ,聞ければいいという感じならストリーミングでもいいんですけどね。ゆっくり考えようっと。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年1月16日 (土) 17時32分
Suzuckさん、こんいちはmonakaです。
このアルバムタワーで探したけれどありませんでした。いつか会うでしょう。
まったく早い記事でおみそれしました。
代わりにタワーでダニロ・レアのビートルズとストーンズの曲集を仕入れました。
ネットではコモのアルバムがとどいたので、そちらを思うと、お互い頑張りましょうね。
投稿: monaka | 2016年1月16日 (土) 21時47分
閣下、私はウニオン通販でしいれちゃったので、逆にApple Musicでは検索かけてません。
先行販売とあったので、そのうち他の通販にもあがるのではないでしょうか?
ごゆっくりお考えください♪
投稿: Suzuck | 2016年1月18日 (月) 13時39分
ブラザー最中さま、、いつかきっと出逢うでしょう。。
レアさまのビートルズとストーンズの曲集も仕入れてます。
私は日曜日に地元でジャズをたくさんききました。
音楽で広がる輪っていうのは楽しいものですね。
投稿: Suzuck | 2016年1月20日 (水) 18時15分
suzuckさん、今晩わ。
遅まきながらThierry Lang の近作「Moments in time」を聴いてます。彼の作品も少々マンネリぎみかと、購入どうしようかと考えていましたが、都合良くと言うか都合悪くというか、販売がスムーズでなかったため・・・若干タイミングの遅い話ということになりました。
しかしsuzuckさんの「ジャズ批評」の記事も有り、それにより結局遅まきながらの購入決断でした。しかし結果はOKで、やっぱり聴いて良かったです。
実はスタート曲”Embrace”の始まりが、ちょっと異色のパーカッションで、今回は何か変化が・・・と、かなり期待しましたが、結局のところは今までのThierry Lang の美学でした。それでも最終的には満足でした。
TBもさせて頂きます。
投稿: 風呂井戸 | 2016年6月 1日 (水) 21時12分
風呂井戸さま、こんにちは。
Thierry LangやAlessadro Galati は、比較的多作だとおもうのですが、彼らの美学を押し通してますよね。そして、決して裏切らないって感じです。
AppleMusicにもあるらしいのですが、お金出しても家に揃えたい1枚です。
投稿: Suzuck | 2016年6月 3日 (金) 12時30分