クリスマスには『Stille lys(Quiet Light) / Jan Gunnar Hoff』はいかが?
Jan Gunnar Hoffは、ノルウェーのBodø 生まれだそうです。
ボードーって、昔ローフォーテン諸島に行ったとき寄ったことがあります。北の国ノルウェーでも北極圏にある北部の都市です。
以前に、私の好きなクリスマスアルバムでTore Johansenの『Man Woman and Child』で、ピアノを弾いていた人です。当時の印象も「実に繊細で、丁寧で綺麗!集中力を途切れさせることなく、最後まで素晴らしい演奏でした。透明感のある叙情的なピアノ…」と、思っていました。
でで、、なんと、彼は今年の来日のときに新潟のジャズフラッシュでソロピアノを演奏して行ったのです。残念ながら、、私は参加できなかったのですが、、私のクリスマスコレクションを知っているジャズフラッシュの女将(ママさん)からメールが来たのです。
「今日演奏しているヤン・グンナルホフさんが新譜のクリスマスのアルバムを持ってきてるよ!」って。。。。
早速検索したら、なんと去年このアルバムを出してるんじゃん!!仕方ないので、ツアーを主催していたReal & True - Office Ohsawaにメールしてこのアルバムを手に入れたのです。現在、配信やダウンロードで音源が手に入るようです。
賛美歌やキャロル、トラッドなど、ノルウェーの曲(特にボードーに所縁のある人が多い気がします)中心に、世界各国で聴き継がれているクリスマススタンダードを14曲と彼のオリジナル曲「The Elder」で全15曲。
オープナーの北欧を代表するノルウェーの伝統的なクリスマスソング「Mitt hjerte alltid vanker 」から始まります。
それは、間を十分に生かし、美しくピアノ鳴らすクラシカルで優しいピアノの演奏。ものすごく、柔らかで穏やかな光に溢れている静かな時間。もう、タイトルそのものの演奏が続きます。
伝統的な曲の中でも彼のオリジナル「The Elder」は違和感なく素朴なメロディで大地や自然に根付いた音風景。
全編、柔らかな時が過ぎ、終演も北欧のクリスマスアルバムによく入っている「Deilig er jorden」で静かに静かに柔らかな残響で幕を閉じます。
最初、アルバムを受け取った時、ジャケットのイメージからタイトルのStille lysはオーロラのことかな?って思ったのですが、何度も聴くうちに、、穏やかで慈愛溢れた光景ではないかな?っておもうようになりました。
即興的な要素は少ないので、いわゆるジャズピアノの演奏の雰囲気ではありませんが、美しいピアノの響きで穏やかで優しいクリスマスを過ごしたい方にはぴったりだとおもいます。
1.Mitt hjerte alltid vanker
2.Away in a Manger
3.Bånsull i advent
4.Hjem te jul
5.The Elder
6.Josefs julevise
7.Her kommer dine arme små
8.Et lys i mot mørketida
9.Nordnorsk julesalme
10.Å eg veit meg eit land
11.Det lyser i stille grender
12.Mitt land
13.De mørkeste dage
14.Home for Christmas
15.Deilig er jorden
Jan Gunnar Hoff (p)
クリスマスのアルバムで、北欧、ソロピアノといえば同じノルウェーの
『It's Snowing On My Piano / Bugge Wesseltoft』
を 思い出します。
ブッゲ・ヴェッセルトフの滲み出るような暗さがないので独りはもちろん、家族や友達がいる空間でも素敵だとおもいます。
新潟市のジャズフラッシュでは、このところノルウェーからのミュージシャンの演奏が増えてます。フラッシュは地方の小さな箱ですが、演奏するミュージシャンの方々はその響きの良さを体感できる場所だとおもいます。
もちろん、オーディエンスもね。
12月7日には、私的に今年最後のハイライトとなりそうなライブが二本立て!
★Mats Eilertsen's SkyDive Trio★
★Helge Lien Trio ★
楽しみすぎる。。
んじゃ、退散♪
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