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音楽で拡がる輪

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2015年8月21日 (金)

The Melody / Kenny Werner

The_melody

妙に涼しくて、、、いや、、寒いくらいの新潟です。
晴れても空気が冷たかったりします。
雨が降ると、しとしとという感じ。。夏は終わったのかしら?
確実に秋の気配が近ずいているのはわかりますね。

美しさに変態を兼ね備えたケニーワナー。クリポタさまの師匠でもありました。
一筋縄ではいかない演奏の流れもいいのだけど、やっぱり、涙がでそうなほど美メロをこの世のものと思えない美しいピアノで聴かせてくれる天使の顔が好き。
同じメンバーで初めて聴いた『Form and Fantasy』にはクラプトンの名曲「Tears In Heaven」が入っていて その情感のこもった演奏が好きでした。
気品と知性をもったピアニストだとおもうのですが、あんまり人気なくてちょっと寂しい。
でも、コンスタントにアルバムをいろいろな形で出していて、結構な確率でポチってます。

オープナーは、トム・ジョーンズが詩をかいた「Try to Remember」。
澄んだリリカルなピアノソロから始まって、リズム隊が入るとどんどんテンポや雰囲気を変えながら最後は「セントトーマス」のテーマで終わるという捩れもの。ドラムマスターホーニングが冴えてます。
彼のオリジナル「Who?」、ホーニングのドラム快調!トリオの掛け合いもかっこいい。ベースの音が引っ込んできこえるのがとっても惜しい。
再演のオリジナルの「Balloons」は美しさ、儚さを感じる。ベースソロだと比較的きちんと聴こえる。シャープな感じの前後のピアノにあっている。ヒートアップもして感情が盛り上がるんだけど、すごく知的な感じ。
コルトレーンの「26-2」。あの親しみやすいテーマをワーナー風に組み替えて冒頭から遊び心満点。そして、後半のホーニングのドラムソロは迫力満点!
オリジナルで「Voncify the Emulyans」、ダークな曲調、ワーナーのカオスな感じの頭の中が透けて見えるような息のあった演奏。
ブルーベックの「In Your Own Sweet Way」。かわいいテーマが時々くっきりはっきり現れる冒険的な演奏。インタープレイもたくさん楽しめる。
終演は心の中に沈み込むような妖しい美しさをもったオリジナル「Beauty Secrets」。
静謐な雰囲気を保ちつつ躍動感もある演奏。

夏の終わり、少し冷たい空気と洗練された都会の空間が似合う音楽たち。
やっぱり、とても綺麗なピアノで、しかも一寸先が見えない展開が面白いです♪

1. Try to Remember
2. Who?
3. Balloons
4. 26-2
5. Voncify the Emulyans
6. In Your Own Sweet Way
7. Beauty Secrets


Kenny Werner (p)
Johannes Weidenmüller (b)
Ari Hoenig (ds)

このトリオでの「 In Your Own Sweet Way」。
このアルバムの演奏ではないのですが、雰囲気は十分わかるとおもいますです。

しかし、この秋はすっごい来日ラッシュですね。
誰が来るのか覚えきりません。。
楽しい思い出が一つでもふえますように。。

んじゃ、退散♪

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コメント

こんばんわ。
今回紹介のケニー・ワーナーとは関係ありませんが、
先日、ジェジー・ヴァン・ルーラートリオを名古屋で見てきました。真面目を絵に描いたような、MC、演奏で、
ジョー・ヘンの曲を中心に、職人技で聴かせてくれました。
客席も超満員で、ギタリストを目指しているような
若い子が一杯きてました。
演奏を聴いて、この人は上手すぎるので、
正統派・主流派としての演奏は文句のつけようがないのですが
僕としては、むしろ16ビートでの
よりエレクトリックな路線の方が、彼の魅力が生きるのでは
ないかという気もしました。先ずは感想まで。

bleyasaさま、名古屋で聴かれたのですね!
きっと、私のお友だちも行っていたとおもいます。

仰せのとおり、ジャズギターの王道をいく 渋さと華やかさを兼ね備えた演奏でした。
一見オーソドックスなんだけど、一旦スイッチがはいると 凄い疾走感で燃えた〜〜。真面目な雰囲気バリバリの良いトリオでしたねぇ。

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