Squaring the Circle / Claudio Filippini Trio
『Toishinori Kondo plays Standards』もちょっと変わったスタンダード集でしたね。
イタリアのピアニストClaudio Filippini、今回は『Facing North』、『Breathing In Unison』と、続いていたメンバーではなくて、『The Enchanted Garden』のデビュー時からのメンバーでの録音です。そしてこれもスタンダード集。
オープニングはクールに洗練されて変貌を遂げた『Impressions』。終盤にはマイフェヴァのメロディが転調で繰り返され、オープニングから一捻りも二捻りもあって彼らの気概が見える。ミステリアスな冒頭からウォーキングベースの勢いにのりピアノが疾走し、最後の最後に瞬間!となる「Autumn Leaves」。
エレクトロニクス全開で走りはじめる「‘Round Midnight 」ピアノトリオの演奏と演奏の間や演奏中にかぶさるサンプリング音?などかなりミスマッチで斬新な雰囲気。
「I Didn’t Know What Time It Was」はストレートにスイングして楽しい。ゆったり甘く切なく「Moon River 」。
サイケデリックでイカした「Stolen Moments」。古き良き時代に帰ったような「Jitterbug Waltz 」。ノリノリの「A Night In Tunisia 」は転調で不思議な世界に。3人で息のあった熱い演奏。
終演はベースがテーマを弾くおおらかな「What A Wonderful World 」。ピアノがメロディをとってからもゆっくり一歩一歩を確認する雰囲気の演奏が好印象。
スタンダードに捻りをだいぶいれて、どこかで観たことあるような無いような不思議な風景に。
ここまでしなくても?って感じの曲もあるけど、それも含めて面白い。
1. Impressions
2. Autumn Leaves
3. ‘Round Midnight
4. I Didn’t Know What Time It Was
5. Moon River
6. Stolen Moments
7. Jitterbug Waltz
8. A Night In Tunisia
9. What A Wonderful World
Claudio Filippini (p, key)
Luca Bulgarelli (b)
Marcello Di Leonardo (ds)
んじゃ、退散♪
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