Just You, Just Me / Giuseppe Bassi, Domenico Sanna
良い季節なのでデュオが続きます♪笑
今日は、ピアノとベースというこれまた大好きな編成のデュオ。
最近のものをちょっと考えただけでも『Last Dance / Keith Jarrett Charlie Haden』、『Duende / Avishai Cohen with Nitai Hershk』 、と浮かびお気に入り盤が絶えません。
今回は、イタリアのバーリ出身Giuseppe Bassi (b)と同じくイタリアはガエータ出身Domenico Sanna (p)の出身とというイタリアン同士のデュオ。
琴線に触れる哀愁ある演奏の予感がバッチリあったた穏やかで親しみやすく叙情豊かなデュオ。ピアノのサンナが2曲、ベースのバッシが3曲とエリントン曲など6曲。
オープナーは、サンナの「Humboldt Street #63」から。やわらかで優しいピアノにバッシのベースソロが凛々しい。寛ぎ感満載の始まりです。同じくサンナの「Ciro Chi? 」、快活なウォーキングベースにのってスィンギーな演奏。
リリカルで空間をいかしたストレイホーンの「 Lush Life」。2人の優しい気持ちがビッシビシ伝わってきます。一転、男気たっぷりの粋で硬派なバッシの「Zhong Kui Blues」。
エリントンの「Isfahan」では、2人の歌心あるやりとりがたっぷり楽しめます。バッシのラブソング「NYC Subway Love Song」はリリカルで硬質なピアノと安定感あるベースの詩情豊かな音風景の1曲。思わず体が動くエリントン&ストレイホーンの「Too Close For Comfort 」。
そして、ナポレターナ「Reginella 」の哀愁と芳醇な香り。ナッキンコールで有名なタイトル「Just You, Just Me」の爽やかさ、軽やかさ♪
ナチュラルなベース音で奏でるベースソロが心にしみるバッシの「Cattiva's Lullaby」。穏やかな空気が流れるこのアルバムでも一番穏やかな時の流れを感じます。優しいピアノの調べ。。私の1日は良い日だったなあ。。って、思えてくるから不思議ね。
終演はエレガントが信条なエリントン&ストレイホーンの「Day Dream」、最後まで息のあった会話が続きます!
大らかな雰囲気の中、安定感があり歌心あるソロが続くバッシのベースと歯切れのよく仄かにロマンティックなサンナのピアノの織りなすスインギーでぬくもりある世界。男同士のインティメイトな会話はハートフル〜。
週末に向かってお疲れのあなたの心を穏やかな気持ちにさせてくれること請け合いです♪
1. Humboldt Street #63 (Domenico Sanna)
2. Ciro Chi? (Domenico Sanna)
3. Lush Life (Billy Strayhorn)
4. Zhong Kui Blues (Giuseppe Bassi)
5. Isfahan (Duke Ellington / Billy Strayhorn)
6. NYC Subway Love Song (Giuseppe Bassi)
7. Too Close For Comfort (J. Bock / G. D. Weiss / L. Holofcener)
8. Reginella (Libero Bovio)
9. Just You, Just Me (Jesse Greer)
10. Cattiva's Lullaby (Giuseppe Bassi)
11. Day Dream (Duke Ellington / Billy Strayhorn)
Giuseppe Bassi (b)
Domenico Sanna (p)
Albore Jazzで試聴できます!
んじゃ、退散♪
« Double Circle / Enrico Pieranunzi - Federico Casagrande | トップページ | 休日かふぇは『散りゆく花 / 中島ノブユキ』で決まり♪ »
「JAZZ(Grazie Italia )」カテゴリの記事
- 円熟した演奏とビッグ・バンドの高揚感 『Chet Remembered / Enrico Pieranunzi Bert Joris Frankfurt Radio Big Band』(2023.07.05)
- エンリコ・ピエラヌンツィが、チェット・ベイカーのトリュビュート作をリリース♪(2023.05.31)
- マラネッロ市と坂祝町の友好10周年ライブが素晴らしい! 「Paolo Fresu & Flavio Manzoni Live」(2023.01.18)
- ロマンチシズムと哀愁が溢れたビター・スィートな一枚 『European Walkabout / Alessandro Galati Trio』(2022.03.26)
- ファブリッツィオ・ボッソとハヴィエル・ジロットが参加 『Blu / Igor Caiazza』(2022.03.06)
« Double Circle / Enrico Pieranunzi - Federico Casagrande | トップページ | 休日かふぇは『散りゆく花 / 中島ノブユキ』で決まり♪ »
コメント