Avishai Cohen Trio @ 丸の内コットンクラブ(5/12 1st)
Avishai Cohen Trio @ 丸の内コットンクラブ(5/12 1st)
Avishai Cohen (b,vo), Nitai Hershkovits (p), Daniel Dor (ds)
一週間近くたってしまいましたが、ブログは自分の記録帳でもあるので書いてしまいます。
以前から行きたかったイスラエルのベーシスト、アヴィシャイ・コーエントリオのライブにいってきました。彼のこと大好きなのですが、今回が初参戦の印象だけでも。。。
好評の『From Darkness」のトリオで来日とのことでワクワク。ベース正面のピアノよりでアヴィシャイさまはもちろん3人全体がよくみえました。
穏やかで優しい曲からはじまったライブは簡単なMCを2、3回挟んでノンストップな感じでアンコール含めて1時間くらい?時間は短いけどものすごく濃密で満足度の高さにびっくり。
太く躍動感あるベース中心に超ハイレベルな応酬、複雑な変拍子の嵐なのにそれらを難解に感じさせない歌心。アヴィシャイのソロを観ていると指が30本くらいあるようで、観たことないようなフォームからバンバンと粒のそろった音がくりだされます。指が複雑骨折しないか、心配だったわ♪ そして時折効果的に使われるボーイングやボディパーカッションもみのがせません。
身体からリズムが弾け飛んでる感じ。頭でなく身体から繰り出される感じで高揚してくると3人で踊りを踊ってるみたいです。超絶技巧で半端ない一体感!!
民族的な遺伝子や歌心で計算されたアンサンブルやハイレベルな応酬を難解なものに感じさせない。ついつい最高峰のベーシストに釘付けになるのですが、ピアノのニタイの演奏の素晴らしさ。超高速のフレージングでも音の一つ一つがとても綺麗!アヴィシャイの絶大な信頼がよくわかりました。また、ドラムのダニエルは状況によってブラシやスティックを使い分けるのはもちろん、手でパーカッション的に音をだしたり、自分の太ももを叩いてトリオを鼓舞してました。すげー、って感じ。
『From Darkness』にあったオリジナルはほとんど演奏されたとおもいます。
とにかく、私の好きな曲が演奏されたので幸せです。笑
彼らは彼らの故郷にある大切なものを胸に国境を越えた壮大な音風景を観せてくれました。その情熱的な演奏に会場のみんなが自らの興奮を隠しきれなかった。。
アンコールはオリジナルではなくて、
「Nature Boy」と「All The Things You Are」
特に、「Nature Boy」ではアヴィシャイはその美声を披露。ストレートに歌い上げて会場の女性の心を奪ってしまったのでした。もう、私は目が❤️です。はい。
終演後はサインをいただいて三段跳びの勢いで新幹線にのりました!
んじゃ、退散♪
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コメント
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わざわざ新幹線で、ライブに参戦されたんですね。さすが・・・です(笑)。
私もAvishai Cohenは気になっていたんですが・・・、なかなかもう一つの用事と2つの目的・・と言うことですと飛びつくのですが、今回は他のご用がなかったため自重しています。(それでもアンナ・マリヤ・ヨペクとかメロディー・ガルドーとなると飛んで言ってしまいますが(笑))
手にとって見えるようなレポート興味深く拝見しました。どうも・・・・です。
今回はアルバムで我慢している哀しき私でした。
投稿: 風呂井戸 | 2015年5月16日 (土) 13時59分
風呂井戸 さま、、
基本的に日帰りなんで、高速バスは辛いです。。
あと、車の運転はしませんし。。
この日は、昼のピットインで「PING」って素晴らしいバンドの演奏も聴きました。
>メロディー・ガルドー
「Vinicius canta Antonio Carlos Jobim / Vinicius Cantuária」
ここに1曲ですが、ゲストで参加してましたよ♪
コメントありがとうございました。m(_ _)m
投稿: Suzuck | 2015年5月18日 (月) 08時19分