『The half-finished heaven』ツアー@ 柏 Nardis(4月11日)
『The half-finished heaven』ツアー@ 柏 Nardis(4月11日)
Sinikka Langeland (kanlete,vo)
Nora Taksdal (viola) Trygve Seim (ts,ss) Markku Ounaskari (perc)
すっかりはまってしまったカンテレ奏者Sinikka Langelandのライブがほぼこのメンバーであるということで、柏の昼公演に。
ジャズ仲間のネコさまに道順を教えてもらったので、迷わず会場前に到着。
お腹がすいてたんだけど、とりあえず、、並ぶ。
ゆったりしたロングドレスで自然体のSinikka Langelandをはじめ悠々とした感じの皆さん。ノルウェーに二度行ったことがある私としては何となくその悠々さかげんが懐かしい。こう言うときに語学力のなさに嘆くんですよねぇ。
予約客全員の到着を待ってほぼ定刻に開始。
1曲目はアルバムのオープナー曲「Hare Rune」、あの独特の郷愁をさそうメロディで始まりました。印象はCDで聴くよりもう少し暖かみのある感じ。親しみやすいというのか、、。
これは、小さな抱えて演奏する方のカンテレで演奏してた。
つづく2曲目は、やはりCDの曲順で歌の入った「The Light Streams In」。やっぱり歌が心地よい。そして、メンバーの楽器のコントロールの巧さに舌を巻く。彼ら1人1人が本当に小さな音を出すのだけど、それはゼロレベルになる寸前のような微かな音を操ることが可能。
ビオラのスムースで情感豊かな音色、サックスもテナーもソプラノも彼自身の息づかいのように吐息から説得力ある圧力ある音まで素晴らしい、そして、ドラムセットでパーカッションのように様々な音を使い分けるドラマー、その拘りの音への執念もすごかった。
演奏は、ほぼCDのように進んだとおもいます。大きなカンテレは目の前で観ていてもその構造や演奏方法は理解できませんでした。笑
沢山の弦を指で弦をかき鳴らす、はじく、、そういう行為の他に音を制御することも同時にしております。。弓引きの演奏方法もあってかなり複雑。その複雑の行為の向こうにあんな優しい音がでるなんて不思議すぎる。小さなカンテレも弓で弾いていたけど、その弓にはしゃんしゃん鈴がついてたり、、やっぱり、どこかのどか。
演奏内容は、静寂な場面からノイジーに心をかき乱すものまであって、単に静かな音風景ではない。どの曲も彼らと自然との深い繋がりを教えてくれる曲ばかりでした。ムースの鳴き声なんかもあったりね。ノルウェーの自然はとても素晴らしいのですが、時に脅威となって人に襲いかかることもあるので人々はより自然に耳をすましていきているのではないでしょうか。
決して、耳障りの良い音楽ばかりではなく、即興的な要素がたっぷりな音から自然風景が浮かぶ独特の世界でした。時間はあっというまに過ぎた。
最後は、日本の春の印象?を語ってくれて美しいアンコールを演奏してくれました。
どうも、ありがとうございました。
サインをいただいて、柏 Nardisを後にしました。
あぁ、お腹すいたぁ。。
腹ごしらえをして、谷中にむかいます!
んじゃ、退散♪
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コメント
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あれー、柏Nardis行ったんですな。
もう20年位前になるが、当時柏に住んでいて、今とは別の場所に開店したNardisに入り浸って酔っ払ってました。セッションもよく行ったし、何回かバンドもやらせてもらったなあ。TV Jazzの頃ですね。マスターもお元気で、ますます過激なようでなによりです。
せっかく柏行ったので、ボンベイのカレーは食べて欲しかったなあ。次回は是非w
投稿: こやぎ@マレーシア | 2015年4月16日 (木) 00時36分
でかいこやぎさま、いろいろとお疲れ様です。
いったよぉ。
前もって、すっごく丁寧に道順おしえてもらったんで、、迷子にならなかった!
でかいこやぎさまは、柏にもすんでいたのですね。
とてもクールな感じのダンディなマスターでした。
あちらのこんてぽらりーなジャズがお好きのようですね。
昼ジャズならば ここまでこれます。上野から良い感じに繋がりました。
そういえば、、柏ボンベイのカレーって、前にも騒いでたよね。
次回があったら挑戦してみます!
投稿: Suzuck | 2015年4月16日 (木) 16時09分