藤井政美 Tie-s Duo & Trio @ 新発田ジャズ喫茶バード(4/28)
藤井政美 Tie-s Duo & Trio @ 新発田ジャズ喫茶バード(4/28)
藤井政美 (bs) 鳥岡香里 (p) 因幡由紀 (vo)
「In a Mellow Tone」で始まったライブ。
「Sophisticated Lady」も美しく、間に入るバリサクソロの説得力、ピアノのエレガントさ、そして しっとり伸びやかに歌い上げるヴォーカル。普段はまったく色気のいの字も感じない人なのにこの艶っぽさ!そして、スキャットでしかける「It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)」。スリリングに進んでいきます。バリサクの迫力、ピアノの流麗さに負けない自信に満ちたパフォーマンス。
クラシカルな雰囲気から一転スイングする「Tea for Two」。高速でテクニカルフレーズと歌心を交えながら進むサックス、はじけるようにかわいいピアノ♪
と、MC後はバリサク&ピアノのデュオです。
まずは、Junior Manceの「Jubilation」。めっちゃ、ダンディでウィットに富んだ曲想。互いのソロは勿論、丁々発止のやり取りでわかせます。
Ennio Morricone?の「The Mission」。美メロで哀愁あるメロウサウンド。2人向かい合ってしっかり進んで行く感じ。次から次へとあふれでる長尺なフレーズ。心を前向きに後押しされる感じだな。
因幡さまがもどって3人体制。ほんわかでも大人のムードで1曲(ちょっと、曖昧。。。m(_ _)m)
そして、バードに入ったときにHelen Merrillが唄っていたからって選曲の「Bye Bye Blackbird」。スキャットを交えてスマートに、そして、気合いの入ったバリサクソロも決まって、いぇーい♪ 因幡さまがCDで気に入って採譜したという可愛いポップな曲。歌詞をわすれたらしいけど、そういう間違いもジャズになっちゃう素晴らしいっ。笑
そして、トリオでの最後の曲はGeorge Gershwinの「Soon」。軽快に幸せ気分満載で。やんやの拍手。
そして、デュオの最終曲はバードの由香さまからのリクエストで「My one and only love」。デュオでしっとりと絡みながら感情表現をしていく2人。次第に高揚した今の気分を奔放に表現…最後の最後に藤井流の抑えきれない感情をストレートに表現して終了。再び、やんやの拍手。
で、休憩で地元の方々とのセッションにはいったのですが、、
これが、侮れないほど楽しく素晴らしかったのです。
新潟のジャズ界のオアシスバードでまたまた忘れられない夜が増えました♪
ええとね、バリサクはお腹を突き上げるような迫力ある音が魅力だけど、動きが鈍い感じになるのが玉に傷。。だけど、政美さまのバリサクはアグレッシブ!!もう、ぶっ飛ぶくらいかっこいいです。スピード感も満点でアカペラで演奏しても まったくぶれない ふてぶてしさ!
メンバーの少なさを色彩色ゆたかな鳥岡さまのピアノが減り張り、彩りを添えます。自由人2人のサポートをばっちり!そして、流麗なソロ展開。
で、やっぱり、主役の由紀さま。私は彼女を「人形遣い」のようだと思ってます。楽器と掛け合うとかいうのとちょっと違って 自分の思いのままに共演者をあやつっていく感じ。知らぬ間に、彼女の音風景に巻き込まれていく感じ。力は入っていないけど強力な存在感。。
伸びやかな声と正確なピッチと天真爛漫な世界。歌い始めるとまるでミュージカルの世界がそこに拡がるよう。すっごく、うまい。英語の発音も綺麗で誰もが歌った瞬間に「いいねぇ〜」って呟くんだな。
今日も 歌っていないときの天然さ素朴さが、歌うことでスイッチはいったとたん多彩な音風景を創り出す、ミラクルワールドでした。笑
でで、、このツアーは新譜のリリースツアーだったのです。
So near and yet so far
藤井政美 (bs) 鳥岡香里 (p)
You can hear a lark somewhere ....
藤井政美 (bs) 鳥岡香里 (p) 因幡由紀 (vo)
それぞれが、新譜にある1曲なのですが、これはあくまで一端ですね。マジっす。笑
詳しくは藤井政美さまのHPで
んじゃ、退散♪
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