Giu' La Testa / Sylvain Luc Stefano di Battista
春と思えば、雪がちらつき大寒波とか。。
すでに心は春待ち状態なので 寒さが身にしみます。。
そんなわけで、ぷちイタリアブームが続きます。
イタリア生まれのバティスタとフランス生まれのリュック。
2人とも、ブログ開設当時からのファンでございます。はい。
土壌は違うと言え、双方とも哀愁の旋律満載の風土を持つ哀愁請負人。
仲良く、それぞれのお国の巨匠ルグランとモリコーネの曲を2曲づつ入れた仏伊合作品。
オープナーはレイチャールズの「I got a Woman」をファンキーにイケイケで!
これはちょっとびっくり。この2人の組み合わせなのでもっと端正な響きかと勝手に思ってました。最初から、やりますねっ!「 Touch her soft lips & Part」はアコギとソプラノで美旋律を聴かせます。哀愁のこもったゆったりと丁寧な演奏。。この感じをイメージしてたと白状しましょう。。と、「Django Rock」もファンキーにアルトをならします。
「Love Thema for Nata」の哀愁、ソプラノとアコギの響きにうっとり。。これよこれ♪
バティスタ曲「Arrivederci」はどことなく艶っぽさを感じる。アルトの響きにも。ソプラノで伸びやかに「Giu’ la Testa」、リュックのギターの響きの美しいこと。ファンキーにちょっとノイジーに「Sauvage」はリュックの曲。2人の息がぴったり合った「 La chanson des Jumelles」。ニーノ・ロータの「8 1/2」のテーマは互いの反応をたのしむように快楽的に。
終演はリュックの「Fresh」。互いの演奏をたのしむように絡み合います。
柔軟交互にというか、最初に思っていた哀愁満載路線とは少しちがうのですが、
アコースティックな透明感と情感をたのしむ演奏と、丁々発止でアイデア満載のハードボイルドの演奏と二度美味しい感じです。
うむ。。
1. I got a Woman(Ray Charles / Ronald Richard J.)
2. Touch her soft lips & Part(William Walton)
3. Django Rock(Michel Legrand)
4. Love Thema for Nata(Ennio Morricone – Andrea Morricone)
5. Arrivederci(Stefano di Battista)
6. Giu’ la Testa(Ennio Motticone)
7. Sauvage(Sylvain Luc)
8. La chanson des Jumelles(Michel Legrand)
9. Otto e Mezzo(Nino Rota)
10. Fresh(Sylvain Luc)
Sylvain Luc (g)
Stefano di Battista (as#1,3,5,7,8,9 ss#2,4,6,10)
Daniele Sorrentino (el-b,b)
Pierre-Francois Dufour (ds)
と、この双頭のアルバムの2人の主役。
リュックもなんですが、バティスタを目の前で聴いてみたいと長年思ってます。
今年の前半は どうも来日はなさそうなんだけど。。
どうかな。。後半。ふらりと来日しないかな。
んじゃ、退散♪
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