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音楽で拡がる輪

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2014年12月

2014年12月29日 (月)

★ すずっく2014 ★

2004年の12月8日にイタリアンハードバップ!で始まった秘密のお部屋は、めでたく?丸10年を超えました。何度も挫折しそうになりながらも こうやって続けてこられたのは リンクしてるブロガーのお方や、遊びにきてくれる皆さまのおかげです。m(_ _)m

CDも沢山聴きましたが、ライブにも沢山いけました。
地方に住んでいることを考えると、結構がんばったほうだととおもいます。
があ。。本人は行きたいライブの半分も行けなくて日々悔しいおもいもしております。笑
全て憧れのご贔屓の演奏家のライブなので甲乙つけがたいのですが。。
完全無敵型のWayne Shorter Quartetは、最前列で聴いたのに何がなんだかわかんないという印象がちょう印象的でした。
あとQuique Sinesi & Hikaru Iwakawaのデュオの幸福感も忘れられません。
娘と一緒なのがより相乗効果をたかめてくれたかな。

前置きがながくなりましたが、恒例の年間ベストです。青のタイトルのアルバムはクリックすると以前の記事にとびます。


★インスト ベスト10★

1.Kin / Pat Metheny Unity Grooup

Kin

パットメセニーの凄さは、常に進化していることだとおもいます。
彼自身も、バンドサウンドも そして あのオーケストリオンも。
クリポタさまも参加してるしね。久しぶりに聴いたけど、壮大な音風景です!

2.Spark of Life / Marcin Wasilewski Trio w/ Joakim Milder

Spark_of_life

マルチン・ボシレフスキは既に世界の至宝です。
Jacob Youngとのアルバムでも 美しいピアノを披露してましたが、
ご本人名義を楽しみにしておりました。そして、予想を裏切らない静寂で深い世界。


3.national anthem of unknown country / rabbitoo

Rabbitoo_1st

市野元彦氏の率いるrabbitoo。1聴で知らない世界に引き込まれた感じでわたしの心を虜にしました。
しばらく、寝ても覚めてもオープナーの『猿の正夢 』が頭の中で鳴ってましたよ。生を体験したいっ!


4.Play Blue, Oslo Concert / Paul Bley

Paul_bley

今年は後半になってHamburg '72という反則的アルバムがリリースされました。
これも、五年前以上の録音ではありますが、高齢なことを考えると この録音は「現在」と言ってもいいとおもうのですよ。60分の鬼気迫る演奏。何度聴いてもすごい!としか言いようがない。

5.INSPIRATION LIVE / Max Ionata Quartet

Inspiration_live

今年はめでたくイタリア会館で生Max Ionataを聴くことができました。
ここでもそうなのですが、その「美声」とストレートな感情表現と生まれ持った哀愁のフレーズに悶絶いたしました!


6.Badgers & Other Beings Import / Helge Lien Trio

7.Dark Nights / Avishai Cohen's Triveni

8.Mehliana: Taming the Dragon / Brad Mehldau & Mark Guiliana

9.The Art of Conversation / Kenny Barron - Dave Holland

10.Everything I Love / Lars Jansson Trio . Ove Ingemarsson



★ボーカル ベスト10★

1.Dance Without Answer / Norma Winstone

Dance_without_answer

なんと、今年ノーマさまは来日して一大旋風を巻き起こしました。
高齢となった今も、声の美しさと正確なヴォイスコントロールにには脱帽。拍手!

2.Katrine / Katrine Madsen

Katrine

ピアノとベースとカトリーヌさま。ベースは生ベースを聴くことができたヤーミン!
ゆったりした曲が中心で言葉を大切に、ベースとピアノとの一体感も大切に凛とした清涼感も好感度大!

3.Face The Music / Sinne Eeg

Face_the_music

女性ジャズヴォーカルの王道ど真ん中を登り続けるシーネさま。
歌のうまさもちろん、媚びない色香がただよい 男女ともに人気です♪

4.Home For Christmas / Lisa Wahlandt

Lisa_wahlandt_christmas

毎年女性ボーカルのクリスマスアルバムは沢山でますが、今年はこれで決りでしょう。
ゆったりとした空間をあたたかな音(気持ち)で埋めていくシーズン以外にもオッケーなアルバムです。


5.Travels / 西山瞳 東かおる

Travels

器楽的なポジションで、しかも羽根のような軽やかさをもって演奏に参加する東かおるさま。
メンバーもわたし的豪華で「西山 瞳 (p)市野 元彦 (g) 橋爪 亮督 (ts,ss) 西嶋 徹 (b)」曲もとても素敵!

6.My Place / Monika Borzym

7.Paris Sessions / Tierey Sutton

8.MY ROOM side1 / Hiroko Williams Takayoshi Baba

9.Songs in My Heart / Antonella Vitale

10.When Fiction Comes to Life / Briana Cowlishaw

今年は、真夏の真夜中に救急車で大学病院にお世話になる事態がございましたが、ほとんど後遺症もなく、同じような生活をすごせております。
車の運転をしなくなったことは不便は不便なのですが、、おかげで逆に活動的になったかもしれません。笑

聴いて気に入った音楽はここに残せるようにしたいのだけど。。
おいつきません。それって、いいのだろうか?
でも、現実の普通の生活が1番大事なので、今のところこんな感じが限界。
FacebookとTwitterをやめれば良いという気持ちはあるのです。
読んだ本のことも 観た映画のことも ほとんど残せてないですしねえ。。

今年もご愛顧ありがとうございました。

来年も、よろしくおねがいいたします!

んじゃ、退散♪

2014年12月27日 (土)

NIGTFALL / TRISPACE

Nigtfall

今年最後のCD紹介は名古屋を中心に活動しているTRISPACEの新譜です!
今年の春にスウェーデンのイエテボリに渡りニレントスタジオにてレコーディングする様子はタイムリーにSNSで観ており美しいジャケットともに完成!

オープナーのタイトル曲Nightfall。ゆれる気持ちのように美しいピアノ、後半のドラムの盛り上がりで気分を高揚。穏やかな陽の光を感じるMorning Glow。動きのおもしろいSee The Light。一緒に微笑みたくなるWith A Smile。
三人の個性を垣間みれるFree Improvisation。唯一の4ビートFirst Orbitの疾走感が心地よい。瑞々しいピアノと優しさに聴き惚れるTender Eyes。印象的なリフと三人の一体感が素晴らしいReaching The Sky。終演は語りかけるような優しいを秘めたLetterのピアノソロ。。

洗練されていて今のジャズフィーリングがぎっしりつまった詩情あふれるアルバムです♪透明感がありロマンティクな北欧テイストの中にそれぞれ表情の違う曲が並びます。美旋律を聴きながら思わず1年を振り返ってしまうのですが。。
あっというまにラストのソロピアノになってしまいリピート必至!

1. Nightfall
2. Morning Glow
3. See The Light
4. With A Smile
5. Free Improvisation
6. First Orbit
7. Tender Eyes
8. Reaching The Sky
9. Letter

Yuichi Hayashi (p)
Morihiro Omura (b)
Yoshitaka Yamashita (ds)

おまけ〜♪

来年もこんな潤いある豊かな1年になるといいな。。
欧州でも注目されてるとか。でも、その前に新潟にも来てくださいね。笑
前回、新潟にいらしてくださったときには諸事情でお伺いできなかったので、次回がんばりま〜す。

んじゃ、退散♪

2014年12月25日 (木)

In My Solitude: Live At Grace Cathedral / Branford Marsalis

In_my_solitude

今日はクリスマスです。
沢山すぎるほどクリスマスアルバムを持っているわたしですが、今日はブランフォード・マルサリスがグレース大聖堂で行ったサックスのソロライブのアルバムです。アルバムの収録時間は約65分。全編独りでのライブ。選曲にクリスマスソングはありません。(念のため)
ジャズというか、クラシックというか、、その辺の定義はあまり関係ないきがしますが、わたし的には 彼の心意気がジャズそのものだという感じ。笑
仲間が居れば、相手からもらうインスピレーションなどもあるのだとおもいますが、ここでは最後まで彼が独りでがんばります。
サックスの音が高い天井に響き、緊張感のある心地よい空間となりました。

6曲のインプロヴィせーションを主体としたブランフォード名義の曲とスタンダード等5曲。

オープナーはソプラノサックスでSteve Lacyの「Who Needs It 」。天高く響くサックスの音色は特別な雰囲気。
アルトも柔らかくまろやかに響き「Stardust」の持つメロディの美しさが際立ちます。メロディとインプロヴィせーションが特別な響きでより効果的に相乗作用を持って かなりじ〜〜んとする。
ブランフォードの1曲目「Improvisation No. 1」はアルトかな。。たんたんと自分への問いかけを続ける感じ。意思の乱れを感じぬ力強さ。
バッハの「Sonata in A Minor for Oboe Solo Wq. 132: I Poco Adagio」はテナーで挑戦。美しい旋律と丁寧な演奏。
ブランフォードの優しいバラード「The Moment I Recall Your Face」は優しいアルトの響きで。前衛的な「Improvisation No. 2」をへて、日本人の作曲家 野田燎の「MAI, Op. 7」では邦楽的響きに通じる演奏。
テナーの深みを堪能できる「Improvisation No. 3 」音の数も少なめ不思議と心落ち着く。アルトに持ち替えて心の歌を歌うように「Improvisation No. 4」。
テナーで吹く「Blues For One」は会話しているようでかっこいい。動いているのか、遠ざかり、再び戻ってくる。何をやってもかっこいい。
終演はバラエティ番組『キャロル・バーネット・ショー』のはじまりと終わりにかかったという「I'm So Glad We Had This Time Together」。郷愁まじりの短いけど心に響く演奏で拍手の響きも美しく終わり。。

どの曲も真剣勝負。真摯な気持ちがビシバシ伝わって来る演奏。
心地よい響き、深い色合い…彼のすべてを出し切っての勝負とみました。
クリスマスの良き日に、姿勢を正して聴きたい1枚。

1. Who Needs It (Steve Lacy)
2. Stardust (Hoagy Carmichael & Michael Parish)
3. Improvisation No. 1 (Branford Marsalis)
4. Sonata in A Minor for Oboe Solo Wq. 132: I Poco Adagio (C.P.E. Bach)
5. The Moment I Recall Your Face (Branford Marsalis)
6. Improvisation No. 2 (Branford Marsalis)
7. MAI, Op. 7 (Ryo Noda)
8. Improvisation No. 3 (Branford Marsalis)
9. Improvisation No. 4 (Branford Marsalis)
10. Blues For One (Branford Marsalis)
11. I'm So Glad We Had This Time Together(Henry Hamilton)

Branford Marsalis (ss,as.ts)

クリスマスと言えば、「クリスマスキャロル」が有名ですよね。
心改めたスクルージのように「ロンドンで一番クリスマスの楽しみ方を知っている人」と呼ばれるような 徳のある人生を送りたいものです。。
が、現実は毎日物欲にまみれ、自分のことしか考えてないよな。。
ちょっとは、このアルバム聴いて 自分に喝をいれまする。

んじゃ、退散♪

追記
jazz nekoさまより、8曲目にサイレン音のご指摘!
確かに、1分10秒過ぎあたりから かなりアンビエントな雰囲気のサイレン音が。。
効果的ですらありました。さすがですねえ。。笑

2014年12月24日 (水)

Dave Koz & Friends: The 25th of December

Dave_koz_the25

クリスマスイブ。
いろいろなクリスマスの迎え方があると思いますが、今日は今年ジャズ関係のクリスマスアルバムで一番売れたのでは?と思われるDave Kozのクリスマスアルバムで優雅でにぎやかに。

スムースジャズ界のサックスの貴公子デイブ・コーズは、「クリスマスアルバムのベストアルバム」をリリースしているくらいクリスマス好き。
というか、その甘く柔らかな癒しのサックスは、クリスマスのムードにぴったりなのでしょう。。(でも、クリス・ポッターにだってクリスマスアルバムをつくってほしい)

多彩で豪華なゲストとソプラノ、アルト、テナーを吹き分けるデイブがきめて。
オープナーは 「The First Noel」を哀愁あるアルトで。小気味よく歌い上げるJohnny Mathisとはテナーで「It’s The Most Wonderful Time Of The Year 」で盛り上がります。
「This Christmas」はファルセットの美しいEric Benetとアルトでメロウに。
リズムの素晴らしいGloria Estefanと「Do You Hear What I Hear?」アルトでテンポよく。
「My Grown Up Christmas List」はHeather Headleyとゆったりとソプラノで歌い上げる。
ピアノ弾き語りのRichard Marxと情感たっぷりにアルトを吹く「Another Silent Night」 。

今回の目玉の一つは、『Kenny G』との共演「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!」。
デイブはテナー、ケニーGはソプラノで 楽しく掛け合いながらの演奏は、さすがクリスマスアルバムの両巨頭。もう1曲くらい共演があってもよかったわ。

しっとりとアルトでBeBe Winansと「The 25th Of December」。
「I’ve Got My Love To Keep Me Warm」はテナーでIndia.Arie & Trombone Shortyとにぎやかに。O Holy Nightもテナーで アコギ弾き語りのJonathan Butlerとしみじみと。
クリスマスメドレー「O Come All Ye Faithful / Angels We Have Heard On High / Hark! The Herald Angels Sing」をFantasiaとアルトで熱演。

「All You Need Is Love」は終演に相応しく、Stevie Wonderをはじめ豪華ゲストボーカルで繋いでいく華やかな世界。もちろんデイブもアルトで華を添えます。

今回も多彩なゲストと過ごす華やかな聖夜。
極上のエンターテインメントショーをご家庭で楽しめます。
堅苦しさがなく、アットホームな雰囲気も彼をクリスマスの貴公子としている由縁でしょう。

1. The First Noel
2. It’s The Most Wonderful Time Of The Year [feat. Johnny Mathis]
3. This Christmas [feat. Eric Benet]
4. Do You Hear What I Hear? [feat. Gloria Estefan]
5. My Grown Up Christmas List [feat. Heather Headley]
6. Another Silent Night [feat. Richard Marx]
7. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! [feat. Kenny G]
8. The 25th Of December [feat. BeBe Winans]
9. I’ve Got My Love To Keep Me Warm [feat. India.Arie & Trombone Shorty]
10. O Holy Night [feat. Jonathan Butler]
11. Medley: O Come All Ye Faithful / Angels We Have Heard On High / Hark! The Herald Angels Sing [feat. Fantasia]
12. All You Need Is Love [feat. Stevie Wonder, Gloria Estefan, BeBe Winans, Maysa, Jonathan Butler, Richard Marx, Johnny Mathis, Eric Benet & Heather Headley]

Dave Koz (ss,as,ts)

クリスマスイヴとなりました。世界の平和と、皆さまの幸せを祈って

「Joy to the world!」


素敵なクリスマスイブをおすごしくださいね。
んじゃ、退散♪

2014年12月23日 (火)

It's Christmas on Mack Avenue

Mack_avenue_2

クリスマスのイブイブにかけるのはMack Avenue Recordsのクリスマス・アルバムでっす。レーベル主催のクリスマスコンピはハイレベルな内容のものが多く期待できます。
しかも、話題盤が多い絶好調なMack Avenue Recordsですもね。
クリスチャン・マクブライドはじめ、ショーン・ジョーンズなど、実力者が多々参加でっす。はじまり、はじまり〜〜♪

トップバッターはSean JonesとTia Fullerの2管で「SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN」を現代ハードバップで堪能。ピアノはこれまたハードボイルドなOrrin Evansでーす。
一転、「LITTLE DRUMMER BOY 」では、ドラムにパーカッションも加えたユニットでミステリアスなサックスを吹くTia Fuller。
ゆったりゆったり「LET IT SNOW! LET IT SNOW! LET IT SNOW!」をスキャットも巧みにキュートに歌うのはCyrille Aimée。
ヴィンスガルディアの「SKATING」を楽しく演奏するのはジプシージャズスタイルのHot Club of Detroit。同じく、ガルディアの名曲「CHRISTMAS TIME IS HERE」を優雅に演奏するのはビブラフォンWarren Wolf。

そして、お待ちかねChristian McBride Trioはリリカルで胸にしみる「SILENT NIGHT 」。う〜〜ん、、聴きほれます。。
さらりとした黒さが光るAaron Diehlのソロで「CHRISTMAS STAR 」。そして、トリオではアレンジがおもしろい「SLEIGH RIDE」。
「WINTER WONDERLAND」でご機嫌にスイングするのは Sachal Vasandani♪
二度目の登場Christian McBride Trioは、彼が大好きなジェイムス・ブラウンの「SANTA CLAUS, GO STRAIGHT TO THE GHETTO 」をソウルフルに!マクブライドのヴォイス付きですわ。もちろん、ベースソロもノリノリっ。
Warren Wolfも二度目の登場、「CAROL OF THE BELLS」をベースとデュオでクールに。そして、終演はCécile McLorin SalvantとAaron Diehlのデュオで「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」。多彩な表情、深い感情、その歌声に癒されます。。

いやいや、多彩な人材ですねえ。。しかも、全部、新録だそうです。
素晴らしいクリスマスコンピだとおもいまーす。

1. SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN / Sean Jones
2. LITTLE DRUMMER BOY / Tia Fuller
3. LET IT SNOW! LET IT SNOW! LET IT SNOW! / Cyrille Aimée
4. SKATING / Hot Club of Detroit
5. CHRISTMAS TIME IS HERE / Warren Wolf
6. SILENT NIGHT / Christian McBride Trio
7. CHRISTMAS STAR / Aaron Diehl
8. SLEIGH RIDE / Aaron Diehl
9. WINTER WONDERLAND / Sachal Vasandani
10. SANTA CLAUS, GO STRAIGHT TO THE GHETTO / Christian McBride Trio
11. CAROL OF THE BELLS / Warren Wolf
12. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS / Cécile McLorin Salvant

さすが、上昇気流が吹き上がってるレーベルだけあって、演奏内容がとても素晴らしいです。ジャズの大好きなあなたのクリスマスプレゼントに♪

なんと、明日はクリスマスイヴですね。
でも、日本の多くの家庭では、今日が「クリスマス」って、感じではないですか?
んじゃ、退散♪

2014年12月22日 (月)

X-mas Friends / Jacob Fischer

X_mas_friends

デンマークの重鎮ジャズギターリストJacob Fischer。とても素晴らしいジャズギターリストです!ギタートリオに女性アルト奏者Christina von Bülow をフューチャーしてつくったクリスマスアルバム。そして、デンマークといえばベース大国、先日も来日していた精鋭Anders Christensen、同じくドラマーJanus Templeton。
デンマーク国的鉄壁な布陣です。

オープナーHave yourself a merry little christmasは楽しいアレンジ、息のあった安定した演奏、フィッシャーの王道ジャズギター健在♪
ドラムのブラッシワークが堪能できるSanta Claus is coming to town。リズム陣もとても良いで〜す。デンマークのクリスマスソングDet er hvidt herudeの哀愁はお国自慢?
ボサノバ調のI'll be home for christmas。ギターとベースのデュオWhen you wish upon a starではクリスチャンセンがベースソロでテーマを。繊細な掛け合いが楽しめます。ギタートリオでおくるSkal vi klippe vore julehjerter sammen。
A child is bornはしっとりと美しく、クリスティーナの暖かな音にうっとり。
ロックヴァージョンRudolph the red-nosed reindeer のイケイケな演奏。
名曲The christmas songは丁寧なサックスと哀愁あるギターで。Skille-ma-din-ga-duは、ラテンモードで粒だった音で速弾きを。
ジャジーなムードたっぷりなKarl-Bertil Jonssons julafton。クリスティーナは本当に素敵な音。そして、渋い、巧い。終演はSleigh Ride。軽快なウオーキングベースが楽しいハードバピッシュな演奏に。

テーマがクリスマスなので話題になりにくいのでしょうねえ。
久しぶりヤコブフィッシャーの新譜を購入しましたが、なかなか素晴らしい演奏の数々です。
ヤコブフィッシャーファン(ジャズギターファン)はもちろんですが、アルトサックスもめちゃくちゃうまいので サックスファンにも。

1.Have yourself a merry little christmas
2.Santa Claus is coming to town
3.Det er hvidt herude
4.I'll be home for christmas
5.When you wish upon a star - A dream is a wish your heart makes
6.Skal vi klippe vore julehjerter sammen
7.A child is born
8.Rudolph the red-nosed reindeer
9.The christmas song
10.Skille-ma-din-ga-du
11.Karl-Bertil Jonssons julafton
12.Sleigh Ride

Jacob Fischer (g)
Christina von Bülow (as)
Anders Christensen (b)
Janus Templeton (ds)
Refael Barata (ds #6,10)

去年、何処かでアルバムかリリース案内をみたとおもうのですが、すっかり抜け落ちておりました。
某カノン姫が取り寄せしてくれてブツブツ交換です。笑
いつも、お助けありがと♪

お休みに挟まれた月曜日って気ぜわしいですよね。
んじゃ、退散♪

2014年12月21日 (日)

キャビネ・ファンタスティク “Xmas Special!” in 北書店(新潟市)

キャビネ・ファンタスティク “Xmas Special!” in 北書店(新潟市)

Photo

(北書店のTwitterより)

雪がふってきちゃった。
White Christmasだね♪って、大雪になりませんように。
昨夜は、冷たい冷たい雨の夜。だけど、とても暖かな時間を過ごすことが出来ました。

北書店で開催された「キャビネ・ファンタスティク」。
前回、1月に開催された時も参加してみたかったのです。
だから、北書店さんが
「12月20日はクリスマスプレゼントがあります。あけておいてね」
って、呟いたとき、すぐにピンときましたよ。
しかも、帰郷中の友だちや いつもいろんなことを教えてくれる友だちと一緒にいけることになり、気分はハイテンション。雨の中を三越で待ち合わせして6時には北書店へ。

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入り口に、コーヒー屋さん、甘いもの屋さん、可愛い雑貨の数々が待ち構えてる。
だから、席とりした後は、縁日で小遣いもらった子どもといっしょ。
お財布片手に、うろうろと視線が定まらない、あれもこれも欲しい。。
お店の後ろに16ミリの映写機があって、、なんだかわくわくしちゃいます。
欲しかったクリスマスシングルは見つからず、買おうとおもったお人形さんは売り切れ。でも、久しぶりにあったお友だちと珈琲片手にパウンドケーキの食べ比べ。

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本の匂いって、何故かノスタルジックな気持ちでいっぱいになります。
その独特な空間で古いフィルムをカタコトと音のする中で皆で観たわけです。
その相乗効果は半端なく、会場内みんな友だちだ♪の高揚感でいっぱいです。
しかし、おもしろい映像ばっかりだったし、クリスマスな音楽も最高だ。
生演奏が売りの音楽番組のクリスマスソングは「Sleigh Ride」。
いや、真剣に拍手しちゃった。
圧巻なのがワーナーブラザーズのプロモ用のミュージカル映画。
これでもかとでてくる「おねえちゃん」たちの数の力の凄さ、豪華さ。
友曰く、「おねえちゃんの芋あらい。。」、座布団10枚♪
〆は可愛い絵本の世界「ホタルのトーチー」バーナード・ウエーバーの世界がそこに。

わたしはね、ジャック・タチの助監督もしたという才能あふれるピエール・エテの「不眠症」が気に入りました。本を読んでる状況がおもしろおかしく しかも おそろしいオチつきで 短い映画だったけど すっごく気に入った。
あとは、教育用につくられた教材?の「フィギア・エイト」。
映像もいいけど、歌がいい。とびきり可愛い声で素敵だわ、って、言ってたら。。
なんと、ブロッサムデアリーでした!
このサウンドトラック探そうとおもってます。笑

ブロッサムデアリーはもちろんクリスマスアルバム残してます。笑
「Christmas Spice So Very Nice」
YouTubeをはっつけちゃおうか。

最後は、くじ引きで キャビネ・ファンタスティクさまからプレゼント。
なんと、友だちがシングルのクリスマス盤があたりました!!
1番ちがいだったんだよ。。。涙。
本当に、暖かな時間だった。
ぶちぶちいう音や、ががーって雑音がとても愛おしく感じました。

北書店さま、、皆さま本当にありがとうございます。
サンタさんたち 無事にお家にかえれたかなぁ。

そして、クリスマス万歳の忘年会はケルトなかふぇ「アルバナック」!
新潟に帰郷中の友と毎日とっても忙しい友と腹ぺこぺこを満たすごちそうの数々♪
シェパードパイやらクリスマスプディングだよ!
小説でしかしらなかったクリスマスプティング。。
濃厚な大人の味で、これを食べるイギリスの子どもって凄い。。
オーナーの珠樹さま、お料理旨すぎるわ〜。スコットランドのビール飲んじゃったものね!

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本当に、いい1日となりました。。
んじゃ、退散♪

休日かふぇは『音楽の架け橋』で決り♪

休日かふぇは『音楽の架け橋』で決り♪

街を歩くとクリスマスのイルミネーションが美しい季節。
住宅街でも窓やドアの飾りにクリスマス気分を感じる季節。
子どものつくった雪だるまにもクリスマスを感じる季節。
テレビからもラジオからもお店のBGMもクリスマスを感じる季節。
幸せな気分だな。。幸せな生活だな。。。

こういう季節の休日には読書と音楽はきってきっても切り離せません。
特に、わたし。。真夏でもクリスマスアルバムをかけますが、この季節は堂々とかけちゃうものね。笑
そんな幸せな気分にぴったりな読書が、、


『音楽の架け橋 快適音楽のディスク・ガイド』渡辺 亨

Photo

著者が「気持ちがいい音楽」と感じたアルバムが333枚並んでいる。
しかも、ジャケットは個人所有のアルバムの写真をとり込んだもので、サインなんかもあるわけです。この方の人生を眺めるようです。リスニングルームのレコード棚をあれこれみせてもらってる親近感がわく。おお!羨ましい!素敵な人生を送っているな。。と、ここでまた幸せな気分になる。
そして、自分が昔、聴いて興奮したあのアルバム、このアルバムの解説読みながら、自分の人生も振り返ってしまうわけです。
当然、近年のものもあるわけで、それは快適空間の指標ともなるわけです。
しかし、なんて素敵なタイトルでしょう。。

眺めていると自分でも心地よい音楽もたっくさんあるんだけど、Libera Me/Lars DanielssonIt's Snowing On My Piano / Bugge Wesseltoftなんてのがあるだけで、このお方への心地よい空間への誘い信頼度はマックスになってしまうのであります。いろいろあるわけですが、Neil YoungのHarvest Moonの解説読んでレコードをかけてしまったわたしです。

ゆっくりと睡眠がとれましたか?
いい休日になりますよーに。^_^
んじゃ、退散♪

2014年12月20日 (土)

Merry Jazzmas ! 聖夜に響くサクソフォーン♪(後半)

Merry Jazzmas ! 聖夜に響くサクソフォーン♪(後半)

今日の「Merry Jazzmas ! 」は、サックスを中心としたクリスマスアルバムを90年代後半から2000年代を中心に10枚年代順にセレクトの後半5枚です。


The Christmas Concert / Tommy Smith

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タイトルそのままクリスマスコンサートのライブ盤。時に気怠く、スイッチが入るとハードボイルドに吹きたおすTommy Smith。猛者もクリスマスアルバムでは柔らかな演奏をすることが多いのですが、曲によってはかなりスリリングに吹き倒していてコレクター的に新鮮。記念に現地で買い付けた1枚です。笑

Peace Round: A Christmas Celebration / Yellowjackets


Yellowjackets

コンテンポラリージャズのスーパーグループYellowjacketsのクリスマスアルバム。クリスマスの定番曲を彼ららしい現代的なサウンドで演奏。ゆったりしたテンポの曲が多く、Bob Mintzerのテナーとソプラノサックスの巧さに聴きほれながら過ごす聖夜は最強気分でしょ。

Christmas Present / Boney James

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スムースジャズの人気奏者ボニー・ジェイムスの2枚目のクリスマスアルバム。定番のクリスマスソングはもちろんジョニ・ミッチェルの「River」やデヴィッド・フォスターの「My Grown Up Christmas List 」にセンスが光ります。ゲストヴォーカルが華を添え心地よくやすらぎ感満載の作品。

Night Before Christmas/Spyro Gyra

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老舗フュージョングループのSpyro Gyraのクリスマスアルバム。比較的ジャズ寄りアコースティックサウンド中心で明るく楽しいお洒落な作品。キチンと創り込まれた作品ですがサックスのClifJay Beckensteinの優しい響きであまり重たくなりません。

The Christmas Song / Hans Ulrik & Friends

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透明感のあるソプラノ、おおらかで深い色合いのテナーにローズの音が美しく響く。クリスマスの定番に讃美歌やトラディショナル曲を配置し、バックも音数を抑えめに北欧らしいお洒落なクリスマスアルバムに。詩情豊かに歌い上げるサックスにじんわり。去年のリリースなのですが、手の入ったのが今年。。既に廃盤扱いのところもありまする。。。。

と、次点は全編ソプラノサックスの『Christmas Presence / Steve Sacks 』と実力派Jeff Ledererが活躍する『Matt Wilson’s Christmas Tree-O』。どちらもサックス好きには大変興味深いアルバムです。

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市内は雪はいったん消えた感じです。
でも、山手は雪が大変多かったようで、心からお見舞い申し上げます。
素敵なクリスマスソングをいっぱい聴いてあったまってね。

んじゃ、退散♪

2014年12月19日 (金)

ケイ赤城トリオ @ ジャズフラッシュ(新潟市)

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ケイ赤城トリオ @ ジャズフラッシュ(新潟市)
ケイ 赤城 (p) 本田 珠也 (ds) 若井 俊也 (b)

このところの爆弾低気圧?は新潟市内には雪はあまり落とさなかった。
しかし、それって広い新潟県内では特殊な地域であって、、
関越自動車道は湯沢あたりから大変なことになってたわけです。
わたしも今年横浜にティエリー・ラングを聴きに行きたくてホワイトアウトを体験しちゃったわけですが、ケイ赤城トリオの皆さんは「東京を昼の12時前に出発しお店に着いたのが開演30分前の19時半でした。7時間半くらいかけて到着。」とのことです。
雪って恐いですよねえ。でも、美しくもあるんですが。。で、ご無事でなにより。そして、ありがたや〜♪

さて、いつもの席に座ってライブ開始!今日は、リンゴ酢サワーだぜ!
選曲は新譜の「Circlepoint / Kei Akagi Trio」を中心に。MCがまた洗練された感じ。
一緒、といっても、即興中心にフリースタイルのジャズなのでCDとは別物と言ってもいいくらいの演奏。まさに一期一会の演奏で緊張感が続きます。
流麗で躍動的でスケールの大きいケイ氏のピアノ。若井ベース、本田ドラムが彼を盛り立て、ばっちりとつぼを心得たサポートぶり。
向かって左にピアノ、真ん中ベース、右にドラム。いったん佳境に入ると三人から目が離せない!
つうか、視線が右に、左にと定まらない。。
ケイ氏の両手10本の指とは思えない高速のフレージングも凄まじいし、速度を抑えた時のピアノ音がまた素晴らしい。
そして、本田ドラムの粒の揃った音圧をもったドラミングは男気に溢れている。フリーのドラムの人は本当にいろんな音をだせるのですが、お疲れの中あの緊張感の中で音響系やら鉄工所系やらドラミングの他に楽しみどころいっぱい。そして、若い若井ベースがなんなくこの2人の間に入って低音部をつくります。途中、気を失いそうになるくらいの緊張の連続でした。

終了後の合い言葉は、「凄かったねえ」です。はい。

そんなわけで新譜に三人のサインをいただき、本田氏の「道場」って、エレクトリック琴の八木氏とのアルバムを買ってかえりました。

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だって、「道場」には、PAAL NILSSEN-LOVEがゲスト参加してたんですもの!
朝一、聴きましたが、彼が参加してるトラックはドラムの死闘の様相ですね。
すげーーすげーーーと、叫んだ朝だった。。

あ、もちろん、1曲もクリスマスソングはありませんでした。。
んじゃ、退散♪

2014年12月17日 (水)

Merry Jazzmas ! 聖夜に響くサクソフォーン♪(前半)

Merry Jazzmas ! 聖夜に響くサクソフォーン♪(前半)

毎年クリスマスアルバムをいろいろな角度から10枚選んで紹介している「Merry Jazzmas ! 」です。
4年目はサックスを中心としたクリスマスアルバムを90年代後半から2000年代を中心に10枚年代順にセレクトしてみました。まずは、5枚!

Breath of Heaven - Holiday Collection / Grover Washington Jr.

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クロスオーバーという言葉がぴったりな99年に急逝した奏者Grover Washington Jr.のクリスマスアルバム。今聴いてもメロウでロマンチックなサウンドはとってもお洒落。曲によってソプラノ、アルト、テナーサックスを使いこなしその演奏もアレンジも素敵。ハートフルな聖夜をお約束!


Bebop Christmas / Niels Jorgen Steen Quintet


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デンマークのピアニストNiels Jorgen Steenのクリスマスアルバムで豪快にブロウするのはBob Rockwel。モダンなフレージングで全編ハードバピッシュに決め野太くストレートなサックスが楽しめる熱血会心作。

Scott Hamilton With Strings Christmas Love Song / Scott Hamilton

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スリングスを従えたScott Hamiltonの厳かなクリスマスアルバム。オーソドックスでジェントルなテナーは歌心満載でクリスマス曲にぴったり。バックは歌伴の名手Alan Broadbent。まるでヴォーカルが存在するように歌が聴こえてくるよう。

Christmas In Swingtime / Harry Allen

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スイング感に満ちたテナーサウンドで人気のHarry Allenのクリスマスアルバムは、オルガン、ギター、ドラムの編成で明快で肩のこらないアットホームなサウンド。白人テナーの王道をいく彼のテナーはストレートで爽やかジェントルテナー。そしてオルガンの響きはクリスマスにぴったり。

A Smooth Jazz Christmas / Dave Koz & Friends

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クリスマスのベストアルバムもあるスムースジャズの貴公子Dave KozのCAは、多彩なゲストと過ごす華やかな聖夜。甘く柔らかで癒しのサックスと過ごす極上のエンターテインメントショーをご家庭で。
今年は、「Dave Koz & Friends: The 25th of December」とうい新譜もでれいます。もりろん、豪華なゲスト!
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もうすぐ、、クリスマスですね。
相変わらず、用意が間に合いません。。

んじゃ、退散♪


2014年12月14日 (日)

It's Christmas Time In The City / Michael Tinholme

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このアルバムは最初見っけたときにリリース年月日が2009年ってことで保留しちゃったアルバムです。イヴの一ヶ月前に「ジャズCDの個人ページ」の910さまがブログにあげてて、「こりゃ、よさげだ」オーラが漂っていたので、CD Babyから直接飛ばしました。なんで、時間がかかってしまった。(反省)

主人公のMichael Tinholmeは、全然知らない人なのですが、検索したら広い範囲の音楽性を持つシンガーソングライターのようです。このアルバムはニューヨークで活躍するミュージシャンたちと造り上げたクリスマスアルバム。

オープナー「Silver Bells 」の美しいピアノのからトランペットを挟んでボーカルに入っていく導入部分で素敵なアルバムの予感。ゆったりした嫌みのないボーカルは好感度。フルートで始まる「Sleigh Ride」は会話が織り込まれたとっても楽しい演奏。スタンダード「Moonlight In Vermont」はお洒落なムード満載、ギターソロも素敵。

大好きな「Christmas Tim Is Here」は、端麗なピアノで美しく歌い上げます。朗読するようにしみじみと歌い上げる「Have Yourself A Merry Little Christmas 」はギターとデュオ。名曲「The Christmas Song」はストレートに丁寧に歌ったあとに、途中からファンキーなサックスも入るエンターテインメントの世界に。

話しかけるように始まる「When Winter Falls On New York」はニューヨークの冬景色を歌ったオリジナル。泣きのサックス入って盛り上げます。

しっとりとピアノとギターが引き立てる「 I'll Be Home For Christmas」は優雅な雰囲気で。スコットランド民謡「Auld Lang Syne 」は朗々と厳粛にピアノとデュオで。女性コーラスも入って、スティーブ・ルカサが参加し独特の存在感をだすとともに、ゴスペル風な掛け合いもかっこいい「Happy Christmas」。厳粛なムードで「O Holy Night」。そして、終演はオリジナルでキーボード弾き語り短い「 Maybe Next Year」。

技巧的な感じがせず、たんたんと歌い上げる感じが素敵。
定番のクリスマス曲を1曲づつ変化をつけて仕上げています。
全体的にはソフトでロマンチックな雰囲気でエンターテインメントの要素が入った洗練された中にも真摯な気持ちが込められたホリデイアルバムです♪

1.Silver Bells
2.Sleigh Ride
3.Moonlight In Vermont
4.Christmas Tim Is Here
5.Have Yourself A Merry Little Christmas
6. The Christmas Song
7. When Winter Falls On New York
8. I'll Be Home For Christmas
9. Auld Lang Syne
10. Happy Christmas (War Is Over)
11. O Holy Night
12. Maybe Next Year

Michael Tinholme (vo)

Mike Miller (g)
Steve Likatherg (g)
Irvin 'Magic' Kramer (g)
Bill Cunliffe (p)
Kim Hansen (p, key)
Bruce Fowler (tb)
Walt Fowler (tp, flh)
Albert Wing(ts, bs, cl, fl)
Tom Fowler (b)
Gary Novak (ds)
Ralph Humphery (ds)
Ray Yslas (per)

Andrea Miller(vo) Rebecca Jade(vo)
Alexis Nestor(voice over) Austin Nestor(voice over) Jonson Nestor(voice over) Aubrie Nestor(voice over)

2009年って何やってたんだろう?って、秘密のお部屋を検索したら大好きなスウェーデンのビッグバンド、ボーヒュスレーン・ビッグバンドのクリスマスアルバムGood Time Christmas/Bohuslan Big Bandがリリースされて浮かれてました。笑

選挙ですよね。ちゃんと、投票にいきましたか?

んじゃ、退散♪

2014年12月12日 (金)

Four Hands & A Heart Christmas Larry Carlton

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雪の季節になってきましたね。
このジャケットがぴったりな季節になってきました。
雪景色は 凍るように冷たく感じることもありますが、
このジャケットは何処かほんわりとした暖かさを感じさせますよね。

ええとね、クリスマスシーズン始まって、大騒ぎしていた1枚。
Larry Carltonには既にJazz Guitar で Christmas(2)でとりあげたアットホームな『Christmas at My House』がありますし、『Snowbound / Fourplay』でのプレイも楽しめる。
今回は、ソロアルバムとはいえ「アコースティック、エレクトリック・ギター2本を多重録音」とのことで、カールトンワールド満喫間違い無し!

オープナーは多重録音の響きも優雅に「Have Yourself A Merry Little Christmas」。讃美歌「Oh Come, Oh Come, Emmanuel」は少しオリエンタルな感じで厳かに。2人のギターリストの掛け合いのように聴こえる「The Christmas Song」。「Angels We Have Heard On High」も歌心が溢れます。
お馴染みの「Silent Night」も甘く優しく。テンポをチェンジしてスインギーになる等ジャズギターの魅力たっぷり「Away In A Manger」。
美しくクラシカルな「The First Noel」。アップテンポで快走する「Rudolph The Red-Nosed Reindeer」、イエーイ♪
終演はミステリアスなムードをたたえた「We Three Kings」。

カールトンのギターの魅力満載。
やはり今回も暖かな気持ち溢れるクリスマスアルバムとなりました♪
このアルバムすっきりした味わいの中にラリー・カールトンの優しさがたっぷり入ったアルバムです。


1. Have Yourself A Merry Little Christmas
2. Oh Come, Oh Come, Emmanuel
3. The Christmas Song
4. Angels We Have Heard On High
5. Silent Night
6. Away In A Manger
7. The First Noel
8. Rudolph The Red-Nosed Reindeer
9. We Three Kings

Larry Carlton (el-g,ac-g)

先日は、恒例の大人のための絵本LIVE(朗読会)に行ってきました!
毎回、知ってる絵本、知らない絵本、いろんな絵本を読んでもらって本当に楽しい時間を過ごします。
今回は、初めて北書店さんでの朗読会に参加できたので、終演後は早速絵本を物色!!
こういうのも、いいなあ。。とても、刺激になったし、参考になりました。
皆さま、ありがとうございました!

ああ、、またまた、日本海側が大荒れとか。。
明日は、期日前投票に行こうと思ってる我が家なのですが。。

んじゃ、退散♪

2014年12月10日 (水)

Jazzy Christmas-Live in Sassari / Paolo Fresu Quintet

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大好きな大好きなイタリアのトランペッター、イタリアンチェットことパオロフレスさま。わたしにしてははやめに情報仕入れて予約。リリースとともに手に入れましたが、いろいろあって、 ご紹介が遅くなりました。

出身地であるサルデーニャ島サッサリで行われたライブ盤。
長年苦楽を共にしてきたPaolo Fresu Quintetとの演奏にイタリアのバンドネオン奏者ダニエル・ディ・ボナベンチュラが入った期待の1枚。
かつて、フレスはガリアーノを含む哀愁の権化3人トリオでMare Nostrum / Fresu Galliano Landgrenなんて、だしていますからね。期待に押しつぶされそうなわたしです。はい。

オープナー「White Christmas」は、しっとり、ゆったりと。メンバーのソロ回しもありフレスとバンドネオンの相性も良い感じ。
フレスの独奏中心に控えめなボナンチェラのサポートで「I'll Be Home for Christmas」。ロングトーンが美しい♪
パオロ・フレス クインテッの息のあった演奏でゆったりした中にも少し熱くなる「Is sa notte profundha」。ボナンチェラとフレスの2人の高速フレーズがかっこいい「Joy to the World」。
再び、ゆったりと美しいピアノから始まる「Have Yourself a Merry Little Christmas」、静かな冬の夜空をイメージしちゃうこんなフレスのクリスマスの演奏が聴きたかったのだよな。。その雰囲気のままで「The Christmas Song」、ソプラノサックスの音と重なって夢見るよう、レギュラーメンバーとの暖かな1曲となりました。
フレスのロングトーンから始まるNotte de Cheluは厳粛に。「Till Bethlehem」ゆったりと美しく、サックスとのユニゾンも効果的。ピアノとバンドネオンの響きが美しく、楽しい「O Little Town of Bethlehem」は、次第にジャジーに超絶なやりとりで熱く!後ろのバンドネオンの響きが気持ちを遠くに運ぶ「Naschid'est in sa cabanna」。終演は、有名な讃美歌「Adeste fideles」をハーモニーも美しく厳かに。

フレスの暖かく美しいトランペット、フリューゲルの音色と、演奏を中心に、バンドネオンはじめ仲間のサポートで暖かな雰囲気のライブ盤です。

1.White Christmas
2.I'll Be Home for Christmas
3.Is sa notte profundha
4.Joy to the World
5.Have Yourself a Merry Little Christmas
6.The Christmas Song (Chestnuts Roasting on an Open Fire)
7.Notte de Chelu
8.Till Bethlehem
9.O Little Town of Bethlehem
10.Naschid'est in sa cabanna
11.Adeste fideles


Paolo Fresu (tp,flh,electronics)
Arranger, Director, Electronics, Flugelhorn, Primary Artist, Producer, Trumpet
Tino Tracanna (ts,ss)
Roberto Cipelli (p)
Attilio Zanchi (b)
Ettore Fioravanti (ds)
Daniele Di Bonaventura (Bandoneon)


ジャズ度は低めですが、ライブ盤なのでちょっとエキサイティングになったりしています。わたしとしては、演奏ではなくて「拍手」の処理の仕方に最初すこし戸惑いました。
でも、ストレートにフレスが吹きまくってまして、ファンなら必聴の1枚かとおもいます。

んじゃ、退散♪

2014年12月 8日 (月)

Quique Sinesi & Hikaru Iwakawa 「deseo」ツアー@杉並公会堂

Quique Sinesi & Hikaru Iwakawa 「deseo」ツアー@杉並公会堂 (12月5日)

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Quique Sinesi 7弦ギター、ピッコロギター
Hikaru Iwakawa ケーナ、シーク、オカリナ

お2人の新譜「deseo」を聴いた日から、熱病に浮かされた状態になったわたくしは、この演奏を目の前で聴いてみたい症候群になってしまいました。で、はるばる荻窪まで行ったわけだけど、考えたらお2人ははるばるブエノスアイレスから34時間かけてやってきてるわけで、ほぼ満席になった会場を眺めながら「あ。。よかった…」って、人ごとながら嬉しくなってしまいました。
でも、家族と2人で行ったので、開演前のわくわく状態を観察されるのはちょっと恥ずかしい感じ。開場とともに最前列の真ん中に席とりが終わると、岩川光トリオの新譜「primero」を物販で確保して開演を待つ!

やがて会場が少し暗くなって舞台袖の扉が開くと場内の拍手とともに開演です。
1曲目の「Dos Soles」が始まる。そして「Huaino del Rin」。あの冒頭部分はオカリナと口笛だったのですね。。「Planeta Música」と3曲キケシネシさまの曲を。
しかしですねえ、今まで何度もCDを聴いていたはずですけど、改めて哀愁と郷愁の入り交じったメロディの連続にノックアウトですよ。
目の前のキケさまは、ものすごく柔らかなタッチ、そっと触ってる(撫でている)としかみえないような繊細な指使い。そこからでて来る1音1音の美しいこと。
そして、岩川さまの楽器使いの巧いこと。2人が重なる、離れる、交差する、裏に表に目を見張る、耳から音が入って来るというより、身体のすべて穴から染み込んで来る。既に、心は遥か彼方大自然の中へ。

今度は光さまの曲「Danza del aire:III」目の前で繰り広げられる演奏は2つの楽器で演奏してる音楽とは思えない。ものすごく複雑で多彩。
そして、東京公演の記念にキケさまソロで「Tokyo」。これは前日のキケのソロにも行きたかったわたしにはサプライズ的に嬉しかった。「7 SUENOS / FAMILIA」もとってもお気に入りのアルバムなので、前日のソロ公演も聴いてみたかったのです。独りとは思えない音の重なり。。アグレッシブな手の動きから目が離せん。。
ミロンガをもじったエルメート・パスコアール風?の超高速「Milango Hermetico」、圧巻。一転、しっとりと空想の世界に運んでくれる「Pides un deseo」この曲も大好きなので思わず席に沈みそうになる。潤みそうになる。

そして、未だに脳内駆け巡ってる「Ikebukuro」。歌詞(って、言っても「いけぶくろ〜イケブクロ〜)を丁寧に説明し、最後は開場のみんなで大合唱♪
インストで聴いてた時は。叙情ある美しいメロディにうっとりだったのですが、「いけぶくろ」の説明後はつい笑いがでてしまいます。って、2人はまじめに演奏。。キケさまの心に何があったのか「池袋」。。ご満悦の微笑みが可愛かったな。
切々と心に迫る「Alma en viaje」。ほんと、良い曲つくりますよね。2人の熱演に心が飛ばされる。やんやの拍手。終演は「Soltando Amarras」?、どこまでも果てのない2人の旅路。

アンコール♪
アルバムの終演曲「Intro:I」、キメキメ高速ユニゾンがかっこいい「Milonga para Grela」と大拍手!放心状態でーす。

全ての美しい風景、全ての美しい想い出、みんないっぺんにやってきた夜でした。
キケさまのギターの素晴らしさはもちろん、岩川さまは自然の中のすべての音が 詰まってる感じでした。。
超絶技巧なわけなのですが、人の心の奥底からわき上がって来る音楽だったな〜。

ということで、サイン会にせっせと並び、荻窪駅までスキップしてかえったとさ。
だってね、岩川さまは、技のために片足状態でケーナ吹きまくるんですよ。

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大満足だったけど、、既に、また聴きたい病になっておりまする。。
キケさま&光さま、、恋しい、恋しい冬の夜!

んじゃ、退散♪

2014年12月 3日 (水)

Hamburg '72 / Keith Jarrett / Charlie Haden / Paul Motian

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嵐だ。
雪こそ降らなかったけど、強い風と時折叩き付けるように降る霰。
新潟も冬になったわけです。

またまた、ECMが時空を超えて、、でっかい爆弾を投下しました。
キース・ジャレットの「アメリカン・カルテット」のデューイ・レッドマンを除く3人の1972年のハンブルクでのライブ。40年の時を超えてマンスフレッド・アイヒャーの洗礼を受け私たちの元へ。

オープナーRainbowは端麗なピアノから。この瞬間から私たちは時の旅人です。
亡きヘイデンのベースは重厚、モチアンのドラムの繊細な音。一体となって進む後半でのアグレッシブなキースは叫び声もあがる好調さ。
拍手とともにはじまるEverything That Lives Laments、何処か神がかったベースソロに続く、キースのフルートとパーカッションで民族的宗教儀式の雰囲気。中盤からピアノに代わり期待感の高まりで拍手したくなるのは40前も一緒。
Piece For Ornetteは、オーネットコールマンに捧げた曲だと思うのですが、キースは、アヴァンギャルドにソプラノサックスを。これが、なかなかうまくて、モチアンの煽りも、ヘイデンのベースもガンガン押します。
Take Me Back、キースの芯にあった(ある)フォークやロックやゴスペル等が混合して表にでたダイナミックに熱い演奏。
勢いのあるまま進むLife, Dance。かなり自由度の高い演奏の中ヘイデンのベースが印象的。
終演はチェ・ゲバラに捧げたSong For Che。朗読するがごとくのヘイデンのベースソロ、霰が地面に叩き付けられるようなモチアンの音造り。サックスで登場のキースの咆哮。降霊術のような不思議な空間から現れ出るキースのピアノは光り輝く神のよう。崇高な光の海。再び、モチアンとヘイデンの2人となり遠くに去っていく雰囲気で終演。

アンコールを求める満場の拍手で終わります。
きっと、この観客たちはその望みがかなったことでしょう。
しかし、私たちはどんなに願いのぞんでも、この再演を聴くことはできないわけです。
モチアン、ヘイデンのお二方のご冥福を再び祈らずにはいられません。

1. Rainbow
2. Everything That Lives Laments
3. Piece For Ornette
4. Take Me Back
5. Life, Dance
6. Song For Che

Keith Jarrett (p, fl, ss, perc)
Charlie Haden (b)
Paul Motian (ds, perc)

どうも、後出しじゃんけんみたいなリリースは ずるいと思ってしまいますが。。
でも、内容はかなり興奮するもの事実です。
リリースされてよかったですよね。

んじゃ、退散♪

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