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音楽で拡がる輪

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2014年11月20日 (木)

Home For Christmas / Lisa Wahlandt

Lisa_wahlandt_christmas

今シーズンのホリディシーズン、老若男女におすすめのクリスマスアルバム登場でっす。
主人公はドイツのジャズシンガー、お姿もお美しいLisa Wahlandtが、トリオ・エルフのメンバーでジャズ、クラシックで活躍するSven Fallerと中心に5人のメンバーでクリスマスアルバムをリリースしました〜♪

トレイに置いてすぐに、ジャズのカテゴリーにとらわれずに、彼女のこだわりのクリスマスアルバムだと確信できます。彼女のお気に入りの曲を多彩な雰囲気でお届けしま〜す。

まずは、ベンハーバーのWaiting on an angel 。フォーキーなギターと静かなわくわく感でクリスマスの幕開け。クリスマスの定番、Santa Claus is comin' to townは、クラップが効果的でピアノとベースとの掛け合いも楽しい粋な演奏。
大好きな女性ヴォーカルのクリスマスアルバムには、この曲をみつけることが多い、ジョニーミッチェルのRiver。ウォルター・ラングの美しいピアノをバックにしっとりと。。優しく情感豊かに歌います。
クリスマスの定番 Little drummer boyは、ちょっとオリエント風なフレーズも入ってベースのリズムにのって大人かっこ良く。
ドイツのクリスマス曲Still, still, still 。優しいギターの響きとヴォイスのダビングで感情豊かに盛り上がります。
彼女のオリジナル曲Der nikolaus。ちょっと、黒くうねる感じで。
オーストリアのトラッド、Es wird scho Klei dumpf。チェレスタのような音色のキーボード?で静かに美しく。。
ウオーキングベースを効かせて古き良き時代なアレンジで楽しいSchlittenfahrt。
スキャットではじまるドイツのトラッドMorgen kinder wird's was gebenは、アップテンポでヴォイスを重ねて。
ギターをバックに言葉の持つ力が重くのしかかるWinter 、まるで弾き語りのようなギターとの一体感。ベースとのデュオタイトル曲 Home for Christmasはケイトブッシュの曲。口笛のサービスもばっちり♪
讃美歌Oh come, all ye faithful 。ラングの美しい響きとリザの歌は教会の高い天井に響き渡るよう。。荘厳な雰囲気も。。
シークレットトラック、ドイツ語版Still, still, still 。リザからのクリスマスプレゼントは、母国への愛、それはそのまま世界中の人たちの幸せを願い。。
彼女の優しい気持ちがひしひしと伝わってきます。。

定番のクリスマス曲、讃美歌、トラッドなどと彼女のクリスマスの想い出、おもいに繋がる曲をちりばめた選曲で、爽やかな甘さと落ち着いた優しい雰囲気のクリスマスアルバムに♪
ゆったりとした空間をあたたかな音(気持ち)で埋めていく素敵なクリスマスアルバムでした!

1. ウェイティング・オン・アン・エンジェル
2. サンタが街にやってくる
3. リヴァー
4. リトル・ドラマー・ボーイ
5. スティル・スティル・スティル
6. ニコラウス
7. もうすぐ日が暮れる
8. 飾りの付いた四輪馬車
9. 明日が待ち遠しい
10.ウインター
11.ホーム・フォー・クリスマス
12. 神の御子は今宵しも
13.スティル・スティル・スティル(独語ver. シークレット・トラック)

1. Waiting on an angel
2. Santa Claus is comin' to town
3. River
4. Little drummer boy
5. Still, still, still
6. Der nikolaus
7. Es wird scho glei dumpa
8. Schlittenfahrt
9. Morgen kinder wird's was geben
10. Winter
11. Home for Christmas
12. Oh come, all ye faithful
13. Still, still, still

Lisa Wahlandt (vo)
Sven Faller (b)
Azhar Kamal (g #1,4,1?)
Andreas Dombert (g #5)
Jan Eschke (p #2,6,8,9)
Walter Lang (p #3,7,12)

おまけはクリスマスではありませんが、雰囲気はわかるかな?と。

クリスマス、クリスマスした作品ではありませんが、
作品を通してとても暖かな感情が流れているのがよくわかります。
クリスマスをお家で静かに楽しみたい方におすすめです。

んじゃ、退散♪

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A Merry Jazzmas」カテゴリの記事

コメント

初めてコメントします。いつも楽しく拝見しております。

さて、「ジャズ批評」182号でお書きになられたクリスマスアルバムのご紹介は大変参考になりました。(^^)! 

私はDexter Gordonによる 「Have Yourself A Merry Little Christmas」が入ったコンピアルバム(Jingle Bell Jazz)を30年近く(季節を問わず)愛聴しているのですが、ご紹介のGordonが「The Christmas Song」を演っているアルバム(The Panther)は知りませんでした。早速買い求めて聴いています。これもすごーくいいですね!ありがとうございました。

バードさま、、はじめまして。

サックスのクリスマスアルバムは意外とすくないものだな。。と、思いながら書きました。
デックスはクリスマスアルバムこそ残しておりませんが、私たちにクリスマスプレゼントいくつかくださってます。Jingle Bell Jazzも素晴らしいコンピでお目が高いです。
で、良いクリスマスアルバムは季節をといませんよね!
でで、The Christmas Songのサックスの聴き比べができるコンピがあるんですよ。
よかったら、昔書いたThe Christmas Songのエントリーを読んでみてくださいね。

https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/the-christmas-s.html

どうも、ありがとうございました♪

ご紹介くださったコンピ(The Cristmas Collection)を聴いてみました。The Christmas Songのサックスの三者三様の演奏は面白いですね。

個人的には、Lockjaw Davisがいつになくすまして吹いていて、微笑ましく思っちゃいました。(^^)/

バードさま、こんばんは!

お買い上げになったのですか?持ってたのかしら。
このクリスマスコンピは、リリースは古いのですが、いろいろとお得なんです。
Prestigeのクリスマスアルバム「Holiday Soul」は同じタイトルでドンパターソンとボビーティモンズがつくってますが、これはcdになってないのです。このコンピはcdになってますから、二曲づつではありますが、二人のクリスマスソングがきけまーす♪

三者三様どころか、この曲ってたくさんのサックス奏者が演奏してるので、コレクションしてもおもしろいかもしれませんね!

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