The New Tradition / Adam Baldych & Yaron Herman
ACTのDuo Artシリーズはどれもこれも欲しくなってしまってこまります。
Adam Bałdychは、ポーランドの鬼才アダム・バウディフと来日していたのイスラエルのピアニスト ヤロン・ヘルマンのデュオ。2人の刺激的な演奏家による深く色濃いアルバム。
オープナーRiverendings、バイオリンのソロが叙情的にうったえかけ、ヤロンの返答は深く、共に創り出す空間は色濃い。美しいピアノではじまるLegendaは、不思議の国への誘いのよう、バイオリンが入ると2人の独自な世界に気持ちがとぶ。超絶なアダムのバイオリン。
コメダのSleep Safe And Warm、ミステリアスで翳りのある美しすぎる演奏。
民族調の旋律とバイオリンの音色が相乗効果をうむLetter For E。
全編バイオリンをつま弾いてのデュオJuneはノスタルジックでとても叙情的。ヤロンの美しさも絶品。
Zbigniew SeifertのQuo Vadis、「Evil」の別名持つアダムの奔放なソロとヤロンの低音のドスが利いたちょっと強面な演奏。一転Thomas TallisのThe lamentations of Jeremiahを丁寧にクラシカルに。静かに2人の化学反応を楽しむようなRelativities。
終演はHildegard von bingenのCanticles Of Ecstasyを最後に爆弾ありも厳粛に。
と そのまま お待ちいただけると アダムの高音を使った心のつぶやきが聴こえます。
全体的にはクラシカルな編成でそういった演奏なのですが、そこは現代ジャズの先頭を走る2人、時にはっとするやり取りが混在してておもしろいです。やはり、独自な魔法の国の音楽と言うことにしておきましょう。。
1. Riverendings
2. Legenda
3. Sleep Safe And Warm
4. Letter For E
5. June
6. Quo Vadis
7. Lamentation Of Jeremiah
8. Relativities
9. Canticles Of Ecstasy
Adam Bałdych (vin)
Yaron Herman (p)
この度の来日ラッシュには、アダムさまはいらっしゃりませんでした。
しかし、そのうち来ちゃうんだろうな。楽しみだよねえ。
さてはて、今回の来日はトリオできております。
ヤロン・ヘルマン(p)トリオ ハガイ・コーエン・ミロ(b)ジヴ・ラヴィッツ(ds)
ブラザー最中さまが参戦してるので、ご参考に!
ヤロン・ヘルマン ライヴ アット B&S 2014/9/7
三連休だった方も多いですよね?
あちこちでジャズのイベントありましたよね。おでかけしましたか?
んじゃ、退散♪
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