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音楽で拡がる輪

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2014年9月24日 (水)

Lathe of Heaven / Mark Turner Quartet

Lathe_of_heaven

なんとなく、お彼岸にぴったりな雰囲気。あちら系の音世界。。

知性派で物静かな印象の強いマークターナー。このところ、好きなアーティストの興味ある新譜に顔をだしており、独特の存在感を顕示してるわけですが、この度は話題の新譜をだしたばかりのAvishai Cohenとのフロント2人で、ベースがジョーマーチン、ドラムがマーカスギルモアと言うそそられまくりのメンバーです。おまけに、コードレスですわ!

オープナーのタイトル曲の冒頭からミステリアスでダークな雰囲気の2管のハモりはそのままこのアルバムを象徴した雰囲気です。2人の音色もほの暗くぴったり。ゆったりしてはいますが、2人のソロは聴きごたえあります。静かな中にもベースとドラムのセンスは光ります。
低温の感覚はそのままトランペットもサックスも大きな空間をもったソロで速いパッセージ魅了するYear of the Rabbit 。10分超えの力作。Ethan's Lineも暗い中に各自の主張をそのままに マークターナーの考える色合いに。ソロはスリリング。
The Edenistも2人のソロとそれを支えるベースとドラムの真剣勝負。ダークで空間的なベースソロからはじまるSonnet for Stevie 。内省的な中にも耳をひきつける2管の響き。
終演はBrother Sister 2。FLYのBrother Sister の続き。最後までダークでとらえどころの無いマークターナーの想像力豊かな知的な世界でした。

全編似たようなゆったりしたリズムでタンタンと進みます。
リズムはゆったりでも、緊張感満載です。
その独特の知的スリリングな世界をでコーエンが素晴らしい働きです。
渋いをとおり超して睡眠導入剤になりかねない1枚です。


1.Lathe of Heaven
2.Year of the Rabbit
3.Ethan's Line
4.The Edenist
5.Sonnet for Stevie
6.Brother Sister 2


Mark Turner (ts)
Avishai Cohen (tp)
Joe Martin (b)
Marcus Gilmore (ds)

マークターナーは、一筋縄ではいかないよねえ。。
でも、こういう世界はが好きな人は結構いるはずです。

んじゃ、退散♪

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コメント

やっとブログ1ヵ月半ぶりに復活しました。その間でのECMその他CDのリリースが少なめだったことが幸いです。

最近のECMは、温度感が低いながらも、けっこうミュージシャンにとって好きなことをやらせてくれているのかな、という感じです。このアルバムもゆったり目の曲ばかりですが、速いパッセージに焦点を当てると、過激な感じにも聴こえます。メンバーの妙というか、そういう微妙なバランスのサウンドに仕上がっているなあ、と思いました。

TBさせていただきます。

910さま、、
こちらでは、お久しぶりです!

ECMは好きな盤が多いのですが、これは大変好みでございました。
ゆったりした曲調なのですが、ソロのシリアスでスリリングな感じは 闇夜で光ナイフのようでございました。
バラバラ感満載なんですが、うまくまとまっている1枚でした。

こちらからもトラバします。

こちらからもTBさせていただきます。
基本的にダークな曲調は大好きなのですが、似たような感じの演奏が最後まで続いていたので、聴き終わった後には少々気分が暗くなってしまいました。
奥に引っ込んでいるベースとドラムスの音がもっと前に出てきていれば、また感じ方は変わってきたかもしれません。

ナリーさま、、

聴き終わったあとに がっつり 暗い気分っていうのもいいもんですよね。笑
ベースもドラムもさすがな感じの演奏なのですが、もうちょっと前にでてきていれば もっといいですよね。
ターナーは ボラーニ、ハレルと立て続けって感じがあって、耳が追いついていない状況です。。

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CD聴きのブログとしては久しぶりの復活となります。まあ、実際に聴くのを復活したの [続きを読む]

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