新潟の夏はジャズストリートそして、、万代ジャズフェスへと。。
新潟の夏といえば、、花火と枝豆でしょう。。
枝豆は、ほぼ毎日ゆでてます。花火は、残念ながら このところ ご無沙汰。
今年は、新潟県中越地震からの復興を祈ってはじまったフェニックスが10周年ということで、長岡の花火が凄かったようですが、インターネットでかろうじて、って、感じ。
最近、私の夏は新潟ジャズストリートではじまる。
海の記念日前の土日に開催される「デューク・エリントン・メモリアル」は、海開きみたいなわたくし的風物詩。今年は、前日から楽しみにしていた
「花 す が た」岡本和行写真展 @ 新潟日報メディアシップ そらの広場
の「その息をのむような美しさ」から 気合いが入って、土曜日は8ユニット聴きました。笑
基本ひとこま1時間×2なのですが、今回はだいたい1時間づつとなりました。。
ジャズストリート1日目(7/19)
久美&麻美Duo
南雲 麻美(as) 細木久美(p)
2人は互いの信頼が厚いベテランさまなので、いつも安心して聴ける。
そして、演奏ぷりは男前なのに女性らしい選曲があって嬉しい。私の好きなヤンソンの曲とか、それは思わず拍手ものなのです。ハプニングがあっても、きちんとやり遂げちゃう根性はしっかり演奏にでています。
YuNon (ユノン)
土屋由紀(vo) 石塚来夢(p)
ゆきさまの歌声はやすらぎを与えてくれる。MCも大人のおねえさまです。嫌みのないほんのりと漂うお色気はお姿同様。そんな彼女に優しいピアノが寄り添う感じ。
頼られてるようで、、ちょっと、たよりないゆきさま。そこの塩梅が大変微妙でいい感じ。
なんと、ここで、十日町の円通寺さまのご住職に声をかけてもらいました。
住職さま、カジュアルなお姿に、気がつくのがおくれました。。ごめんなさい。
Bossa Demais (ボサ・ヂマイス)/山形
Mello(vo,g) Kitti 横倉(g)
山形から参加するこのお二人は、初回から毎回聴いております。
そのそも、ギターが大変美しい。その素晴らしいギタープレイとボサがなんであるかをキチンとご存知なお方のメロウな歌声。相変わらずのMCだけど、それはそれはアンニュイな午後の時間がすごせます。
こんなBGMでお昼ねしたいな。。相方さまの横槍さまとは、某所で遭遇。MCだけダメだししますたー。笑
辻恭子 + 中丸雅史トリオ / 三重・滋賀・愛知・神奈川
辻恭子(vo) 中丸雅史(p) 林香奈(b) 西尾 研一(ds)
ここは、今日初めての二時間です。
ハンコック中丸さまの熱くはじけたピアノに乱れ髪で挑むベースの巧いこと。ドラムの煽りに涼しい顔?できるスーパーレディでした。中丸さまは、佳境に入ると少年のようにムキになってピアノと戦う。まったく、知的な雰囲気とかけ離れたおこちゃまだよね。笑
そして、この熱いインスト軍団にどうやって絡むかといった、、心配もよそに、一声で場を持っていく辻きゅん恐るべし。今回の勝負曲、難関「ダニ&デボラ・グルジエル・クアルテート」の曲にも果敢にチャレンジ。おお!!ガンガン前進あるのみ!
竹腰肇トリオ/東京
島田博志(p) 平松 徹也(b) 竹腰肇(ds)
私の好みってこともあるんでしょうが、、予測以上の素晴らしさでびっくりでした。
ええと、初めてジャズストリートに参加の三人。でも、平松さまとかとは、前世からの長い付き合い。つかずはなれず、ついに演奏をちゃんと聴く日がきた!ええと、全員マニアックなヨーロッパジャズのファンで指向が一緒。曲に対する理解度も三人でとても深い。やっぱ、それって大事ですよね。三人で見た目と違った美メロ攻撃。好きな曲のオンパレード。八木スペシャルと重なって、前半だけで、、残念でした。
八木敬之スペシャルカルテット / 埼玉・東京・神奈川
八木 敬之(sax) 今泉泰樹(p) 阿部泉(b) 西尾 研一(ds)
竹腰トリオとの重なりで、後半だけになっちゃった。ごめんね。
ドラムが、ずっと自慢していたリズム隊は、へん拍子や現代ジャズに精通する大変優れものでありました。久しぶりに生で聴いた八木サックス。本人は、あれこれ、考えるところもあったようですが、まじめないい加減さが相変わらずおもしろくて、得なひとだよな、って、つくづくおもった。不思議なもんで、きっちり 正当にうまいのがおもしろいとはかぎらないもの。いや、うまいんだけどさ。
なぜか、ヴィジェイアイヤー仕様のエリントン曲演奏してましたが、、ピアノの理解度に皆さんぶる下がったことはなかったかしら。。ハラハラしたのはわたしだけか。。
anima libera(アニマリベラ)
ふくまこづえ(vo) 石田尚一(vo) 川崎祥子℗
以前から、生で聴きたかったご両人。一緒にきけちゃうなんて、そりゃ凄い。満席で奥様ワンピースで座り込みの体制。。足、、しびれますた。。
感情豊かな2人のヴォーカルの掛け合いで、会場のテンションはうなぎのぼり。
お二人とも、歌もうまいけど、お話も上手。そうそう、マンダムズで有名な石田さまの「声」はちょう二枚目。正当派色男の声ですね♪ご両人とも、YouTubeの100倍素敵な声でした。
つじつじ/千葉・三重
辻恭子(vo) 辻 啓介(b)
私は、、デュオが大好き。そして、ヴォーカルのデュオは特にその人たちの人となりがでて良いと思ってまーす。よく、勘違いしている人がいるんだけど、わたしはヴォーカルものは嫌いじゃないです。
べたべたとかっこばかりなのが、シンドイだけ。。
ええと、ギターやピアノが相手だと、メロディやハーモニーなんかでちょっとは楽なんだろうけど。。
相手がベースって、かなり難しいと思うのですよね。世界には名盤が沢山ありますが、、。でも、はまると空間が大きな分しっとりした良い会話になる…そうなってましたよ。
もう一カ所行きたかったけど、、さすがにこれでおしまい。
ありがたいことに、誘ってもらって、〆は名店「きぐち」でした。くたくたあ。。。
二日目、興奮して寝られなくなって、出遅れた。。
朝ラーメンする予定だったのに。。。憧れの朝ラーメン。。。冬に持ち越しか。。。。
ジャズストリート2日目(7/20)
二日目はなぜか「テナーサックス祭り」となりました。
なぜかでなくて、サックス好きなんだね!そして、、素敵なサックス多すぎるこの事実、、まわりきれん。。
長沢好宏クインテット&真弓
細木紀克(tp) 長沢好宏(ts) 細木久美(p) 阿部国男(b) 本間克範(ds) 真弓(vo)
新潟の大御所長沢先生のバンド。全員が巧いだけでなくて、長沢先生をリスペクトしているのがとてもよくわかる。いや、観客だってそうなんですね。今回は、ホレスシルバー祭り。やっぱ、目の付け所がちがいまっす。先生のダンディな魅力に負けず劣らずの細木トランペットのかっこいい一吠えも。そして、大輪の花、真弓さま。深く魅力的な声で、アップテンポのロック調の曲を歌いこなして、素晴らしかった♪前回聴いた時よりのびのびと素晴らしかったです。
市川裕也カルテット
市川裕也(ts) 楠直孝(p) 仲石裕介(b) 中屋啓之(ds)
ここも、固定ファンがついているので、潜り込むのが難しい。もしも、誰かに「現代コンテンポラリージャズって、何?どんなの??」って、聴かれたら、「ぜひこのバンド洗礼受けてくださいませ。」と言ってしまいます。「全員が超絶技巧軍団」、って、言葉がぴったりな熱い集団ですわ。各自のソロも凄ければ、バンドの一体感も半端ない。アンコール前のショーター曲、各自のプレイもですが、一丸となった圧力は凄かったです。
RENA&yossy Band
RENA(vo) yossy(sax) 藤田俊亮(vo) 野波桃(key) 福田伸也(g) 五十嵐誠(b) 渡辺しん(ds)
会場についたら、ツインヴォーカルでした。ガラス張りの背景は、夏いっぱいでフェスタ!って、感じよ、感じ。のびのび盛りのレナさまは、聴くたびに違う魅力を発見。今日は、魅力的な男子と恋人同士のような爽やかなお色気も。そして、このエンターテインメントの極めつけは、情感たっぷりの泣きのサックス。やんやと盛り上がりますよね。
伊地知晋平カルテットfeaturing 小野アイカ/東京
伊地知晋平(ts,ss) 小野アイカ(g) 椎名達人(b) 西尾研一(ds)
ここが最後。二時間堪能しました。
ただ巧いってだけでなくて、4人が4人ともかなり個性的。一人一人が濃いのです。
そんな濃いおじさまたちに、火をつけるアイカさま。目をつぶって、音だけ聴いてるとそのマシンガンプレイに女はいない。でも、歌うと中性的な声質にかわいい女の子が時々あらわれる!お歌もイケてたな。。まあ、でも、その熱いギタープレイに 嬉々として群がるメンバーの他のお三人。。
ジェームス・ブラウンの曲もめちゃくちゃよかった。
あれやこれやの変態プレイは、二時間聴いてても まったく 飽きません。みんなでアンコールさせちゃったけど、ドラムは大変だったろうな。。
というわけで、夕方になってしまい、時間切れ。
残念。。また、冬に参加できるかな。。そうしたら、、今度は、移動しないで、、ゆっくり聴きます。
1日、1000円、二日で2000円。笑い飛ばすしか無い。
ミュージシャンの皆さま、渾身の演奏をありがとうございました!
さて、このあとの新潟のジャズのお祭りは万代ジャズフェス!
★万代ジャズフェスティバル@8月9日★
「TOKU」さまが、スペシャルプロデューサーのこの無料イベント。
詳細はここで↓
私は、残念ながら毎年お盆休みと重なって、、ちゃんと聴いたことありません。。
新潟にいないとか、お客様がいるとか。。。いつかいつかで、随分たった。。
お近くのかたは、ぜひ!
それでは、今日のおまけは、、長岡の特別ヴァージョンフェニックス。
まだまだ、暑いですね。お体に気をつけて!
んじゃ、退散♪
« Floating / Fred Hersch Trio | トップページ | Welcoming the Day / a.s.k.feat Fabio Bottazzo »
コメント
« Floating / Fred Hersch Trio | トップページ | Welcoming the Day / a.s.k.feat Fabio Bottazzo »
こんにちは~
暑い日が続きますね
今年もジャズスト、盛り上がったようで楽しそうですね♪
花火もきれ~!!
やはり、長岡の花火は素晴らしいです! いつか見に行きたいなぁ
投稿: Marlin | 2014年8月 6日 (水) 16時57分
Marlinさま、、
お久しぶりです。お元気でいらっしゃいましたか?
九月はそちらでも、素晴らしいジャズストリートがありますよね!
今年こそは、と、おもっていたのですが、、用事が入ってしまいました。
でも、金澤には、、行く予定です。。
花火、、私も行きたいですが、、夏バテ気味です。
どうも、ありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2014年8月 6日 (水) 18時20分
前世からのお付き合いありがとうございまーす。あのころは、またバンドでもやろうかな?って感じですが、ここ数年ですんばらーな仲間見つけることができました。自分の好きな曲だけできる!ってアマチュアバンドの王道だよねー。これからも楽しみたいです。そのまえに楽器が弾けるようにならんと。。。
来年も行きたいです。
投稿: しぶちゃ | 2014年8月 7日 (木) 09時30分
どうも!慰労会もご馳走様でした(笑)。ばーそーまいうーでした。またたいくい。
> ヴィジェイアイヤー仕様のエリントン曲
アイアー曲とりあげるのが、日本シロウトジャズ界における
自分の使命ではないかと思える今日この頃。
しかしあまりにあまりにもあまりにもハードルは高い。
この演奏も、わかってやってるやつ誰もいませんでした、すいません(笑)。
だけれど、数ある彼の演奏曲の中では最も簡単な部類なのであった。
険しすぎます。
一時期、クルマで彼のCD以外聴かないキャンペーンというのをやりまして、
多くの仲間に迷惑を(笑)おかけしました。
聴かせるだけでも、なのに、演ってもらう、というのはもう
絶望的に高いハードルであります。
しかし地道にがんばろうと思います。
投稿: にしを | 2014年8月 7日 (木) 20時59分
しぶちゃさま、、
なんだか、不思議なかんじですね。
新潟で、しぶちゃさまのベースを聴くことができるなんて。。。
しぶちゃさまのベース素敵でしたが、やっぱり、バンドサウンドがとてもいい感じだとおもいました。これからも 自分の好きなことで邁進してくださいね♪
うむ。。冬もいらっしゃいませな。。
投稿: Suzuck | 2014年8月 8日 (金) 17時11分
にしをさま、、
その野望はハードル高いですよね。
でも、さすがにしをさま、、すこしづつ、、目標にむかっておりまするね。
現場で、あの不思議な雰囲気をわかっていたのは、、わたしだけかもしれないですが。。
今後も、チャレンジしてくださいませ。アイヤー偉大だよねえ。
あんなに不思議なピアニストは滅多におめにかかれません。
って、新譜は何時リリースなんだっけ。。
あの蕎麦、、美味しいよね。
でも、もうちょっと、ゆっくりもできて美味しい蕎麦屋さんあるんだよね。。
ここで、いっぱいやるのが、、わたしの夢。
投稿: Suzuck | 2014年8月 8日 (金) 17時35分