2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

音楽で拡がる輪

« Reverie at Schloss Elmau / Gwilym Simcock & Yuri Goloubev | トップページ | Tales / Diego Barber Craig Taborn »

2014年7月 2日 (水)

El retratador / Masaki Hayashi Toru Nishijima

夜光雲「あなたとお茶を・・・」(ジャズ批評179号)の三枚の1枚です。

El_retratador

林 正樹、西嶋 徹ともに70年代生まれの2人は、10年前にデュオのアルバムをリリースし、その後もお互いの存在を感じながら互いの演奏活動を歩んで来た。そんな時の流れの中で自然に録音に至った2枚目のデュオ作品。レコーディング寸前にできたという林の耳雨〜終演の西嶋の西日まで共通の価値観を感じる2人の叙情的なオリジナルが9曲とAriel Ramírezの名曲Alfonsina y el mar。互いの言葉の奥の奥まで感じ取ろうとする繊細なやり取り。洗練された都会的な空間でありながら、里山の木漏れ日を感じる優しい演奏で奏でられた空間は柔らかな音色で疲れた心を和ませ、音の森林浴のように心のマッサージ効果抜群。小さな部屋に居ながら、豊かな自然と壮大な宇宙そしておおらかな時の流れを感じる空間は、2人の感性が解け合って生まれる心豊かで穏やかな音風景。芽吹きの季節大地にそそがれる静かな雨音のように心に優しく沁み込む音楽たち。


1. 耳雨
2. 褻の笛
3. El retratador
4. Alfonsina y el mar
5. mの問いかけ
6. Muro de stono
7. Orbit P
8. Folded wind
9. 残光
10. 西日

林 正樹 (p)
西嶋 徹 (b)

このアルバム、、なんだか、長い長い、数珠つなぎで手に入れたのです。
アルバムのアートワークもとても素敵で、思わず、検索してしまったほどでした。
ジャケットと内容ととてもマッチしたアルバムですよね。
そして、ヤーミンさまのライブのオープニングアクトとして、林さまのピアノを生で拝聴いたしました。
藤本さまとのデュオでも繊細な音使いで、それは悶絶な空間でした。
そこには、わたしの好きなアーティストさまや音楽のお仲間がたくさんいらしてて、、なんだか想い出深いライブとなりました。。
そして、絶対、いつか、、このデュオも生で聴きにいきたい。絶対、聴きに行くんだもん。
あ、、西嶋さまは、魚沼の音楽イベントの講師であられる。。
いつか、いつかと聴きたいライブが増えて行く。。

我が家では随分以前から、アジアのヒットラーと呼んでしましたが、、ついにあのバカやりましたね。
黙ってこのまま行けるとおもうなよ。。
んじゃ、退散♪

« Reverie at Schloss Elmau / Gwilym Simcock & Yuri Goloubev | トップページ | Tales / Diego Barber Craig Taborn »

JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん、こんいちはmonakaです。
このアルバムのジャケいいですね、福岡在住の女性デザイナー、私も検索してしまいました。
このように丁寧に作られたアルバムは長く存在感をしめしますね。

ブラザー、、こんばんは。

とても 綺麗な音と空間が素敵な音楽でしたね。
そして、このジャケットがとても内容にあいました。
印象的で 思わず手にとってしまいたくなるアルバムです。
やっぱり、手にとれるものが いいな。。

ありがとうございました。m(_ _)m

たしかに、ジャケと中身の雰囲気が合った、良い雰囲気のアルバムでした。
(演奏はジャケほど、寒々とはしてないですが..)
滋味あふれるというか、枯淡の境地を感じさせる演奏を、しっかりとした力を感じるサウンドで奏でた作品。
ゆったりと時が流れる感じはあるが重くはない。という絶妙な塩梅の演奏を、たっぷり楽しませてもらいました。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さま、、

寒々ですか。。
なんとなく「孤独」を感じて、色合いも好きです。
独りぼっちは寂しいのだけど、人はこの宇宙にひとり生まれてくるんだよな。。、って思う時、、なんだか、胸がジーンとするんだけど。。そんな感じ。。

と、いい時間の流れるアルバムでしたね。
どんどん、繋がると楽しい反面。。お財布にきついですね。
と、毎回、おもうのですが、、後戻りはできないかんじです。笑

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: El retratador / Masaki Hayashi Toru Nishijima:

» 往復書簡のようにして  El retratador / 林 正樹 西嶋 徹 [JAZZ最中]
10年来一緒に活動してきたピアノとベースのデュオですが、実はまるで知りませんでした。新潟の妹のところでみてよさそうだともっていたらショップにあったので買ってきました。 久しぶりに何もしないで良い夕暮れにベットのひっくりがえて聞いていました。 先ずジャ...... [続きを読む]

» 林正樹、西嶋徹 El retratador [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
林正樹さんのデュオアルバム購入第2弾です。 実は、それをあまり意識せず、どっかで誰かがつぶやいていたリリース情報と良いと言う情報をたよりにデュオ作好きでもあるし、なんとなく琴線に触れたと言う感じで、購入にいたっています。 買ってから、前作のサックスとのデュオを聴いていることを、ふと思いだしたと..(汗) 前作の時も、特に林正樹さんの来歴とか調べていなかったんですが、1978生35才くらいと、演奏の印象からしたら、てんで若い。 西嶋さんとのデュオ作は、10年前の2004年に1回リリース..... [続きを読む]

« Reverie at Schloss Elmau / Gwilym Simcock & Yuri Goloubev | トップページ | Tales / Diego Barber Craig Taborn »

無料ブログはココログ