Down By The Salley Gardens / 西山 瞳 安ヵ川大樹
梅雨はあまりはっきりしない新潟なのですが、今日は雨ですね。
柳の写真がが雨を連想させるピアノとベースのこのデュオがぴったりの今日この頃です。
ちなみに、新潟は柳都ともいいます。
しっとりとしたピアノ音色に誘われPescadoresがはじまる。ベースがかさなりやがてピチカートによる切々と歌うようなベースソロがはじまると胸がきゅんと痛む。そして、ピアノの返歌、すでに心奪われる。時がとまったようなSoftwind。美しく奏でられるメロディ。力強いバネで1音1音が入魂のベース。叙情的でエモーショナルな盛り上がり大きな広がりを持つHanagasa Ondo。裏表のない一体感ある演奏。ピアノソロも美しく哀愁が支配する Loca。
アイルランド民謡であるタイトル曲Down By The Salley Gardens。安ヵ川さまのベースのソロはいつも歌声が聴こえてくるよう。特に、アルコの時は彼の腕がそのまま弓になってしまったのではないか、と、思うほど、ベースと一体化してしまう。そして、ピアノと一緒に素朴なメロディに様々な想いをのせて届けてくれる。
瑞々しくも凛と背筋ののびたEpigraphのピアノ、饒舌に返すベース。
広がる広がるAlmaのおおらかな空間。Tairyo Utaikomiの、濃密、濃厚な空間も心をとらえて放さない。
終演は、Whisperingは、軽やかな印象で2人の会話が進みます。
ゆったりと時間がながれ、美しくしっとりとした情感がたっぷりのピアノと力強く情熱的なベースの会話は心落ち着く時間を約束してくれるとおもいます。
とっても、とっても親密な世界です。(*^^*)
1. Pescadores
2. Softwind
3. Hanagasa Ondo 花笠音頭
4. Loca
5. Down By The Salley Gardens
6. Epigraph
7. Alma
8. Tairyo Utaikomi 大漁唄い込み
9.Whispering
Hitomi Nishiyama (p)
Daiki Yasukagawa (b)
七夕には雨が似合う新潟でした。。
このデュオで10月13日に長岡の音食にいらっしゃるそうです。
長岡は行動範囲なんだけど、、連休の最後の日なんですね。。
んじゃ、退散♪
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