Breathing In Unison / Claudio Filippini Trio
朝晩の寒さも少し和らいできましたね。
おかげで、ブナの葉っぱがいっきに開き若々しい色合いのお庭になってきました。
春めいた心で優しいピアノトリオを愛でましょ。
The Enchanted Garden、Facing Northと早春に花を添えて来たイタリアのピアニストClaudio Filippini。今年も、花の季節にぴったりのロマンティックなアルバムです。
メンバーは、前回と同じ。
オープナーはオリジナルModern Times #Evolutions。ちょっと、ビターな感覚と繊細さいい感じ。甘く、柔らかく美しい映画のワンシーンのようなAs Time Goes By 。美しさを優しく重ねるPoses。
三人の遊び心でThe Sleepwalker。何処までも、何処までも柔らかく、優しく、、Breathing In Unison 。澄んだチェレスタの音色も効果的、そして、メンバーの繊細な阿吽もすばらしい。
桃源郷に迷い込んだような美しさNight Flower 。内省的なベースソロも心に沁みる。
浮遊間&スペイシーな透明感South Michigan Avenue。
何処までも、柔らかく甘く切なく静かな熱き心A Time For Love。遠く夢見る心地でSecret Love。
終演は、At the Dark End Of The Street。優しく降り注ぐクリアな音の数々。
ピアノの美しさはもちろんですが、三人の静かなやり取りが素敵です。
押し付けがましさはなく、そっと、心の扉をあけてふんわりと吹く春の風のようでした。
甘い花の香り、新緑の木々の色合い、、ほっと優しい気持ちになれますね。
1. Modern Times #Evolutions
2. As Time Goes By
3. Poses
4. The Sleepwalker
5. Breathing In Unison
6. Night Flower
7. South Michigan Avenue
8. A Time For Love
9. Secret Love
10. At The Dark End Of The Street
Claudio Filippini(p)
Palle Danielsson(b)
Olavi Louhivuori(ds)
あっという間に、四月も中盤すぎちゃいました。
つうか、我が家的には月末です。笑
んじゃ、退散♪
« 慌ただしい時によく効く魔法〜Lars Jansson Trio + Ove Ingemarsson | トップページ | Forever Young / Jacob Young »
「JAZZ(Grazie Italia )」カテゴリの記事
- ロマンチシズムと哀愁が溢れたビター・スィートな一枚 『European Walkabout / Alessandro Galati Trio』(2022.03.26)
- ファブリッツィオ・ボッソとハヴィエル・ジロットが参加 『Blu / Igor Caiazza』(2022.03.06)
- クラウディオ・フィリッピーニ参加 『Happy End / Lorenzo Tucci』(2022.03.02)
- 期待通りの哀愁と郷愁 『Tango Macondo / Paolo Fresu』(2022.02.23)
- 夜の中で… 『Notturno / Roberto Olzer Trio with Strings 』(2021.10.17)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: Breathing In Unison / Claudio Filippini Trio:
» オクサンに捧ぐ BREATHING IN UNISON / CLAUDIO FILIPPINI [JAZZ最中]
クラウディオ・フィリッピーニと言うピアニストのアルバムが幾つが出ているのはしっていたけれど機会がなくてこのアルバムが初めての出会いです。
1曲目若者らしいはっきりしたラインから始めました。
2曲目“As Time Goes By”を結構メロディ重視で弾いていきます。
...... [続きを読む]
» Claudio Filippiniの新作はあまりに普通で面白くない。 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Breathing in Unison Claudio Filippini (CAM Jazz) 私はClaudio Filippiniの初リーダー作であるEnchanted Gardenを聞いた時に [続きを読む]
« 慌ただしい時によく効く魔法〜Lars Jansson Trio + Ove Ingemarsson | トップページ | Forever Young / Jacob Young »
スズックさん、こんにちはmonakaです。
今日はお休みしようとおもうっていたらこの記事、ちょうど聞いていたのでコラボすることにしました。
感じとしておとなしい演奏が好きなようですね。ガッと弾くことも必要ですから次にどうなるか、このアルバムは意志が統一されています。
投稿: monaka | 2014年4月23日 (水) 21時20分
Suzuckさん、こんばんは。
こわごわ仕事をこなしている今日この頃ですが、このアルバム最上級の優しいメロディが満載でうっとりです。
フィリッピー二の曲はもちろん、読み方が難しいドラマーの方の曲(Night Flower)も、癒され過ぎです。聞く度にこの人たちはどうしてこんなメロディを作れるんだろうって不思議に感じてます。演奏の観点ではエキサイティングな部分ってなかなか見いだしにくいですが、誰でもいいなあと感じられるメロディはそうそう作れるものではないので凄く才能を感じてます。
腰にも優しいですしね・・
勝手ながらリンク張らせて頂きます。
http://musicpromenade.blogspot.com/2014/04/claudio-fillippini-trio-breathing-in.html
投稿: とっつぁん | 2014年4月23日 (水) 21時50分
こんにちは〜
ぽちっとしました♪
どちらにしようか迷ったけど Suzuckさんのレビューにあるように、春風と花の香りを感じられそうな ロマンチックなこちらに決めました(*^_^*)
投稿: Marlin | 2014年4月24日 (木) 15時13分
ブラザー最中さま、、
今回は、特に柔らかなゆったりした演奏が中心となりましたね。
でも、美意識が一貫しておったとおもうのですね。
そして、何より、今のわたしの気持ちに添いました。これって、重要です。
疲れた奥様の気持ちもきっと癒されるとおもいます。
つうか、最中さまのそういったご配慮で 既に癒されているのでしょうね。
とらば、ありがとうございました。
こちらからも、とらばいたしますね。
投稿: Suzuck | 2014年4月25日 (金) 20時31分
とっつぁんさま、、
お互いに養生が大事ですね。(^-^;
わたし、だいぶよくなったのですが、、家事ってかがむ事が多いので、注意してます。
あと、車の乗り降りが結構、、きついかな。。
さて、アルバムはまさにこの季節にぴったりな感じで、花の香りが漂うような感じです。
演奏も、美しいメロディを生かして 繊細なやり取りとなりました。確かに、興奮度はないかもしれないけど、こういう演奏って誰にでもできるものじゃないとおもいますよね。
トラバありがとうございました。
引き続き、おだいじにどうぞ。。
投稿: Suzuck | 2014年4月25日 (金) 20時33分
Marlinさま、、
閣下はお厳しい判断をされておりましたが、それはそれで評価してるのだとおもいますよ。
あとは、その人の感性ですから。
ブレイドのアルバムもきっと良いとおもいます。ヽ(´▽`)/
だけど、忙しいときにも優しい気持ちになれるアルバムも結構重要ですよね。
わたしたちは、常に笑顔が重要ですから。
あ!!Marlinさま流にいうならば、ゆるジャズかな♪
投稿: Suzuck | 2014年4月25日 (金) 20時35分
Suzuckさん,おはようございます。TBありがとうございました。
私は本作に手厳しい評価をしましたが,Claudio Filippiniに対する期待値の裏返しの部分もあったと思います。ただ,残念ながら旋律の美しさよりも,「ゆるい」感覚の方が強く感じられてしまったというのが正直なところです。
ということで,こちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2014年4月26日 (土) 10時14分
閣下、、
まあ、まったく同じ感覚はありえませんからね。
で、、わたしは、Le Vent / Colin Vallonもかなり好き。
つうか、あれは良いとおもうんだけどな。。笑
あれまーって、感じでいたね。
うーーん、、統一感という意味ではバッチりじゃん。瀑
意見が違うって、健全なことですよね。
次に意見が合うのはなんでしょうね♪楽しみです!!
投稿: Suzuck | 2014年4月26日 (土) 10時37分