Visible/Invisible / Ryosuke Hashizume Group (橋爪亮督)
新潟市内もやっと皆さんが想像する雪国の景色となりました。
でも、、それって、、そろそろ精神的に不安定な時期になってましりまして、、非生産的な毎日です。はい。
ええとね、去年の11月の終わりことに買いました。(前ふりが長いです。。)
遠い過去にギター弾きのお兄様から、「Astrolabe / 西山瞳 馬場孝喜」を進められまして、去年の頭か一昨年くらいにやっと購入。ギターとピアノの繊細な関係に驚きまして、チェックしてたらピアノトリオで「Sympathy」をだしまして、これまた、繊細かつ躍動感にあふれて、って、思ってたらソロアルバムで「Crossing」がでました。ソロは流麗ということばだけでなく一番わたしの心に響きました。沁み込みました。そして、そのソロのアルバムの最後の「月下に舞う」という曲がめちゃくちゃ気に入りました。その作曲者が、時々リンク先で話題になるサックス奏者で作曲家の橋爪亮督。丁度、この新譜がでていましたので購入することに。。
オープナーのJourneyの幻想的な心情風景に一目惚れ。
少ない音から響く日本的情緒、侘び寂びに通じるひんやりした 緊張感。
ギターも入ってのこの壮大な感じ天に広がる感じです。
The Last Day of Summerも不思議な魅力にあふれた空間が待っています。
メンバーそれぞれの魅力や個性がふんわりとした関係でくっついていて、何が?って言われると返答にこまるんだけど(笑)なんともいい感じ。どんな感じでライブしているのか目の前で聴いてみたい。
十五夜、真夜中の実験室的なフリーなサウンド。十五夜みたいに神秘的。月の光が降臨しました。って、この後、明るい曲もあるのですが、ここまでの印象は月世界サウンドですわ。。
ドラムが全面的に前にでてる感じのCycles。ドラムの刺激的なリズムの逆をいくように、ゆっくりゆったりした感じのサックスがのってきます。速いパッセージがかっこよく織り込まれてどきどきする。ギターもかっこ良すぎる。
一番ポップでキャッチーなPark。日本情緒たっぷりとか言ってたけど、おもいっきり日差しサンサンのセントラルパーク。(笑)この曲がリンク先で人気あるのはよーーくわかります。
口笛吹きながら、あるいははな唄うたいながら闊歩するかんじだよね。
終演、Sketch #1、ドラムが引っ張る形で進行し、やがて、それぞれが自己主張しながら、何となく一緒の夢をみる感じです。。
繊細かつスタイリッシュ、でも、素朴な光景が広がってます。
って、本当にライブなのでしょうか?新宿のピットインのライブらしいのですが、、拍手とか咳払いとか、、雑音がないんだけど。。
サックスとギターの世界観がすごく似ていて、メンバーもその世界にばっちりはまり込んでます。リーダーのサックスはもちろん、メンバーが生まれてから現在に至るまでの自分自身の歩んで来た路を大切にしていることが感じ取れます。日本人であり、世界人であり、宇宙人である、、。。是非、あれこれと鬱陶しい概念?をとっぱらって聴いてみてください。
面白い世界が待ってますよ。
1. Journey
2. The Last Day of Summer
3. 十五夜
4. Cycles
5. Park
6. Sketch #1
橋爪亮督(ts, loops)
市野元彦(g)
佐藤浩一(p)
織原良次(fretless bass)
橋本学(ds, per)
と、言うわけで、サックスの橋爪さまとギターの市野さまが全面協力している「Travels / 東かおる 西山瞳 もかちゃったわけです。美しい世界ですよ。
個って、言葉で面白いことを二つおもいだしました。
「Bungalow」で新潟にいらした大村亘さまがブログだか、インタビューだかで、、
自分の原点をインドに観た、とか?、仰っていて、、タブラを習得しにインドへでかけた、と。
大村さまの育った環境から考えると、、大きく頷けたのでありました。
このときもいらしていたピアノの佐藤浩一さま、、わたしの中では要注意人物になってしまいました。
あとね、少し前に、Facebookで凄腕のミュージシャンの方々が、、
「アメリカのJAZZ、日本のJAZZ、、って、あれこれいうけど、要は個だね。。」
みたいな話をしてらっしゃったのを遠くから眺めておりましたのを思い出した。
寒いけど、冬ってことですので。。
んじゃ、退散♪
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年明けしばらくは去年聴き逃した新譜をフォローしていく感じになります。今日のアルバ [続きを読む]
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新年1枚目。橋爪亮督さんの新作は、ライブ盤の紹介からスタートです。
橋爪さんの演奏は、平井さんのバンドでライブを聴いたのが最初で、何度かこのcool jazzバンドでの演奏を生で聞いています。
さらに、このcool jazzバンドのアルバムが3枚出ているんですが、これは全部買って聴いてます。
この平井バンドでのライブは、2012年10月を最後にNo Trunksでは行われていないのですが..
橋爪さんのアルバムは、前作 ACOUSTIC FLUID からがリアルタイム聴きとなりますが..... [続きを読む]
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こんばんは。
なるほど、そういう経緯でこのアルバムを購入されたのですか。
実は私も西山さんのピアノソロアルバムは気になっていましたが買っていません。
聴いてみようかな~。
私、橋爪さんのグループは最初のアルバムからフォローしています。
このグループ独特のサウンドテクスチャーに惹かれています。
>日本人であり、世界人であり、宇宙人である、、。。
なるほど、面白い表現です。
アルバムは心地良いフィーリングが詰まっていると思います。
トラバありがとうございました。
私もトラバさせていただきます。
投稿: いっき | 2014年1月11日 (土) 20時34分
橋爪さんは、平井庸一さんのバンドのライブを聴いたところが馴れ初めで、後から橋爪バンドを聴いて、古いアルバムをいくつか見つけたら買いしてました。
さらにそっから、市野さんにいって。。。 という派生になります。(人に拠りいろいろですね^^)
西山瞳さんは全然別で、なんとなく良さそうとアルバムを買ってからの付き合いとなります。トリオ作はたいがい買って聴いてますが、なぜだか2つ出ているデュオ(馬場さんと安ヵ川さん)は買ってないんですよね(汗) ソロは購入済み。
で、本作ですが市野さんとの名コンビが見事に結実したとても良いアルバムでした。
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
それと馬場さんはリーダー作が出てます。(http://www.amazon.co.jp/dp/B00ESJCMHS/)
投稿: oza。 | 2014年1月12日 (日) 08時48分
橋爪さんの音はぜひライブで聴いていただきたいなぁ、とおもいますです。
都内が多いのでなかなかタイヘンですけどね。。
投稿: カノン | 2014年1月12日 (日) 17時41分
いっきさま、、
各自いろいろな経緯がありますよね。(笑)
わたしは、西山さまからも繋がっていったのですが、
地元で行った「Bungalow」ライブの影響も大きいとおもいます。
ライブをする方が皆さんうまいのですが、「Bungalow」のメンバーってそれ以上に、、
なんだか、、いろんな興味がわいて来たのです。
すごく、魅力的なサウンドですよね。
市野さまのギターも魅力的すぎますよね。
最初から注目してるのですね。
どっちが、先にライブにいけるかしら。
いっきさまのほうが、お先コールになりそうですね。(^-^)
ありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2014年1月14日 (火) 17時31分
oza。さま。。
このバンドから、市野さん、佐藤さんって、どんどん、いっちゃいますよね。
きりがないので、今の目標はこのバンドのライブを聴く事です。(笑)
>なんとなく良さそうとアルバムを買ってからの付き合いとなります。
こういうのって、だいじですよね。
最近、老化現象が激しいのですが、、がんばります。
>市野さんとの名コンビが見事に結実
ですよねえ。。
ですので、市野さまにも多大な(笑)興味があるのですが、、
でも、、現在、手を広げすぎなきがしております。
どうしよ。
目にどくな情報ありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2014年1月14日 (火) 17時35分
カノンさま、、
わたくしも、、ライブで聴きたいのはヤマヤマですよ。
その場の空気すってみたい。
都内も関西も、、なかなか、、難しいです。
カノン姫の行動力を見習いたいところですが、、
まあ、、気長にチャンスねらいます。。。
明日は、新宿ピットインですよね。
投稿: Suzuck | 2014年1月14日 (火) 17時38分