秋の夜長の読書かな。。(汗)
夏に軟禁状態だった時に、家にある「小川祥子の文庫本」を読んでました。
喪失の女神の物語は、「たんたんとした日常から静かに続く不条理な世界」。。
で、どことなく漂う官能的な表現に大人すぎる私もどきどきしちゃいます。
そのとき、何となく大昔に読んだ安部公房のことを思い出して、再読してみたくなったのですね。
そのタイミングで、
安部公房とわたし (山口果林 著)
この本の存在を知りました。
没後20年、初めて明かされる文豪の「愛と死」
こんな宣伝文句に踊らされ、読んでみました。m(_ _)m
感想は難しいのですよ。男と女であるときは、文豪といえども只の男。。
暴露本と言えば言えなくないけど、そういうどろどろした感じがあまりしないのは、、
「偶然の積み重ねで、生命は誕生し、人生は決まっていく」
こう言い切った山口果林の性格でしょうか。
これからも元気な人生を送ってくださいね。って、気分で終わりました。
あ、でも個人的に印象に残ってるのが、紙で出来てる(自分で作る)精密な人体模型の取り寄せを新潟の西村書店にするところかな。
新潟の地元では、医学関係の老舗本屋さんと認識されてるのだと思うのですが、、、
わたしには「バーナデットのモミの木」の素晴らしい絵本の出版元なんだもん。
露の玉垣 (乙川優三郎 著)
ここの父の地元新発田。
その新発田藩の実在の家老を通して、武家社会の重い実像を描いた歴史小説。
予想以上によい作品だったので気合い入れて、再読中。
ハルさん (藤野恵美 著)
一人娘の結婚式に寄せて交差する父の想い。
亡くなった妻に語りかけるように、自分言い聞かせるように。
一緒に成長していく中にも、悲喜交々な日常。そして、旅立ち。。
素直に、、じーんといたしました。。
坂口安吾 文藝別冊
図書室出口の新譜コーナーで目にとまって。まだ、読んでないんだけど。。(笑)
と、刺激されてクリスマスの絵本の読み直しなんかもしています。
しかし、、やっぱり、読書の量がすごく少なくなってる今日この頃。
雑誌の特集ものはすぐ読めちゃうのになぁ。。。
このまま、体力だけでなく知力も退化しちゃいますね。イカンよね。。。
でも、食べるものが美味しくて、お酒もワインもすすむ今日この頃。。
飲んだら、寝るだけだもんね。。
連休が終わりますが、いかがお過ごしでしたか?
んじゃ、退散♪
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Suzuckさん,こんにちは。
「安部公房とわたし」は非常に面白かったです。私は彼の全集を老後の楽しみとして買ってありますが,この本に書かれている背景を踏まえながら,改めて読むと更に楽しめる気がします。ドロドロしたところもありますが,なるほどねぇって感じでした。ということで,TBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年11月16日 (土) 12時52分
閣下、、
お返事おそくなりましたが、、
閣下、、なんだか、絶好調ですね。この〜〜♪
老後の楽しみは、わたしにもあるんですが、、
本ではないのです。
でも、昨今、、老後がちゃんと迎えられる自信が、、全然、ありません。
で、、ドロドロかな?
確かに、、家庭の方の側からみたら、ドロドロかもしれませんけどね。。
閣下の、全集の感想を楽しみに、なるべく、長くブログ続けます。
ありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2013年11月19日 (火) 18時28分