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音楽で拡がる輪

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2013年10月14日 (月)

Free Flying / Fred Hersch and Julian Lage

Free_flying

秋は、その色合いや日の暮れの早さに、、ついつい郷愁に浸ってしまいます。
でも、高い青い空を見あげているとなんだか嬉しくなってきたりしますよね。

と言うことで、、話題?のデュオ。。

Fred Herschのコットンクラブのソロライブは、感情の発露と言うべきライブで、私を含め多くの知り合いが感動をともにした。
耽美的な世界の奥底にマグマのような熱い塊を感じた人も多かったのではないでしょうか。。

去年聴いたクラリネットとのデュオDa Vinci / Nico Gori & Fred Herschを聴いたときにも、なんだか子どものように嬉しそうに走り回る?ハーシュがいて、人間って面白いなぁ、って、思ったものです。
今回のデュオはライブ録音、そして、その神業的なテクニックと繊細な指使いで注目されてるJulian Lageです。
ハーシュ曲7曲、モンクとサムリヴァースで全9曲。

オープナーSong Without Words #4 Duetから息もぴったり。躍動感あるピアノとそこにぴったりとはまるようなギターのやりとり。この1曲で満足してしまいそうな素晴らしい演奏。
音の一つ一つが遊びにでかけてしまいそうな楽しいDown Home。抒情的でギターの音色にうっとりするHeartland。
タイトル曲Free Flyingは、二人の一糸乱れぬ足取りに圧倒され、精密なモザイク画をみるような気分。ピアノもギターも急発進、急ブレーキ何でもゴザレ。サムリヴァースのBeatrice、ギターの歌心と遊び心ににっこり。
繊細さに繊細さを重ねたビターテイストのSong Without Words #3 Tango。
減り張り、溌剌、でも不可思議ワールドStealthiness。柔らかな色合いGravity's Pull 。
終演はハーシュの大好きなモンクの曲で、Monk's Dream。多彩な表情と動きで2匹の子猫を観るようでした。。

予想はしておりましたが、やはり、すごいことになってます。(笑)
滑脱なやりとりが続き、ピタリとはまる繊細で緻密、絶妙絶妙!
濃密、高密度ながらお互いを決して邪魔することなどなく、ギュギュっと凝縮された時間。
互いのソロもハイレベルでござったです。
元気でますです。はい。

1. Song Without Words #4 Duet
2. Down Home
3. Heartland
4. Free Flying
5. Beatrice
6. Song Without Words #3 Tango
7. Stealthiness
8. Gravity's Pull
9. Monk's Dream

Fred Hersch(p)
Julian Lage(g)

今日は、となりの市の山のお墓に行く予定。。予定は未定。
できたら、お昼くらいはお外でお蕎麦でも食べたいな。

連休が終わりますね、楽しい連休でしたか?
んじゃ、退散♪

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コメント

Suzuckさん,おはようございます。

このアルバムは十分に楽しめるものだったとは思うのですが,期待値が異常に高かったこともあり,それに比べると...って感じでした。結局,私はHerschに求めているのは,あのCotton Clubでのライブ・パフォーマンス的なものなんだろうと思っています。私の記憶の中で,あの演奏が素晴らし過ぎたってことの裏返しなのですが,でもここでの演奏以上のものを求められるかと言えば,決してそうではないような気もしていて,微妙な心境です。

ということで,TBさせて頂きます。

Turner&Trotignonと同じ頃に届きましたが、こちらは気軽に聴くことができました。
生Herschを見る前と後とでは聴き方が変わっている自分に気づきました。
こちらも今年のベストアルバムノミネート確実な1枚です。

Suzuckさん、こんばんは。

アルバムが手元に来るまではもっとクラシックな響きを予想していたんですが、もっとぐっとこちらに近づいてくれてことのほか親しみやすさが強かったです。
演奏はというと、滑脱なやりとり・・という表現がぴたりとくる濃密なインタープレイでした。
そして、感動と言うより元気が出るってのも好印象でした。そんなこんなで、TBさせていただきます。

閣下、、

>Suzuckさん,おはようございます。

はいはい。

>このアルバムは十分に楽しめるものだったとは思うのですが,期待値が異常に高かったこともあり,それに比べると...って感じでした 。

もっと、光を! 的な、感じでしたか。
ほら、窓を開けて光を入れてくれないとみえないじゃん、って、ヤツ。

>結局,私はHerschに求めているのは,あのCotton Clubでのライブ・パフォーマンス的なものなんだろうと思っています。

うーーん。。
ハーシュ。。あの場はお一人でしたからねぇ。。
彼の人生そのものだけを語っても良い場所ですものねぇ。。

>私の記憶の中で,あの演奏が素晴らし過ぎたってことの裏返しなのですが,でもここでの演奏以上のものを求められるかと言えば,決してそうではないような気もしていて,微妙な心境です。

閣下が仰られるように、ギターとピアノのデュオの演奏として、素晴らしい演奏だと思います。あんまり素晴らしい相手と演奏しちゃって、大喜び、って、ことじゃ、、だめ??

>ということで,TBさせて頂きます。

あ りがとうございました。

カノンさま、、

>Turner&Trotignonと同じ頃に届きましたが、こちらは気軽に聴くことができました。

皆さん、この辺の感覚は、、似た感想ですよね。
こちらは、心の深いところで会話して る、、って、言うより、
どちらかと言うと、互いの反応に、すごく音楽を楽しんでる!って、感じですものね。

>生Herschを見る前と後とでは聴き方が変わっている自分に気づきました。

わたしは、一度だけの体験だったのですが、、
でも、今まで以上に、

「自分の感情に忠実?な方なんだな。」

と、強く思うようになりました。

>こちらも今年のベストアルバムノミネート確実な1枚です。

年末が見えて来ましたねぇ。。
って、もう、10月ですものね。

とっつぁんさま、、

>Suzuckさん、こんばんは。
はいはい。

>アルバムが手元に来るまではもっとクラシックな響きを予想していたんですが、もっとぐっとこちらに近づいてくれてことのほか親しみやすさが強かったです。

そうなんですよね。1人、1人はそういう方々ですものね。合わせたら、こんなんなりましたぁ、って、「陽」とでましたね。

>演奏はというと、滑脱なやりとり・・という表現がぴたりとくる濃密なインタープレイでした。

DVDがおもしろでしょうねぇ。。自分は、DVDって、なかなか見れないんだけど。

>そして、感動と言うより元気が出るってのも好印象でした。そんなこんなで、TBさせていただきます。

ありがとうございます。やっぱ、「体育の日」しか、、考えられない1枚ですネ。はい。

スズックさん、こんにちは、monakaです。
このアルバムとても気に入っています。音楽を演奏することにとても意義を見出しているような二人です。
それが曲調のばらつきになるのかもしれませんが、私はあまり気になりませんでした。それでも好きなところをひろったらとおもったら、思わぬ聞き方になりとてもたのしみました。
TBさせていただきます。

この前のお休みにかったのがPAOLO RECCHIAで楽しくきいていますのでいずれ。

ブラザー最中さま、、

>スズックさん、こんにちは、monakaです。

はいはい。

>このアルバムとても気に入っています。音楽を演奏することにとても意義を見出しているような二人です。

そうなんですよねぇ。
すごく、楽しそうだし、お互いに一歩も譲らぬ演奏なんだけど、
でも、ぶつかったり、被ったりしてなくて、これがライブ盤なんだもんねぇ。。

>それが曲調のばらつきになるのかもしれませんが、私はあまり気になりませんでした。

全編通して、すごい緊張感ある演奏なんだけど、すごすぎてどうなんてるのかわかんない。。それで、わたしは良いですわ。

>それでも好きなところをひろったらとおもったら、思わぬ聞き方になりとてもたのしみました。

あの素敵なアルバムは3枚組なのですね。
欲しいと思うのですが、、まぁ、高いですよねぇ。。いつか、であうことを信じて。

>TBさせていただきます。

ありがとうございます。
ピアノの品格もあげてないんだけど、CDを整理しないと。。(恥)
地下室欲しい。。。って、棚を一つ欲しい。。

>この前のお休みにかったのがPAOLO RECCHIAで楽しくきいていますのでいずれ。

PAOLO RECCHIAね、私、リリースしてすぐに買ったのですよ。
いい音とリラクゼーションで一発でノックアウトだったのです。
秋の宵にもぴったりだな。。って♪

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