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音楽で拡がる輪

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2013年9月 5日 (木)

From Reality & Back / Alex Sipiagin

From_reality_back_2

雨の昼下がりにも虫の声がきこえる今日この頃です。
小さな小さな居場所について、、ぼんやりと、、もの想う初秋の一日。。

さて、9月になったら、ガンガン攻め倒してやる!って、思ってましたが、、
世の中、、そうは問屋が卸しません。。予定は未定とは本当にそうね。
やっぱ、暫くは、、ボチボチいきますわ。はい。
テナわけで、秋風に乗ってかけ回したのがシピアギンさまのアルバムです。
またまた、シピアギン?って、方も多いと思いますが、わたしもその通りだと思います。(笑)
でも、メンバーみてたら、やっぱり、音を聴いてみたくなりまして、、
そんもって、試聴してたら、、やっぱり、CD欲しくなりました。(笑)

ホランド閣下にゴンザロ・ルボルカバ。。この時点で、Live At The 2007 Monterey Jazz Festivalこの時点でこのアルバムが浮かぶ人はすごいな。って、わたしの脳みそが小さすぎます。。
テナーはシェイマスで、ドラムはサンチェス、そんでもって、、パットメセニーに1曲提供してもらった、、って、マンディ満ちるの旦那さまはかなりのやり手ですわ。。。
スタンダードもカバー曲もなく、彼のオリジナル7曲とパットメセニーの1曲で全8曲。
イケっ!!

エレピの響きが浮遊感と揺らぎを感じささせるAround the Bend。
ホランド閣下のたんたんとした、、でも、力強いベース、そして、サンチェスの隙のないドラミング&プッシュ。フロント二人の蒼白い火花が突き刺さる。
静寂な雰囲気で始まるも、一気にテンションをあげるWith the Tide。モーダルなダークな曲調とピアノの高速な機械的なフレージングがピッタリ。シピアギンのソロはストーリーある世界を拒絶するような孤高の叫び。シェイマスのソロも好き。最後のキメの部分はキレキレ、混沌。
From Reality and Backのミステリアスな雰囲気は大御所の構え。グレーの濃淡の世界。
美しい音色と自在に音の階段を上り下りするシピアギン。
これは、目の前で聴いてみたい!って、思う、トリッキーな雰囲気満載のEnd Of...。
フロントのユニゾンも掛け合いもスリリング。当たり前だけど、言葉にすると「真剣勝負」そのもの。めちゃ、カッコイイ。

二人のヒリヒリとした感覚の掛け合いで始まるHere and Now。素ごっく、真面目な感じのシピアギンのソロ、その真摯な感じに惹きつけられます。それはね、シェイマスもです。
高揚感ある2管ユニゾンが聴くものにも臨戦態勢を。どれが、、ではなくて、どれも素晴らしいフロント二人のソロ。
メロディアスで、、美しいハーモニーを堪能できるSon Uvedeny Posle (Dream Seen Later)。今までの緊張感が一気にほどけ、感情タップリに歌うシピアギン。。そして、シェイマス。
二人の息の合った聴き所が満載のThe Maze。終演めがけてゴンザロも熱演、何気にトリッキーな仕掛けもあって、ベースやドラムも最後まで聴き逃せません。

シピギンのリーダー作、って、ことでか、思ったより、ホランド閣下やゴンザロが控えめ?だった気もしますが、全体にはタイトでダークでモーダルで。少し寂しい空気にぴったりです。
シピアギンとシェイマス、、両雄の活躍は素晴らしすぎますです。はい。
って、わたしはホランド閣下のアルバムが発売延期になってました。。(くっそ〜)

1. Around the Bend
2. With the Tide
3. From Reality and Back
4. End Of...
5. Here and Now
6. Chain Reaction
7. Son Uvedeny Posle (Dream Seen Later)
8. The Maze

Alex Sipiagin (tp,flh)
Dave Holland (b)
Seamus Blake (ts)
Antonio Sanchez (ds, per)
Gonzalo Rubalcaba (p,el-p)

夏の疲れは夜に出ますよね。毎日、眠い。。。
マンディ満ちるが11月にも来日するんですね。
ここに、シピアギンは一緒に来るんでしょうか。。。誰か、ご存じありませんか?
マンディ満ちるの脇で、、シピアギンさまは吹くんでしょうか。。
何処かで、ひっそりライブしたりしないのでしょうか。。

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

う~む。これも面白そうだなあ。入手はいつになることやら。シェーマスもおそらく安定した感じなのであろう。ゴンサロってのがイマイチな気もするが、まあそこは個人の好みか。このメンバー、ニューヨークあたりだとやっぱり一番上の方のレイヤーなんだろうなあ。

先日こちらのパチモン屋でBrecker Quindectetの日本のブルーノートライブDVD(NHKでやったやつね)買ったら、ラッパがこの方で、知ってはいたものの改めてなかなかいい感じだったと。そういえばドラムはサンチェスだった。

ところで、クリポタが最近おとなしいね。
Unity Bandのツアーで他のことができなかったのかな?自分のバンドでマレーシア、ないない(笑)。

マレーシアのこやぎさま、、

お返事遅くなってすまないです。
ごめんねぇ。m(_ _)m

>う~む。これも面白そうだなあ。入手はいつになることやら。シェーマスもおそらく安定した感じなのであろう。

そうです。
ご存じのように、どうも、好きになれない部分があったのですが、これはいいと思ってます。なぜ、そう思えるのか、キチンと文章で説明できれば、いいのだけどなぁ。(笑)

>ゴンサロってのがイマイチな気もするが、まあそこは個人の好みか。このメンバー、ニューヨークあたりだとやっぱり一番上の方のレイヤーなんだろうなあ。

そうなのだろうねぇ。
と、意外と危惧する部分が似てたりして。。

>先日こちらのパチモン屋でBrecker Quindectetの日本のブルーノートライブDVD(NHKでやったやつね)買ったら、ラッパがこの方で、知ってはいたものの改めてなかなかいい感じだったと。そういえばドラムはサンチェスだった。

ブロードバンド。。。
すげぇ、、かっこいいのに、ブルーノート満席に全然ならなくてさ、
毎日、心配しながら、、予約状況眺めてましたよ。
とはいえ、、今時は、シピアギンよりロビンさまだったなぁ。。
ロジャーズもいたしね。。
でも、やっぱり、マイケルブレッカーだよねぇ。
きっと、クリポタもこれみて頑張ってるよ。(笑)


>ところで、クリポタが最近おとなしいね。

それなりに、いろいろなところ(CD)に顔はでてるんですよ。
セーレンがでたのは今年だし、メセニーがご主人様の状況ですからねぇ。
って、きっと何処かで、何処かで絶対、、営業抜きで吹きまくってると思うよ。


>Unity Bandのツアーで他のことができなかったのかな?自分のバンドでマレーシア、ないない(笑)。

マレーシアかぁ。呼べば来ると思うよ。(笑)そういう時代なんじゃない?
ほら、とりあえず、英語は堪能なんだし、サックスは吹くんだし。。でかいんだし。
なんつうか、、そういうプロモーターになってくれ。(懇願)
思いっきりはじけたいぞ。
と、ワシントンとかでは、ライブしてないのかなぁ。。。。

この盤のメンツの凄さもさることながら、1年に3枚リーダー作をリリースするバイタリティに敬服しています。
そして、どれもちゃんと素晴らしいアルバムに仕上がっているわけですから。。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さま、、

大変遅くなりましたが、お誕生日オメデト。

そうなんですよねぇ。。ドンドン素晴らしいアルバム出しちゃってビックリ♪
で、、これは、個人的には三枚の中で一番好みなんだと思います。
って、三枚もアルバム出して、こんなメンツが集められる人が何で来日ライブをなさらないのでしょうか。。むむ、、
まぁ、、来日してもライブに行けなくて地団駄踏んじゃったら、、悲しいけど。。

こんばんは。
これは買おうかどうしようか迷って結局買いました。
やっぱりこの面子なので音が聴いてみたくなったんです。
さすがに良い出来ですね。
私は全員がバランス良くやることをやっているように聴きました。
こういう現代感覚のバップ演奏、私は好きです。
安心して演奏に浸れました。
シピアギンの今年の3枚&奥さんの1枚、制覇です!
トラバさせていただきます。

いっきさま、、

お返事が遅くなってすみません。

彼は、調子もいいんでしょうね。。
でも、三枚まとめ撃ちは、、我々には、、いたいですよね。。。
いや、心からうれしいと、思わねばいけませんね。
しかし、どのアルバムも、、メンバーいいですよね。
他のアルバムが悪いということでなくて、これが一番好みだった気がします。。

奥さんのアルバムは、迷いすぎてかえてません。。
彼の生の音、一度でいいから、、聴いてみたいです。

ありがとうございました。

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