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音楽で拡がる輪

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2013年7月11日 (木)

Strange Days / Luigi Martinale Trio feat. Reuben Rogers


伊太利亜のミュージシャンはやはり情熱的。
わたし的魅惑のピアニストLuigi Martinaleのアルバムの新作は、米国のベーシストReuben Rogersで、ドラムは「Le Sue Ali」と一緒です。前作Arietis Aetasはソロピアノでジャズ批評の夜光雲に書かせていただきました。今回は11曲中9曲がオリジナル、ピアノトリオで真っ向勝負でっせ。


オープナーStrange Days のしっとりと1音1音に重さの感じるピアノの奏でるメロディは何処か懐かしく、ブルージー。ベースソロが雄弁でかっこいい。ピアノが前に出てからも、ベースもドラムも活き活きと動く。と、ここで、すでにノックアウトだなぁ。(笑)
リチャードロジャースの美しい曲Bewitched, Bothered And Bewildered…思いっきり感情こめて、流麗且つはっきりしたタッチに引きこまれる。ベースソロももちろん負けてない。3人でゆっくりと創り上げていく至福の時間は最後の1音まで。
躍動感と哀愁をもって、ベースの強いバネで街をかっ歩するThe Electric Blue Flight Case。

オリジナル曲Christmas Eve。明るく優しさをたたえた曲でタイトルはクリスマスイヴなのですが、穏やかな一日や喜びを感じるな。。わたしも、、いつも、こういう気持ちでいられるといいのにな。。。。がんばりますです。

なんだか、歌って踊り出しそうなファンキーなOops, A Pop One。ここで、身体の動かないあなたは音楽不感症♪
ロマンティックで憂いのあるPassaggio Ad E.S.T. は、ダイビングで事故死したピアニスト、スベンソンに捧げた曲。内省的な雰囲気の中にも凛とした感じが素晴らしい、そして、ロジャースのアルコソロも感情を盛り上げる。
ベースからはじまるInvitation、、やがて、3人のエネルギーが収束され、大きな縄のようにうねる。ルイージがのぞんだだけあって、俊敏なベースとの絡みは熱い、興に乗って踊りです他曲のフレーズもいぇーい♪

円やかな柔らかに始まるGentle Touchも次第に世界が広がり熱がこもる。
ポーターのWhat Is This Thing Called Loveは、小粋にイマジネーション満載で疾走。
前向きで心温かな響きを持つThe Magic In Looking Back、ディズニー映画の主人公のテーマにもなりそっ。
終演は、東洋風のエキゾキゾチックな雰囲気を感じるAnyway A Good Day。渾身のベースソロもあり終演と言うより、次の不思議の国への扉を開けたような気がします。
三位一体で流星のようにシュッ、と、美しく燃えてお終い。

いつもの色彩を抑えた切り絵?風の素敵なジャケットではなかったのですが、今回は3人で今にも踊り出しそうな、、楽しい写真。
そのまま、その雰囲気がアルバムの中味になってます。はい。

ルイージは「間」の持つ効果をよく知りながら、音を選び敷き詰めており、決して静寂な空間ではないのですが、しっとりとした音色&きりっとした躍動感溢れる演奏、そこには美しさとくつろぎ感が満載でーす。
そして、ロジャースは期待にこたえる大活躍です。
ピアノ好きにも、ベース好きにも、もちろん、正攻法なピアノトリオ好きにも!

1. Strange Days
2. Bewitched, Bothered And Bewildered
3. The Electric Blue Flight Case
4. Christmas Eve
5. Oops, A Pop One
6. Passaggio Ad E.S.T.
7. Invitation
8. Gentle Touch
9. What Is This Thing Called Love
10. The Magic In Looking Back
11. Anyway A Good Day

Luigi Martinale (p)
Reuben Rogers (b)
Paolo Franciscone (ds)

レーベルインフォで確かめてくださいな。

わたし的魅惑のピアニスト、、実は、押せ押せでまだまだ続く予定なのですが。。
土日は、新潟ジャズストリートなのね。
ちょっと、嗜好、毛色が違う方向を堪能してくる予定です。(たぶん)

んじゃ、退散♪

Strange_days


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コメント

シスター、こんにちはmonakaです。
このアルバム外観から最初アルボーレだと思いませんでしたが、アルボーレ、前作までは豊田さんのオクサンがデザインされていましたが、ちょっと別の生産で忙しかったのかも知れません。
ルイージがとてもやりたいことにちかずいて、彼の名作に引けを取らなくなりました。
TBさせていただきます。

ブラザー最中さま、、

>シスター、こんにちはmonakaです。

はいはい。

>このアルバム外観から最初アルボーレだと思いませんでしたが、アルボーレ、前作までは豊田さんのオクサンがデザインされていましたが、ちょっと別の生産で忙しかったのかも知れません。

あれ、今までのジャケットのデザインって、奥さまなんですか!
そうだったんだぁ。別の生産、、って、あれでこれですか。。。

>ルイージがとてもやりたいことにちかずいて、彼の名作に引けを取らなくなりました。

すごく、楽しそうに弾いてますよね。
でも、何気にいろいろときっちりしてると思いました。
そして、感情ののせ方がとてもうまいので、、一緒に感情移入してしまいますね。
3人ともイキイキとしてました。。

>TBさせていただきます。

ありがとうございます。
奥さま、、お大事にどうぞ。

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