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音楽で拡がる輪

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2013年6月17日 (月)

Somewhere / Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette


結成30年の来日コンサートに行けなかったので、予定を変更してキースの「Somewhere」。
暑さも、雨も、雪も、、空腹も。。あれも、これも、、全てをキレイに忘れる為に、、
2009年7月11日の夏のスイスはルツェルンへ。。

ライブの幕開けは、キースのソロによる少し沈痛な雰囲気のDeep Space。抽象的な暗い演奏が続くのかと、思う間もなく、遠くから浮かび上がる影はマイルスのSolar。3人になってからの演奏がまた凄い。クリアなタッチでちょう早弾き。たぶん、このソロをききながらこの日の観衆は「やったぁ」と、、ほくそ笑んだに違いありません。ピーコックのソロも絶好調、ディジョネットの音の美しさも改めて感じます。聴きほれていると、綿菓子がシュワととけてなくなるように終わるんだな。

Stars Fell On Alabamaは、テーマを美しくキースが奏でます。そのまま、美しさとはこれぞ、みたいな演奏を続け、ゆったりと比較的寡黙に喜びも悲しみも幾歳月。ベースソロも素敵♪
リラックスした雰囲気の中躍動感ある演奏を楽しめるBetween Devil and the Deep Blue Sea。バース交換などもあって、ディジョネットの存在感を噛み締める。3人の、、特にキースのノリノリを楽しめます。
Somewhereから静かに始まって、その全てが美しい、特に、ピーコックのラインとキースのピアノの流れ、そして、ディジョネットの柔らかな柔らかなプッシュ。と、切れ目なくキースオリジナルとあるEverywhereヘ。後半、必要に繰り返し重ね一歩ずつグルーブを高めていく。はっきりしたメロディがあるわけではないのだが、3人の一体化した演奏でファンキーきわまりない。。お終いに向かってもずっとずっとずっと。。。って、3人の関係を示すような終わり方。。
と、疾走感満載のTonight。うーん、完璧、鉄壁!そこでキースが、そこでピーコックが!って、唸りもイェーイ♪

残念ながら、終演の時間が近づいて来ました。。
「この美しいピアノトリオはね」、って、自慢したくなるようなI Thought About You。
何でもできちゃうこの3人の終演は、丁寧に静かに歌ってお終いとなりました。。
拍手〜♪

メンバーみれば、「巨人、大鵬、、卵焼き」並みに強力な故に、、
ちょっと、後回しにしそうなわたしのネット友だちさま。。
普通に凄くいいと思うので、聴くだけ聴いてみてくださいねぇ。

ええとね、買いか買いじゃないか,って、言われたら、、
手垢のついた「耳」ではない人には買いだと思いまぁす♪
テなわけで、、姫!Marlin姫、、いかがですか?

1.Deep Space
Solar
2.Stars Fell On Alabama
3.Between Devil And The Deep Blue Sea
4.Somewhere
Everywhere
5.Tonight
6.I Thought About You

Keith Jarrett (p)
Gary Peacock (b)
Jack DeJohnette (ds)


そう、、ルツェルンはね、いったことがあるんですよ。
ここって、有名な屋根のかかった古い橋があるのですが、、その近くに、内部が白を基調にした美しい教会があるので、移動の途中にちょっと足を伸ばして教会によったのでした。
その時、路地裏のイタリアンでランチしましたです。はい。
スイスは何でも物価高いのですが、観光地だけど、、比較的安くて、、大変美味しかった記憶があります。って、毎日、お昼はサンドイッチとかでピクニックだったからねぇ。。。(遠い目)

んじゃ、退散♪

Somewhere


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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

しばらく昔の演奏しかCD化されてなくて、今回、割と新しめのライヴが出てきて良かったです。それでも数年前ですけど、衰えは感じさせなかったし。この分だと、もう少し待てば、今年のライヴもCD化されそうな予感がします。どこの演奏でもいいから、お願いします、っていう感じです。

TBさせていただきます。

ありがとうございます〜
タワレコで、ぽちっとしました♪
届くの楽しみ o(^o^)o

910さま、、

続けて、、すみません。。m(_ _)m

>しばらく昔の演奏しかCD化されてなくて、今回、割と新しめのライヴが出てきて良かったです。それでも数年前ですけど、衰えは感じさせなかったし。

わたしは、キースの来日の生の演奏は、、ずっと、ご無沙汰なのですが、、
でも、こうやって、たとえCDであっても、、向かい合って聴くと、本当に素晴らしいですよねぇ。。今年も行けなかったけど。。やっぱり、行きたかった。。な。
世の中に超絶技巧の奏者はドンドン増えているのですけど 、、元祖は凄みが違いました。。
そして、メンバーとの阿吽も。。

>この分だと、もう少し待てば、今年のライヴもCD化されそうな予感がします。どこの演奏でもいいから、お願いします、っていう感じです。

今年も、いかれた方々の皆さんの評判よかったですものね。。
CDの存在が健在のうちにお願いします、って、感じでしょうか。。
今更、わたしはLPに戻れないんだもん。。ダウンロードも取り合えす、、嫌。

>TBさせていただきます。

ありがとうございます。
って、ナリーさまのところって、、トラバできなくなったのですか?
どうやっても、トラバアドレスを探し出せないのです。
って、ナリーさまに聞くのが筋ですねぇ。。m(_ _)m

Marlinさま、、

>ありがとうございます~

あの。。強制しちゃ った感じでしょうか?
でも、世界のキースだもん。
とても、キレイな演奏も多かったし。。
きっと、気に入ると思います。

>タワレコで、ぽちっとしました♪

うん。
突然、タワレコの10倍ポイントに気がついたのですよ。
で、終わるじゃん!って、あせったんです。
あちらにまででかけて、、押しつけがましくなって、、ごめんね。

>届くの楽しみ o(^o^)o

はい。
おきに召しますように。。

これはいいですね。ソロとトリオの良いところを継ぎ接ぎしたような、美しく楽しいアルバム。トリオの演奏って、ちょっと違和感があったのだけど、今回はすっと入ってきました。自然に凄いことをやってますね。
(家ではLPの消化試合なので、もっぱら仕事場で聴いています)

kenさま、、

夏野菜の美味しい季節ですよねぇ。
我が家は今年は即席ピクルス&即席漬けにちょこっと凝ってます。
わたしは、いわゆる、、サラダってやつが苦手なので。。(火の通った野菜派)
そして、ヒヤジルってのに挑戦中。簡単なのだけど、なかなか、うまく、、いかない。

>これはいいですね。ソロとトリオの良いところを継ぎ接ぎしたような、美しく楽しいアルバム。
おぉ。さすが、、ピッシャリな表現ですねぇ。
リピートも可能で、、また、一段落してから、、棚に入ってからも、たまに取り出す、アルバム候補ですよね。

>トリオの演奏って、ちょっと違和感があったのだけど、今回はすっと入ってきました。自然に凄いことをやってますね。

そうなんですよねぇ。改めて、凄いと思いました。
こういった大御所のアルバムばかり取り上げてると、「今を生きてる人たち」の糧にならない気もしますが、、遠い目で応援隊活動の一つ、って、ことで。
それと、この音源は、、一 応、はじめて世に出るものですからね。

>(家ではLPの消化試合なので、もっぱら仕事場で聴いています)

うむ。
ECMも新譜、、LPでだしてなかった?
ACTはだしてるのですよ。あそこも音質いいので、、悩ましい。。。。。
でも、LPを置く場所ないんだもん。。禁止令ですよ。
って、ちゃんと、、お返ししますからね。m(_ _)m

Suzuckさん,おはようございます。

これは凄くよかった。予定調和に流れず,Keithのタッチは美麗,トリオのバランスは万全。中でも冒頭の"Dark Space~Solar"と"Somewhere~Everywhere"には完全にやられました。

彼らの最近のアルバムに否定的だった私もこの作品には全く文句なしです。オーチャードでもこれぐらいやって欲しかったなんて思っちゃいます。贅沢ですが(笑)。

ということでTBさせて頂きます。

>って、ナリーさまのところって、、トラバできなくなったのですか?
>どうやっても、トラバアドレスを探し出せないのです。

以前一気にまとめてスパムTBが100以上入ってきて、トラックバック廃止されました。コメントにブログアドレス貼りつけることで対処します。

閣下、、

>Suzuckさん,おはようございます。

はいはい。

>これは凄くよかった。予定調和に流れず,Keithのタッチは美麗,トリオのバランスは万全。中でも冒頭の"Dark Space~Solar"と"Somewhere~Everywhere"には完全にやられました。

おぉ。。よかった、よかった。みんなお墨付きがついて、、Marlinさまにお薦めしてよかったです。

>彼らの最近のアルバムに否定的だった私もこの作品には全く文句なしです。オーチャードでもこれぐらいやって欲しかったなんて思っちゃいます。贅沢ですが(笑)。

こういった方々の宿命と言うか、、普通に素晴らしいだけで、オーソドックスなピアノトリオの演奏だけならば、、この方たちでなくてもいいのですよねぇ。
芸寿的な部分と、美しく流麗でしかも、ジャズの熱さを感じさせる部分と、、ぜんぶ、ないとファンが納得しないんだもん。

で、いいアルバム でしたよねぇ。やっぱり、凄いと思いましたよ。

って、オーチャドのキース、、後から振り返ると、、最後のコンサートが行けたかもしれなかったんだなぁ。。でも、気がついたときには当然席は売り切れだったし、、
でも、、知ってました?当日券がでたんですよ。ただね、先着でもなくて、その場に行っての抽選。。
リスクが高すぎました。。その冒険はムリだよねぇ。。


>ということでTBさせて頂きます。

ありがとうございます。
こちらからも、トラバいたしました。m(_ _)m

910さま、、

なるほど、、
つうか、言われてみれば、、何処かで、書いてらした気がいたします。
自分のことが精一杯で、覚えてられなかった。。
どうも、ありがとうございました。m(_ _)m

こんにちは〜
あれっ コメントできてなかった??
すみません、もう一度。

このアルバム とっても良かったです。気に入ってしまいましたよ o(^o^)oお薦めくださって ありがとうございます〜
ジャケの感じから 暗いといいますか 落ち着いた感じなのかなぁ と思いましたが 軽やかだったり優しかったり 美しい 素晴らしいアルバムでした!

このアルバム スイス録音ということで わたし、織作峰子さんのスイスの写真集を見ながら聴いていたら すずっくさんの行かれたルツェルンの教会の素敵な写真があったんですよ。
湖もあってきれいな所ですよね。
キースの このアルバムも そんな素敵な景色が思い浮かぶ素晴らしいアルバムでした。

トラバがわりに URL貼り付けさせてください♪

http://blog.goo.ne.jp/tm-0117/e/a20e4a1f98156ce03f1c99461fd2c6d6?guid=ON

Marlinさま、、

ごめんなさい。
昨日、違う場所にコメントつけちゃった。
同じ文章、コピペしますね。m(_ _)m

>こんにちは~

はいはい。

>あれっ コメントできてなかった??
>すみません、もう一度。

え?そうなの?
って、スパム欄とかみましたが、、入ってませんでした。
どうしちゃったんだろうねぇ。。ごくろうさまでした。

>このアルバム とっても良かったです。気に入ってしまいましたよ o(^o^)oお薦めくださって ありがとうございます~

あぁ、、よかたぁ。
これ、皆さまに評判いいですものね。

>ジャケの感じから 暗いといいますか 落ち着いた感じなのかなぁ と思いましたが 軽やかだったり優しかったり 美しい 素晴らしいアルバムでした!

そうそう。
聴きやすさも、小難しさも混在してるけど、、、いいアルバムだと思いました。

>このアルバム スイス録音ということで わたし、織作峰子さんのスイスの写真集を見ながら聴いていたら すずっくさんの行かれたルツェルンの教会の素敵な写真があったんですよ。
>湖もあってきれいな所ですよね。

そうなんですねぇ。
スイスはいろいろなところに綺麗な湖が沢山あって、どこを切り取っても絵になるんですよ。その中では、「都会」なんです。教会は内部がとても美しかったのですが、、1番印象に残ったのは、窯焼きピザですかね!(爆)

>キースの このアルバムも そんな素敵な景色が思い浮かぶ素晴らしいアルバムでした。

どうも、音楽祭もひらかれる街らしいですよね。

>トラバがわりに URL貼り付けさせてください♪

http://blog.goo.ne.jp/tm-0117/e/a20e4a1f98156ce03f1c99461fd2c6d6?guid=ON

はーい。わたしも、、トラバいたしました。
後から、、遊びに行きますね!

と言うことで、、ごめんなさい。

Suzuckさん、こんばんは。

大好きなキンモクセイの香りがここちよい季節になってきました。
巨人大鵬卵焼き・・アンチの存在もできてしまう王道な存在で、まさにスタンダードトリオのことですね。色んな新しい・ちょっと変わったアーティストを聞いた後にこの作品をきくと、戻るところに戻るみたいな感覚になるのが不思議ですね。ちょっと聞いたことのあるフレーズとかも。それがいいところであり、残念だったりするんですけどね。

というわけで、めっちゃ時期はずれに先日記事をアップしたのでTBしてしまいました。

とっつぁんさま、、

>Suzuckさん、こんばんは。

はいはい。

>大好きなキンモクセイの香りがここちよい季節になってきました。

この花の香りって、生活の中で「ふあん」と入り込んで来ますよね。
幸せな気持ちになれる、得した気持ちになれる不思議な薫りです。

>巨人大鵬卵焼き・・アンチの存在もできてしまう王道な存在で、まさにスタンダードトリオのことですね。

はいはい。その通りだと思いますよ。
確かに、新譜聴いてて、常に新しい部分に目が向いてる人にしたら、、
今更買わなくても、、って、思うのかもしれませんね。

>色んな新しい・ちょっと変わったアーティストを聞いた後にこの作品をきくと、戻るところに戻るみたいな感覚になるのが不思議ですね。

うん。
全ての新譜を聴くことはできませんよねぇ。
わたしにでさえ(自嘲的にね)予算は限られてます。
そこで、素敵な音楽にあたるのには、こういう人たちは間違いないと言えば間違いないのですが。。
でも、何かを求めて違う世界の扉を開けて覗いてみるのも悪くないですよね。

>ちょっと聞いたことのあるフレーズとかも。それがいいところであり、残念だったりするんですけどね。

やっぱり、すごい高いレベルでの判定ですけどね。(笑)

>というわけで、めっちゃ時期はずれに先日記事をアップしたのでTBしてしまいました。

なぜか、季節外れで、、めちゃ暑い日で。。
それでも、すでに夕暮れですね。秋だわ。。
ありがとうございました。

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