「スタジオ・アルバムの発表は2006年作『Morph the Cat』以来、6年ぶり。ナイトフライ・トリロジー(『The Nightfly』『Kamakiriad』『Morph the Cat』)に続く通算4作目。フェイゲンとマイケル・レオンハートとの共同プロデュース作品で、全9曲を収録。アイザック・ヘイズ(Isaac Hayes)「Out of the Ghetto」のカヴァー以外はフェイゲンによる新曲で、演奏はスティーリー・ダン・ファミリー(Jon Herington、The Steely Dan horns、Freddie Washington他)に加え、若干の新たなプレイヤーも参加しています。」
【「コーヒールンバ」(Coffee rumba)は、アルパ奏者のウーゴ・ブランコ(Hugo Blanco)の演奏で世界的にヒットした曲。原曲は、ブランコの叔父であるベネズエラの作曲家ホセ・マンソ・ペローニ(Jose Manzo Perroni)がコーヒーをモチーフに1958年に作詞・作曲した「Moliendo Café」(モリエンド・カフェ、意味は「コーヒーを挽きながら」)である。】 by Wikipedia
★疲れたあなたに、、潤い補給だぞ。。★ The Beauty Of Sadness / Sinne Eeg
Sinne Eeg (vo)
Peter Erskine(ds) Jacob Christoffersen(p) Morten Ramsbol(b)
Gustaf Lunggren(g)..... デンマーク国立室内オーケストラ
デンマークの歌姫シーネエイ、ラーシュヤンソンとのアルバムが気に入って以来のファンです。ヴォーカルアルバムが少ないこのブログですが彼女はお馴染み様。ほとんどアルバムを自身でプロデュースしてきた才女でもありますが、この美貌も神様が与えた宝物ですよね♪
ビートルズナンバーからStrawberry Fields Forever。心の襞をふるわせるようなメロディをしっとりと。新譜が届いた五月頃はこのヴァージョンのせいでよくこれを口ずさんでいました。再演曲も含めシーネ様の曲が続くのですが、しっとりしたSilence、情感たっぷりWaiting For Dawnが特に好き。。タイトル曲のThe Beauty Of Sadnessのもつ不安感のような心模様も素敵です。そして、クリストファーセンのピアノの美しいこと。アースキンのドラムの繊細なこと。わたしが大好きなThe Peacocksでは歌唱力に改めてなっとく、ルグランのThe Windmills Of Your Mindで異国に誘われます。
彼女は、ナンシーウィルソン、ベティカーター、サラヴォーンを敬愛してるのだそうですが、わたしはナンシーウィルソンが1番影響を感じれレル気がします。そして、彼女も成熟した。。大人の女性の低音の魅力がいっぱい。ともあれ、感情の表現が素晴らしいと思うので、一緒に彼女の想い描くストーリーにのってしまいます。恋心、切なさ、そんな中での日常での小さな喜び、、忘れてしまった切ないまでの一途な気持ちを彼女と一緒に想い出せます。。
メンバーの曲が7曲、ハバード、バードが各1曲。
オープナーは、エドワーズのスリリングでアップテンポなThe Saboteur。フェンダーの音で浮遊感もたせ、ユニゾンで高揚感煽り、ソロでスリリングに駆け抜ける。途中ソロはピアノに変わって、高速のソロを展開、、サーシャさまの雄叫びあげるようなソロもシェイマスの流暢なソロも、ラテンのビートにのって快調快調。
ダークなベースソロからはいるVidelles Dreamsはサーシャさまの曲。フェンダーにのって暗くうねうねと浮遊感のあるサーシャさまのソロが素敵。ベースがフィーチャーされた知的な雰囲気。シェイマスのSign Of Lifeは、ミステリアスな雰囲気。シェイマスのソプラノが不思議感を倍増。ソプラノって、非日常に誘うのにぴったりですね。
これまた、ダークな雰囲気でDucktones。ガコガコ、ガーガーって、カモ?アヒル??鳴き声とはほど遠いドラムのエドワーズの曲。フロントのキメキメユニゾンの後ろでのドラミングは素晴らしい。ドラマーらしい今時らしい変拍子で難しそうな曲だわ。でも、サーシャさまはじめメンバーの健闘で不穏なムードで最後のキメもかっこいい。
サーシャさまのLittle Dancer。ローズの響きが似合う優しい雰囲気の曲。サーシャさまの朗々としたソロ、歌心満載。高速のウォーキングベースがかっこいいThree Days Of Maybeはコズロフの曲。テンポで高速から低速のギアチェンジを繰り返しながら、全員でスリリングに駆け抜ける。一転、シェイマスのDannyはゆったりとした哀愁ある曲。味のあるシェイマスのソロ、しんみり聞かせるキコスキーと気分はブルージィ。
ハバードのRed Clay♪変拍子のアレンジで豪快さ、奔放さは半減しますが、クールで知的。キコスキーのローズもお似合い。シェイマスとサーシャさまの掛け合い、絡みも素晴らしい。ドラムソロ、そこからユニゾンで立ち上がって来るのがまたかっこいいのだわ。
終演はバードさまのCharlie’S Wig。キコスキーはピアノ、コズロフはアルコで陽気なビバップの雰囲気をうまく演出。なんだか、楽しく終わるのです。はい、終演♪
Sara Gazarek (vo,glkn)
Josh Nelson (p,key) Hamilton Price (b) Zach Harman (ds)
Larry Goldings (org,p,melodica) John Pizzarelli (vo,g #2)
タイトルからして、おわかりのようにブロッサムデアリーに捧げてるアルバムということです。ナチュラルな優しい歌い方ですが、デアリーさまのような可愛い!って、感じではなく、ハスキーとまでは行かないけど、ちょっとこもった感じの声が素敵なおねえさま、って、感じ。オルガンでも参加してるラリーゴールディングスのアレンジした軽妙なサウンドにのって全編ジャジィーに歌いあげてます。スインギィーに歌いあげ、メンバーと絡んだり、可愛いだけのおねえさまのアルバムではありません。インスト側の演奏もちゃんとフィーチャーされたできるおねえさまのヴォーカルアルバムに仕上がってます。
ストレートにかっこいいEverything I've Got、こんな感じでお茶に誘われて、メロメロにならない殿方はいないだろう。。って、Tea For Two、洒脱で情感こもったI'm Old Fashioned、とどめはピアノとデュオのThe Lies Of Some Handsome Men。次回は、デュオアルバム希望。Blossom & BeeでデュオしてたピザレリのギターがスィングするSome Of These Daysと、多彩で最後まであきさせません。
1. Have Yourself a Merry Little Christmas
2. Santa Claus Is Coming To Town
3. Winter Wonderland (feat. Michael Buble)
4. White Christmas
5. Merry Christmas, Baby (feat. Cee Lo Green & Trombone Shorty)
6. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! (feat. Dave Koz)
7. What Are You Doing New Year's Eve? (feat. Ella Fitzgerald, Chris Botti)
8. Blue Christmas
9. Red-Suited Super Man (feat. Trombone Shorty)
10. When You Wish Upon a Star
11. We Three Kings (feat. Mary J. Blige)
12. Silent Night
13. Auld Lang Syne
トリオ。力強いリズム陣に後押しされながら進むOne Thousand And One Nightsは、黒っぽさも入ったかなり熱い曲。ビートを身体全体で感じながら、ピアノを一心不乱に弾くイリアーヌはかなりかっこいい。男勝りのすご腕、つうか、太腕。m(__)m
マイナーなメロディでロバーノがタンタンと歌うマーク曲When The Sun Comes Up。ダークで静かで低音な感じ。霧の中を彷徨う心。一転、イリアーヌの曲は、情景や風景がいっきに広がる明るい優し曲で、トリオでピアノをしっかり聴かせる。これが、いいのだ。結構、手ジャズもあるのだが、嫌みもなく、巧い、って、叫びたくなる。リズム感が素晴らしい、と、わたしごときが言ったら怒られそうだけど。ピアノトリオ、デュオだけでいいのでない?ロバーノはいらないんじゃないの??と、ベースソロが、また、優しくて、マークって、かわいいです。はい。
マークさまのMidnight Blue。ロバーノ参加。4人のひょうひょうとした関係がとっても面白い。イリアーヌ作のバラードMomentsでの、ロバーノはジェントルテナーそのもの。バックのイリアーヌもしっとり素敵なタイミング。連名曲Sirens Of Titanもロバーノ入りで、アップテンポで開放、高揚感ある楽しい演奏。イリアーヌ作、Foujitaは、トリオで。説明がないんだけど、藤田嗣治?って、繋がらないか?美し曲、リリシズムに溢れる演奏。
連名曲Inside Her Old Music Boxは、アルコのはいった叙情豊かな曲。哀愁も郷愁も含んだメロディと高音を使ったオルゴールのような音の演奏なども取り入れて、心の中の世界のメロディかしら。
終演はベースソロで、Shenandoah。ヴァージニア州の周辺で、舟歌として歌われて来たという素朴なメロディ。ピチカートで、心をこめてしみじみと歌いあげます。
1. Swept Away
2. It’s Time
3. One Thousand And One Nights
4. When The Sun Comes Up
5. B Is For Butterfly
6. Midnight Blue
7. Moments
8. Sirens Of Titan
9. Foujita
10. Inside Her Old Music Box
11. Shenandoah
ペンのオリジナルが4曲続きます。冒頭は、クリポタとロジャースのツートップが揃って降臨する場面からわくわくするぜぇ。くっそ、かっこよすぎるゾ。その奥でベースが低音から不穏なムード、ドラムは全開でまくります。ソロのトップは頭からフルスルットルのクリポタ。って、これって、ドラムとパーカッションのオーバーダブ?ロジャースのビターでタイトなソロも素敵。
ちょっと、アヴァンギャルドでフリーっぽいフレージングも入りつつ、愉快に豪快に吹きまくるクリポタ。気分はドルフィーなCobble Hill。不思議な足取りで高速フレージングをクールに決めるロジャースがまたまた素敵。ロジャースのちょっと歪んだ音がニューヨークの空気を感じるA Walk On The B-H-P。流暢に淀みなく溢れるフレージング、痺れてる間もなく、バスクラのエモーショナルなソロにノックアウト。緊張感と美しさの同居。フリーなアプローチで始まるDali。あまり、詳しくはないわたしがダリで最初に浮かぶのが、あのとけちゃったクニャ時計なんですが、もう、そんな感じの世界。抽象的な雰囲気と、現実の世界がごちゃ混ぜの不思議な世界。時の流れ方がポイントか。
ペンのオリジナルが2曲続く。まずMr. Cは、ニューヨークを感じるダークな感じ。自由自在に大空を駆け巡るごとき演奏が続くクリポタ。ロジャースもスリリングに長尺なソロ。タイトで硬質なサウンド。緊張感が、ちょっとこわい夢の中みたいな曲だ。緊張感はそのままソプラノに持ち替えてPersistence Of Memory。ロジャースのカッティングにのって、やっぱり、すごくテンション高く、吹きまくり。何処までもクールなロジャースのソロ。
1.The B 61
2.Cobble Hill
3.A Walk On The B-H-P
4.Dali
5.I Hear Music
6.Mr. C
7.Persistence Of Memory
8.My Romance
9.Solato's Morning Blues
10.Zoom Zoom
Clarence Penn (ds,per)
Chris Potter (ts,ss,bcl)
Adam Rogers (g)
Ben Street (b)
緊張感ある素晴らしいベースのソロからはいるスタンダードSoftly, As in A Morning Sunrise。ピアノとのデュオは、互いが同じ比重で進行していく。単に相手に相づち打つだけが会話でないとの演奏。その緊張をほぐすようなバラードはRecoveryは何処か懐かしいメロディ。日本的情緒をしみじみ感じるのはわたしだけではないと思う。。
再び、ピアノとベースのデュオなのですが、多重録音でピアニカをかぶせてます。タイトルそのまま、エスプリを感じる楽しい曲。
All Because of Youはマイナーな感じで始まって、ロマンチックがとまらない!って、どんどん、優しさ補給。何処かの街角で大好きな人と待ち合わせるする、もうすぐ好きな人に会えるあの幸福感ですよ。遠い想い出が目の前に浮かび上がる。
1. Ambition
2. Hisyô
3. Riverside
4. Gift
5. Softly, As in A Morning Sunrise (Duo)
6. Recovery
7. Memories of Paris (Duo)
8. All Because of You
9. Honesty (Solo)
Manabu Ohishi (p,pianica)
Jean-Philippe Viret (b)
Simon Goubert (ds)
オープナーはAlice In ChainsのGot Me Wrong。悩みはつきない。常につきない。つきないけど、時間も止まらない。。流れていく。。静かに湖を渡る風のようにSufjan StevensのHolland。穏やかな彼、心揺れる彼。いや、便利な二重人格ですわ。。
ブラウニーのBrownie Speaks。遊び心も満載でツーカーの3人(4人?)のやりとりに心躍ります。
コステロの Baby Plays Aroundをしっとりと。甘く切ない恋心をここまでゆったり表現できるとは。。そして、それで終わるのでなく、深遠な部分まできちんと聴かせる深い解釈なののがメルドーです。人の心は広く大きく深く果てしない。。普段の彼の演奏を殺伐としてる、歌心がないって、いう人は結構多い。この演奏を聴いたら、恥ずかしくなって穴にはいりたくなるっことでしょう。。でも、そういう人たちは新譜買ったりしないからね。。
ロリンズのAireginはグレナディアの強靱なベースが後押しする中、タイトにダンディズム満載で高速で走り抜けるメルドー。ジミヘンの演奏で有名なHey Joe。一見刹那的な歌詞をもつこの曲を比較的明るくたんたんと演奏する深さ。
美しいメロディが印象的なシコブルアギのSamba E Amorはまるで2人が交互に弾いてるよう。光と影を独り技。
このアルバム唯一のオリジナルで新曲Jam。素晴らしいリズム陣と独りジャム状態っす。心解放されたメルドーをとめられる者はおりませんな。メルドーが好きなニックドレクのTime Has Told Me。真実を求める心は重いけど、その旅路にもいつか終わりが来るのですわ。。
と、びっくりオルタのAquelas Coisas Todas。あれですあれです。わぉ!オルタは鳥の目目線の自由人だけど、メルドーも翼の生えた自由人。
とどめは、タイトル曲、、天上の音楽のような響きで魅了する Where Do You Start。ジョニーマンデルの美メロ曲をひたすら美しく情愛をこめて。。
メルドーがこれをやったらずるいでしょう。狡すぎる。もう、真っ逆さまに陥落です。地球の果てまで追いかけたくなるような優しさ。
この曲をタイトルのしたメルドーの想いがじんわりと伝わって来ます。終演、、、。。
1. Got Me Wrong
2. Holland
3. Brownie Speaks
4. Baby Plays Around
5. Airegin
6. Hey Joe
7. Samba E Amor
8. Jam
9. Time Has Told Me
10. Aquelas Coisas Todas
11. Where Do You Start
Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Jeff Ballard (ds)
と、今日のおまけは新譜が話題のクラールの旦那さまコステロ。
メルドーの3曲目のBaby Plays Aroundの弾き語り。
こっちも、いいよねぇ。。(遠い目)
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