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音楽で拡がる輪

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2012年8月23日 (木)

The ACT Jubilee Concert(1)


夏の終わりが見えない…。
でも、、昼と夜の境がドンドン前倒しになっていく。。
光の時間帯が圧縮されているのは夕方7時になるとよーくわかる。
夕飯の支度する自分の姿が、サッシのガラスに鏡のように映るようになったものね。

おっちょこちょいと早とちりは「大人過ぎる女子」になった今もなおらない。
因みに我が家のダーリンは、この「女子ジョシ」って言葉が大嫌い。もちろん、大人女子も。(爆)
自己中で頭の悪い感じが漂うし、あきらめのわるいオバハンを想像するっていうんじゃ。
うむ、、さすが長いつきあい。わたしのことをよくわかってる。(爆)
なので、ずっと、、ACTが時々だすコンピ盤(ショウケース的なヤツ)で既存の演奏だと思い込んでました。よく調べもせず。。←アホっす。

夏って、苦手でゲンナリで、思考回路もいつも以上にとまってしまってるのですが、、、。
これは、ライブ盤で新録なのだと気がついた。出遅れたんで、デリバリ遅れたけど、あちこちで真夏のジャズフェスなどがあります。せめて、気分はお祭り気分で。。
ACT Family Bandとスペシャルゲストという設定です。パチパチ♪

幕開けは、わたし的名盤Pasodobleのタイトル曲でダニエルソンの曲をCDのコンビでタイトにアグレッシブに。パキパキ決まるダニエルソンのソロも情緒に流されないモジュジェルのソロもスリリングでドラマチック。一転、KomedaのSleep Safe and
Warm。自身のソロのコメダ集でもこの曲を弾いてます。人気のあるナンバーでポーランドのジャズミュージシャンの有名どころもですが、結構、意外な人も演奏してたりします。低音からはいって不安をかき回すような設定からにくい。情感をこめながらも左右が別々に進行してるような演奏でショパンの国のピアニストの面目躍如。時折みせる底知れぬ寂しさ哀しさが胸をつく。。
前半の聴き所でもあるモジュジェルとウォルニーのデュオ。ウォルニーがエレピでコメダのSvantetic。過去にリーダー作でで何回か選曲してるのでモジュジェルのお気に入りなんでしょうね。というか、彼のイメージにぴったり合ってます。
ここでも、自分の持ち味を失わず、、ドイツの精鋭暴れん坊将軍の一面もあるピアノウォルニーと綿密な音の掛け合いです。つうか、好敵手をえたアスリートに近い反応の嵐。これは凄い。緊張感ある演奏に思わず息をとめてしまいそうになります。ヤンヤ♪
高揚と緊張感をほぐすように、グエンレのゆれるギターで歌うノービーのThe Tears of Billie Blue。言葉と言葉の間に感情をこめて、リラクゼーションたっぷりです。ドビッシーの月の光にノービーが歌詞をつけたもの。全宇宙と時間を支配するギターグエンレのソロとそのバックに羽衣のように透けるノービーのヴォイシングも素敵。うっとりしてるとハンコックのStars in Your Eyes。今度は、ニルスラングレンの出番。歌もトロンボーンもかなりかっこいいのですが、ピアノのウォルニーがいけてる。ノリノリでカカカカカカッっと飛ばして拍手♪
これまた一転、ダニエルソンのメランコリックがとまらないHymn。最初はノービーとデュオで、ノービーの歌もたんたんと人生を語る。ダニエルソンのバッキングはさすがとしかいけません。ACT Family Band全員の演奏となってからもダニエルソンの映画のワンシーンのような音で素晴らしい。1枚目の最後This One Goes in FourはトランペットのVerneri Pohjolaの曲。ラテンのアップテンポのリズムにのって、かっこいい演奏なのだが、ご本人の次第にヒートアップしていくソロも聴き所。不思議な雰囲気の曲で、かっこよさとだささが背中合わせでかっこいいんです。拍手〜♪

1セット目が、終了かな?1枚目が終わりました。
そして、2セット目?2枚目がこれまたかっこいいのだ。。
大好きな Little Wingをやっているのですな。今は亡きスベンソンノ曲とか、、お楽しみでしょ。
明日に続く…(予定)


ディスク 1
1. Pasodoble   
  Leszek Mozdzer & Lars Danielsson
2. Sleep Safe and Warm   
  Leszek Mozdzer
3. Svantetic   
   Leszek Mozdzer & Michael Wollny
4. The Tears of Billie Blue   
   Caecilie Norby, Nguyn Le, Lars Danielsson & Wolfgang Haffner
5. Stars in Your Eyes   
   Nils Landgren, Michael Wollny, Lars Danielsson & Wolfgang Haffner   
6. Hymn   
   ACT Family Band ,Caecilie Norby   
7. This One Goes in Four   
   ACT Family Band

ディスク 2 (次回の予定)
1. Little Wing   
   Nguyen Le & Lars Danielsson
2. Lonely Dancer   
   Cline Bonacina, Michael Wollny & Lars Danielsson
3. Zigzag Blues   
   ACT Family Band ,Cline Bonacina
4. Silent Way   
   Wolfgang Haffner, Nils Landgren, Michael Wollny & Lars Danielsson
5. Dodge the Dodo   
   ACT Family Band
6. Love Is Real   
   ACT Family Band ,Caecilie Norby
7. Purple Haze   
   ACT Family Band ,Caecilie Norby

[ACT Family Band]
Nils Landgren (tb,vo)
Cline Bonacina (bs)
Verneri Pohjola (tp)
Michael Wollny (p)
Nguyn Le (g)
Lars Danielsson (b)
Wolfgang Haffner (ds)

[Special Guests]
Caecilie Norby (vo)
Leszek Mozdzer (p)

今日のおまけはノービーさまと愛しのダニエルソ&ブッゲで送るThe Tears of Billie Blue 

歌うは人なり、世は情け。
んじゃ、退散♪


Jubilee_concert


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コメント

こちらからもTBさせていただきます。
ACTレーベルにはそんなに嵌っていないのですが、さすがにこのメンバーだけあって、しかもライブ盤ということで、演奏内容は素晴らしかったです。
曲ごとに編成を変えているので、2枚組であっても最後まで新鮮な気持ちで楽しめました。
特に2枚目はジミヘンの「Little Wing」や「Purple Haze」をやっているわ、スベンソンノ曲をやっているわで最高だったです。

ナリーさま、、

>こちらからもTBさせていただきます。

ありがとうございます。
どうも、期日指定でアップすると、トラバが届きにくいようです。
ちゃんと、行くこともあって、、なんだかわけわかりません。

>ACTレーベルにはそんなに嵌っていないのですが、さすがにこのメンバーだけあって、しかもライブ盤ということで、演奏内容は素晴らしかったです。

気がつくと、ACTレーベルに好きなミュージシャンが集まってきちゃっていたので、
今は、ECMとともに、気になるレーベルです。

>曲ごとに編成を変えているので、2枚組であっても最後まで新鮮な気持ちで楽しめました。
特に2枚目はジミヘンの「Little Wing」や「Purple Haze」をやっているわ、スベンソンノ曲をやっているわで最高だったです。

ライブなので盛り上がるのは盛り上がるのでしょうが、、
ここまで演奏も素晴らしいとうれしさ100倍ですね。
と、2枚目もトラバしました。

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