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音楽で拡がる輪

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2012年8月15日 (水)

Follow The Red Line / Chris Potter Underground

- Live At The Village Vanguard


2007年のリリース時、わけあって、、ちょっと入手が出遅れた。
タイムリーに書いてないので、そのまま放置になりましたが、
お盆ですので、過去を振り返って書いちゃおう。。って、ことだす。はい。
つうか、わたしの中で、、クリスポッターがとまらないないのだ。。
クレッグティーボーン入りChris Potter Undergroundのライブ盤。
TogoがEd Blackwell作、後は全作オリジナル。
いけっ!

いきなり15分こえのTrainで、洗礼を受ける。
スミスの力強いリズム、ロジャーズの肝の据わったプレイ、ティーボーンの二重人格を持って、クリポタが攻撃的なサックス。幕開けから、ぐいっとひきこみます。
クリポタらしい明暗のあるArjuna。スミスの人の原始的な部分を刺激するドラムに押されながら、たんたんと登り詰める。繰り返す、繰り返す、繰り返す、脳みそに深く進入。
クリポタがストレートに歌いあげる Pop Tune #1。途中から大きく翼を広げると、胸がきゅーんとしますわね。ロジャーズもはぁとフル&センチに歌いあげます。いぇーーい。って、途中、クリポタのソロからエキサイティングな路線で楽しく盛り上がるんですけどね!

何とも、不可思議、予測不可能な展開をひたすら続けていくViva Las Vilnius。これでもかという繰り返し、転調はお定まり。しかし、この大胆な展開はなんなんでしょうか。クリポタが高速で蛇行運転を続ける後ろのたんたんとした感情の流れはなんなんだろう。。
如何にもティーボーンらしい透明感がありクールなリリカルな演奏からはいり、バスクラで切々と歌いあげるZea。重くなく、軽くなく、、2人の進行でタンタンと進みます。。
会場もしんみり。。で、拍手。
そのまま?バスクラからはじまって、くるぞぉ、、くるぞぉ。。って、予感が満載のTogo。
これだけの演奏の後でも、聴き応えのあるティボーンのフェンダー。テナーに持ち替えて突如燃え上がるクリポタの怒濤の吹きまくり。。よく..戻れましたね。。。おしまい。


ライブで長尺な演奏が並びます。
が、それぞれのソロがきっちりと演奏されているので、間延びもない濃密な空間。と、こんな演奏を毎日でも繰り返す、Chris Potter Underground。すげぇ。。と、いうことですが、日夜進化してるんだよねぇ。聴けば腰が浮き立ちまっせ。

来日ライブで演奏した曲もいくつかあって、今でも、、そりゃ、どきどきいたします。
新Chris Potter Undergroundでは、ティーボーンがいない分、、これまた、、かなりハードボイルドなサウンドになってしまった気がいたします。。


1. Train
2. Arjuna
3. Pop Tune #1
4. Viva Las Vilnius
5. Zea
6. Togo

Chris Potter (ts, bcl)
Craig Taborn (rhodes)
Adam Rogers (g)
Nate Smith (ds)


お盆ですね。
おやすみの方も、、そうでない方も、、。。。

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

以前コメントいただいていたと思ったら、別アルバムだったんですね。

ライヴだし、曲は長いし、でいいですねえ。観た時のことを思い出してしまいました。(すまん、このアルバムは2年前から聴いていないので、あとで聴き直します。)

TBさせていただきます。

こんにちは〜
きのうまで帰省してました。

少し涼しくなったかなぁ と思ったら また暑さが戻ってきましたね...

クリスポッター ほぼ毎日聴いているんですね♪
ジャケットのイラストもいいですね。

最近は わたしもピアノなしでも いろいろ聴くようになりました。

クリポタライヴで盛り上がっていた頃から 約2ヵ月、まだまだ余韻があっていいですね♪

こんばんは。夏休みももうすぐ終わりです。はぁ~という嘆息しか出ませんが,それはさておき,TBありがとうございました。

私はUnderground第1作にはあまりのめり込めなかったんですが,本作によって完全に見方が変わってしまいました。自分の記事ではKrantzがどうのこうの,Rogersがどうのこうのと書いていますが,今となってみれば(あるいはライブを目撃してみれば),Rogersの方が正解だったって気がします。

いずれにしても,このライブを聞いて燃えてしまった時のことはまだまだ記憶に新しいところですね。また来て欲しいなぁ,Underground...。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

個人的には、1作目の衝撃が強すぎたので、この盤にあまり良い文章を書いていませんでしたが、先日久々に聴いたら当時以上に衝撃的に響いてまして、文章を書き直しはしませんが当時より株は確実に上がっています。

TBを先にいただいていたので、逆TBさせていただきます ^^

910さま、、
トラバしっぱなし、コメントも遅くなってすみません。
ちょっと、時間の計算ミスりました。(汗)

>以前コメントいただいていたと思ったら、別アルバムだったんですね。

そうなんです。
910さまがブログアップしたんで、トラバしようと思ったら。。
なんと、自分はブログに書いてなかったのです。


>ライヴだし、曲は長いし、でいいですねえ。観た時のことを思い出してしまいました。(すまん、このアルバムは2年前から聴いていないので、あとで聴き直します。)

お盆で、、新譜はちょっと聴けなかったので、iPodでこれとか、あれとか(笑)、結構聴きました。
これも、やっぱ、良いですわ。
なので、、これでも,生が聴きたかったです。
でも、やっぱ、鍵盤楽器は威力がありすぎますわ。。

>TBさせていただきます。

ありがとうございました。

Marlinさま、、

コメント遅くなってすみません。
楽しい夏休みだったみたいですね♪

>こんにちは〜
>きのうまで帰省してました。

うん。良いな、実家が都会だと。

>少し涼しくなったかなぁ と思ったら また暑さが戻ってきましたね...

新潟も暑いでっせ。

>クリスポッター ほぼ毎日聴いているんですね♪
>ジャケットのイラストもいいですね。

うん。
iPodで聴いてたんだけど、、わたしシャッフルって選択はしないので、
これを聴くと決めると、とことん、、これです。はい。

>最近は わたしもピアノなしでも いろいろ聴くようになりました。

ピアノって、1人でも何でもできちゃうん。
わたしは、ピアノトリオも好きなんですよ。(本当)
でも、他の編成も好きなのです。

>クリポタライヴで盛り上がっていた頃から 約2ヵ月、まだまだ余韻があっていいですね♪

つうか。。わたしは反省したんです!
本当に。何を今まで聴いてたんだろうって。
ずっと、好きっていってたのに、ようわかってなかったのですね。。
でも、新譜聴きもやめられません。何処かで折り合いつけないとね。
クリポタは新譜がでなくても暫く聴き続けます。
Marlinさまはすごいと思います。
あっという間に、自分の耳で素敵なミュージシャンを見つけられるようになって。

閣下、、
お久しぶりな感じです。。
トラバしっぱなし、コメントも遅くなってすみません。(汗)

>こんばんは。夏休みももうすぐ終わりです。はぁ~という嘆息しか出ませんが,それはさておき,TBありがとうございました。

いえいえ、、本当にすみません。

>私はUnderground第1作にはあまりのめり込めなかったんですが,本作によって完全に見方が変わってしまいました。

そうですか。
わたしは、のめり込んだつもりでいたのに、まだまだ、甘かったなぁ、、と。(笑)

>自分の記事ではKrantzがどうのこうの,Rogersがどうのこうのと書いていますが,今となってみれば(あるいはライブを目撃してみれば),Rogersの方が正解だったって気がします。

クランツは彼自身がちょう個性的だし、クリポタより年上だし、、
いろんな意味で、クリポタがリーダーのバンドではロジャーズが頑張ってるのでそれで良いのだと思います。


>いずれにしても,このライブを聞いて燃えてしまった時のことはまだまだ記憶に新しいところですね。また来て欲しいなぁ,Underground...。

うん。
またくると良いなぁ。。クリポタ。(笑)
遅まきながら、スミスのドラムもかなり好きになってしまったのでした。

>ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

ありがとうございます。

oza。さま、、

トラバしっぱなし、コメントも遅くなってすみません。

>個人的には、1作目の衝撃が強すぎたので、この盤にあまり良い文章を書いていませんでしたが、先日久々に聴いたら当時以上に衝撃的に響いてまして、文章を書き直しはしませんが当時より株は確実に上がっています。

いろいろiPodに入れてるのを、聴いていたのですが、、
わたしのつたない耳でも、、この十年クらいでもうまくなってると思うんですよ。
って、当たり前か。。
高速のフレージングが前よりはやくなっていても、
音の一つ一つが前よりはっきりしていてとても綺麗です。
ユニティバンドを聴いてすげぇ、と、連発してました。
あ、もちろん、これもすごいですわ。

>TBを先にいただいていたので、逆TBさせていただきます ^^

ごめんなさいね。
どうも、ありがとうございました。

こちらからもTBさせていただきます。
本作と同時リリースのポッター10はどちらも5つ星で、この年のベストアルバムにはよりワンマン度の強いポッター10の方を入れたのですが、バンドとしてはやはり常時活動をしているUndergroundの方でしょうね。
各人が自分の持ち味をフルに発揮しながらの演奏には、非常に魅力を感じます。
特に本作ではアダム・ロジャースの貢献度が大きかったですね。
現在の演奏のやつも早くCD(できればライブ盤)で聴いてみたいです。

naryさま、、

>こちらからもTBさせていただきます。

ありがとございます。
今日も暑いですが、留守番のおともはクリポタ。

>本作と同時リリースのポッター10はどちらも5つ星で、この年のベストアルバムにはよりワンマン度の強いポッター10の方を入れたのですが、バンドとしてはやはり常時活動をしているUndergroundの方でしょうね。

そうなんですよね。
でも、クリポタって、ビッグバンドのアルバムつくったりと、いろんな方向に積極的ですよね。クリポタ10は、はじまると身震いしちゃいます。最高。

>各人が自分の持ち味をフルに発揮しながらの演奏には、非常に魅力を感じます。
特に本作ではアダム・ロジャースの貢献度が大きかったですね。

ロジャーズかっこいいです。
でも、ティーボーンの色もしっかりありますよね。

>現在の演奏のやつも早くCD(できればライブ盤)で聴いてみたいです。

そうんですよね。
でも、次はECMって、誰かいってませんでしたか??
いずれにしても、楽しみです。

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