都は、ブラッドメルドー祭りの週ですよねぇ。
ブラッドメルドーも一度は聴いてみたいと思ってますが、、この週末はどうにもならんです。。で、そんな未練を振り切るように(笑)、新譜も忘れてクリポタを聴きまくりました。
betta taroさまに、旅のお勧め、でなくて、Chris Potterさま、クリポタのお勧めをといわれました。で、自分のブログをChris Potter で検索しましたら、彼が参加していながら検索されないアルバムが結構あるんですわ。このココログの検索って、もともと、あんまり信用してないんですが。。でも、ナンデヤネン。。どうしてやねん。。と、思い、、返事にしては長いので日記にしてしまうことにしました。
ギターをご自身で弾かれるbetta taroさまは、ギター入りUndergroundのアルバムしか聴いてないと仰るので、他にお勧めがあればとのことですが、ブログを読んでいるとわかると思いますが、基本的にはお勧めしか書いてないのです。(爆)
どっしよかな、とbetta taroさまの他のコメント等も考えて、考えてみました。
でも、その前に、、わたしブログで断片的に、あぁかっこいいとか、わぁ痺れるとか、呟き続けてるのですが、その辺のことが大きくうなずけちゃう文章を八木三男さまが書かれてるので、よかったら覗いてみてください。(以前にトラバをもらってるので、本人の許可なくリンク)
Chris Potter という超人
なんか、自分ではかけないことがちゃんと書かれてる、って、読んでました。
では、早速、、行きませう。急がないと。。
さて、まずは、ワンホーンでリーダー作とそうでないものから、誰もが勧めるものを。
ええと、緑になってるののは、クリックするとわたしの過去日記に飛びます。
Lift/Chris Potter Quartet
コンコードで地道にスマッシュヒットを出し続けて、有名なミュージシャンからも注目されなぜかヴァーヴに移籍。それまで以上に自分の作品に強力なメンバーを招集することが可能に。それが、この前の2枚で、Gratitudeがストレートにクリポタのサックスを楽しめ、Traveling Merciesでは複雑なアレンジや決まりごとの中でクリポタが吹きまくるパターンつう感じです。
わたしはコンコードのアルバムを教えてもらって「うまくて好みじゃ」、って、思いながらも、、新譜を追っかける程のファンでもなかったのです。が、なぜか買ったTraveling
Merciesを聴いた瞬間、「なんじゃこりゃ」、って、なちゃったわけです。今でも、かなり好きなアルバム。で、逆戻ってメンバーが似てる一つ前のGratitude通称「地蔵」のアルバムをすぐに買いましたです。はい。でも、Traveling
Merciesは、サウンドがスマート過ぎたせいか(笑)なぜかあまり話題にももならず(爆)、Sunnysideに移籍してでたライブ盤がこれです。
実は、バンドの基本メンバーはTraveling Merciesと変わっていないです。でも、ライブなので本人も楽器を持ち代えることもなく、ただただ男らしく吹きまくってる。理性と知性を兼ね備えた「野獣」クリポタが世間さまで日の目があたりはじめるわけであります。もちろん、もっと前から注目してた人は沢山いるんですよ、でも、一般的にって感じですゎ。
で、今度は比較的新しいのですが、ワンホーンのライブもの。
Live At The 2007 Monterey Jazz Festival / The Monterey Quartet
どんなときにも全力投球するクリポタなのですが、まわりの状況でより高い位置へ昇華できる確率は高いわけで、それがライブだったりするとこんな風に手がつけられなくなります。クリポタだけでなくて、当然だけど共演者「腕前」もうまいを通り越して、すごすぎるっていうわけです。1曲目から、思わず唸ってしまうのアルバムです。
この2枚は、いろんな人がお勧めしているので、あまり外すことはなく、クリポタを堪能できます。
でも、クリポタをより深く愛してもらうのに、上のアルバムの時にコメントでも話題にしている次の2枚も聴いてみてくださいな。クリポタはそのサックスの変態フレーズからただサックスだけ吹いてるだけ、みたいに思われがちですが、実は歌心はストレートだし、非常によく考えて作り込んでたりします。
Concord Duo Series Vol.10/Chris Potter Kenny Werne
クリポタにしては珍しくデュオで全部おさまってる。比較的広い空間の中で、ケニーワナーのピアノと楽しそうにやりとりするクリポタが堪能できます。
これって、比較的古い録音なのですが、やってることが分かりやすい、というか、メロディアスな曲をやってるので、クリポタの感情表現が大変ストレートでいいと思ってます。
Song For Anyone/Chris Potter 10
綿密なアンサンブルの中でも、自分の空間、存在価値をしっかり持ってるクリポタ。Traveling Merciesでも、あれこれ自分でアレンジして自分の頭にあるイメージをしっかり実現化しているのですが、、ここではストリングス入りで10人編成です。と、書くと、なんとなく静かでクラシカルなチェンバージャズか?って、倦厭する人もいるかもしれませんが、、
これまた、彼の音楽への探求心の深さを思い知るアルバムなのです。
この密度の濃い中で、思いのままに吹いているって、当時すごいと思ったのですが、、
彼にとっては、いつでも何処で自分の思い通りに吹くことが可能なんだと、最近わかってきました。伝統を芯の部分にしっかり持ちつつ、彼の英知で新しい世界を繰り広げている。
で、サイドでの作品もいろいろあるのですが、今は亡きモチアン先生のエレクトリックビバップバンド等と、、話題は尽きないのですが、わたし的にはクリポタが堪能できてかっこいいアルバムということになると、外せないのがDave Holland Quintet。
Critical Mass/Dave Holland Quintet
このブログでは、最後のDave Holland Quintet?になちゃったこれしかあがってないのですが、
ホランド閣下の難解な命令を難なくこなすメンバーはどのアルバムでもすごすぎます。
クリポタの重たい密度の濃い音とフロント的に成功したのはロビンさまがトロンボーンだったからだと思います。涼やかなヴァイヴの音色に誤魔化されながら、この2人のダークで重量級のサウンドはボディブローって、感じで、ボコボコにされます。
Prime Directive、Extended Play: Live at Birdlandなど、結構安く中古でありそうなんで1枚くらいは聴いても損はしないと思うのですけど。
で、すずっく的偏愛的お勧めは、他人がつくる曲で頑張るクリポタ、(ちょっと、人とずれてる。。)
下3枚、ほぼリーダーの曲がです。
Not By Chance/Joe Martin
クリポタ、メルドー、って、2人が共演。でも、ここで、怒濤の吹きまくり、ブチ切れを期待するのは違うかなぁ、、って、思うのです。その辺が甘いんだろうか。大人になった2人は(昔共演盤あり)、怒濤の吹きまくりではなく、青い火花を散らすわけです。
ビターでダークな曲調の中で、この一見ゆったりしてそうな実は譲るわけにはいかない緊張感がたまらんですゎ。いい意味で互いのプライドがぶつかる瞬間の閃光がたまらないと思います。
と、、時間がない。。急ぎます。(爆)
Lost in a Dream / Paul Motian Trio
渋い。低温なつくりなんですが非常に想像力豊かな美しさに満ちています。
Contribution / Daniel Szabo Trio Meets Chris Potter
日本ではほぼ無名のハンガーリーのピアニストとのワンホーン。
これは、ちょっと反則ぽい(爆)、何が、って、クリポタがつくりそうな曲が多いのだわ。
かっこよくて、当たり前か。。
テな、わけで、どうせなんで、クリポタが吹いてますよ、って、いくつか。
Transatlantic / Chris Potter and the DR Big Band
ビッグバンドとの共演。全曲、自作、そしてアレンジもね。
Hands / Kasper Villaume
クリポタのアルバムって、わたしのようなお馬鹿さんが取り上げるのはちと難し。
最初に、ちゃんとブログで取り上げたアルバムのような気がする。
ここで、上のアルバムのプロデューサードーキー弟と繋がったのな?
と、サーシャさまのアルバムとか、あちこちに顔だしているのですが、、
もう、やめる。(爆)
でも、ついでなんでUnderground2枚。
Underground/Chris Potter
Ultrahang/Chris Potter Underground
ええと、時間がない!
betta taroさま、ようは最初の2枚、特に1番最初のヴァンガードライブはイケイケだと言うことです。(爆)後は、興味持ったものをどうぞ。わたし的には基本クリポタは何処でも力を抜いた演奏ってしないと思うので。
あぁ、、そういえば、
Unity Bandの集団レビュー
が、com-postにあがっていました。
わたしのように、感想をグダグダ書くのではなく、
音楽を客観的に評論することをお仕事としている方たちの文章です。
で、おおむねの感想が、クォリティの高さは認めるが、スリルにかけるのでライブ盤を待つ、って、感じかな。それでも、めちゃ低評価ってものでもなく、良い!って、褒めてくれてる方もいて、大変嬉しいしだいです。その方には特別お花でも贈りたい気分です。(笑)
でも、たぶん、中にはこの企画がなければ、パットメセニーの新譜か、、って、素通りの人もいたのかもしれませんね。いろいろな意見は、非常に面白かったです。人はいろいろあるもの。それが普通なんです。みんな同じわけないもん。
で、クリポタファンのわたしは、
ここで、注目することは、皆さん、「クリポタの演奏はこんなもんじゃない!」って、ところでしょう。そうなんだ、みんながクリポタを認めているわけです。スゲェってことを知ってるんだ!やったね!今回の収穫はそれだけでも充分ですわ。
まだまだ、わたしの知らないところに、クリポタファンがいるってことです。
「クリポタ、クリポタ、、いぇーーい♪」
んじゃ、退散♪
最近のコメント