Duende / Avishai Cohen with Nitai Hershkovits
心に迷いがあるときは、、
自分自身を見つめ直して、、原点に戻るのもいいかもしれないですよね。
このところ大好きなデュオが立て続けに大当たり。
甲乙つけ得がたいのですが、まずは1番収録時間が短いこのアルバムから。(笑)
えっと、ライナーノートは、コーエンが書いている。その冒頭に無名に近い今回のイスラエル出身のピアニスト、ハーシュコヴィッツをはじめた聴いたときの印象が書かれてる。頭の悪いわたしが翻訳すると石つぶてがとんできますから、まぁ、一言で言ってしまうと、運命を感じちゃっうくらいな出逢いだったようです。イスラエル出身のピアニストと書くと、あぁ、またか、って、くらい、NYでイスラエル勢は活躍してますよね。
コーエンの曲が6曲、ポーター、モンク、コルトレーンで9曲です。
聴かせてくださいませ。その運命の人を♪
オープナー Signatureはコーエンの曲。端正で柔らかなハーシュコヴィッツのピアノは静かにコーエンを導き、コーエンはボーイングやピチカートで寄り添い重なる。シンプルな空間なので、コーエンの世界が認めたベースプレイが堪能できる。
モンクのCriss Cross、2人はまるでふたごの兄弟のようにかっ歩する。このぴったり感は半端ないのです。そして、二人して1音1音が非常にクリア。クラシカルな曲想のFour Verses / Continuationもまるで二人三脚、2人羽織をみているような演奏。
コーエンの曲Soof。コーエンとハーシュコヴィッツふと入れ替わってしまっても違和感ないような感じ。ハーシュコヴィッツの演奏は、コーエンの演奏にひけをとらない素晴らしい演奏。はい。
これが、丁々発止でございます、と、ポーターのAll of You。深く、深く、深呼吸をするように、互いの歩調を合わせてそぞろ歩くCentral Park West。
優しく柔らかなメロディを互いになぞるコーエンの曲Ann's Tune。デュオのお終いはやはりコーエンの哀愁ある曲でCalm。やはり、コーエンの曲での2人の融合、相乗効果は素晴らしいと思います。多少のエスニック風味もかぶさりながら、互いの心を行き来します。
最後は、ソロピアノ。なんと、コーエンが弾いているのですが、静かに自分を語る2分強。。
その内省的な演奏に、大きくハーシュコヴィッツとかぶさるのは、、わたしだけではないでしょう。。
終わってみれば Duendeという曲名はありませんでした。
これは、彼らの想いがタイトルになったのでした。
楽器はベースとピアノなのですが、互いに分身をみているような心の通った演奏だと思いました。。
サンタナ風にいったらば、魂の兄弟っ、てな、、感じか。(笑)
デュオ好きな方、ピアノ好きな方、ベース好きな方。。
一緒に重なってみてくださいね。
1. Signature
2. Criss Cross
3. Four Verses / Continuation
4. Soof
5. All of You
6. Central Park West
7. Ann's Tune
8. Calm
9. Ballad for An Unborn
Avishai Cohen (b, p #9 )
Nitai Hershkovits (p)
誰か、Unity Bandが配送された人いますか?
あんなにはやく頼んだのに。
なんで、配送が遅れるんでしょう。密林って、いい加減だよねぇ。
今日から、外山さんのツアー2012(金沢・大阪・浜松)がはじまってます。
金澤だって、まだ、、間に合う?
☆6月14日(木)金沢「もっきりや」☆
〒920-0999 金沢市柿木畠3-6 076-231-0096
19時開場19時半開演
前売り3000円 当日3500円
6月15日(金)大阪「JAZZ ON TOP」
〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地2-3-13 若杉大阪駅前ビルB1F
06-6341-0147
19時45分開演
前売り3000円 当日3500円
6月16日(土)静岡「JAZZ in B♭」
〒431-3125 静岡県浜松市東区半田山5丁目16-17 053-435-5644
19時半開演
前売り・当日 3000円
んじゃ、退散♪
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何も考えないで音楽を流してきいていたら、興奮状態が平穏の日に戻ってきました。
そこでであったのが、アヴィシャイ・コーエンの新しいアルバム、これは少し考えて見ました。
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» Avishai Cohen with Nitai Hershkovits / Duende [Jazz&Drummer]
Avishai Cohen(B, P)
Nitai Hershkovits(P)
Rec. February & March 2012, Sweden
(Blue Note 6241572)
ソロやデュオものはあまり好まないのだが、本作は1,205円(HMV価格)と安かったので迷わず購入... [続きを読む]
» Avishai Cohen Duende [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
ベースのほうのAvishai Cohenの新作は、ピアニストとのデュオアルバムとなります。
ピアノとベースのデュオというと、Charlie HadenとHank Jonesの2作のインパクトは個人的には強かったことをまっさきに思い出すのですが。。
Steal Away (http://www.hmv.co.jp/product/detail/373846)
Come Sunday (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/61117069.html)
..... [続きを読む]
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スズックさん、こんにちはmonakaです。
このアルバム、前作と違い最初とっつきにこまりましたが、との後とても好きになりました。
いまどき、特出することを配して、思い描く一面をしっかりと現したアルバムでした。
TBさせていただきます。
投稿: monaka | 2012年6月14日 (木) 21時45分
こんにちは♪
ピアノとベースのデュオ好きです。
最近、イスラエルのピアニストが活躍されているのですね。
外山さんのライブ行ってきました♪
お天気も良く、みなさんにもお会いできて楽しかったです。
今日は 大阪ですね。
投稿: Marlin | 2012年6月15日 (金) 16時12分
ブラザー最中さま、、
>スズックさん、こんにちはmonakaです。
最中さま、いいな、ダッドの日。
>このアルバム、前作と違い最初とっつきにこまりましたが、との後とても好きになりました。
そうなんですよねぇ。
わたしは、前作も好きで、ジャケットも大好きで、、数多くの音を綺麗にまとめ上げてましたよね。まぁ、これがジャズか?って、言われると、、うむ。。って、カテゴライズなんですが。
今回のこのシンプルな構成で、久しぶりに楽器演奏者として世界に認メラレタ実力を拝聴いたしました。
そう、そっちのコメントにお返事しましたが、以心伝心が1番シックリくるかも。
>いまどき、特出することを配して、思い描く一面をしっかりと現したアルバムでした。
>TBさせていただきます。
ぴったりな感じで重なって、心の響きが一緒。デュオならではの1枚です。
投稿: Suzuck | 2012年6月15日 (金) 16時56分
Marlinさま、、
よかったねぇ。。
>こんにちは♪
はーい。
楽しかったようで、万々歳でーーす。
>ピアノとベースのデュオ好きです。
>最近、イスラエルのピアニストが活躍されているのですね。
つうか、イスラエルの人たちがいろんな楽器で活躍しています。
一大勢力、ムーブメント、って、感じかなぁ?
ムーブメントまでは行かないかもしれないけど、
わたしの短いアンテナでも、、随分ビビビっとはいってきます。
>外山さんのライブ行ってきました♪
>お天気も良く、みなさんにもお会いできて楽しかったです。
うん。皆さんとお会いできて、皆さんとライブ聴けて、、よかったですね。
>今日は 大阪ですね。
大阪は、食い倒れの街!
外山さまに、うってつけの街です!
投稿: Suzuck | 2012年6月15日 (金) 17時02分
こちらからもTBさせていただきます。
といっても前回のTBが入っていないので、今回も入るかどうか。
ブログ間のTBはだいぶ下火になっているので、廃止される日も近いのかもしれません。
ソロやデュオものは好き好んでは聴かないですが、本作は素晴らしかったです。
さらには音も抜群に良いですね。
イスラエル色の強いコーエン・バンドのときよりも、演奏的にはるかに良く感じました。
投稿: nary | 2012年6月15日 (金) 21時45分
ナリーさま、、
>こちらからもTBさせていただきます。
ありがとございます。
>といっても前回のTBが入っていないので、今回も入るかどうか。
今回は、問題なく、一発でしたね。
全開は、本当のスパムに格納されてて、気がつかなかったんですよ。
スパムの判断、二段階あって、
トラクバックの欄にならぶけど、公開待ちになるのと、、
スパムのフォルダーに入るのと。。
今まで、そこにナリーさまのトラバは入ったことないんで、確認が遅れました。
>ブログ間のTBはだいぶ下火になっているので、廃止される日も近いのかもしれません。
えぇ。。
またですか。。。。
やだなぁ。って、トラバ嫌いな人っていますよね。
>ソロやデュオものは好き好んでは聴かないですが、本作は素晴らしかったです。
>さらには音も抜群に良いですね。
ソロもデュオも好きで、結構持ってるんですが、なかなか、いいと思いました。
もっと、静寂なのも好きなんだけど。(笑)
>イスラエル色の強いコーエン・バンドのときよりも、演奏的にはるかに良く感じました。
でも、やはり、、微かに漂ってますよね。
あと、コーエンがリーダー格なのでしょうが、それも嫌みな感じではないと思いました。
互いに好きなんでしょうねぇ。
ありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2012年6月16日 (土) 11時40分
個人的にベースとピアノのデュオが侮りがたいという心境であると言うのはあるのですが、すずっくさんのデュオに注目していることと微妙に同じような違うような。。
が、この2人の演奏は、強烈に素晴らしい演奏を聴かせてくれたと思います。
本当にイスラエル侮り難しです。
近作では Daniel Zamir "Song For Comfort" がイスラエル勢らしいのですが。。。
遅いエントリに反応していただき、感謝感謝です。
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
投稿: oza。 | 2012年8月19日 (日) 19時38分
oza。さま、、
こんばんはぁ。
>個人的にベースとピアノのデュオが侮りがたいという心境であると言うのはあるのですが、すずっくさんのデュオに注目していることと微妙に同じような違うような。。
デュオは相手がいる最小の構成なので、演奏者の関係や能力が分かりやすいかなぁ、って、思ってます。感情のやりとりも含めて。
>が、この2人の演奏は、強烈に素晴らしい演奏を聴かせてくれたと思います。
コーエンが共演するピアニストって、良いピアノが多いなぁ、って、思うのですが、、
では、コーエンから離れてもそうに思えるピアニストかどうか、、って、まだ、わからないなぁ、、って、思ってます。
>本当にイスラエル侮り難しです。
>近作では Daniel Zamir "Song For Comfort" がイスラエル勢らしいのですが。。。
うん。
ザミールですよね。オマール・アヴィタル 一族ってのもいますよね。
うむ。。オラシオさんみたいな感じのイスラエルジャズの専門家って、いそうですよねぇ。
>遅いエントリに反応していただき、感謝感謝です。
いえいえ、お誕生日一緒だしね。(笑)
つうか、そんなに遅くもないでしょう。。
わたしの説だと、一年以内は新譜だそうですから。(^-^)
>TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
ありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2012年8月20日 (月) 22時02分