Entering The Human Age / JAZZCODE
前作Being Here / JazzCodeは、かなりいい感じのアルバムだったので、ヤンソン集と知ってすぐに注文。時すでに遅しで、デリバリも遅れたけど、春爛漫の季節にいいなぁ,って、感じですわ。あの For All We Know以外は、全てヤンソン曲。
オープナーはスタンダード For All We Knowから。柔らかな柔らかなラーシュヤンソンのピアノがきこえてくると、、それだけで体の力が抜けてリラックスした気分に。ジェントルなテナーがしっかりリードして進む。ラーシュが弾くスタンダードは定評がありますが、透明感溢れる音で暖かなフレーズ、ベースソロも素敵。
と、Autumn Bluesは、比較的アグレッシブで粋なテナーと硬質でビタースィートなラーシュのソロがミスマッチな感じ。マッツの踊り出すようなベースではじまるJamal。うーーん、良いベーシストですよねぇ。綺麗な旋律もお好きなのですが、ラーシュは躍動感ある曲もお得意ですよね。で、重要なのがベース。リズムキープは当たり前なのですが、ソロでも躍動感のあるベースは彼のピアノにあってると思います。ラーシュの切れ味ばっちりなピアノの後ろで踊る、踊る。かっこイイ!Witnessingはわたしはとても想い出深い曲。その重なるような優しいフレーズで目が潤みそうになります。抒情的なクヌートのサックス、美意識の高いラーシュのピアノ。。。もう、心が遠く空の向こうですよ。Uroborosヤンソン情緒もたっぷりにクヌートのソプラノが歌います。Nipponは全員で明るく力強く前向きな感じ。
情感たっぷり、転調が印象的なNew Roomはピアノトリオで。ヤンソンのピアノも真剣で素敵ですが、マッツのアプローチも創作意欲に満ちてます。比べたくなるのが女心、じっとがまんも女心。。
心の襞を表現したような静かなKoan 3 。このベースソロがまたええのですねぇ。Koan 3って、もしや公案でしょうか。静かだけど、深く浸透するような四人のやりとり。おぉ、Why Was I Left Under The Skyはソプラノで。ラーシュは優しく、そして手招きするように。マッツのベースからはじまるThe Man With The Cucumberは、アグレッシブで疾走感たっぷりなラーシュ。バンドの息もぴったり。丁寧に優しく、愛しい気持ちがあふれ出すGiving Receiving、終演。
優しい人達に。
ラーシュヤンソン以外は全員ノルウェーの人達なのですね。
ラーシュといえば、わたしは元祖ラーシュヤンソントリオなのですが、あちらより、リラックス感がただよいます。
そして、ラーシュヤンソンでサックスっていえば、オーベって頭に浮かぶのですが、、
オーベより、もっと、音や間がノルウェー的(笑)感じなので、ハードバピッシュなことをしてももっとほんわか感が漂います。スウェーデン万歳、ノルウェー大好き。(笑)
あ、皆さまの週末のユックリにもどうぞぉ♪
1. For All We Know
2. Autumn Blues
3. Jamal
4. Witnessing
5. Uroboros
6. Nippon
7. New Room
8. Koan 3
9. Why Was I Left Under The Sky
10. The Man With The Cucumber
11. Giving Receiving
Knut Riisnaes (ts, ss #5,9)
Lars Jansson (p)
Mats Eilertsen (b)
Carl Stormer (ds)
このアルバムは気がついてすぐに購入に走ったのですが、なんだか、流通状況があまりよくないみたいですね。マーリンさまはタワーレコードにキャンセルされたって、いってたけど、今も在庫なしのところが多いみたいですね。Carl Stormerは売る気がないのかな。(笑)
って、ことで、今日のおまけはカーペンターズの For All We Know
あれ、アレサ・フランクリンをみっけた。
ほぉ。。
素敵な週末をお過ごしくださいね。
んじゃ、退散♪
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しゅわっち!
マ-リン参上♪
そうなんです。
これ 欲しかったのです(;_;)
また どこかで 忘れた頃 注文してみます。
今日 少しだけお花見してきました*
もう 7分咲きくらいでした。
今の時期に 聴いたらよさそうなアルバムですよね。
では これからTVで ロンドンへと弾丸トラベルしてきます。
しゅわっち!
投稿: マ-リン | 2012年4月14日 (土) 23時57分
ちょっとご無沙汰しておりました。
段々春本番になってきましたね~。
なんと、丁度 For all we knowの、私の譜面をまた引っ張り出していたところです。
Lasの演奏、聴いてみたい!
アレサも素敵!
Donny Hathawayの歌も泣きますわ。
投稿: つっち~な | 2012年4月16日 (月) 15時42分
マ-リンさま、、お返事遅れちゃってすみません。
>しゅわっち!
>マ-リン参上♪
お転婆はいけませんよ。
大人ジョシなのですから。(笑)
>そうなんです。
>これ 欲しかったのです(;_;)
>また どこかで 忘れた頃 注文してみます。
マイナーレーベル何でしょうけど、、
聴きたいときに、手に入らないのは、、興味が失せますよね。
と、しかも、高いんだよねぇ。。
確かに、、ノルウェーって、物価高いんだけどねぇ。。
>今日 少しだけお花見してきました*
>もう 7分咲きくらいでした。
そうなん?
新潟はこれからです。
>今の時期に 聴いたらよさそうなアルバムですよね。
うん。
優しいメロディのせいもあるけど、サックスの音のせいかなぁ。
ホンワリした空間です。
>では これからTVで ロンドンへと弾丸トラベルしてきます。
>しゅわっち!
ロンドンですか。
どこでもドアの方が、いいのじゃナいかなぁ。(笑)
投稿: Suzuck | 2012年4月16日 (月) 17時32分
つっち〜なさま、、ごめん、返事する場所を間違ってました。
ぼけてます。。
以下、お返事です。
つっち~なさま、、
>ちょっとご無沙汰しておりました。
こちらこそ、ご無沙汰しております。
って、堅いね。(笑)
>段々春本番になってきましたね~。
うん。きっと、今年は、スプリングコート(死語?)を着る期間が短いね。
>なんと、丁度 For all we knowの、私の譜面をまた引っ張り出していたところです。
マジですか。
>Lasの演奏、聴いてみたい!
これは、ご想像通り、とても素敵ですよ。
>アレサも素敵!
>Donny Hathawayの歌も泣きますわ。
わたし、カーペンターズからだったんで、はじめてビリーホリディを聴いたときにびっくりしました。
暫く、お会いしてませんがお元気ですか?
投稿: Suzuck | 2012年4月16日 (月) 17時43分
投稿: Suzuck | 2012年4月19日 (木) 08時43分
ビリー・ホリディの歌も良いですよね~。聞きましたよ~。
私はなんとか生きています。
夜桜を見に行って、夜店のお好み焼きを食べたら、
お腹を壊しました・・・参りました。
さっさと寝なきゃなのに、夜更かししています
投稿: つっち~な | 2012年4月22日 (日) 03時11分
つっち〜なさま、、
>ビリー・ホリディの歌も良いですよね~。聞きましたよ~。
大昔、ジャズ喫茶でかかった時、あれまぁ、これがあれですか,って、感じでしたよ。(笑)
>私はなんとか生きています。
>夜桜を見に行って、夜店のお好み焼きを食べたら、
>お腹を壊しました・・・参りました。
あらぁ。。
それは、おだいじにしてくださいね。
と、大風で満開の桜は可哀想でしたね。
>さっさと寝なきゃなのに、夜更かししています
うん。今日はおやすみだし。だいじょうぶでしょう。。
投稿: Suzuck | 2012年4月22日 (日) 09時44分