Vagabond / Ulf Wakenius
はやく、、春にならないかな。
3月は今日で終わりっ。なのに、寒すぎます。
気がつけば、一週間のご無沙汰です。
まぁ、呟き世代には三億年昔みたいな時間ですが、ブログ世代にはちょっと休憩くらいか。(笑)
テなわけで、来日の時にサインももらったウルフワケニウスさまの新譜です。
新譜の情報があがった時、アコギ(ガット、スティール両方)、アコーディオン、ベース、って変則トリオにゲストが絡むってことで、大変、胸がときめきました。
何でも、できるウルフですけど、アコギの時の哀愁たるもの半端ないっす。
ちょっと、聴いてる方が恥ずかしくなるくらい。(それって、ダニエルソンもだわ)
でも、個人的にはそのぎりぎり歌謡演歌寸止めのセリフが堪えられなかったりいたします。ウルフとダニエルソンのその辺を考えるとき、アコーディオンが来たら,,って、そりゃ、もう、買うしかない。いけっ。
オープナーはタイトル曲Vagabondは、ジプシー的な放浪者のイメージそのまま。エキゾチックでたたみかけるような哀愁フレーズのだめ押し。途中に「ワケニスだぁ」としか言いようのないソロが展開され、にんまりする人も多いはず。ポリス・スティングでお馴染みMessage in a Bottle はスローテンポでバラード調。ユン・サンナとギターのグエンリがゲスト。漂うような悲哀、切なさを歌にこめるユン・サンナとグエンリの宙をうねるギターは素晴らしい。クールな1曲。エレキとアコギにうっとりしてると、これまた、ウルフの哀愁満載のメロディBretagne。アコーディオンが胸に響きます。スティールギターのシャキリしたカッティングが高揚感に効果的。
1音でわかるダニエルソンの演奏、そしてPsalmen。記憶の彼方からいろいろ。。この孤独感満載、人生の旅路。もこのメロディをこのメンバー訥々と演奏するのは、、やばすぎます。テンポよく切り込んで来るのはワケニウスのBreakfast in Baghdadは高速フレーズとスキャットでスパニッシュな感じ。
日本への応援歌、ウルフの Song for Japan。三味線ふうに音色、日本人が聴くとちょっとチャイニーズなメロディ。芸者、冨士山的な感じなんですが、そこは彼の日本への思い郷愁もこもってます。
遂にでました、みたいなアッティラゾラーのBirds and Bees。ハンガリーっつうか、これもジプシー的哀愁と躍動感。この曲、、懐かしいなぁ。ちょっと、エキゾチックな高速フレーズの冒頭でわからなかったけど、はじまれば、あれまぁ、ダニエルソンのPraying。テーマの切なさは一級品。ライルメイズのChorinho。曲の跳ねるような楽しさはそのままで、ダニエルソンが饒舌なソロをとってます。ネイティブ・アメリカン風のはじまりで、ジムペッパーの Witchi-tai-to。野太い感じでヴォーカルが入ります。
キースのEncore。美しさとはかなさにうっとり。。彼は、キース集を出すくらい好きですからねぇ。。
と、最後はなんとなく自分の心の庭に戻った感じでしょうか。。
決して、静寂な音楽ではなくて躍動感ある演奏も多いです。
でも、基本、ガット、ベース(チェロ)、アコーディオン、って、組み合わせは哀愁の嵐吹きまくってます。まだ、外の寒さが身にしみるこの時季、とっても良い気がしまぁす。
1. Vagabond
2. Message in a Bottle
3. Bretagne
4. Psalmen
5. Breakfast in Baghdad
6. Song for Japan
7. Birds and Bees
8. Praying
9. Chorinho
10. Witchi-tai-to
11. Encore
Ulf Wakenius (ac-g, oud, chant)
Vincent Peirani (accordion, accordina, voice )
Lars Danielsson (b, cello )
Guests
Eric Wakenius (acoustic steel string guitar)←息子さま
Michael Dahlvid (darbuku,cajon)
Supecial Guests
Youn Sun Nah (vo #2)
Nguyn Le (el-g #2 )
今日のおまけは、ジャズファン的にはヤン・ガルバレクって、線もある、Witchi-tai-to。
たぶん、ウルフさまも大好きな、タウナーさまの12弦独りギターで。師匠、かっこええ。
明日から、4月。
午後からお出かけするんですが、夜はお家で夕飯を食べられそうです。
って、ことで、また、YouTube大会かな。
んじゃ、退散♪
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