外山安樹子 トリオ @ ジャズフラッシュ(9/22)
外山安樹子(p)、関口宗之(b)、秋葉正樹(ds)
サボっていたわけではないんですが、もう、、2週間も前の出来事になってしまった。。
覚え書きでたどる、ライブの旅。。って、今更始まったことではないんですけどねぇ。。
ええと、、なんと、ツアーに逢わせて台風が上陸、新潟に向けて北上。。
ライブ直撃!絶体絶命!と思いきや。。前日の長岡も新潟も、、
台風なんてなんのその、、台風を微妙によけて、外山安樹子はやって来ました。
・・・ちゃうな、台風が微妙によけてくださいました。(爆)
次回から、タイフーン娘とお呼びしましょう。。。
つうことで、古町の宿泊先で待ち合わせ。
小さなロビーで、大きな声で挨拶して、今回ライブにいらっしゃらない猫屋さんの花村さまにご挨拶へ。すると、副店長subuさまもいらして、明日のおかべさんのライブの準備中?のご様子。「あなたどなた?」って、ご質問に「今回ヴォーカル担当のすずっくです」って、お邪魔いたしましたぁー。m(__)m
時間も無いので、急いでリハというか、、セッティングにフラッシュへ。
えっと、パーマネントなバンドなので、ライブ前にはお店の音環境を確認するくらいです。実は、この時点でも、曲は決定して無かったりする。(って、言ってもいいよねぇ。。??)
と、その間に、、予約の電話が入ったりして、マスターと思わず、、にっこり♪
ライブ前の腹ごしらえ、教えていただいた近所のお寿司屋さんへ。
時間ギリギリまで、、食べて。。で、いきなり曲決めに。。
小心者のわたくしは、、時計とにらめっこ。(爆)
メンバーを即して、、戻ってみると。。
なんだか、予想外に人出が、、、。。あ、いやいや、予想通り。
知ってるお顔もちょっとあるけど、、なんでしょう。。わさわさと、、人が集まった。。。
なんだか、ほっとして、、大好きな大好きな人の間に、、座る。
わーーい。「マスター、リンゴ酢ジュース!」
と。。。ミュージシャンがあらわれて、ざわつく会場がシーンと静まる。
開始じゃ!
聞き覚えがあるベースの刻むリズムから入ったイントロは、えらくヨーロッパナイズされていてかっこいい。うーーん、、これはなんだと思ってると、テーマが来た。新譜の1曲目、May Journey。アルバムではいきなりテーマからなのですがこれかっこいいなぁ。と、大きく、奥へ奥へと風景が広がっていく曲で、去年、新潟~秋田に行くときの日本海をみてつくった曲だそうです。高揚感もあるいい曲です。と、綺麗なメロディだけで終わらないの。どーーんと、押し寄せる感情の大波小波。
わたしのストッキングが伝染してたから思いついた?Shiny Stockings 。(爆)って、この大胆な暴れっぷりは、すごすぎる。僭越ながら、この方のスタンダードの演奏は、ますますどんどん、大胆になっていってますよねぇ。そこに、なんの躊躇もなく追随するメンバー。知ってる曲もここまで弾ききってくれると実にすっきりいたします。はい。
と、クラシックなナンバーからボロディンの「だったん人の踊り」わーーい!!大好きぃぃ。わたしはクラシックはほとんど聴かないので、ジャズのナンバーで覚えたのですが、メロディの優雅な流れはやはりクラシックですよねぇ。と、優雅な雰囲気をそのままに、彼女のイメージともに、どんどん空間が広がっていきます。気持ち良い。その勢いで、アルバムにも入っていたTake5。転調して、分解して、広げて、のばして。自由自在だ。でも、ちゃんと五感のどこかでTake5を感じられる演奏で、とっても面白い。
MC。これは面白かったんだけど、長くなるから、、はしょります。
でも、一言、、関口さま、、お髭はにあわないぞぉ。
で、Rainy Garden。わたしの大好きなバラード。故郷を離れて梅雨の季節、雨に濡れた窓をみながら、、つくった曲だそうですが、銀色の雨の雫、、、日常に重なる銀幕のようなシーン。。胸の奥に抑えられた想い出、想い。そんな乙女心。女性はいくつになってもこういう瞬間を持つことで、明日へ歩んで行ける。このイントロも素敵だったなぁ。。雨の気配、、ベッドから起きて窓辺に歩み、そっとカーテンを開ける。。そんな序章を読むような。。。詩的なイントロ。そして、ベースのアルコがフューチャーされると、いっきに場面が動く。とても、素敵な流れ。まさに映画のワンシーン。哀愁のベースソロと絡んで感情がグンと高まります。
1セット目最後は、新譜から Waiting For You。春をまってる曲だそうで、その気持ちの高まりをがんがん行きます。当然、ベースのソロも攻撃的、ドラムに至ってはエキサイティングに聴かせます、魅せます。きゃぁ、、とか、叫んでいるうちにテーマに戻ったんだけど、、終わった瞬間酸欠な自分に気がつく。生きててよかった!
嵐のような拍手で、休憩に。。
と、いろいろと楽しい時間が過ぎ。。
2セット目へ。最初はグー♪から始まって、特性ポスターの争奪戦。(笑)
お二人がゲット。美女と野獣?だったなーー。(爆)
最初はなんとラーシュヤンソンのLatour。ヤンソンの曲の中でもとっても躍動感のある曲。外山さんらしい選択かも。最初はヤンソン節を散りばめておりましたが、次第にヒートアップ。オレンジのイタリアンのTシャツの秋葉ドラムが多彩な音でリズムを刻む中、関口ベースソロも。。いきなり、2セット目トップからすごいなぁ。ぶっ飛ばしますです。
2曲目はAlone Together。ちょっと、切ない愛のメロディ。まずは、心の葛藤をを表現するかのようにピアノソロでじっくりと、ベースとドラムがフィルインして、よく唄うベースへ、今にも踊り出しそうなドラムへ。いろいろとペアを意識しながら次々に展開していきます。気がつけば、「You Are Not Alone」。
そして、新譜からUNIGERUN。今回のシンプの中で、一番歌「親しみやすい」メロディと思ってます。って、書くと、あれですが、まぁ、歌謡曲チックなのね。愛憎劇のTVドラマの一シーンのよう。揺れ動くヒロインの心模様。こういうメロディで、関口ベースはソロを弾かせたら日本一かも。と、濡れ衣、を、後ろから綴った曲だそうです。え??って、夢の中で万引きをとがめられた場面の曲だそうです。おぉ。。。。考え過ぎだった。。。
そして、2セット目もクラシックから一曲。MCの最初ですぐにわかった。。
BittersweetやらYou Can't Go Homeとして、ジャズでも演奏されることの多いラフマニノフのピアノ協奏曲の一部をモチーフにした曲。
甘く哀愁のあるメロディは、本当に身も心もとけてしまいそうなんですが、感情をしっかり込めたピアノそしてベースソロに、溶けかけました。うっとり。
実は、ライブの前、彼女が曲を決めているとき、、「リクエストありますか?」と聞いてくださったのですが、私はこういう時、、誰に対しても「ありません」っていうんですが、、って、こういう風に、好きな曲が並べば、リクエストは必要ないですよねぇ。。
再び、新譜からBassi Samba。そう、抜歯したときのサンバだす。二本綺麗に抜けた喜びで、こんな賑やかな曲ができるなら、、全部抜けたらどうなるんだろう。。
動く、動く、指が縦横無尽、しかも、休みなし。ベースも秋葉ドラムもここぞとばかりにプッシュしまくりです。つうか、彼女は自分で自分をプッシュできますです。はい。3人で混沌と盛り上がって踊りまくって、会場は一瞬リオのカーニバル状態。って、秋葉さま。で、、気がつけばテーマに戻ってあぁ、、こんなかわいい曲ダッタンだぁ、(笑)。。終わり。その勢いを一瞬抑えて、、最後は、新譜でも終演曲Ambition。大志、野望、野心…。希望を胸に大きく未来に羽ばたくように、、そして、、次第にその気持ちがふくらんで、、ヒートアップ。。
拍手の嵐&で、アンコールヘ。
なんと、Ray of Hope。これ、、大好きなんですよねぇ。でゅおのアルバムに収められてました。。もう、しっとりしたメロディの中に、、しっかり想いの詰まった外山スタンダード。と、、あとから、、これは、最中さまからのサプライズリクエストだったそうです。。ありがとぉ。ベースとの絡みを中心に、胸にジンとくる演奏です。遠くから包み込むようなドラムのブラシワーク。
それでもやまない拍手。。スタンダードナンバンーから、、How High the Moon。
疲れ知らずのハイスピードなアクションプレイに、会場も口アングリ。ベースもドラムも阿吽です。。月までぶっ飛んでしまいましたとさっ。
ダブルアンコールで、まだまだやまぬ拍手ですが、そこは、、佐藤マスター。
頃合いをはかったように、照明を。さすが。
ライブは、長ければいいってモンではないですもんね。
こういうタイミングは、ベテランマスターの阿吽でッす。
その後、、CDもタックさん、、売れて、、
ライブ中、、アルコールを控えていたんですが、、
僅かな間に、、あれやこれやで酔っ払い状態に。(爆)
三人をホテルまで送って、、タクシーのって、、
気がつけば、、お家のトイレで、、ねていたのでした。。あれま。(爆)
マーリンさま、ごめん。思いっきり飛び跳ねちゃって、スキップになりまへんでした。
また、大好きな新潟に来てね。って、いつか、、東京にも聴きにいきますね。
そう、、関口さまに、「こうやって、表に姿を現す(人前に)って、信じられないですねぇ」って、仰るとおりです。最近、お世話になってるなぁ、とか、いろいろあって、、少し麻痺してきちゃったのですが、ライブをそっと聴きにいくのはともかく、イベント等で人の前に出ることは御法度なんですよねぇ。。改めて、感じるこわさ。。。
こんな楽しい時間が、無くなってしまうかもしれませんものね。。。
って、、東京ならいいかも。(爆)
遠くに遠くに行きたくなったライブでした。
あ、、次のツアーは、彼女の故郷札幌だそうです。
10月20日(木)20時~ 札幌「紙ひこうき」(トリオ)011-221-9737
10月21日(金)13時半~ 札幌「ホテルニューオータニ・オークルーム」(デュオ)
10月21日(金)20時~ 札幌「JAMUSICA」011-612-190(トリオ)
んじゃ、退散♪
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