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音楽で拡がる輪

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2011年7月

2011年7月30日 (土)

7月も、、いよいよ、、おしまいだぞん。。

お昼は、お友達のご夫婦と古町ランチの予定だったのですが、、
ダーリンとお昼を食べることになりました。ごめんね。
うまくいけば、Step Of Threeのはじマる前後に会場付近で、と、思ってましたが、お友達の演奏と重なってル、って、ことで、一年ぶりの乾杯はなくっちゃった。凄く、残念と思いつつ、2人も新潟を堪能してるようなので、なんとなく、嬉しくなったりして。お二人が幸せなら、それでいいですわ。

Step Of Three 八木義之(vtb) 細木久美(p) 東聡志(b) @ ジャズフラッシュ(7/17 14:30~)

つうことで、30分前には入場。好きな席に座って、ぼんやり、みなさんにご挨拶して、海賊屋さん発見。ファビオ夫妻やでかいこやぎさまに囲まれて、話に夢中になってると、気づけば満席で、知ってるお方も沢山おられました。
BGMに非常に美しいピアノが流れる中、久しぶりにでかいこやぎさまといろんな話をしておりました。酔ってないときのでかいこやぎさまは、知的でナイスミドルじゃ。(爆)

と、時間になりまして、モンダにオーソドックスに始まったのが、ハレルのBecause I Love
You。しかし、これはハレルの曲っていうか、普通に素敵なスタンダードだよねぇ。バックのサポートにのって、楽しそうに、時折、早めのフレーズまぜこぜしながら、後半の快走につなげます。このバンド、ドラムレスの変則ピアノトリオでっす。管がバルブトロンボーンって、低音なこともサウンドの特色なのですが、ピアノの美しい演奏はポイントです。姫は、わたしの苦手なピアノの高音でも比較的着いた音色なので、モダンな大人の雰囲気が漂います。シックな感じね。それぞれの露出度の高いこのバンドでも、やはり、彼女の注目度は高い。東さまとはデュオも定期的に演奏してる間柄で、ベースソロにつける演奏も阿吽ですね。演奏全体は気をてらわず、普通にいい感じ、スタートには良い感じですよね。うーーん、次曲もハレルの曲で、Moon Alley。これは、めちゃ良い曲ですよ。でもって、最初にMCでハレルのソロを完コピしますって、妙に潔いけど、正直で潔かった分、好きな曲で素敵な演奏だったとおもいます。練習もままならない素人なので許します。はい。Moon Alleyは、ボッサのリズムで明るさと気怠さの混じった大人な感じ、つうことで、バロン細木もがんばります。
で、このバルブトロンボーンは、テンポの速い曲で一気に吹き倒すのは安定してる、って、わたしは思ってたりするんですが、ソの辺、うまくフーチャーしたスワロウ先生のEiderdown。うーーん、しまった、全然、予想になかった。(爆)
渋い選曲だけどよいメロディにのって飛ばします。つうことで、後半の方がスピード感あった気がします。スワロウ先生ファンはどんなヴァージョンが浮かぶの?ちょっと、シリアスな歌い方に変身したピアノとの掛け合いもスリリングでっす。この曲、去年I.s. / Tore Johansen Feat. Steve Swalloで、トーレが快演してました。ラーシュのサインもらったアルバムじゃ。。このバンドは3人の仲のよい演奏ももちろんなのですが、選曲も楽しみ。でも、今回はまったく予想もついてなくて、、少し、悔しい。つうか、かなり、悔しい。
と、しっとりしたナンバーをご披露。バカラック&コステロ曲。。。MCで言ってたアルバムは持ってないけど、I Still Have That Other Girlです。丁寧に情感のこもった演奏でした…。でかいこやぎさまと、ちいさいこやぎさまはロマンチストだねぇ、って、話してましたけど。。切ないけ歌詞だけど良い曲ですよねぇ。
この後も、本当は、ファビオさんのギターをゲストでフューチャーする予定だったジョビンのO Amor Em Paz(Once I Loved )と続くのですが、「ギターはないよ」、って、フラッシュのマスターのお言葉に落胆を隠せない。。わたし。もちろん、メンバーもお客様もですゎ。ファビオさまとのコラボを心の奥で期待しちゃってましたので、あれれ、って、感じ。なんだか、哀愁漂いまくりのトロンボーンが印象的でしたわン。

と、、この後、頭がはっきりしなくなっていて、一晩かかってもどうやっても曲順が結びつかなかったんですが、、うむ。。m(__)m
そう、東さんのベースがはじけて力強いヤンソンのJust Being。八木ブラでも演奏してるし、このバンドでも演奏してす、そして、細木&東デュオでも演奏してる曲なんです。姫もトロンボーンも良いんだけど、これはね、わたしは東さまにぴったりな曲だと思ってます。明るく、弾む感じのこの曲で、ちょっと、凹んだ?バンドに愛を。
と、まさかのイヴァンリンスのLove Dance。。熱心なブラジルファンには、アメリカ進出のための英語の歌詞が不評で、バッタモン扱いのアルバムですが、このタイトル曲にやられちゃった人は、多いとおもいます。でも、そんなことは別として、カヴァー作品も多いですよね。うっそぉ、って、思ったけど、うーーん、まったり感がトロンボーンとあってるかも。良いかも。ちょっと、意表を突かれて再び不覚にもうっとりしてしまったけど、次も、ジョンヒクスのNaima's Love Songって、本当に、ロマンチストですねぇ。
しかも、時間がなくなりそうな最後の最後は、とどめですね。バカラック&コステロのPainted From Memory。これ、知ってますか?もう、涙がでそうな切ない曲。3人のしっとりした、でも、夜明けのかすかな太陽の光を思わせるような演奏で、会場はなんだかしっとりと良い感じのムードに。
最後は、ぼぉ、、と、良いバンドだなぁ、と、思って拍手してたのを覚えてます。
演奏が終わってもしとしとと拍手がなっていて、いろいろあったけど、高揚感保ったいいライブだったなぁ、と思いました。細木姫がとってもがんばってたました。
冬以来の演奏でしたから、メンバー的にはいろいろあるんでしょうが、、よかったですよ。
確かに、選曲的に、夏、、ぽい、って、言うか、人数少ない分空間もあるので涼しげ。で、ロマンチックだけど、甘すぎずにやっぱ味わいはビタースィートですね。
もっと、観客の女性比率高くて良いと思う。つうか、かなり女性受けが良いと思うんだよねぇ。でも、トロンボーン、ってのがなんなのかも?どうなんだろう。このブログでは、さんざん、言ってますが、やっぱ、普通はスライドで、ボヨーンって、イメージがあるんでしょうかねぇ。
これが、フリューゲルだとサウンドイメージもつかみやすいのかもね。低音だけどこっちに、近いんだけどなぁ。
で、東さまのソロをもっと聴きたかったぞぉ。と、思ったことも事実です。(笑)
そして、3人とも、ソロがしっかりとれるバンドなので、1時間半は短かったね。まぁ、でも、当日いわれたことではないんだけど、と、ちょっと攻めてみる。なんか、わたし的には、それも残念でした。
ついでに、MCは相変わらずだけど、あれが良いと、最近は思ってまぁす。

で、やっぱ、お兄ちゃんだなぁ、って、思ったのは、、でかいこやぎさまですゎ。
確かに、、他人以上に、兄弟だから余計に、思い入れの入った大切なバンドで演奏するのはしんどいかもねぇ。このカラーはしっかりしてるモン。それを壊せないものねぇ。え、演奏するの?って、戸惑いの表情もかわいかったけど、「思いやり」とかいいながら、楽器とりにいって、まぁ、えらい。。時間なくなったけど。(笑)
つうことで、出番はなかったけど、ライブ終了後は、「今日は邪魔せず、さっさと帰ろう」と、思ってたんだけど、、つい、でかいこやぎさまも一緒に6人で軽くそば屋で乾杯。って、車なので水だけど。途中で、、でかいのが隠密行動とやらで抜けて、わたしも夕飯つくらなくてはいけないので、6時前に解散♪
知り合いのライブをみる約束してる2人と、午前中から昼ご飯も食べないでリハがんばって腹ぺこな2人、それぞれの目的に向かってゴー♪でも、後から合流になったそうです。新潟の夜は暮れていく。いいなぁ。(爆)
と、わたしといえば、、愛車を止めた駐車場がどうしてもわからなくなってしまい、、まずはフラッシュのそばにいったん戻って、道を聞キましたトサ。(爆)

どうも、ありがとうございました。
細木夫妻は、11月には猫屋敷で2周年のライブの主役をするそうです。
がんばってくださいね♪

と、今日は新津に出かける予定だったのですが、この雨の影響で、ダーリンからひとりでの外出は禁止令がでてしまいまして、残念ながら家にいることになりました。2階に食料とお水運んだ。。
でも、市内は、、晴れてきたので、ダーリンとラーメンを食べに行ってしまった。
すみません、ご心配していただいてるのに、危機感なくて。
で、、やっぱり、まわりはすごい事になっていて、あらたな避難勧告もでたりしてます。
水位がはやく下がりますように。

んじゃ、退散♪

水の都、、新潟なんだけど。。。

次のブログアップの予定は、ジャズストの二日めだったんですが、、
ちょっと、番外のブログ更新です。

ニュースで、先日より新潟の豪雨での被害の状況が流れております。
ご心配いただき、メールやメッセージをくださった皆さま、、本当にありがとうございます。皆さん、優しいですよねぇ。感謝いたします。

現在、新潟市内は雨はあまり降っておりませんが、以前の体験に基づいて、車を少し高い位置にある駐車場に移動したりしましたが。
昨夜は、夕飯の後に、お仕事のまわりの点検に行ってきました。
前回、このあたりで床上浸水になったときに、道が川となった場所の脇なので。。
こっちの方が、、ちょっと、心配です。と、注意は必要と思われますが、我が家に関しては、新潟市内で阿賀野川に近い方なので、今のところ大丈夫ですが、阿賀野川の堤防の上限まで、後、3メートルだそうで、2階への避難を促す電話を自治会からもらいました。
でも、なんだか、夜中の雨が嘘のような、、静かな雨の土曜日なのです。

新潟は県名に「潟」がつくのでお察しのように、水ときっても切れはなせない地形です。市内を流れる大きな川、その支流を含めて、今回の雨はほとんどの川で、普段見ることがないような水位で、朝一番に新聞が届いてなかったので、TVをつけたのですが、その映像に大変驚いております。
チョコレート色の濁流も凄いのですが、市内を流れる信濃川の河口付近の映像は以上に高い水位で静かに流れており、その静かな迫力に圧倒されました。
阿賀野川の河口はもっともっと広く、高い堤防があるのですが、、。
本当に、これ以上雨が降りませんように。。

三条、加茂、、を中心に、近くの川の堤防が決壊し、避難されてる方も沢山おられるます。被害が少しでも少ないことを心から祈ってます。
そして、個人的にお顔を知っている方々の被害も最小限でありますように、と、願うばかりです。大丈夫かなぁ、と、思いつつ、メールすることをためらってしまってます。

今日は、ひとりで出歩かないように、言われました。
行きたいところがあって、、ちょっと予定が狂ってしまいましたが、家でおとなしくしていようと思ってます。まだまだ、予断を許しませんね。皆さまのご無事をお祈りいたしておりますね。

と、書いてる間に雨が降ってきました。
次第に、、激しくなる雨音。。
でも、家で音楽かけて普通に過ごしていますです。

んじゃ、退散♪

2011年7月28日 (木)

7月も、、そろそろ、、おしまいだぞん。。

って、我が家の正念場はこれからです。はい。
でも、隙間をぬって、夏のジャズストの決算を少しだけしちゃうことにした。

文田けい子(vo) Fabio Bottazzo(g) 東聡志(b) @ JAZZY SPACE CATS HOUSE(7/16 18:30~)

次に生まれるときは、ギター弾きになりたいッ、、と、、呟きながら、、小路を曲がる。
少し早く着いたら、まるで待ち合わせしたように知ってるお顔がどんどん集まって、ミュージシャン3人をお迎え状態。何故か、記念撮影にはいっちゃったリして。

と、どんどん人が来ちゃうと席がなくなるので、奥までズズーーッと詰めて、アイスコーヒーで涼をとる。時間ですゎ。
ケニーバレルのミッドナイトブルーは、Fabio Bottazzoことファビオさまと東さまのお二人のアルバム「Beginning Blues」に入ってる曲。テーマは、ジャズの古きよき時代のフィーリングがたっぷりですが、ソロも普段の他の曲よりファビオさまはアーシーな感じですが、ソロは現代的な言葉使い。ベースの東さまとファビオさまは気心の知れた間柄ながら、一緒に演奏するのは久しぶりだそうなので、いつものように行こうね、って、感じで、この選曲だったかもしれませんね。って、人の心が読める魔女でもなく、こういう言い方がカンに障るって、方も多いかもしれないのだけど、今更直せないモン。。で、まぁ、始まってしまうと、いつもの阿吽の感覚は戻ってくるものなのでしょうね。互いに刺激しながら曲を創っていきます。
東さまのベースは、ウッドベースらしい力強さと歌心あるソロの歌い口がええ感じなのですが、はじめて「Beginning Blues」の発売記念ライブを器でライブで2人のライブを聴いたときから、何故か前向きな感じのする奏者だなぁ、と、思っております。後半、難解なフレーズを連発してたファビオさまの意図に応える意思疎通はいいよねぇ。次曲はベースソロから始まりテンポが変わって、ギターの知的で流暢なソロ、明快なベースソロ。

と、この後から唄が入りました。地元のヴォーカリストの方ですが、何せ、ライブになかなかでられないのでお名前は知ってても聞くのは初めてです。お姿を拝見するのもはじめて。
いやぁ、全てを包み込むような大人の女性だぁ。しかも、なんだか、かわいい。
歌の合間にファビオさまと見つめ合う、熱い視線がとっても羨ましいな。そこか、、って、そこは重要だよぉ。(久しぶりにひとり突っ込みです)

で、ヴォーカルの伴奏にまわっても、優しいあいのてはモチロン、積極的な演奏も入って、普段はお歌のライブに行かないわたしだって、楽しめちゃいました。モナリザ、モナリザぁ♪って、わたしは実はモナリザフリークだす。。すてきな、時間は、あれれと過ぎちゃって、休憩に。

うふふ。。何故か、ここでジミーレイニーのお名前が出ちゃったりして。
リアルな場所に出てこないと、こういう話はできないですよねぇ。
やっぱ、潜んでるんだなぁ。白いギターの系譜がが好きな人。
って、、、だからこの会場にいるんだろうけど。。。
ジミレイニーの知的、繊細で、ちょっと見は線が細そうで、、でも実は熱く展開していく感じは、遠くファビオさまに結びつくものがあると思います。わたしは彼名義は持ってるのはほとんどがLPなのですが(笑)、ギターが好きでなくても、ゲッツのバンドなんかにいたり、ズートと有名な盤あったりしますね。知ってる人は多いはず。でも、ギターの好きな人にとっては、かなりの有名人なのですゎ。
そんなこんなで、ダグレニーより、ジミーレイニーでしょう、と、言われ、あたふたするわたし。
だって、ダグレイニーの方が若いから、、、。。。
と、休憩中に隣の席が違う姫に変わりました。もう片方のお隣は先ほどまで共鳴してたお店のドラム!

と、2セット目が始まりましたでーす。
うーーん、、いきなりFirst Songではありませんかぁ。会場の方からのリクエストだそうで、、その方にも感謝。そのままあの名盤「Beyond The Missouri Sky (Short Stories) / Charlie Haden&Pat
Metheny」
にかぶる情感たっぷりな演奏なのですが、、冒頭、まるで金の糸にそっと触れるようなギターの音に胸がどきどきしちゃいました。テーマに沿って、互いに裏に表になりながら、その優しい音色に、思わず本音がでたようなベースソロも胸キュンですゎ。途中からは、二人の色にしっかり染められた空間にしっかり変化しておりました。やるなぁ。やっぱ、デュオは愛ですゎ。一転、スイッチが切り替わって夏らしくはじけてSamba de Orpheuを。2人で音を次々につなげてどんどんノリノリ、ヤンヤの気分ね。いやぁ、流石、ラテンの血だな。って、、東さまは、越後だけどね。。おしまいもユーモアたっぷりで。とっても気分がよかったらしく、ファビオさまからもう1曲2人でとのことで、彼のオリジナルのDondolando。優しくブランコで揺れているような、ママのお膝でうたた寝してるような、、曲Dondolando。柔らかな時間です。この曲好きですゎ。

と、再びヴォーカルの文田さんをお迎えして、暖かな時間が過ぎていきました。
満席のお客様も楽しい時間でしょうね。
哀愁のあるワンダフルワールドでじーんとして終わりそうだったのですが、次のバンドの方々が到着したばかりとのことで、2曲ほど追加になりまして、、最後は、あきらめムードが切ないテネシーワルツで終演。

ライブの終了後には、お外でいろいろな方と立ち話。
お友達ご夫婦と明日の再開を願って、あれやこれや。
みなさんと写真も撮っていただいて、こちらも明日の再開の約束の握手して、、今日は、我が家はダーリンも飲み会なので、腹ペコだった4人で大好きな(笑)焼き鳥を食べて、、タイムリミットだぁ。。解散っ。
お家の前まで車で送ってもらって、無事帰宅ぅ。大変、申し訳ない。。m(__)m
なんだか、ライブへの意欲がわいてきて、、明日も昼なら行けるだろう、、と心に思うのでありました。

次回につづくぅ。。と、おもいますです。
んじゃ、退散♪

2011年7月15日 (金)

夏の新潟ジャズストリートだゎ♪


★第18回新潟ジャズストリート★

7月16日(土)・17日(日)

フリーパスチケット 各日1000円


新潟ジャズストリートHP

なんと、気がつけば明日からジャズストでっす。
連休なのですが、いろいろご用事があって、まるまる2日間、、音楽三昧の旅に出かけるのは、、ちょっと、無理。
もう少し、早めに手を打つんだった、、って、毎回、思うんだけど、、性格なので致し方ない。
毎回、寄付になってもいいぞぉ、って、感じで、チケットだけは事前に買って、無料のパンフレットをじっと眺めます。今回も、先日スワンさんで購入。2日分のスケジュールがぎっしり書き込まれた無料パンフレットもいただいて、みているだけでわくわくします。
で、チケットも、パンフレットも、当日だって手に入ります。
古町通りでは、無料のライブも開催します。

街にジャズが流れ出す日・・

真夏の太陽の光、、夕暮れ時の長いビルの影、、夜風の涼やかな歩道。
一つ一つが、ジャズと結びつく想い出になりますよ。

この何年間でお知り合いになった方々のライブを少しづつでも聴いてみたいものです。でも、自分の体力を考えると、全部まわるのは無理ですよね。(笑)
お近くに方は、璃事長的に、是非、この方々を、って、思ってはいるのですが。。
八木 敬之 (ts)

7月16日(土) 12:00-14:00 Amalia Neculaes & 馬と少年 @ 新潟国際情報大学1Fカフェテリア
7月16日(土) 21:00-23:00 さえこトリオ @ シープクラブ吉野

この二つのグループにゲスト参加させてもらうらしいです。
皆川さまのところでは、どんな参加形態なのだか、よくわかりませんが、、
でかいこやぎさまのま昼の、太陽燦々での演奏ってのも、、面白そうですねぇ。
しかし、「頭とおしり」のライブ時間帯って、参戦にはかなり、難しい時間帯です。
特に、さえこ姫のバンドでは、2セット目からだそうです。。
姫のところでは、思いっきり、凶悪なグロスマンになるらしいです。
ほぉ。。

八木 義之 (vtb)

7月17日(日) 14:30-16:00 Step Of Three @ ジャズ フラッシュ
ここは、去年の夏のジャズストは、入り船うどんでした。
冬には、長岡の音食でライブも重ねておるパーマネントなバンドです。
ここの魅力は、3人のちょっとがんばって互いの動きをよく考えたサウンド、そして、わたし的には選曲もですね。でも、日曜日なんだよねぇ。
今回は、古町ジャズフラッシュと言うことで、ドンなんかなぁ、って、思っておられた方々は、ふらりと寄れるチャンスでっせ。皆さま、、是非、一度、お試しください。


さて、猫屋さんのHPを観てる人は知ってるだろうけど、、ジャズストの2日目、猫屋さんの最後はこれだそうです。

CatsHous夏の陣 7月17日(日)pm8:30~
「CatsHous夏の陣」と称した、「メグの会」vs「キャッツハウスの会」団体戦が行われます。団体戦って、何よぉ。って。人は、、HPをのぞいてもらえばいいのですが、ジャズの街新潟の兵(つわもの)の対戦相手は、、なんと、吉祥寺の有名なジャズ喫茶メグの寺島さまを筆頭に、ジャズ批評大賞の選考員、三上さま、藤田さま、、名だたる古兵がそろっております。
是非、応援に行ってくださいね。
諸事情で、応援に行けないと思いますが、きっと、楽しいと思います。
「大人のお遊び、、猫屋敷遍、」って、感じね。

そうそう、、猫屋さんでは、前日の16日にファビオさんも演奏するんですよねぇ。
夕方なんですが、、比較的、早い時間なので、、どうにか、行きたいと思うのですが。。
猫屋さんも、細長いので、、混んでくるとなかなか中に到達しないんだなぁ。難しそう。。

最後に、あちこち会場の事前チェックやバンドのスケジュールは、新潟ジャズストリートHPでどうぞ。
加持 顕さまの新潟でジャズと共に暮らすでも、毎回、ジャズストリートを特集してますよ。

って、なんとなく、他人事なお知らせとなってしまった。渇ッ!(^_^);;

暑いなぁ。。納涼会だ。。。
つうことで、最後は、外山さんの新譜のプロモーションビデオ。
猫屋さんで買えますので、ジャズストの土産にどうぞ。(笑)

では、皆さま、楽しいジャズストリートを!
んじゃ、退散♪

2011年7月13日 (水)

Time Together / Michael Franks



何気ない会話、その優しい声が聞けるだけでいい。そんな人いますよね。。

とある国の某政権では、白くて柔らかなお手々の方々は、強制労働と墓場が待っていたそうですが、、声で判断したならばこの方の声もきっと同じ運命だったと思います。
はじめてこの方の唄を聴いたときに、「労働」とか「勤勉」とか、、「生活費」とか、、そういうことを考えちゃ行けない、、つうか、考えられない世界の音楽だと、、思いました。(爆)
そういう意味で、わたしの中では、フランスの作家ボリス・ヴィアンの日々の泡が思い出されるんだけど、あの刹那的退廃的結末、作家自身の短命などとは違って、マイケルフランクスは、とても素敵にお歳を召しただけでなくて、、柔らかな感性のまま今日に至っております。個人的好みで言えば、若い頃のお姿はあまり好みではありませんでしたが、ジャケット中おお写真やHPのお写真みてびっくり。うーーん。。この品のいいお顔。。好みだ。(爆)しかし、、誰かに似てるんですよ。誰だったかしら。

と、その彼が5年ぶりだかで新譜出しまして、これが1聴、、変わらぬマイケルフランクスの世界で、この変わらぬ世界にぷかぷか浸ってしまうのでありました。
おまけにジャケットの絵は永遠の夢見る少女Kristina Swarnerではありませんかぁ。(カレンダーしか持ってないけどさ)もちろん、全てがマイケルフランクスの曲。アレンジは、曲によって担当ミュージシャンが変わってます。

オープナーNow That The Summer's Hereが始まると、時間と空間がトリップしちゃって、瞬間移動しちゃいます。目の前に拡がる青い海、珊瑚礁に続く白い砂浜、、。ボサノヴァテイストにのせて、なんとなく感じる恋の予感健在。動き回るチャックローブのギター、歌心のたっぷりなティレブルナーのトランペットがジャジィーに歌う。
One Day In St. Tropezのちょっとマイナーなメロディにのせた遠いまなざしはお得の仕草、ギルゴとルバンボ のなんとジャジィな関係。
Summer in New Yorkも、哀愁のあるティレブレナーが活躍、都会の逃げ水のような揺らぎ、と、なんとデビッドスピノザのギターとマイクマイニエリのヴァイヴが涼しげなMice。ジャジィでミステリアスなCharlie Chan In Egypt、なんと、トランペットにシピアギンさま、こと、サーシャさま参加。
ちょっと、沈みそうになった船の舵取りも軽やかに、I'd Rather Be Happy Than Right。グラデーションのような転調とか、これこれ、とか、言いそうになる。。タイトル曲Time Together、囁くような会話は、時を忘れて。。
Samba Blueは、艶っぽいサックスというか、スムースな感覚と言うか適度な温度。
ベロニカさまのm(__)mヴォーカルが入って、サーシャさまもちょっと目立ったMy Heart Said Wow。哀愁がたっぷりの斜陽のIf I Could Make September Stay。
最後は、マークイーガンのセンスが光るノスタルジックたっぷりなFeathers From An Angel's。もう、これだ、としか、、言いようのないマイケルフランクスサウンドで終演。マイケルフランク流の確信的なさよならのご挨拶、再開の約束と感じるのはわたしだけではないでしょう。
あぁ、、またの再会を願ってしまう、淡い恋心ってやつでしょう。。
恋心なんて儚く散るものですが、この願いとお約束は叶ってほしいものです。

さて、ぼぉーーと、聴けちゃう素晴らしい音楽なのですが、、
彼の世界に浸ってると、メロウ、メランコリック、アンニュイ、と、ふわふわな言葉が次々と思い浮かぶのですが、ここまで残ってるだけあって、彼の知的センスはさりげなく所々に毒、、つうか、薔薇のように棘があったりするのです。
が、そんなモンは、夢の中の出来事なので、、気にしない。
吐息のような彼の歌声を聴いて、ちょこっと、、人生の歩みを止めたくならない人は少ないだろうあぁ。。

夏です、夏。。
そして、夕暮れですよぉ。。♪

1.Now That The Summer's Here
2.One Day In St. Tropez
3.Summer in New York
4.Mice
5.Charlie Chan In Egypt
6.I'd Rather Be Happy Than Right
7.Time Together
8.Samba Blue
9.My Heart Said Wow
10.If I Could Make September Stay
11.Feathers From An Angel's

以下、中年音楽狂閣下のHPよりコピペさせていただきました。m(__)m
今度、おごるから。。許して。

Michael Franks(vo)
Chuck Loeb(g, key, ds, prog), David Spinozza(g), Romero Lubambo(g), Gil Goldstein(p), Charles Blenzig(p, key), Clifford Carter(key), Will Lee(b, vo), Greg Cohen(b), Mark Egan(b), Scott Petito(b), Jay Anderson(b), Tim LeFebvre(b), Wolfgang Haffner(ds,  perc), Shawn Pelton(ds, perc), Jerry Marotta(ds), Billy Kilson(ds), Joe Bonadio(ds, perc), Roger Boccato(perc), Mike Mainieri(vib), Eric Marienthal(as), David Mann(sax), Till Bronner(tp), Alex Sipiagin(tp), Carmen Cuesta(vo), Lizzy Loeb(vo), Veronica Nunn(vo), Beth Nelson Chapman(vo)


田舎で育ったわたしなので、ジェフベックを聴いていた人はそばにいましたが、マイケルフランクスは大きくなってから。しかも、アンリルソーの虎ににらまれて。
そう、、Watching the Snowというクリスマスアルバムもだしてます。
夏に聴けちゃうクリスマスアルバムの一つですね。京都で過ごしたクリスマス、なんて、あるんですぜぇ。

んじゃ、、退散♪

2011年7月10日 (日)

七夕は、、過ぎちゃったけど。。

日曜日の夜、、
いかがお過ごしですか?家族団らん?

先週の木曜日は、星合。。一年に一度、彦星、織り姫の逢瀬の日。
星合とは、七夕の別名なんだそうです。
「All is in the Sky / 外山安樹子トリオ」に入っているこの曲は、美しいだけでなくて何処か儚い感じが乙女心をキュンとさせます。美しいテーマとフリーの演奏に乗せた感情表現、決して言葉数の少ないピアノではありませんが、ギリギリ抑えた表現が心に響きます。
星合の日にそんな胸が切なくなるような時間を楽しんでいたら、彼女のサイトで先行販売していた新譜「Ambition (アンビション) / 外山安樹子トリオ」が来ました。
これが、1聴、、恋に落ちました。はい。
彼女のサイトにリンクフリーのプロモーションビデオがあったのですが、何せ、、わたくしgooブログにアクセスできないので。。


わたくしごときが言うのはなんですが、ピアノ演奏そのものも一段とステップアップ、お得意のオリジナル曲のメロディも、、心にこだまするものが陽陰と並んでいてビックリ!静かなナンバーだけでないのも「生きてる!」って、エネルギッシュなものから、目を閉じて想い出に浸りたくなるものまで、、彼女らしい。いきいきとした躍動感、繊細な感情の動き、、一段と進化してます。

前回と同じメンバー、関口宗之(b)、秋葉正樹(ds)による、メンバーとの阿吽の呼吸も、外山安樹子という宝石の輝き方がよくわかったサポートで、彼女を中心に、、でも、単にワンマンな演奏ではなく、それぞれも主張しながらかかわっており、大変素晴らしいですよ。
ベースもドラムも共通点はメロディアスな歌心の持ち主と言うことかなぁ。
だからこそ、彼女の求めてる音が自然に出てくるのでしょうねぇ。。
その親しみやすさは、歌謡曲ギリギリって、感じのものあるけど、今回はアグレッシヴな展開が多い気がするので、全体的にいい感じにバランスとれてる気がします。
そう、今回はピアノソロも一曲入っていました!これが、曲も、演奏もとてもよかったです。

彼女の曲の特徴でもある「日常の人知れずおきる小さな心の浮き沈み」をメロディにしていく才能は健在。もう、是非、是非、、ジャズが好き、音楽が好き、って、沢山の人たちに聴いてもらいたいと切望です。
今回も、彼女のライナーはとても楽しくて、ちょっぴり告白めいてて、、
本当に、読みながら、「あぁ、これこれ」って、頷いてしまいます。
特別な人だけが体験できる出来事でなくて、絶対、自分の日常にリンクするメロディにぶつかると思います。

あれやこれや、、もっと、書いちゃいたい気もしますが、、
もうすぐ、正規の発売で、新譜発売のライブもありますから、これで止めておきます。
ライブ、、行きたいな。。。行ける人、、羨ましいなぁ。。。
すでに、お席も残りが少ないみたいですが、本当に都内の方々が羨ましいです。


★♪♪CD『Ambition』発売記念ライブ♪♪★

7月12日(火)渋谷「JZ Brat」

外山安樹子(p)トリオ:関口宗之(b) 秋葉正樹(dr)

1st:19時半~2nd:21時~(入替なし)

ご予約はこちらから。

外山さんは、先週の金曜日にフラッシュで地元の方々と演奏に新潟にいらしてまして、夜のライブには用事があって参戦できそうにないので、お昼をご一緒させていただきました。うーん。。やはり、食べることは生きてることですねぇ。演奏では自己主張をしっかりできるピアニストなんですが、普段は「天然に」とっても控えめです。あ、、食べることは控えてない気がしますが。。

九月に新潟に外山トリオで来るときが、凄く、楽しみです。
そう、この新譜、、新潟ではCATS HOUSEで、直接買えることになったのです。
お店で試聴もできると思います。
店内で、お手にとって、、、そのまま、、是非、どうぞぉ。(笑)

今日は、町内清掃だった、、はず。。
きっと、疲れ果てて、また、冷えピタシートだなぁ。(笑)
と、、言うことで、、今日のおしまいはジャズではなくて、これです。きっと。。


★たぶん、夜かけてる音楽★

Natural History / J.D. Souther
もうひとりのイーグルス、って、聞いたことありますでしょ?
ソロのデビューアルバムを知ってると、、ジャケットのお写真に、、ちょっと、衝撃。
つうか、これに「かけ」ましたね。アコースティックなサウンド、とってもシンプルです。
最近、お休みの日の夕方、夜にダーリンとよく聴いてます。結構、メロメロじゃ。
そう、、夏ばてのわたしにとても優しいのです。

んじゃ、退散♪

Isole /Paul McCandless Bebo Ferra Paolino Dalla Porta Fulvio Maras



暑いので。。夜になると熱が出る。夢と現実を行ったり来たり。。
エアコンは神様でっす。。(^-^)

地中海世界が決め手のEGEAレーベルは、大好きなベボフェラがいろんな作品に参加してるので、時々、、忘れた頃に聴く羽目になってしまいます。(笑)
特に、ダラポルタとのデュオ2作「BAGATELLE 」「Aria」は、ちょうお気に入りです。
エキゾッチクな響きを持つ、遠いまだみたことない地中海をイメージした風景を呼び起こす作品が多いのね。汗をかかない作品が多いのですが、これはサックス奏者Paul McCandlessが参加で、適度に体が温まる瞬間もあります。冷えすぎはからだに悪いモンね。。
最初は、ベボフェラとポルタのデュオが好きなあまりに、こりゃ違うだろう、って、少しひねたのですが、年月をへてこれもありだなぁ。。と、変化しました。
録音が1999.7.14となってますので、わたし的寄り道小径の一枚です。

ポールマッキャンドレスが頭にクレジットされてますが、曲の提供はベボフェラとポルタなので、、イタリアンタウナーと呼ばれることもあるベボフェラ的には、そのような想いが重なるのかわかりませんが、オレゴンが浮かぶのは仕方ないのだ。
でも、時期的には大好きなBAGATELLEと、ELLEというギターデュオの作品(これも素晴らしい!)の間なので、好きな曲が入ってます。

オープナーはいきなりベボフェラの哀愁溢れるわたし的名曲ELLE。テーマを奏でるベボフェラ、ソプラノを操るマッキャンドレス、わたしにはおなじみのテーマが少し温度高めに。サックスが抜けた部分は、ポルタとベボフェラのいつもの姿、メリハリあってポルタのソロはかっこええです。
アコギのアーティキュレーションもみずみずしいAve Maria。ゆったり、素朴にバスクラで歌うマッキャンドレス。Pigamiの随分と元気な曲で、マッキャンドレスが吹きまくって、かなり強い印象を与えてます。
ポルタのBagatella Mediterraneaも大好きな曲です、冒頭でテーマをベースがとるのは一緒なのですが、メロディをマッキャンドレスが繋いでいきます。各自の演奏のバンランスもよく地中海のエキゾッチクな風が頬をなでます。ソプラノで軽快でマッキャンドレスが軽快にアグレッシヴに飛ばす曲はベボフェラのMircau。一気に温度が上がり真夏の太陽みたい。。なんだか独走、って、感じになってます。
ここから、ベースのポルタの曲が3曲続きます。両方、1枚目のデュオに入ってる。まずSognoは、内省的な彼らの世界が、マッキャンドレスが加わってもうまク表現できてると思います。Celesteは躍動感ある曲で、ベボフェラの切れ味がよくなる曲。マッキャンドレスもアグレッシブですね。強いバネを生かしたメリハリあるベースソロは、よく歌ってます。淡々とした中に、哀愁のある彼らの世界。少し仄暗い音作りがほっと、落ち着きます。終演。

ベボフェラたちの世界は、基本的に地中海世界の架空の光景を映し出したような世界なのですが、マッキャドレスが参加して、彼がインプロビゼーションなどで、緊張感高く強めに真剣になると少し違う世界が入ります。それはアメリカのどっかの田舎からふいてくるきがするのは、構成からいってもしかたなっかも。。。
ベボフェラ&ポルタのファン的には、まったり、ゆったり、、が、、いいかなぁ。(笑)
でも、時々爆発するこの熱さもいいのです。うん。
夏になると時々聴く1枚。やっぱり、夏。だなぁ。。

1.Elle
2.Ave Maria
3.Pigami
4.Bagatella Mediterranea
5.Mircau
6.Sogno
7.Celeste
8.Linea D'ombra

Paul McCandless (ss,oboe,ehr,b-cl)
Bebo Ferra (g)
Paolino Dalla Porta (b)
Fulvio Maras (per)

今日は、日曜日。。
で、、町内清掃の予定ですが。。
暑いのでしょうね。。。。うーーん、いきのこれますように。。

んじゃ、退散♪

2011年7月 9日 (土)

夏の新潟ジャズストリートがやってくる!

さて、すでに一週間を切っちゃたのが、新潟ジャズストリートです。

★第18回新潟ジャズストリート★

7月16日(土)・17日(日)

フリーパスチケット 各日1000円


新潟ジャズストリートHP

今回は、八木ブラも放し飼いも参加してませんが、こやぎさん達は、個人では演奏するらしいです。

八木 敬之 (ts)

7月16日(土) 12:00-14:00 Amalia Neculaes & 馬と少年 @ 新潟国際情報大学1Fカフェテリア
7月16日(土) 21:00-23:00 シープクラブ吉野 @ さえこトリオ
この二つのグループにゲスト参加させてもらうらしいです。おぉ。。。

八木 義之 (vtb)

7月15日(日) 14:30-16:00 Step Of Three @ ジャズ フラッシュ
ここは、去年の夏のジャズストは、入り船うどんでした。
冬には、長岡の音食でライブも重ねておるパーマネントなバンドです。
今回は、古町ジャズフラッシュと言うことで、ふらりと寄れるチャンスでっせ。
是非、一度、お試しください。

でで、、加持 顕さまの新潟でジャズと共に暮らすで、恒例の会場紹介が始まってます。まだ、全部掲載されてませんが、前回の分とかも参考にできますので、チェック♪チェック♪

毎日暑いですね。
節電対策で、お休みがずれたり、サマータイムだったり、、
みんなの努力で今のところ、、停電は避けられてるようですよねぇ。。
暑さが続きそうですね。。おからだお大事にどうぞ。

んじゃ、退散♪

2011年7月 7日 (木)

Requiem For A Dreamer / John Taylor



ジョンテイラーといえば、、最新作ケニーホイラーのOne Of Many / Kenny Wheelerにもおりまして、このその硬質で知的、少し離れたところに視線があるようなクールな感じ、そして、陰影のあるピアノのフレーズ、、甘さと言うより人類愛的なそこはかとない暖かみ。。と、ちょっとだけ、孤高の感じです。はい。
このアルバムは、John Taylor Trio にプラスワンJulian Arguelles(イギリス)というサックスが入ってます。John Taylor Trioで、すでにCAM JAZZで、2枚かな。。アルバムをだしていて、「Angel of the Presence」、「Whirlpool」は、少しアブストラクトな感じ、イギリス人らしい少しひねッた感じが思索的な感じかもしれないけど、ホイーラーやジョンサーマーンなどとの演奏よりは、温度が高い感じ。
このブログで「ContoS/Fresu,Castri,Taylor」、と、「Nightfall /Charlie Haden John Taylor」しかあげてないという手抜きですが、私たちの世代では、「Decipher(覚醒)」と言うアルバムが有名で、その刃むき出しな感じの鋭利な感覚はちょっと怖い感じだったけど、現在はかなり印象は変わっていると思います。でも、まぁるくなったとまでは言い難く、反骨精神?はほどほどに健在。
録音当時66歳の彼の創り出す世界は夏ばてのわたしに渇を入れてくれるのにちょうどよかったです。
すべて、書き下ろし、「カート・ヴォネガットの世界」にインスパイアされた世界です。

オープナー&タイトル曲Requiem for a Dreamer。幻想の世界に迷い込んでしまいそうな静かな歩み。心を静めるソプラノの響き。。続く、Somebody I used to beも意味深なタイトル。低音主体の力強いベースから始まり、ソプラノの動きにピアノトリオが絶妙に反応しながら突き進む緊張感高い演奏が続く。
まさに氷のような響きを持つ美しいピアノで始まるIce 9。小さな氷の棘が心に刺さったように、どこかに違和感、不思議な雰囲気を持ちながらも、切々と淡々と進む。知る人は知るIce 9なのですが、何も知らなくてもその不思議美しい世界を浮遊でできるはず。
不穏なムードで始まるUnstruck in Time。音数が多くなっても、アグレッシヴになってもエレンガトな響き。テナーに持ち替えたJulian Arguellesが攻撃的なフレーズをたたみ掛けて羊の皮を脱いだ瞬間を楽しめる。編成も組み合わせを代えながらテンション高い演奏が続き、それぞれの実力を堪能できます。
そのままテナーで進むSo it Goesは、ピアノとサックスの併走で始まって、気がつけば熱くなっていく、間に入るピアノのタッチはひたすら美しいけど、ちょっとスムースぽいテナーになってるかな。(汗)
ちょっと、変わった感じのCalypso 53。へん拍子だなぁ、なんて、思ってると、ヴォイス(ラップ風)が入ったり、がちゃがちゃとおもちゃ箱をひっくり返したような、、ヴォイスは意図的に人工的な響きになっていて、ちょっと、今までにない展開に。。切迫した感じが心に残ります。
ちょっとだけアヴァンギャルドなテナーソロで始まるRequiem 2は、ピアノトリオがフィルインすると静かで厳かなムードが支配しますが、何かに警告するような雰囲気も感じるサックスと感情が重なり、不穏、不安なムードが耳に残ったまま幕が閉じます。終演。

アルバムの始めと、終わりはレクイエム。カート・ヴォネガットは、2007年4月11日になくなったので、まぁ、そういう意味合いなのでしょうが、間に入る曲を考え、もう少し、考えを推し進めると、人類、地球、そういったものの歴史、未来にに警鐘を鳴らしているのともとらえることができるかもしれません。
2008年の作品で、震災に無理矢理結びつける訳ではありませんが、賢者は常に人類や地球の未来に対して不安を抱いているのでしょう。。

と、書くと胡散臭いのですが(爆)、ジョンテイラーの硬質で知的なピアノだからできる世界です。とっても短いので、夏ばて中のわたしでもオッケーでございます。興味ある人、、どうぞ。

随分前にリリースされているのですが、組み合わせが悪くて、来たのは先週末。
出かけていたので、週あけから聴き始めましたが、、
一粒で二度美味しい、って、名キャッチがありましたが(古っ)、、
まず、1度目のびっくり。

・ピアノトリオだと思っていたら、なんと、サックス入り。

って、まぁ、よくあることなのですが、、二度目のびっくり。

・ライナーのジョンテイラーの文章の最後にKurt Vonnegutの捧げるとあるのです。

Kurt Vonnegut(カート・ヴォネガット)は、アメリカのSF作家でーす。たぶん、SF好きなら知ってる名前。「タイタンの妖女」、「猫のゆりかご」、「スローターハウス5」って、読んだことがなくてもタイトルくらいはみたことがあるのでは。。?どうも、彼はカート・ヴォネガットのファンで、このアルバムは彼の死を悼んで録音したらしいのです。この作家の作家論をかけるほどではないし、しかも、読んだのは随分昔なことなので、あれなのですが、、(笑)ジョンテイラーとカート・ヴォネガットが結びついた世界は、、ちょっと、納得の感じの1枚です。

1.Requiem for a Dreamer
2.Somebody I used to be
3.Ice 9
4.Unstruck in Time
5.So it Goes
6.Calypso 53
7.Requiem 2

John Taylor (p)
Julian Arguelles (ts, ss)
Palle Danielsson (b)
Martin France (ds)


と、、明日は週末。

★放し飼いトリオ+ライブ@オルガンジャズ倶楽部(沼袋)★

7/8(金)20:00~

福永貴之org 八木敬之ts 八木義之vtb 西尾研一ds
ゲストヴォーカル 平田志穂子

暑気払いに欠かせぬ激しさを持った演奏と、ビートの効いた姫の唄で予想もつかない展開を期待しましょう。
って、沼袋は、、この春さんざん徘徊したんですよ。
って、目的が全然違うけど。。
おかげで、山手線からどうやって行くのか、、よくわかりました。
って、遅いか。。

今日は、七夕です。
新潟は少し雨が降ってきましたが。。
星合聴くぞ、って、思ってましたら、、なんと、今日外山さんの新譜が届きました!
ワーイ、わい。

んじゃ、退散♪

2011年7月 3日 (日)

迷子になったとき、、

充分過ぎるほどの、、いい大人のに、、
時々、道に迷った迷子のような気分になって沈んでしまいます。
昨日まではっきりみえてた道が、急に霧に霞んでみえなくなるような、、
夕暮れなのに帰り道が、、行き先がみえない、、心許ない気分。。

夜中にそんな気分になってしまったときは、みんなはどうしている?
わたしは。。そんなとき、時々、頭の中で、「One Quiet Night / Pat Metheny」が、なり始めます。
パットメセニーの好きなアルバムは、他にも沢山あるのですが、タイトル曲のOne Quiet Nightが流れ始めると、後は自然に曲が流れていきます。全部忠実にCDが再生されるのではないのですが、このアルバムの最後はLast Train Homeなんだけど、そんな選曲もわたしの気持ちに知ってしまうのかもしれません。
気がつくと、、ぼんやりとねちゃって、、問題が解決した訳でなくても。。静かな気持ちで朝を迎えることができたりするのです。。

★雨音と一緒に聴いた音楽★

What’s It All About / Pat Metheny
大好きなOne Quiet Nightと同じように、オーバーダブなしで、バリトンギター中心でつくられたソロアルバム。すべてが、カバー曲。パットメセニーが若い時に一生懸命聴いてた曲ばかり集めたそうです。
ということで、私たちのような充分すぎる大人には、魅惑的な選曲です。

絶対はまると予想して、到着して、すぐにトレイにのせましたが、、
これが不思議なことに、、来ないんですよねぇ。気持ちに響いて来ない。

と、、、、とても静かな雨の日。
きこえてくるのは雨音だけ。ひたすら降る雨。
静かな雨音。
部屋に響くギター、雨音がギターを伴奏する静かな時間。
Slow Hot Windのけだるいメロディ。。。
遠い昔、、二度と行けない時間の向こうに出かけたような至福の時間でした。

と、ピアノトリオなんかが、、やってきた。
が、、楽しみにしてたACTの新譜はまだ来ない。。
夏ばて解消に、これはどうかなぁ。。。

★放し飼いトリオ+ライブ@オルガンジャズ倶楽部(沼袋)★

7/8(金)20:00~

福永貴之org 八木敬之ts 八木義之vtb 西尾研一ds
ゲストヴォーカル 平田志穂子

と、夏ばてが進むだけかもしれないが、向かい酒効果があるかも。。
夏の新潟名物、クジラ汁、、って、気もする。。すでに、リクエストで三回もつくったぞぉ。

文月(ふみづき)になりました。
本当に、あっという間に半年終わったね。
おやすみは、何をしますか?
あ!庭の夏椿、そう、、沙羅が爽やかに咲きました。
利休梅も大好きなんですけど、沙羅も大好き。

んじゃ、退散♪

2011年7月 1日 (金)

Lost & Found / Gretchen Parlato



暑い。。
タイトルみて、「あ、すずっくさん、、夏ばてしてるなぁ・・。」って、思われた方、、正解。。
つうか、梅雨の合間のひととき、って、思ってくださいね。

珍しく、唄もの二連ちゃん。北欧の姫のクリスマスの後は、「カサンドラ以来の逸材」みたいなキャッチがついちゃうアメリカの歌姫Gretchen Parlato。デビュー作Gretchen Parlatoは、偶然みっけたんですが、友達に言われて気がつけば、春に三枚目のアルバムがでてました。
引き合いに出せれたカサンドラとはまったくタイプの違うシンガーなのですが、その才気、ジャズ、バンドメンバーに対する歌い手としてのあり方?みたいなので、カサンドラと比較されるのではないかなぁ。。と、思ったりします。
カンサンドラはディープな声で、ジャズの発祥地ニューオリンズを誇りにしていますが、パーラトの声は、羽のように軽く、囁くように歌います。非常にナチュラルな感覚で、しかも、クールなサウンド。ブラジルの音楽が好きな彼女がつくり出す世界は、都会的で洗練されている、お洒落。でも、なんだか安らぎます。こうやって聴いてると、カサンドラとは、真逆な感じですねかねぇ。(笑)

いつも、才気を感じる選曲なのですが、今回もいろいろ彼女らしい選択で、15曲。室内温度、3度は下がる、設定です。はい。

一気に、クールダウンするオープナーは、ミック・ハックネル率いるイギリスのシンプルレッドのHolding Back the Years。このアルバムから参加のピアノも美しい。ヴォイス、フェンダーが重なりエレベと水面(みなも)にさざ波で揺れる光景のよう。オリジナルのWinter Windは綺麗なピアノで静かに始まるも、次第に一体化してヒートアップ。深海に潜水してブルーが深くなるように厚みがましていく。How We Loveもオリジナル。霧のように、囁くようなヴォイスでの繰り返しが感情を重ねるのに効果的で、。。なんだか扇情的。。
と、彼女のアルバムに毎回登場するショター曲。今回も、一回目に引き続きJuju。サックスのDayna Stephensのけだるい感じもばっちり、変幻自在な感じの彼女の囁きでミステリアスショーターの世界を。
Stillは、ギターとヴォーカルでこの曲だけに参加してるベースシストのAlan Hamptonの曲にパーラトが詩を。いきなり、少しひねた感じのヴォーカルが出てきてびっくりしたけど、なかなか、クラップ?も入った楽しい曲。
と、、いいながら、ハモンド、フェンダーを効果的に使ったオリジナルの Better Thanは、優しく情感漂っていい感じです。星のきらめきのようなサウンドにのせたパーラトの羽衣のような歌声にはうっとりするしかないモン。素敵な曲。
Alo, Alo は、ブラジルのパウリーニョ・ダ・ヴィオラの曲。もちろんポルトガル語で。リズムだけのバックで軽快に歌いあげます。Circlingはフェンダーの響きが涼しげなオリジナル。メロウな妖しげな感じがええです。夜の霧のように頬をなでていく。
Henyaは、気怠さ満点、夜の静寂に吸い込まれていきそうになるスペイシーな曲。なんだか、どこかで聴いたことがあるなぁ、、最初わからなかったんだけど、あのAmbrose Akinmusire(tp)のブルーノートからでた新しいアルバムに入ってる曲ですわ。
と、前回のタイトル曲In A Dreamのフェンダーはコプロデューサーでもグラスパーで、なんだか四次元の世界からでもきこえてきそうな感じ。All That I Can Sayは、ローリンヒル作で大ヒットしたメアリー・J. ブライジが歌った曲。他の曲よりはビートを感じるアレンジとはいえ、淡々と呟くパーラトの世界。 これも、かっこええです。続く、Me and Youもカヴァー曲でニューヨークのシンガーソングライター Josh Measeって人の曲。ッコでは、フェンダーとデュオなんだけど、パーラトの涼やかなスキャットとの相性いいなぁ。不勉強なのですが、このジョシュ・ミースって、モレノのアルバムでも By Myselfって、曲を提供してるのですが、有名な人なの?かな。いろいろ検索したけど、彼が歌ってる原曲はわかんなかったです。

で、エヴァンスのBlue In Greenは、ダンブロッシオの詩で。軽快なテンポでのスキャットはちょっと予想外。テーマの部分を唄って、おぉ!みたいな感じですが、バンドとの絡みもかっこよく納得の1曲かな。再び、サックス登場、彼のThe Lost and Found 、記憶の糸をたどるような儚げな歌い方、そして、感情ののせ方、なんだか、夢の中。鍵盤担当テイラーの曲なのですが、エレベ、ドラムとパーラトで、空間たっぷり、浮遊感たっぷり。ふわふわと天国に登ってしまいそうなWithout A Sound。消える瞬間のシャボン玉のように空気にとけちゃった感じ。終演。。


知的で落ち着いたアレンジも蒸し暑さに、バッチリ対応だな。
ぼんやりかけても聴いてもいいし、しっかりききこんでもおっケーです。はい。
まぁ、、個人的には、アーロン好きなですが、テイラーも頑張ってました。
風の中から、霧の中から、聴こえてくるような涼やかさ。オーガンジーのベールのように光をまといながら、透明で優しく。。で、知的。風にかたりて、ニューヨーク盤。

この時季、、濃いめのヴォーカルは、、でも、安易にボサって、どうなの?
みたいな、大人の方々に。
体感温度がググーーンと下がる、環境にも優しい音楽です。はい。

1. Holding Back the Years
2. Winter Wind
3. How We Love
4. Juju
5. Still
6. Better Than
7. Alo, Alo
8. Circling
9. Henya
10. In A Dream ( Remix )
11. All That I Can Say
12. Me and You
13. Blue In Green
14. The Lost and Found
15. Without A Sound

Gretchen Parlato (vo,per)
Taylor Eigsti (p,fender rhodes,hammomd B3)
Derrick Hodge (b,el-b)
Kendrick Scott (ds)

Dayna Stephens (ts) #4,14
Alan Hampton (vo,g) #5
Robert Glasper (fender rhodes) #10

ヨウツベの中で検索したら、こんなんありました。週末の、おまけ。ペタン。

上半期が終わって、なんと、今日から7月、に突入!
むしむしとけだるい日が続きますが、皆さま?お元気ですか?
からだに気をつけてね。

んじゃ、退散♪

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