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音楽で拡がる輪

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2010年4月24日 (土)

Due Reverence / Ralph Bowen


Ralph Bowenの前作がリンク先で人気でありました。紫?のジャケットの「Dedicated」って、ヤツっす。
わたしといえば、前作も発売前にチェックしたのですが、恥ずかしながら、Ralph Bowenってすっかり忘れ去ってまして(爆)、HMVのアルバムインフォで「メンバー」にスゲェ、って、目をむいていたのでありました。
つうことで、同じメンバーなので、このアルバムはすぐに注文したんだけど。。
これが、中味はまじ素晴らしいのですけど、、ななぁ〜〜んと、Ralph Bowenの音色はわたし的にはちょこっと苦手。硬質で密度の高いきっちりしたいい音なのですが、どことなく、、微妙に苦手。でも、嫌い!ってのでもなくて、ほんと、単なる好みなのでアグレッシヴなコルトレーン経由ブレッカー好きなテナー好きは必聴。
ギターのロジャーズはじめ、演奏そのものはシリアスで硬派。
特にボウエンのソロは派手さはないと思うのですが、その力強さと淀みなく繰りでる高速のフレーズにみる知的なアプローチには圧倒されます。硬派で密度濃いのですが、時間も短いので集中して聴けちゃいます。質実剛健?って、かんじか?
5曲、オリジナルで、全てがミュージシャンに捧げられてます。

まずは、Ted Dunbar(ギターリスト)に捧げられたLess Is More。繊細なロジャーズのアコギで始まり、ベースのボウーイングと不穏にユニゾッタあとは叙情的なメロウなメロディを潔く吹き、続くソロもかっこいい。フルアコに持ちかえたロジャーズも素敵。いきなり高速スパイラルに巻き込まれるThis One’s For Bobは、お察し通りボブミンツァーに捧げた曲。まるでつむじ風のように高速のフレーズが次から次に出てくる。ロジャーズもクリポタのアンダーグランドで見せるカッティング中心のバリバリプレイと変わって、自作のアルバムの時のように速弾きをモダンにこなすジャズギターへ。
エネルギッシュな雰囲気そのまま、 Phil-osophy。カナダのボウエンはカナダの作曲家Phil Nimmonsへ。豪快自在なテナーソロに続き、ロジャーズのちょっと暗めの(爆)ドライブ感溢れるソロも非常に好調、パティトゥッチ&サンチェスのリズム隊も素晴らしかったのですが、パティトゥッチのソロ、バース交換なんかも当たり前のようにかっこいい。やだ、なにやってもかっこいいぞ。
Mr. Scottは、James Scottへ。では、トランペットショーンジョーンズとのユニゾンから高揚感を煽る。ジョーンズはハイノートで吹きまくり圧倒するんだけど、個人的にはそのあとのクールなロジャーズのソロ。(^_^);;そして、後半のベースソロとその後ろのサンチェスがかっこええぞぉ。ッテ、最後までボウエンも血がたぎってます。
あっという間の終演曲は、Robert Dickに捧げた、Points Encountered。張りと艶のある密度濃い音で自在に男らしく吹きまくるボウエン。その後ろで影のように動くロジャーズ。前に立った時もクールでビターなフレーズでめちゃかっこいい。ちょっと無機質な感じのこの曲をエレベで彩るのはパティトゥッチ。最後まで、朗々と落ち着いたイメージのまま速いフレーズを吹ききるボウエンはメカニカルなフレーズでも情緒も加わってしまうのは年の功か。。って、幾つなんでしょう。(爆)先日のミンツァーのように知的で抑制がききながらも野武士的な力強さも感じますよねぇ。迷いがないと言うか。。潔いと言うか。。いいフキップリです。ハイ。

ええとね、サックス好きはもちろんですが、現代モダンジャズギター好きにも。
ロジャーズのギタープレイかっこよすぎます。ハイ。
繊細な動きなのですが、テクニックに裏付けされた大胆なソロは聴いていて気持ちいいです。

1. Less Is More
2. This One’s For Bob
3. Phil-osophy
4. Mr. Scott
5. Points Encountered

Ralph Bowen (ts)
Sean Jones (tp #4)
Adam Rogers (g)
John Patitucci (b)
Antonio Sanchez (ds)

今日は夜は、ダーリンの昔々のお友達とお出かけです。
新潟の食を楽しんできまっせ♪
人生で二番目の豪華なお夕飯かもぉ。。。わーーい。


ええと、外山さんのライブの件でメッセージくださった方がた、、本当にありがとうございます。
外山さん達とご相談して、新潟ジャズフラッシュのらいぶがよりたのしくエキサイティングになるように、、お願いしたいと考えたいと思ってます。って、わたしが、、えらそうに言い切っていいかなーー。(笑)

本当に、ありがとう。。ございます。
引き続き、、応援してね。

んじゃ、退散♪


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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: 古町
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おはようございます。

人生で2番目に豪華な夕飯はいかがでしたか?

私も珍しく三日続けて古町通いでした。流石に昨夜は早々にあがらせてもらいました。

私は暑いのも駄目なのですが最近の寒さは身にこたえます。ご自愛ください。

それから、先日はどうもすいませんでした。

TITLE: TBさせていただきます
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クレジットに収録日は記されてないのですが、メンバーその他が全く同じなので、おそらく前作「Ralph Bowen/Dedicated」と同じ日の収録のような気がします。

それでいながら残り物のテイクといった感じはまったくしない素晴らしい演奏ですし、誰それに捧げるといった明確なテーマを設けているのもよかったです。

特に2曲目のあまりのカッコよさにはやられてしまいました。

テナーの音色に関しては、私のオーディオ装置では特に硬質だということもなく、むしろふくよかささえ感じられました。

これよりだったらマイケル・ブレッカーの方が、もっと金属的に録れている作品がいっぱいあるのではと思います。

演奏時間が短すぎるのが欠点ですが、それ以外は私としては文句なしに5つ星の素晴らしい作品でした。



http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/894215aee41b65cd6c1974c4698241ac/83" target="_blank">http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/894215aee41b65cd6c1974c4698241ac/83

TITLE: どうも、、
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中島さま、こんにちは。



>おはようございます。



はいはい。



>人生で2番目に豪華な夕飯はいかがでしたか?



これ、強烈に美味しかったです。

豪華な食材、ってこともあるのですが、繊細な味付けで、見た目も美しく、もう、キャ〜〜、ッテ食べてました。



>私も珍しく三日続けて古町通いでした。流石に昨夜は早々にあがらせてもらいました。



どうも、、古町、って場所でなかった気がします。(汗)



>私は暑いのも駄目なのですが最近の寒さは身にこたえます。ご自愛ください。



ありがとうございます。

中嶋さまも!



>それから、先日はどうもすいませんでした。



そんな。。

すみません、は、こちらだと思うんですけど。。

中途半端な性格ですみません。

呆れずによろしくお願いしますネ!

TITLE: こちらもすみません
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naryさま、文章に消し線ひきましたが、、



>クレジットに収録日は記されてないのですが、メンバーその他が全く同じなので、おそらく前作「Ralph Bowen/Dedicated」と同じ日の収録のような気がします。



なるほど。。

紫も、聴ける予定なんです。



>それでいながら残り物のテイクといった感じはまったくしない素晴らしい演奏ですし、誰それに捧げるといった明確なテーマを設けているのもよかったです。



このアルバム、ボウエンもよかったけど、ロジャーズかっこいいです。



>特に2曲目のあまりのカッコよさにはやられてしまいました。



はいはい。同じ。



>テナーの音色に関しては、私のオーディオ装置では特に硬質だということもなく、むしろふくよかささえ感じられました。



これ、完全に消し忘れ。

硬質な、っていうのをつけたかったのは、ソロのこと。

むしろ音は艶っぽかったですよ。

一般的にいい音だと思います。なんか、苦手なンだけど、嫌いってわけではないんですよ。



>これよりだったらマイケル・ブレッカーの方が、もっと金属的に録れている作品がいっぱいあるのではと思います。



って、ことで、メカニカルだけど、金属的って感じは持ってません。



>演奏時間が短すぎるのが欠点ですが、それ以外は私としては文句なしに5つ星の素晴らしい作品でした。



そうでしたよね。

もしや、紫も五つ星?ですか?

トラバありがとうございました。こちらからも飛ばしました。

TITLE: 青盤赤盤
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Adam Rogersは相変わらずリーダー作よりアグレッシブみたいですし、青盤ではややおとなしめだったPatitucciもこちらでは絡んでそうで、さらに聴きどころが満載のようですね。しかし、Bowenの剛球ストレートの前には一本負けですねえ。

TBありがとうございました。青盤ですがTBさせていただきます。

TITLE: TBどうもありがとう
SECRET: 0
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suzuckさん、こんばんわ。



>新潟の食を楽しんできまっせ♪

人生で二番目の豪華なお夕飯かもぉ。。。わーーい。



いいなぁ〜、僕なんか、今日は昼がマックで、夕ご飯は、近所のスーパーで売れ残り30%引きの寿司ですよ。完全に今日は嫁さんに手を抜かれました。



ボーエンって、今まで僕もすっかり眼中なくて、CDは数枚持ってても、取り出して聴くことなくて、そのうち処分しちゃおうかなって思っていたくらいの人でした。でもこれを聴いて感動して、旧作を聴き返しているところです。



ブレッカーが好きで、この人の音が苦手って、かなり繊細な感性をお持ちのようで、僕には二人の違いが殆どわかりません。そりゃ、比べれば分かりますが、どちらかというと、ブレッカーのほうが癖が強いような気がしますけどね。



ということで、TBさせていただきます。

あ、そう、今日、送りました。メール便なので数日かかります。もうしばらくお待ちを。

TITLE: 青は、、
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とっつぁんさま、、とりあえず、青はクリスさまに音源で借りてみました。



>Adam Rogersは相変わらずリーダー作よりアグレッシブみたいですし、青盤ではややおとなしめだったPatitucciもこちらでは絡んでそうで、さらに聴きどころが満載のようですね。



そうなんよぉ。

ロジャーズかっこええです。ベースもチャントソロあるのです。

ロジャーズって、自作だと結構内省的ですよね。

タイトでかっこいいンだけど。



>しかし、Bowenの剛球ストレートの前には一本負けですねえ。



はいはい。

面白かったですよね。しかし、良い吹きプリでした。



>TBありがとうございました。青盤ですがTBさせていただきます。



いえいえ、今日は、、クリポタがかかってますが。。

あ、トムハレル行くんですか?


TITLE: またまた、、
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crissさま、トラバ届かなくなりましたね。



>suzuckさん、こんばんわ。



ハイ。お返事遅くなってごめんなさい。





>いいなぁ〜、僕なんか、今日は昼がマックで、夕ご飯は、近所のスーパーで売れ残り30%引きの寿司ですよ。完全に今日は嫁さんに手を抜かれました。



うん。美味しかったです。

奥さま、おつかれだったんでしょう。

料理嫌いではないんですけど、時々、なにもしないでご飯食べられると、、すごく、、幸せな気分になってしまイマス。





>ブレッカーが好きで、この人の音が苦手って、かなり繊細な感性をお持ちのようで、僕には二人の違いが殆どわかりません。そりゃ、比べれば分かりますが、どちらかというと、ブレッカーのほうが癖が強いような気がしますけどね。



繊細とか、、そんな聞き比べができてるわけじゃないんですよ。

・・・忘れちゃってください。





>あ、そう、今日、送りました。メール便なので数日かかります。もうしばらくお待ちを。



お手間おかけいたしました。

ありがとうございます。


TITLE: おっ、ボウエン聴いたんですね。
SECRET: 0
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すずっくさま。こんばんは。



なんかタイミングが遅いですが、ちょっぴりコメントをば。



私はこの前に出たアルバムしか持っていませんが、ブログを読ませていただくとほとんど同じような内容に思えますので、トラックバックさせていただきます。



ボウエンの音色が苦手とは。でもこういうことってありますよね。ほんのちょっとした何かに違和感を感じることって、で、それはもうその人にしか分からない感覚なのですよね。

不思議です(笑)。



私はこの手のジャズが好きだということを最近痛感しています。温度感とか色々が理屈以前に感覚にフィットする感じです。ボウエンは良いとして、ロジャーズも確かにかなりカッコイイ。



そう言えばモチアン&クリポタ&モランのやつ、だいぶ前に入手済みなのですが、まだ記事にしていません。なんか書きそびれてます。UPしたらトラバさせていただきます。

TITLE: やっぱり
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いっきさま、、やっぱりエントリーなさってたのね。



>すずっくさま。こんばんは。



ハイ。おはようございます。





>なんかタイミングが遅いですが、ちょっぴりコメントをば。



このアルバムエントリーするときに、いっきさまのブログにお出かけして、検索かけたんですよ。

探せなかった。理由がわかりました。半角英文字で検索したからです。

何時も、ギリギリでバタバタなので、探しきれなかったのでした。





>私はこの前に出たアルバムしか持っていませんが、ブログを読ませていただくとほとんど同じような内容に思えますので、トラックバックさせていただきます。



どうも、同じ音源みたいですよ。

そっちも、聴けそうなのですが、ブログにあげられるかわかんないので、これでとらばさせてもらいました。





>ボウエンの音色が苦手とは。でもこういうことってありますよね。ほんのちょっとした何かに違和感を感じることって、で、それはもうその人にしか分からない感覚なのですよね。

>不思議です(笑)。



うん。でも、聞き比べができてるわけじゃなくて、単にそうに思っただけなんで。書かなくちゃよかったなぁ。

一般的にはいい音だと認めてるんだけどな。



>私はこの手のジャズが好きだということを最近痛感しています。温度感とか色々が理屈以前に感覚にフィットする感じです。ボウエンは良いとして、ロジャーズも確かにかなりカッコイイ。



ロジャーズかっこいいよね。

でも、この人も生で聴いたことないんです。



>そう言えばモチアン&クリポタ&モランのやつ、だいぶ前に入手済みなのですが、まだ記事にしていません。なんか書きそびれてます。UPしたらトラバさせていただきます。



私は、、もちあんの作品が大好きです。

その辺、同じようなアルバム好きがりんくしてても、微妙に個性が出てて面白いよねぇ。



ありがとうございました。


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