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音楽で拡がる輪

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2010年3月

2010年3月31日 (水)

Live in Tokyo/Brad Mehldau



別れと出会いの季節。。

3月が終わりますね。
一昨日から、春めいた景色に雪など舞いまして、、思わず見とれてしみました。
寒さに身をぎゅっと縮めたのはわたしだけでなく、庭の桜のつぼみも同じだったかな。
メルドーの新譜聴きから、凛とした空気が春の雪にぴったりだと聴き入っていたのが2004年リリースのLive in Tokyoです。。

Day is Doneにも、でてきたNick Drakeの曲が2曲、スタンダード、オリジナルで全8曲。(輸入盤なのです)
2003年2月15日のすみだトリフォニーホールの出来事です。。
オープナーは、Nick DrakeのThings Behind The Sun 。躍動感の中にも緊迫感のある演奏。明暗はっきりした劇場的な演奏で、ぐいぐいと引きずりこまれる。
Intro はオリジナル。透明感あり空間をたっぷり使った美しい演奏。。まるで薄墨の桜のような感じ。。そのままガーシュインの Soemone to Watch Over Me に繋がっていく。美しいナンバーをゆっくりと弾くメルドーは、美しさを保ちながら、その気持ちをしっかり力強く込めて弾く。音と音の間に無限の空間が広がる。
ポーターのFrom This Moment Onもユックリ静かに始まるのだが、次第に激しい感情の波にもまれていく。
穏やかな自分、普段の顔の下で抑えきれない強い感情がうねることもある。。
モンクの Monk's Dreamは、クリスマスソングでも始まるように陽気な出だし。その、、心は、、?メルドー流遊び心。
そして、メルドーが「彼らが表現している閉塞感や虚無感は、僕自身が抱えているものであるから」とシンパシーを感じてる英国のロックバンドRadioheadの曲Paranoid Android 。Day is Doneでも違う曲を弾いてました。
流れ出る気持ち、意識、無意識、そして、現在、過去の渦巻く何かをピアノにのせる。。。
再び、、ガーシュインの曲でHow Long Has This Been Going On? ゆったりと、何かと向かい合うように。
そして、終演はやはりNick DrakeのRiver Man 。メルドーらしい演奏で混沌とした自分の心模様。。
全ては自分から始まり、自分で終わる人生。
誰もがかかえる暗闇も、自分の一部として受けいることができるには勇気もいる。

力強さと繊細さが同居し、それがそのまま人間の心の強さと弱さに象徴されてしまうような孤高の演奏。
ジャズを歌心みたいなものだけでくくろうとしたら、決して浮かび上がって来ないアルバムなのだろうけど、
そのままの自分を、心の中を、、表現することの素晴らしさを教えてくる一枚です。

って、わたくしが言ってもねぇ。。(笑)
寒い春の日にぴったりです。
2003年2月15日のすみだトリフォニーホールの出来事でした。。

1. Things Behind The Sun
2. Intro
3. Soemone to Watch Over Me
4. From This Moment On
5. Monk's Dream
6. Paranoid Android
7. How Long Has This Been Going On?
8. River Man

Brad Mehldau (p)




こちらが本当はジャケットカバーの表。。
プラケースは、、中を開くと桜が満開なんですよ。
早く、桜が咲かないかな。
桜のラベルのワインかって庭の桜が満開になる日を待ってます。

さよなら三月。。また来て四月。。(バッシッ)
んじゃ、退散♪


2010年3月28日 (日)

遅ればせながら、、Wiiが来たぁ。。


テレビゲーム、って、やったことありますか?
テレビが嫌いなわけではないけど、ネットして音楽三昧してるわたしには時間が無ーい。
だから、独りの時テレビをつける習慣は無いのですけど、家族は違う。
そして、特に家人C、Dはテレビもゲームも大好きな人達。
反射神経が鈍いせいか、ゲームって面白い、って思ったことが無いのでやったこと無いのです。

で、、、もぉ、、唐突にWiiが欲しくなったの。
去年の暮れくらいから運動不足を解消したいなぁ、、って、思うのですが、
通勤、って、言ってもお仕事先まで歩いて5分だし、そもそも、最近は苦しいことは避けることにしてるしぃ。
体力衰えてるよねぇ。。。って、ひしひし感じてたのだ。
つうことで、ふと、、年末のチラシにあったWiiを、ダーリンにおねだりしていたのである。
「これで、寝たきりにならないように、老化防止の運動するし、、」みたいに、言って。。
でも、、「へぇ。。」みたいな興味なさそうな感じであったので、、すっかり、、忘れていましたら。。。

な、、なんと、昨日Wiiがやって来た!!
ええと、Wiiフィット プラス&カラオケ。やっほぉ。でも、なんでカラオケも??
唐突なのは我が家ではよくあることなのですが、、、なんで急に?って、きいたんだけど。。返答は無い。(爆)

つうことで、、とりあえず、リビングのテレビのつけ方から覚えないと。(汗)
で、、次回から我が家で行われる「居酒屋ごっこ」は、、
古町の場末に存在する、、「カラオケスナックのママサン」って、設定になるようである!!(爆)
スンゲェ音痴だけど、情にほだされやすい、、「フレンドリー」なママさん!!
がんばらなくちゃッ♪

春の足音が駆け足のように、わたくしのところにも欲しかったアルバムが届いてます。
次のレビュー予定があったのですが、、つまみ食いしてたら、、
なんと、予想外のアルバムにひっかかってしまった。。


★予想外にはまった音楽★

Highway Rider/Brad Mehldaul
二枚組のこのアルバムは、メルドーの新譜。
メルドーって、昔はあまり好きでは無かった。まぁ、、嫌いなほう。。だったな。(スマン、閣下)
今でも、めちゃくちゃ好きでは無いのだけど、何故か今更、、なのだが、、距離が縮まっているのである。
Live in Tokyoで、その気配を感じ、Day Is Doneでそれは決定的。
愛聴盤であったりするのだ。もちろん、二枚組のLiveも買ってるだが、ブログにあげることができなかった。
二枚組って、質量多くて書ききれないんだもん。。
とは、、いえ、、もっと好きなミュージシャンのアルバムが目白押しだったので、、後回しにするつもりだったんだけど、、
ちょっと、かけたら、、ズルズル引き込まれてしまった。今は、あなたしか見えない、って、状況です。(爆)
やはり、尋常な才能では無いですよねぇ。。こういう人達って。
もう、めちゃくちゃ大好き♪こいつ!!(爆)なんて、感じです。
でも、二枚組ってなかなかブログにあげられないのだ。。

既に、ナリーさまは☆4つ!そして、ブラザー最中もそれなりに(笑)評価されてました。


そして、某御方からお借りした鳥類学者のファンタジア/奥泉 光をやっと読み始めた。これも予想に反して面白くて、ズルズル読み進んでます。

って、ことで、お休みは楽しく過ごせましたか?
わたしは、この週&来週のキーワードはお引っ越し。
そう、、肉体労働です。ハイ。
それなのに、、地元では面白そうなライブやらイヴェントやらがあって、、どうしたモンか。
まずは、
第38回 スカンジナビアン・コネクション4月6日(火) pm8:00~
森泰人トリオ with マリア・リランデル@ジャズフラッシュ
今回も北欧の素敵な歌姫とピアニストを聴くことができます!
全国ツアーなので、お近くでライブがあると良いですね!
新潟では、ジャズフラッシュ!です。\3,900円です。
あなた、遠く北欧の歌声、ピアノが我が町で聴けちゃうんですよ。。
こりゃ、お得ですよねぇ。。
でも、、これが、、引っ越しと重なっているんです。。。。

そのあとにあるのが
舟田敏のマイベストアルバムを聴く会4月11日(日) pm3:00~
Cats House
舟田さまは、新潟在住のお方です。
めちゃくちゃジャズに詳しい方ですよ。しかも、欧州のピアノトリオとかにも造詣が非常に深い。
ジャズ批評に寄せられてたマイベスト5はほとんどわたくしもおきに入りのアルバムです!!
ピアノトリオお好きな方、特に女性のリスナーにはとても参考になるアルバムをご紹介くださると信じてます。
で、、こっちはワンドリンク&お土産付きで\1,500円!
日曜日の午後、ワンドリンク&(お菓子なんてあるともっと良いなぁ~~)で、最新ピアノトリオの情報を♪
でも、、これが、、お出かけと重なってるんです。。。。
帰ってくる日になりそうなので、どうにかなるかなぁ。。



さて、昨日のクイズの正解!
それは、ニコラのブログエントリーにコメントがつかなかったって、ことです。
SINTETICさまはほぼ正解なのです。
正確には、、一年半くらいの間、次のエントリーあげるときには前のエントリーにコメントがついてたのです。
でも、昨日のエントリーの時に、ニコラのアルバムにコメントついていなかったのだァ。
がんばれ!ニコラ♪



今日は、うそっこパエリアです。
んじゃ、退散♪


2010年3月27日 (土)

メデゥーサになりたい。。


ギリシャ神話に出てくる魔物メデゥーサ。。ゴルゴンとか、言ったりするあれです。
毒蛇の髪を持ち、その目を見ると石になると言う恐ろしい怪物。
彼女は全能の神ゼウスの息子ペルセウスによって退治されてしまうのですが、これはギリシャ人の神話。
元は、大地を守護する女神であったと言うのが有力。
ギリシャ神話では、もともと夫であったポセイドンにはアテナと言う奥さまいることになっているので、ポセイドンの愛人つうことで悪者にされて退治されちゃったかわいそうな魔物なのです。

って、説明はまったく関係なく、、別に愛人になりたいわけでなく、つうかなりたいって言っても誰も断るだろうけど。(爆)
わたくしは、、その目を見たものは、石になってしまうという能力を持ちたいのだ。

ターゲットには、普段は目を伏せて、想いは秘めてしとやかに。。
全てを解放して許した瞬間、、その瞬間だけ相手の瞳の奥をのぞき込み、相手を石にする!
永遠に手放すことなく、愛でる。

なんて、色っぽい理由からでは無く、、、
日常の中で、、ぼんやりとして、、なんだかバカにされちゃうことが多いわたくし。。
まぁ、それでよしとしてるんだけど。。時々、それが原因で落ち込むのだ。
だから、このくらいの恐い能力あったら、、騙されたり、嘘つかれたり、、しないかもしれないな。。って、思っただけ。
でも、実際にそんな能力が備わったら、一生目を開けないでしょうねっ!

そういえば、、現実には髪が長くなってきて朝起きると、メデゥーサにみたいだな。
猫屋さまで王子さまみたいに紳士なクリスさまとお話ししてから丁度一週間じゃ。


★最近仕入れたヴォーカル★

Am I Blue?/Melissa Pace Tanner
去年、新潟のCatsHouseへご用時があって出かけたときに、アルバム見せられてジャケ惚れしちゃった一枚。
花村さんとわたくしはいろんなモンで趣味が異なる。花村さんご推薦のヴォーカルは艶のある良い声の人が多く、結構しっかり歌う人が多いのですが、基本的にわたくしは艶っぽい声は苦手なのだ。
あまり重たくないハスキィーな声とか、、囁き系とか、カワイコちゃん系(声が)が好きだったりするのだ。
この人のコノアルバムは1曲目、2曲目を聴いたときは、失敗したと思った。良い声なんだもんねぇ。(爆)
でも、バラード仕立てのマイファニ、ジョビンの3月の水、って聴いたときには、買って夜かったぁ、って評価になりました。全部、こんな感じなら、ジャズ批評の最終選考の時も点数もう少しあげたのに。
って、思ってたので、新しいアルバムも聴いてみたかったのです。

Calm And Carefree/Melissa Pace Tanner
それが、これ。わたしはジャケットは上の方がいいと思うんだけど、「プリンスクリス」曰く、「オッ○○が見えそうで、、見えない、、つい、買ってしまった。。」って、あ、、あなた、、女性ファンの多いジャズブログ界のプリンスの発言とは思えん!(爆)
ところが、これがいざ買おうと思ったら、なかなか手にはいなかったのですが、、、。
なんと、先日CatsHouseに行ったら、あったのだ。で、マスターのちょーーご好意で我が家にある。ありがとう♪
これは、セカンドになるのだが、今回はボサアレンジでバラード系でまとめてあって、艶のある地声は囁きヴォイスとして特化しており、多少エロっぽくも洗練されていてわたくし好み。3曲目の冒頭なんて、悩殺だぞ。
息づかいがなまめかしいのだ。でも、厭らしい感じでもなァイ。
手に届きそうで手が届かない、、じゃなくて、手を出しちゃいけない、隣の美しい人妻、って感じだな。
でも、昼間から聴いてたら、お仕事の意欲は無くなるね。(爆)
新緑の季節に似合う爽やか、ってのでは無い。(きっぱり)
真夜中に、人肌恋しい時に、こっそり御愛用くださいませ。

そう、、彼女の恐い、、能力、それは彼女の声を耳にしたものを「骨抜き」にしちゃう、って、能力でっす。(爆)
コッチの能力も、欲しい。。。。(戯言)

って、わけで、、春に色めいてみました。(爆)
しかし、、ヴォーカルって、不思議です。
簿妙なところで、好き嫌いが別れちゃうシ、超絶技巧でも嫌なものは嫌だし。
ジャズヴォーカル、と、カテゴライズするけど、、本質的な部分で、ジャズってくくりにするのは、他とあまりに違うものが多すぎる気が。。。

って、、いろいろなアルバムが届きはじめました。
で、、予想外にはまったのが、、あれです。なんと、、メルドーっす。
1聴で恋しちゃった。
まぁ、メルドーって、昔は嫌いのほうに分類されてたんですよ。

そう、、クイズ。
ある連続記録がストップしました。
それは、なんでしょうか?正解者には豪華投げキッスを♪


って、退散♪


2010年3月25日 (木)

Off the beaten tracks Vol.1 / Nicolas Folmer meets Bob Mintzer



欧州ジャズのイメージは何でしょう?哀愁、内省、静寂、クラシカル、、
「哀愁漂う」なんていうのがキーワードだったりしますよね?
実際にわたしもそこにも惹かれているわけなのですが、当然全部がそんなわけなくて、ホット&ホットな演奏もあるんじジャイ。
ニコラフォメルはフランスのトランペッター。彼の巧さをフランスジャズの達人アーティさまが褒めちぎっていて、クリスさまも彼が参加してるビッグバンド共々お気に入り、って事で、わたしはブログにあげてないけど三枚仕入れてます。最初に仕入れた間の抜けた(クリスさまが言ったんだい)イラストの「」がお気に入りっす。
硬派で演奏的には隙の無い人なのですが、不思議と間に心の投影を感じたりして、、それがなんとなくお洒落。
この人の場合、作曲もするんですが、それがなかなか私好みな作品が多いのです。で、8曲中6曲が彼のオリジナル、あとはミンツァーとファラオの作品って、ことでぇ、、楽しみにしてました!

パリのジャズクラブでのライブを録音したもので、1,2,3,5,6,8はニコラのバンドにミンツァーがゲスト、って感じで、しかーーもアントニオファラオが特別ゲストでピアノを弾いている!そして、4,7はミンツァーのバンドにニコラがゲスト、って、、感じ。
ボブミンツァーって言えば、イエロージャケッツだけど、、最近はハードにブロウしまくってる印象が薄かったりするのですが、、去年だったかなぁ、、ミンツァーをライブで聴いた人がその清く正しいテナーップリに感動してたけど。。そして、ファラオさま!といえば、、デビュー当時は、モードの鬼、パーカッシブで硬質スピード感溢れる弾きまくりでエンヤや澤野のアルバムで日本のジャズファンを圧巻したのですが、最近は叙情豊かな路線を全面的に打ち出していて、、私のお気に入りにアルバムも何枚かでてたりするのです。って、買うときにはファラオがいるのわかってなかったけど。(爆)これが予想に反して。。


オープナーであるOff the beaten tracksからめちゃ熱い。クラブシーンでも使えそうな(って、くらぶつうところに行ったこと無いのだ、、ちなみに昔のディスコってのも無いっ!)リズムにのったお洒落なサウンドなんだけど。。。その疾走感、力強さで一気に惹きつけます。で、一番バッターミンツァーが躍り出る。いきなり振り切れちゃう気合いの入ったソロでこのアルバムの方向性がわかる。途中テンポを自在に操りながらグイグイと吹きまくるミンツァーかっこよし。続くニコラもビターでシリアスな感じのソロなのですが、息切れをまったく感じない長尺のソロ。イェ~~イ、これもめちゃかっこいい。その後ろでベースとドラムがガシガシ煽ります。そして、音の隙間をピアノがセンスよく埋める。フロント2人の熱い闘志にメンバーも方向にまったくブレが無い。9分間リズミカルだけど、テンションの高い演奏。
で、いけいけでお洒落なノリはそのまんまにFun blues。自由奔放なニコラのソロは天真爛漫な感じ。抽象的なんだけどダンサンブルなソロのミンツァー。その抽象的な雰囲気を引き継ぎながら次第に饒舌でパーカッシヴな世界に持って行くピアノ。。その指の速さ巧さにびっくりして、、名前を確認。げぇ、アントニオファラオだ。実は、情けないことにここまでピアノがファラオだと確認しなかった。いい加減なんです。すんません。3曲目Soothing spiritはゆったりしたテンポで叙情的なメロディを奏でる哀愁あるメロディ。ピアノフューチャーの曲で、多音でも美しくきれいなタッチのファラオを楽しめます。緩急つけた感じ。。

4曲目はミンツァーのオリジナルBop boy。これは、ミンツァーカルテットにニコラがはいるカタチ。再び、アップテンポでミンツァーが清く正しくテナーの王道ップリを発揮。怒濤の吹きまくりでっす。もちろん、ニコラも負けちゃいません。その経歴、経験、立場からは師弟対決くらいの感じなわけなのですが、ニコラの闘志むき出しはすごいよぉ。あきらかにその場かっさらおう、、ってか、ミンツァーにターゲット絞ってる。その勢いを後半のバトルに繋げるのですが、、デヘヘ、、一瞬、理性がぶっ飛ぶミンツァー。いぇ~~い!!

しっとりとしたバラード風にAbsinthe Minded。管二本はゆったりと情感タップリなメロディを繰り返しながら静かな世界に迎え入れる。ミンツァー&ニコラが重なりあう向こうで、次第にエキサイティングになっていくピアノ。後半2分、堰を切ったように鍵盤を縦横無尽に動き回ってます。。真昼の情○って、感じィ!
Let's Rendez-Vous !は再び、ハードバピッシュな曲&演奏。まるで、トランペットの練習でもしているように音の階段を掛け違えていくニコラ。ハードボイルドに応えるミンツァー。熱く燃え上がるファラオ。鬼ファラオ復活。炎上ですね。2管のカッコイイユニゾン部分に戻っても抑えきれない熱さが出てますです。ハイ。

再び、ミンツァーカルテットにニコラで Le chateau de Guillaumes。めちゃムーディなラテンバラード。ミンツァーのバンドのPhil Markowitzが叙情豊かなピアノを聴かせてくれます。ファラオが鬼になってしまってるので、この曲のピアノの間をうまく使った演奏にほっとしたりして。(爆)そして、ミンツァー優しいサックス。と、ここはニコラはミュートで、むせび泣く。ニコラ、徹底してるな。(笑)しかも、うまいのだなぁ。。

最後は、不気味に静かに始まって一気に燃えあがって行くファラオのBlack Inside。
いやいや、ニコラもミンツァーもすごいのですが、鬼ファラオがこれまたすごい。
う~~ん、参加の何曲かはファラオがサウンドを支配してる感じスラするしちゃいます。
バッキングとかもやっぱりうまいのだ。
モードの嵐で、ホント、1秒たりとも休まない演奏は、賛否もあるんだろうけど、久しぶりだとなんだかうれしい気がしちゃう、、って、ファンって勝手だな。(爆)

お洒落な街の、素敵なライブハで、、めちゃ熱い、、テンション高い演奏で汗かきましょう。
アチチな一枚。(爆)
花村さまには、スズックさん、こんなんも好きなの?って言われましたが、、
ハイ。好きです。(きっぱり)

1. Off the beaten tracks
2. Fun blues
3. Soothing spirit
4. Bop boy
5. Absinthe Minded
6. Let's Rendez-Vous !
7. Le chateau de Guillaumes
8. Black Inside

Nicolas Folmer (tp)
Bob Mintzer (ts)
Antonio Farao (p)
Jerome Regard (b)
Benjamin Henocq (ds)

Phil Markowitz (p #4,7)
Jay Anderson (b #4,7)
John Riley (ds #4,7)

イタリアのマックイオナータが来日して、ライブハウスにでている。
残念ながら今回も上京できない。
実は、密かにお茶の水ナルのライブをねらっていたのですが、今週の頭に熱が出ちゃったので実家に帰れなかったのです。って、まぁ、予約してなかったから、無理だっただろうけど。。
今回のライブハウスDuc des Lombardsは、パリのニューヨク52番街と言われる、ロンバール通りにあるらしい。
穐吉敏子さまも演奏してるらしい。。
近くにここを含めて4つのジャズが聴けるお店があり、パリっこも観光客も巻き込んだ楽しいライブスケジュールなんでしょうねぇ。。
行ってみたいなぁ、、って、呟きたいけど、、
その前に、せめて地元フラッシュでのスカンジナビアンコネクションのライブに行きたい。
でも、、これが、、とある引っ越しに重なってるいるのです。うむ。。。

んじゃ、退散♪


2010年3月22日 (月)

Swedish Lullaby / Sidsel Storm




昨日は、黄砂で不思議なクリーム色の空を眺めてました。もやっとした色と不透明度でなんだかあやしいかったな。
黄砂だと気がついたのは、少ししてからでした。ぼんやりしてるのにもほどがある。
ぼんやり&ボケは天然であるけど、、春だから拍車がかかってるのねー。

春。

北欧発で精神的な透明感はあるけど、ほんわかと人肌な声。
微かにハスキーな感じで、ナチュラルな雰囲気を持つスウェーデン生まれ、デンマークの歌姫Sidsel Stormの新譜は春の空気にぴったりです。
ジャケットの息を呑むようなお美しさは、、ちょっと、クリスさま曰く、、奇跡の一枚らしいけど。(爆)
でも、デジパックを開くとピンク♪まるで、桜が満開のような時の雲の色。

郷愁たっぷりなSwedish Lullaby 。ヤンソンのピアノに優しく導かれ、しずしずと舞台に登場するシンデレラガール、シーゼルストーム。ヤンソンのソロも甘すぎることなくさすが。ヤンソンの唄伴は珍しい?って、書かれてますが、、そんなことないと思うのですけど。。北欧にはヤンソンのピアノの美しさと素晴らしさをよくご存じな姫達がおりますからね。
軽やかにThe Day He Returnedが終わると、Within A Lifetimeが静かに幕開けます。なおきさまの情報で、これがヤンソンのア・ウインドウ・トワーズ・ビーイングのMarionetteであることは知ってましたが、やはり、こうやって聴くとジンときてしまいます。ベースのJesper Thornのピチカートにも静かに耳を傾けていると、心はヤンソンに既に向かってしまう。繊細でいながらきちんとした主張のできるピアノ。ソロが始まると心がとらわれ、ヴォーカルが始まると、彼女のティアラのように彼女を輝かせる。
All Or Nothing At All は少し力が入った感じで、スインギーにチョット奔放な感じで。もちろん、ヤンソンのピアノもね。
ポップな感じでStolen Years 。そして、Hazy Mindは2曲目のヤンソン曲。これもア・ウインドウ・トワーズ・ビーイングにあるMore humanです。やはり、ベースがフューチャーされて優しく始まるヤンソンのソロ。歌姫の表現もシンプルでとてもいい感じ。

お馴染みみんなが大好きEmily。ただ、かわいいだけの女性ヴォーカルでない解釈を見せて、実力アピール♪
って、これが、頭でっかちでなくて、いいのですよね。皆さまがノックアウトされちゃうのわかるな。
ゆったりと少しムーディにDon't Turn The Lights Out 。そして、最後のヤンソン曲Secret Gameは、アイ.アム.ザットのLatour。ヤンソンがフェンダーローズです。少し黒っぽさの入った演奏がかっこいい。もちろん、姫もね。Playing My Heartは等身大な感じで、ストレートに感情を出した感じで好感もてる。
メンバーと一緒に盛り上がって終演を迎える。。

バックのトリオの演奏は、もちろん素晴らしいのですが、そこに、チェロ、バイオリン、トランペットなどのゲストが効果的に重なって素敵なサウンド。でも、やはり一番堪能できるのは、姫の次にはヤンソンね。
とても、ハートウォームなのはもちろんなのですが、ヤンソンのピアノも本当に堪能できちゃウ優れものです。

ひとりにこにこ、、春の足音を感じちゃいましょう。。

1. Swedish Lullaby
2. The Day He Returned
3. Within A Lifetime
4. All Or Nothing At All
5. Stolen Years
6. Hazy Mind
7. Emily
8. Don't Turn The Lights Out
9. Secret Game
10. Playing My Heart


Sidsel Storm  (vo)
Lars Jansson  (p,rhodes)
Morten Lund  (ds,per)
Jesper Thorn  (b)

Guest
Gunnar Halle  (tp)
Alexander Kraglund  (vln,harmonica)
Carl-Oscar Osterlind  (cello)
Peter Otto (org)

クリスさまに貸していただきました。
でも、わたしのところにも月末には来るんですよ。(笑)

って、ことで連休もおしまい。
んじゃ、退散♪



2010年3月21日 (日)

おうちですること。。


昨夜は、雨ジャズのクリスさまが、新潟のキャッツハウス&A7にお邪魔するのにご一緒させていただきました。
以前、ご自身のブログで小さなお写真お見受けしていたのですが。。
とてもソフトでスマートな方でびっくり。おまけにとっても優しいパパぶりも拝見しちゃった。
風邪気味って、仰ってましたが、ご職業柄、、声が枯れてしまって、、とのお話しでしたが、、
もの凄く、良い声なんですよ。花村さまと意見が一致した。
そういう意味で、声の印象は閣下と正反対だなぁ。
閣下ももの凄く良い声なのです。とっても張りと艶がある。すごく男らしくて力強いのだ。

で、クリスさまは大学時代を新潟ですごされてるので、久しぶりの新潟ってことで、、カウンター越しに話されてる会話はとても楽しそうでした。

キャッツハウスでは、現物みながらみんなであぇでもない、こうでもない、って、健全なジャズのお話が続きまして、、
少し、お酒が入ってくると、誰かが、、「これがいい!」って、かけるものに、優しくだめだししながら(爆)、ジャズの奥義、、「ジャズファンとしての懐深き心構え」を(爆)を確認しながら盛り上がりました。
持って行った、Nicolas Folmer meets Bob Mintzerも聴かせちゃった。
あと、意外なところで、バリーマニロウの「2:00 AM Paradise Cafe」で盛り上がった。(爆)久しぶりにかけてみようット。


で、A7にもご一緒させて頂くことになり、、かなりのお邪魔虫な感じでございましたが。。
ここは実は私も20年ぶりくらいですわ。。
昔、近くに住んでいて、、何回か通いました。
夕飯のお買い物帰りに、、ピーターインドのルッキングアウトをリクエスしたことがあったのでありました。
このLPわけあって長年探していたのですが、キャッツハウスの花村さまのご尽力で三年くらい前にゲットしました。ちょっと、今宵のご縁を感じました。
学生時代の話に花が咲き、クリスさまはご満悦。マスターの記憶の良さに驚愕いたしましたです。ハイ。
あっと、いう間に時間が過ぎて、荷物を置いてきたキャッツハウスに戻って、グテグテの(笑)クリスさまにお土産のマカロンいただいてスキップしながらおうちに帰ったとサ♪

新潟は遠いね。
なかなか、次回もないでしょうが、、今度はご家族であちこち回られたら?
楽しい時間、素敵な会話、ありがとうございました。
あ、、新潟の特産品をあとでご自宅に送りますです。すみません、気が利かなくて。
しかし、、やはり最後は年齢の話になった。。。。。。。。


さて、、お彼岸なのですが、今日明日は、、おうちでお客様待ちの1日です。。

そう、そのクリスさまが先日ブログで
グリニッチ・ヴィレッジにあるジャズクラブ「 Smalls 」のライブ中継の話

を載せていました。わたしも興味津々で、のぞいてみたら。。

smalls の web site

なんと、ライブが中継されてたの。
残念ながらわたしのパソコンは今音がでないのですが。。
でも画面をみているだけでも面白い!
連休だけど、、おうちでのんびりしてる人。。是非のぞいてみてね!
コノブログ、、画面がはれなくて、、残念だわ。
海賊屋さま、、これは録画とか、、できないモンですかねぇ。。
って、そんなに観ている時間もないですねぇ・・。


★今日かけてた音楽★

Swedish Lullaby / Sidsel Storm
いろんなタイミングが悪くて、なかなか入手できないスウェーデン発の女性ヴォーカル盤。
そう、、わたしがヴォーカルなんて珍しいでしょ?わたし的にスウェーデンといえば。。ラーシュヤンソン!
彼が全面参加してるし、彼の曲が3曲入ってるのです。
で、わたしにもやっと月末には届くらしいのですが、、待ちきれずにお願いしてクリスさまに貸していただきました。そのうち、エントリーできるといいな。
やっぱり、素敵♪優しく囁きかけてくれます。Marionette、More human、Latourと3曲入ってるヤンソンの曲に彼女が詩をつけてます。どうーーもありがとうでした。


★今日先ほど届いた音楽★

French Suite/Thomas Savy
Unlikely Stories/Lage Lund
1枚目はビルスチュ&コリーって鉄壁のリズム陣でフランスのバスクラの名手の作品。昨夜、閣下がレビューしてた。ずっと、、待ってたんだよねぇ。。
2枚目もビルスチュ参加のノルウェー出身のLage Lundの最新作!これも、すげぇ期待します。
って、ことで、、そのうち、、ブログにあがると思いますが、、いつになるかしら。。
がんばれ、がんばれ。。(って、声が小さく甦ってます。。)

んじゃ、ゆるゆる退散♪


2010年3月20日 (土)

ジ○ンメ○ヤ~がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!


去年、、スライドギターの名手デレクトラックスを聴いて感動しまくってしまった私であるが、、
今年は、、ななんと。。あのアメリカのシンガーソングライター&ギタリストのジ○ンメ○ヤーが来日するのである。
しかも、、5月にィ!!
場所は、2月に随分お世話になった東京ドームホテルのすぐ脇にあるJCB HALLでっす。
しかし、、今のところ、、平日の日程しか、、ない。。
ロックなライブは、ダーリンと一緒に観戦なので、、そりゃ、、新潟からでは、、無理です。。
我が家は、、神に祈るような気持ちで、週末のライブが売り出されるのを期待してます。


閣下。。既にチケットとったんだろうなぁ・・。。いいなぁ。。

彼は、私のお気に入りのデレクトラックスとならんで現代のギターヒーローの一人。
シンガーソングライターとしても、素敵なメロディを持っているし、スモーキーなヴォーカルがまたいいのだなぁ。そして、ギターだけの時もすごいんだけど、、歌いながら弾くギターがまた結構複雑で、ちょっと驚いてしまいマスです。
平日にいけそうな人は、、チェックしてみてね。
って、実はデレクも来日するらしいんだけど。。よう、、わかってない。(個人的に問いかけてます。ハイ)


★今日かけてた音楽★

Off the beaten tracks Vol.1 / Nicolas Folmer meets Bob Mintzer
何度聴いても、、1曲目のミンツァーの暴れップリが、、でかいのにかぶる。(爆)
ガンガン響くファラオのピアノも久しぶりな感じです。最近は抒情派になってましたからねぇ。(笑)めちゃかっこいいと思うのですが。。誰か、、聴いてませんか?話題になんないですよねぇ。

って、ことで、、今日は私もちょっとお出かけなのだ。
雨の日にはジャズを聴きながらのクリスさま がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(爆)

んじゃ、退散♪


2010年3月19日 (金)

Solo Session Vol.1 / Nelson Veras


3月の真ん中、、やっと青空が広がった。黄色のビオラが輝いて見える。
禍福はあざなえる縄のごとしといいますが、、2月3月は良いこと悪いことが交互にきた。
でも、人生ってそんなものですよねぇ。。
小さな幸せに有頂天になったり、現実に目を瞑りたくなったり、、。
気がつくと、3月も半分以上過ぎちゃったなぁ。

ガラス越しの外はまだまだ寒いけど、陽射しが忍び込んでくるリビングは暖かい。
心の中にチクンと刺さっていた小さな棘が、レモンドロップみたいに消えてなくなりそうな気分。。だから、、コープランドはおあずけ。(笑)
ソロ繋がりで、ギターソロのアルバムを引っ張りだす。

去年の11月の終わりにみつけた私の王子さまの新譜。
Nelson Verasは、ブラジル生まれのフランス在住のギターリスト。
アルドロマーノの「インターヴィスタ」というアルバムに参加してるところから、お気に入りになったのですが、5年くらい前に出た初リーダー「Nelson Veras」は、、なんとなく、、もうちょっとぉ、、って、感じでした。
今回は、ソロでブラジルの大御所ジョビン、ナシメント、シコ・ブアルキの曲、スタンダード、ジャズメン曲等比較的みんなが知ってる曲をたんたんと率いてます。13曲で42分ですから、次々と曲が現れていく感じね。

日本人なら誰でも知ってる?ラテンの名曲Besame Muchoから。哀愁を漂わせながらも臭みのない洗練された情感。ミルトンナシメントのLiliaを軽快に、ジョンルイスのDjangoは威厳と品格を漂わせながら。
コルトレーンのMoment's Noticeでは、短い演奏ですが速いフレーズを繰り出しながら、ジャズギターとしての凄腕をご披露。モダンにアレンジされたジョビンのWave。情感タップリに響かせるシコ・ブアルキのNao Fala Maria。

ジョビンの曲が2曲、まずはアップテンポで息もつかずにTristeを弾ききって、余韻を響かせるゆったりしたCorcovadへ。コリアの名曲Windowsはリズムにのって、再びシコ・ブアルキの曲Todo O Sentimentoではサウタージたっぷりのブラジルの夕暮れ。モダンで知的なマイファニ。感情豊にシコ・ブアルキのA Ostra E O Vent。最後は、シンプルな感じだけどクールで聴き応えのあるMy Favorite Things。巧い!

基本的にはテンポの速い曲では、ジャズギター独特のテクニックを行使して淀みなく弾ききる。
ゆったりした演奏では、クラシカルな響きも持たせ、浮遊感も情感もある演奏。
それらが緩急うまく配置されており、飽きず聴けます。
ただし、ブラジルのサウタージをたっぷり期待されると肩すかしですね。
ブラジルのサウタージも身体の中にあるジャズギターリスト。。って感じ。
インテリジェンスたっぷりで、想像力も豊か。抑えめの感情がいろんな場面にあいそうな感じ。。


1. Besame Mucho
2. Lilia
3.Django
4.Moment's Notice
5.Wave
6.Nao Fala Maria
7.Triste
8.Corcovad
9.Windows
10.Todo O Sentimento
11.My Funny Valentine
12.A Ostra E O Vent
13.My Favorite Things

Nelson Veras (Acoustic Guitar)

ご本人でござる。。



王子さまぁ、公開♪きゃぁ~~♪
アコースティックギターとあるのですが、写真みると、エレアコとかエレガットとかいうヤツですかねぇ。

今日は、駅に家族を迎えに行ってきました。
三連休が始まるからかな。。ちょっと、混んでたな。
連休はお出かけしますか?
私は、、新潟にいまーす。
んじゃ、退散♪



2010年3月18日 (木)

Alone/Marc Copland


今日も寒い。
朝のはやい時間には少し霙が混じったりして、まさにコープランド日和…。
茶色の芝生の脇にはビオラが咲いて春をまっているのだけど、どんより曇った灰色の空は憂鬱な気分を引き起こす。

ソロアルバムで、タイトルが「Alone」。
人生の長い道のりは独りで歩くものだけど、その耐え難い孤独から救われたくて人は繋がる。
家族や大切な人ができその温かさに救われる。

でも、本当は独り。
自分は被害者のような口調で影で人の悪口沢山いってるあなた、そう、、あなたが正解。
誰もが、死ぬときは独りで暗闇に帰るンだもん。他人なんて簡単に裏切ればいいじゃん。
などと、、うそぶきながら、、独り「Alone」を聴く…。

数多のピアニストの中で「Alone」というタイトルがぴったりくるのはやっぱりビルエヴァンスですよねぇ。
実際にこのタイトルでソロアルバムをだしてます。スタンダードをリリカルにそして耽美的にとらえて静かな内側に向き合っていました。今から、40年以上前の録音だから、今聴くと結構華がある演奏なのですが、この人の内なる世界に向いた視線は現代では一つの大きな柱となっていると思うのですけど。コープランドはまさに、人の深淵な世界をさまよう吟遊詩人。

オープナーはマルのSoul Eyes。いきなり胸に沈み込むようなコープランド節満載。
感情に身を任せる、という言葉があるけれど、、、感情の露出をぐっと抑えて時折朝露が落ちるかのごとくきらりと輝く。揺らめく階段を静かに登り降りする足取りは心の不安と繋がります。
I Don’t Know Where I Standは、今回3曲入っているジョニミッチェルの曲の一つ。クリアで優しいタッチ、比較的明るいメロディですが、やはり、漂うようなさ迷うような不思議なフレーズが挟み込まれ彼らしい表現。
2曲続くコープランドのオリジナル。最初はNight Whispers。New York Trio Recordings・vol.3では、タイトルに使われてましたね。キャッチーなメロディがあるわけでなく、永遠と続く繰り返しにぼんやり暗いメロディが浮かぶ感じ。 Into The Silenceも似たような曲で、仄暗く地表をゆるゆる吹き抜ける風をみているよう。

ジョニミッチェルはシンプルに弾き語りの人だから、当然彼女の曲はメロディで勝負。コープランドのオリジナルが幻影のようなら、彼女の曲にはかなり現実感ある。不思議な韻をふみながら人の様が見えてくる演奏。
と、いいつつ、、サミエルカーンの I Should Care。。ロマンチックな面影は霧の中に拡散してしまい、僅かにロマンスの香りだけ残る感じ。Fall、、ショータ曲ってもともとミステリアスナ雰囲気ですが、実態がなくまるで余韻を聴いているよう。幻影を追いかけてるよう。オリジナル曲Blackboardも心の呟き。
そして、ジョニミチェルのMichael From Mountain。3曲1970年頃の曲なので、1948年生まれのコープランドの20歳前後の心象風景に重なるのかも。やはり、比較的彼の演奏にしては柔らかく実態が見える感じかも。
終演はちょっと春の甘い香りがする。穏やかに優しく奏でる Hi Li Hi Lo。多少の靄がかかることもありますが、透明感ある美しい演奏。。寒さを肌で感じながら、窓からみるビオラに心ときめく感じで終了。

昨日紹介したデュオよりずっとずっと聴きやすいかな。
仄暗い静かな空間と透明な凛とした空気、そして、、何処からかほのかに漂う甘い香り。

1. Soul Eyes
2. I Don’t Know Where I Stand
3. Night Whispers
4. Into The Silence
5. Rainy Night House
6. I Should Care
7. Fall
8. Blackboard
9. Michael From Mountain
10. Hi Li Hi Lo

Marc Copland (p)

今日も寒かったけど、夕飯は手抜きでいいといわれ、、お出かけしちゃった。
春の色の薄手のストール?買ってしまった。
コットン&シルクで羽衣のように薄い。しかも、インド生まれでとってもお安い♪
でもねぇ。。手持ちに、無難な暗い色が多い私は、、眺めてるだけになってしまうかも。。

んじゃ、退散♪



2010年3月17日 (水)

Insight / Gary Peacock Marc Copland

I
三寒四温とは良く言ったもの。
暖かな日の間に、今日のように冷たい空気の日が混じる。。
真冬の雪の日ほどでなくても、灰色の雲は重たい気分を運んでくるものです。
そんな日にぴったりのアルバムなんですね。
hisaさまのBlue In Greenのコメントで思いだした。。
コープランドの美しさは天下一品だと思うのですが、霧の中に居るような、、抽象的なフレーズは好き嫌いが別れるかも。暗く不安な感覚に陥るフレーズを巧みに盛り込んで、深層心理の奥深くに忍び込む。

実は、閣下が今日ブログにあげてたソロの「Alone」も気にいってはいるのですが、二枚とも言葉にならなかったのです。このブログになってから、コープランドをあげたのはメンバーにビルスチュワートが加わった「Modinha/Marc Copland」とベースがドリューグレスに変わってる「Night Whispers / Marc Copland」。どちらも、寒さがアルバムにぴったりだと思ってる感じですね。(爆)
デュオはより内省的な感じが漂いますが、よりインティメイトな感じもあるわけで、、3月の終わりの肌寒い日にぴったりでっす。

オープナーはピーコック爺様のベースワークが素晴らしいAll Blues。
力強く、パワフルなピーコックのベースにのるコープランドのアンニュイな浮遊感のミスマッチな感覚が面白い。
2人名義のThe Wandererは不穏なムードたっぷりな透明感あるピアノが美しく響きます。
そして、私的お楽しみ、Blue In Greenは、空間を非常に大事にした美しい仕上がり。美しいメロディを大切にしながらもその空間に時々織り込まれるコープランド的なリリカルで繊細、そして不安な心持ちがたまりません。ピーコックのベースソロも聴き応えたっぷり。。曲に負けない演奏です。
Rush Hourは、少しいテンポの速い2人の掛け合いを楽しめる共作。ここから、5曲オリジナルが続き、彼らの内省的な世界に迷い込みます。コープランドのRiver's Runは繰り返しにつのる不安感。。共作のMatterhornは冷たい灰色の世界。ピーコックのThe Pondも寒々とした湖面が思い浮かぶような暗い曲。共作のGoes Out Comes In はたんたんとしたベースソロで始まる。コープランドが入っても暗さは続き、むしろ、、2人で暗さを掘り下げて行く。暗さと暗さの掛け合い。丁々発止ではないけど、この2人にしかできない関係。最後は少し現実の日の光が見えてほっとする。共作、 Late Night、動きが出てる演奏で、決して明るい演奏ではないけど、色が出てきて次曲の Cavatinaに繋がっていく。

Cavatinaは、 暗く不安な世界から抜け出したご褒美のように美しく優しいベールに包まれた曲、演奏。時々貰うアメとムチのこのアメがコープランドファンはくせになってるんだなぁ・・・。(笑)
軽快にスィンギーな In Your Own Sweet Way。Benedictionは共作、寄り添いながらも緊張感を保った演奏。
最後は、ベースソロがかっこいいSweet And Lovely。ピーコックの「はじき出すメロディ」は本当にわくわくします。2人の仲良しこよしぶりを堪能して、楽しく終了♪

全体的には暗い内省的な演奏が多いのですが、時々晴れるのです。
そんな明暗に耐えられる人にどうぞ♪

1. All Blues
2. The Wanderer
3. Blue In Green
4. Rush Hour
5. River's Run
6. Matterhorn
7. The Pond
8. Goes Out Comes In
9. Late Night
10. Cavatina
11. In Your Own Sweet Way
12. Benediction
13. Sweet And Lovely

Gary Peacock (b)
Marc Copland (p)

寒いなァ。。
ご飯にしなくちゃね。
んじゃ、退散♪



2010年3月16日 (火)

ご報告でござる。。♪(手直し済み)




(↑当日のお土産♪)
この日曜日には、、
★第四回ジャズオーディオ・ディスク大賞を聴く会★

JAZZY SPACE CATS HOUSE 古町通6 025-224-1667

に行ってきました。
強烈にバタバタしてしまって、午前中にマスターからお電話いただいたときも、息切れしそうな状態だったけど。
バレンタインデーのお返し買わなくちゃ!とか。。何とか、叫んで家を出てみました。(嘘&真)
なんと、ぴったり3時に着いて、コート脱ぎながら、、席を探す。。
ムム。。。難易度の高い席しか空いてません。。
後ろの方のファックスの前に坐ってしまおう。。って、決心すると。。
ステージのピアノ前に席ある。。(ここはステージがスピーカーの正面右横なんです)
ピアノの影に隠れて、、じっとしてられそう。。ッテ、ことで、隠れられるけど、、一段高い席になりました。

開始。真剣?な皆さまの迫力に押されて、、花村マスターのすべやかな口も、、ちょっとおとなしげ。(爆)
喋りながら、、こっちに時々ふる、、(やメレ)
「スズックさん」とか、「ブログ」とか。。
禁断の領域だ、、、(爆)
ついに、この時がきてしまった。
ばれたら、、ブログはやめる、って、きっぱり、いってるのだけどなぁ。。

この手の会って、初めてなのですが、「まずは、インスト、ヴォーカルの金銀銅を聴いてみましょう。。」
みたい始まった。そりゃそうだ、★第四回ジャズオーディオ・ディスク大賞を聴く会★だモンね。
つうても、、ここで、ちょっと冷や汗。インストの金銀銅に私は最終選考で点数入れてないんだなぁ。(^_^);;
金賞は実はちと迷ったのですが、最終的に気に入った順で10枚並べたら抜けちゃった。
銀と銅は大変申し訳ないけど、、悩まなかった。実は、銅はまわりの評判も、ネット上の評判もよかったんで持ってるんだけど、やっぱ、この辺はうまさとか認めても好き嫌いで、、除外になってしまった。
悪いとかでなくて、他に入れたいものがあったから。(まぁ、似たようなモンだが。。)
しかし、、試聴の皆さんのご意見は気になるものです。
一番酷評だったのが、インスト銀賞。まぁ、こんなモンか、とか、2曲かけたけど、、。
こういうリアルな反応は、私は結構、面白かった。


ボーカルも金銀銅とかけました。ヴォーカルは自らの推薦はないのですが、最終選考には投票してます。
で、、結構な銀と銅に高得点入れてる私は、ドッキドキ。
まずは、金。。
でも、やはり、金賞は、ここで聴いても私的にはあまり好みでないのです。
この人、多くの人から支持を貰っているので、清く正しいジャズヴォーカルなんでしょう。
銀は我が家のステレオより、いい感じに聞こえた。
銀の彼女はは喉の手術をしてから、声質や歌い方が変わったそうです。
少しざらっとしたハスキーで、哀しそうな寂しそうな重たい感じの感情が見え隠れする声。
普段の好みとずれるのですが、その感情の込め方にあきらめと希望がミックスした大人にしかわからない感情の起伏を感じ、なんだか惹かれてしまったたのでした。
やっぱ、よかったなァ。。来日ライブがあったそうです。新潟にも来るとよかったのにな。。
銅の彼女は、去年の金。アルバムも買ってしまった。今回、私の中では一番高得点。
甘く香るけど、べたべたしない感じが大好き。確かに、選曲もお洒落だし、、
いつでも、何処でも生活の中でも、お店のBGMでもかけてられるよね。
この辺は、軽すぎて、、ヴォーカルのお好きな方とかには、だめなんだろうか?
皆さまのご意見は、どうだったんだろう。。

もっと、困ったのは、、私の愛しいクリポタさまのウルトラハングのリクエスト。。。
ムム。。今までと全然路線が違う、、じゃん!
つうことで、会場のシラジラしたムードが予想できるなぁ。。
って、想いながら、皆さまに「Ultrahang/Chris Potter Underground」の3曲目Rumples、ロジャーズ(カートのライブに行きたくて、ずっとそのこと考えてたら、間違った。ここはろじゃーずでっす。)との絡みのかっこいいとこと、ハンガリーでのアルバム「Contribution / Daniel Szabo Trio Meets Chris Potter」の1曲目 Attack Of The Intervals、グリグリに吹きまくってるの、、2曲もかけちゃいました。何せ、長いんで、、恐縮です。
実際、この辺って、嫌いな人も多いから、かなり、しんどかった人もいたと思いますが、まぁ、好きなんであきらめて下さい。はい。

で、メロディ大賞の話になって、、金は既にインストで聴いてたので、ジャズに関してほとんど趣味がかぶさらない花村マスターと私が2人でうっとりしたオリジナル曲の持ち主、「All is in the Sky/外山安樹子」から「Springlake」をかけました。(って、順番違ってるかな。。)

そのあと、何故か、、5時に帰らなくちゃいけないと、いったら、
もう1曲、自己紹介がわりに、、推薦曲って、マスターがいうんで、、す。
私は常に自己中心的な人で、、ジャズを聴いてるときもそうなので、、こういうのは苦手。
でも、仕方ないから、「Mostly Coltrane /Steve kuhn Trio w/ Joe Lovano」から「Crescent」をかけて貰おうと思ったのですが、、アルバムがなかったのだ。これは、失敗だったなぁ。持って行くんだった。
で、私のお気に入りに路線の一つ、「静寂、内省的なデュオ」、って選択から、誰でも知ってる曲で気分を分かち合って貰おう、、って、ことで、、
「Chiaroscuro / Ralph Towner Paolo Fresu」から「Blue In Green」です。
名曲を名演するのって難しいですよね。既にみんなの頭に理想像ができてるから。
この演奏は、私的には、そういう意味も含めて大変お気に入りなので。。

やはり、こういう時はみんなで知ってる曲で、交流を。(爆)
って、思ったんだけど、空回りだったかな。

花村マスターの一押し「Placa Vella / Josep Maria Farras & Ignasi TerrazaTrio」から「I Remember Clifford」をかけて、、おぉ、清く正しいジャズやジャズや、って、思っていたら。。

順番で、今回の副司会者らしいの舟田さまの順になって(ジャズに非常にお詳しい方で研究されれます)から、、突然私に質問が。。。
Immaginando Un Trio, Vol.1/Vincenzo Daniseは、どうして、買ったの?」

って、ことで、舟田さまもこのアルバムをネットでみつけて、すぐにピピーントきて、上京するお友だちに購入依頼したそうです。
非常に気に入っていたら、私が154号のジャズ批評のブログウォーキングにこのアルバムをのせていて驚いた、って、仰って下さった。つうことで、1曲目「Immaginando Un Trio」を。
なんだから、舟田さまは、、とっても真面目そうで、、、私など近寄りがたい感じな人だと思ってたのですが。なんと私のつたない文章までいらしてたお友だちとお二人で褒めて下さり、、なんだか、、うれしかったです。はい。

つうことで、買った理由を、補足すると、、ジャケットに惹かれたのはもちろんですが、このEgeaレーベルのミュージシャン達は、楽器うまい人達が多いのです。で、そのレーベルが無名だけど、こうやってリーダー作をだすってのは、アルバムが結構なレベルであるんだろうなぁ、って、ずるがしこい計算もありましたネン。(爆)
試聴しないで買うので、そのくらいは、、小さな脳みそで考えます。はい。


と、、ここで、、既に時間オーバー。。
皆さまにごあいさつもせずに、、逃げ出したのでした。
だって、、恥ずかしかったんだもん!!!

って、ことで、遅くなりましたし、、
やっつけですが、、
ご報告でした。
んじゃ、退散♪

でしたが、、あまりにボロボロなので手を加えましたとさ。(爆)

で、いきなり提案。
どうなんでしょう、座り方をもう少し違う感じがいいかも。
人数の問題もあるけど、逆にマックスを決めちゃって、半円形にして、同席者同士話安ようにする。
あの後、、どうなったかわからないので、あれなんですが、、

んじゃ、退散♪




2010年3月11日 (木)

そ、、それって、、どうなのぉ。。




なぜか、、富山にいたりする。
居酒屋さんで、「しろえびの昆布締め」なるもの食べました。。。
ほのかな甘さ、上品な旨み、、食感、何ともいえず、、うまいっ。
富山も私の大好きな新潟と同じで、海の幸、山の幸がおいしくて、ご飯もおいしいです。。。

さて、先日、ACTレーベルのアルバムを紹介しましたが、、
そのACTレーベルから、Signature Editionなるシリーズものが4枚出るのです。
トップの写真はそのアルバムの表紙のようです。
今のところ、4枚。。基本的には、vol.3までは、マイダーリン達です。。
vol.4のWolfgang Haffnerは、ダニルソンとの共演が多いのです。。
で、、本人達が選んでる訳。。(音源、、ほとんど持ってるだろうけど。。)
あぁ。。。買ってしまいそう、、やすく海外からとばそうかな。。(イギリスあたりが送料入れてもやすいわ)
あぁ。。。。でも、、そのイラストはどーーーーーなのヨぉ。(チト、、まぬけ?面??)

と、、夜な夜な、、つぶやき&ひとりつっこみは、、続くのであった。

でで。。今週日曜日は、ホワイトデー、、って、ことではなく、、
★第四回ジャズオーディオ・ディスク大賞を聴く会★
JAZZY SPACE CATS HOUSE 古町通6 025-224-1667
3/14(日) 15:00~ \2,000(1D+お土産♪)

今年度の「ジャズ批評」のジャズオーディオ・ディスク大賞受賞アルバムを聴けます。

清く正しいジャズファンの皆様、、
午後のひとときを、、今を生きるジャズで。
帰れるだろうか。。。


★今日かけてた音楽★

Round Silence/Wolfgang Haffner
車の中でずっとかかっていたのがこれ。
ダニエルソン入りで、ブラザー最中さまのお薦め。
ダニエルソンの
「Melange Bleu / Lars Danielsson 」
に通じる音楽風景が広がっています。
初めてかけたときに、びっくりしました。
海岸沿いをまっすぐ伸びる高速道路。白くつながる道は時に単調なのですが、その単調さに共振してなかなかいいのです。流れていく映像にかぶる感じ。

Meets Bob Mintzer/Nicolas Folmer
もう一枚、、北欧、って思っていたのに、割り込んできたのがこのフランスのペット屋サン。
「I Comme Icare」って、アルバムをアーティさまとクリスさまが一押ししてて、購入したのですが、これはよかったです。もう一枚買ったルグラン集は、、悪くないけどなぁ。。って、感じだった。
で、これはライブって、ことも手伝って、ミンツァーの凶悪さも手伝って、かなりホット&スリリング。
眠くて、くたくたのからだに、、カツが入っちゃう。

こんな時間になちゃった。
しろえび、しろえび♪
んじゃ、退散♪



2010年3月 7日 (日)

Upgraded In Gothenburg/Julian & Roman Wasserfuhr


なんだかうれしくて早起きしちゃった。
カーテンを開けて庭を眺めると、雨が降ってる。
春霖雨に茶色の芝が重たく濡れる。
じっと目をこらすと、時折小さな白い粒が雑じる。
なごり雪まではいかないけど、霙なのですね。
冷たい、寒いはずなのだけど、灰色の空の下で、、空気は光り輝いて見える。
流されてるわけでなくて、まわりの変化で自分が変わる事だって沢山ありますよね。
春なのねぇ。。


ラーシュダニエルソンの追っかけしてるうちに、ACTレーベルから目が離せなくなりました。
このレーベルのジャズはあまり「汗」をかかないジャズです。ECMほどクールでもないし、EGERほどクラシックよりでもない。ジャズを基盤にクラシック、現代音楽、環境音楽、結構、ロックやポップよりだったり、フォークロアな感じだったり、周辺音楽との境界線を低くしたサウンドが得意です。少なくても、ブルーノートやレッドの路線ではない。(爆)そういう中では、このアルバムはかなり普通のジャズだと思うの。
JulianとRomanはドイツの有望な若手のジャズマンらしい。ブラザー最中情報によると、弟ペット係が20歳、兄ピアノ係が2つ年上らしいので22歳。ACTレーベルはドイツに本拠地があります。で、お国の若い音楽家を応援する為だと思いますが、「ヤング・ジャーマン・ジャズ」というシリーズを持っていて、彼らはその企画でこのレーベルから一作目をだしており、このアルバムは彼らをよりバックアップする体制の2作目です。
プロデューサーがニスルスラングレンで、なんと、リズム陣に、ラーシュヤンソントリオにいたダニエルソンとシュルベリがいます。これだけで、私的には買いなのに、全然見落としてしまってました。
ニルスラングレンは歌も歌うトロンボーン奏者で、そのアンニュイな感じはトロンボーン界のチェット。
そして、この兄弟もチェットの捧げるアルバムもだしてたりするので、その辺共感するものがあったのかもしれません。そう、ドイツには、既に大人気のティルブレナーがおりましたね。

で、ブラザー最中さまが、レビューあげたときも、チェックしたのに、一緒に購入する物品が見つからずに保留したまま、、。何故か、新年にお年玉としてやってきたのでーーす。
これが、聴いてびっくり、北欧的空気はたっぷりなのですが、意外なまでに普通にハードバップしてたりして、、。
そう、、彼らは一歩前に出るために、イェーテボリの森にやって来たのです。

オープナーは透明感あふれるピアノとざっくりした空気をたっぷり含んだトランペットとの美しい兄弟のオリジナル作Fade A Little。リリカルに輝くピアノとしっとりしたペット、センスの良いドラム、きっちり支えるベース。
Geno The Shoeshineはちょっとアップテンポの減り張りある曲。ジャーーズ!イェ~~イ。のびのびと吹くトランペットが気持ちいい。いきなりライブハウスへようこそになりましたね。
Traveller's DefenseはダニエルソンのTarantella / Lars Danielssonに入ってた曲で、トロンボーンのラングレンが参加。心もとない、、何処か切ないメロディをたんたん紡ぎます。私的トロンボーン界のチェットが築く世界は儚く切ない。それを受けたペットの世界はもっと現実的。ダニエルソンの独特な世界をうまく演じました。Herbert GronemeyerのAirplaines In My Head にはヴォーカルゲストのIda Sandが参加。ジャズヴォーカルと言うよりロック&ポップの彼女の歌には強い意志が秘められていて、ザックリと力強いフレーズで応えるペットが潔い。

彼らのオリジナルNinni's Dance。スウェーデンのサックス奏者、Magnus Lindgrenが参加。この人ちょっと一筋縄でいかない雰囲気を持ってますが、ここでは曲調にあわせてか結構優しい感じかな。
そのリンドグレンの曲でDalodrum。これはフルートで。私はこの人はフルートの方が印象的だし好き。
ちょっと変わったオリエンタルな曲調なのですが、本人はもちろん、ジュリアンのペットがなかなかかっこいい。
続く彼らのオリジナルはダニエルソンのチェロによるピチカートのソロがフィーチャー。4人の息もぴったり合って、世界が広がります。
Not Strong EnoughはIda Sandのオリジナル。シンプルなメロディ&唄、ミュートの響き。実は、お気に入り♪
Trainwalkは、かなり雰囲気も変わってジュリアンのアグレッシブな演奏で違う顔をみた気がします。でも、短すぎる!!全体に弟のペットが真ん中なのですが、Loveのピアノソロは儚げでよかったです。美しいメロディにダニエルソンのソロぴったり。ダニエルソンの曲でSong For E. 。何処か荘厳な雰囲気も持つ。トロンボーンもペットもたんたんと進み、ダニエルソンの世界。
そのままのメンバーでアンニュイなSmoke Gets In Your Eyes。最後は、なんと、3管でラロ・シフリンのToccata。めちゃファンキーで、ビックリ♪なんだか、挑戦的な感じもする終演曲でした。


庭を一巡りした。大好きな水仙の芽はだいぶ大きくなった。
桜の花の芽もちゃんとついてた。
雪が消えたあとは、暫く殺風景な眺めなのですが、、春の息吹をあちこちに感じられ気分がうきうきしてきます。
そんな気分に丁度いいかと思うのです。
豪華なゲストで、少しパッチワークのような仕上がりになった気もしますが、こうやって遠く日本でも彼らの名前を知る人間がでるわけで、タイトルに偽りはないと思うの寝。兄弟仲良く、より上を目指してくださいね♪

1. Fade A Little
2. Geno The Shoeshine
3. Traveller's Defense
4. Airplaines In My Head
5. Ninni's Dance
6. Dalodrum
7. Dusan
8. Not Strong Enough
9. Trainwalk
10. Love
11. Song For E.
12. Smoke Gets In Your Eyes
13. Toccata

Julian Wasserfuhr (tp)
Roman Wasserfuhr (p)
Lars Danielsson (b,cello)
Anders Kjellberg (ds)

Special Guests
Nils Landgren (tb #3,11,12,13)
Magnus Lindgren (ts #5,13 fl #6,13)
Ida Sand(vo #4,8)

午後は雨もやんだので、、西堀ローサのライブを聴いてきました。


★今日のピアノピアノ★



長沢好宏(ts)、細木久美(p)、文河潤(b),AYACO(vo)
長沢さんは、新潟を代表するサックス奏者です。その長沢さんがピアノピアノにでちゃう。
ピアノはみーく姫こと細木さんだし、なんか、ただでいいのか。。
いいか、私は新潟市にはいっぱい税金払ってるし。。(きっぱり)
ビートルズナンバーからジョビン、タッドダメロンまでと幅広くインストではこなし、AYACOさんが入ったヴォーカルヴァージョンでは、スタンダードナンバーをしっとり聴かせて下さいました。
どの曲も皆さんが知ってるような選曲で、会場がリラックスしたムードでジャズを堪能してました。
インストでは好きなホット・ハウスやジョビンのルック・トゥ・ザ・スカイがよかったなぁ。
ヴォーカルヴァージョンでは、私はご本人もお好きなビリーホリディのゴッド・ブレス・ザ・チャイルドが一番よかった。普段私は、この辺の重たいヴォーカルは聴かないのですが、AYACOさんのザックリしたハスキーな声にはぴったりでした。
しかし、いつ聴いても長沢さんの音ってすごく綺麗。テンパッタ演奏は決してしない、見せない、男の美学もダンディです。そして、その長沢さんの演奏をよく知ってる細木さんのピアノは端正なだけでなくて、曲の聴かせどころをきちんと抑えていて、長沢さんやAYACOさんをたてながら演奏を華やかに演出していきます。ベーシストのひたすらタンタンと弾くウォーキングベースで楽しい2時間弱でした。

んじゃ、退散♪



2010年3月 6日 (土)

再び、再び、、困ったものである。。


私の困ったものである。。シリーズ第3作である。
一作目は「困ったものである。。」、2作目は「再び、、困ったものである。。」
そして、ついに3作目である。。

東京から帰ってきて暫く、愛しいスティーブさまの音源にやられてた。
実は、イタリアのピアニストに「客員」したアルバムなんぞ仕入れたんだけど、
まぁ、教祖さまは無難で、生きててよかった、って感じなのでした。
それでも、新しい音源を聴けることは素晴らしい。
しかし、80年代の日本のライブハウスでの彼の演奏は狂気というか、鬼気とした迫力に満ちていてテナー好きなら聴いていて思わず微笑みたくなるであろう。。
そんなこんなんで、ボンヤリと北欧情緒に浸ってる私のおしりを叩くように、、
閣下からこんなアルバム届きました。





★最近飛んできた音楽★

Wayne Krantz Trio 2008 @ 55Bar
Wayne Krantz (g), Paul Scolow (b),Cliff Almond (ds)
Open Architecture/Humair Bergonzi Jenny-Clark
Daniel Humair (ds), Jerry Bergonzi (ts), Jean Francois Jenny-Clark (b)
1.Zonian Mode
2.It's Wasy To Remember
3.Zipper Teaseuse
4.Gravenstein
5.Free Enterprise
6.Spring Is Here
で、真っ先に手出したのは、バーゴンジー入りのライブ盤。しかも、新宿ピットインのライブ盤!
最近は、バーゴンジーもすっかり丸くなって強面な感じが最近は薄くなってきました。(髪じゃない。。)
それはそれで、円熟と言うモンで、違う楽しみがあるわけですが。。
これはね、、ちとジャズをかじったことがある人なら、、メンバーがメンバーだし、期待しちゃうでしょ。(爆)
バーゴンジーのかっこいいところは媚びを売らずにストイックなインタープレイに専念すること。
そういう意味で、このメンバーは彼の男心を揺さぶるのである。
で、グロスマン的な狂気とは違いますが、ここではバーゴンジーのシリアスで硬派なサックスが聴けますです。
ジャズっていろいろあるわけで、時には、甘くむせび泣くサブトーンで、えろうっとりするのも嫌いでは無いのですが、、。
この世の中にうまいサックスは沢山いるわけで、どんな考えで自分を表現していくか、って、ところでバーゴンジーとか素晴らしいよねぇ。。
しかし、困るよなァ。。こういう硬派なアルバム聴かされるの。(爆)
2曲入ってるスタンダードも実にこのメンバーならではって、演奏です。特に、最後のSpring Is Here。

折角、人が春のボンヤリ気分を堪能してるのに。まったくなぁ。。

まぁ、でも、春の高揚感は、、聴き終わって暫くしたら戻ってきた。
ところが、、その後、、困ったことにこんな音源がドド~~ン、と、届いた。。





★最近飛んできた音楽★

Wayne Krantz Trio 1993(DVD
*ベーシストは八木敬之さん共演したことのあるリンカーン・ゴーインズです。*
DAVE HOLLAND OVERTONE QUARTET / LIVE IN EUROPE(2CD)
*新潟産ブート!ロンドンとベルリンのライブをパッケージしました。両日でセットリスト違います。*
*当方アジトにてリマスターを施しましたので、音圧は上がっております。 *
DAVE HOLLAND QUINTET/IOWA JAZZ FESTIVAL 2009(2CD)
*リマスター済。現地のFM音源から。Robin Eubanks参加。*
CHRIS POTTER UNDERGROUND / IOWA JAZZ FESTIVAL 2009(2CD)
*リマスター済。現地のFM音源から。*
CHRIS POTTER  UNDERGROUND AT THE VILLAGE VANGUARD
*番組完全収録。WBGOから直接録音して、リマスターしました。*
TAKUO KON QUARTET/ROUND ABOUT MIDNOON
今 琢生さまのの1・23ジャズスト(フラッシュ)音源。リマスター編集済。*
大阪きゅーぴっつ/どてらいJAZZ
吉川ナオミさまの1・23ジャズスト(フラッシュ)音源。リマスター編集済。*

某新潟の海賊盤屋さまからであります。「**のコメント」は海賊盤屋さんからのメッセージ
どばァ。。って、届きましたン。
どうすんだ、、おぃ。。♪
クリポタ漬けである。
折角、春のボンヤリ気分を北欧情緒で楽しんでいたのに。
まったくなぁ。。(ぼやき)
今さまやナオミさまのライブは聴けませんでしたから、最後の二枚も楽しみです。
って、今さまにメッセしたら、
「永遠に封印しておいてください!」
と、真摯なメッセが帰ってきたゾン。(爆)

で、クランツのDVDはもちろんなのですが、実は、私的お楽しみはこれです。
DAVE HOLLAND QUINTET/IOWA JAZZ FESTIVAL 2009(2CD)
Dave Holland (b)、Chris Potter (ts, ss)、Robin Eubanks (tb)、Steve Nelson (Vib)、Nate Smith (ds)

だって、愛しのクリポタ&ロビンさまと、スティーブネルソン、ネイトスミスなんだよ。
いぇ~~い!!2CDで1時間47分10秒だけどね。(爆)
つまり、「Critical Mass/Dave Holland Quintet 」と同じメンバー。
うむ、やっぱ、個人的にはこの方々のこのサウンドが大好きです。
ホランド閣下の新譜はクリポタが抜けて、三管、ピアノが入ったセクステット「Pass It On」でしたが、、最初聴いた後、棚から出てこないモン。(中味はとてもいい)
最新作は、3月の後半にでるのですが、クリポタは復帰で、どうやら大きな編成らしい。。
って、ことで、前回の新譜の時に、このクインテットは解散しちゃったのか?って、嘆いていたんだけど、、
これは、2009年の演奏ですよん。つうことは、そのうちこれでまた復帰するかもしれない。
私的には、アルバム的にはこのバンドのサウンドはお腹いっぱいなのですが、是非、ライブでみてみたい。
フロントだけでなく、この変態ヴァイヴも好きなんだ、私。。
だから、こうやって繋がってるのはありがたいのです。
ライブでちょっと長尺。助長的なところもあるんだけど、ロビンさまの吠え声とか、私はこのメンバーたまりませんです。サウンドがクールでも、燃える。(爆)
長尺な分、大好きなロビンさまのスライドのトロンボーンとは思えぬ、神業的なソロとかたまらん。クリポタはずっと聴いてたけど、ロビンさまなんか、、久しぶりだァ♪
やはり、この2人によるフロントは、刺激的。で、阿吽でござる。
絡んでルようで、併走してるようで、キメがあるようで無いようで、、随分聴いてるので、なんとなく展開が見えても時々裏切られるし。。飽きない。(爆)
特に、2セット目は、Critical Massからの選曲がならんでおり、興奮した女性の声が入ってるんだけど、気持ちはわかる。(爆)こっちがお気に入り♪すごいのだ。
しかし、、ホランド閣下は蛇遣いみたいだなぁ。(爆)
折角、人が春のボンヤリ気分を堪能してるのに。まったくなぁ。


って、ことで、、
私のCDプレイヤーに入ってるダニエルソン入りのハードバピッシュな北欧盤は、、春待ち顔である。(笑)
Upgraded In Gothenburg/Julian & Roman Wasserfuhr
これは、ドイツ人のトランペット&ピアノの兄弟に、Actレーベルの北欧連合体のメンメンが完全バックアップした、豪華なアルバムなのです。
新春から、時々聴いてきたんだけど、今、春の前向きな気分にぴったりなんですよね。
で、何せ、ベースがダニエルソンですから。しかも、2曲もダニエルソンの曲を演奏してますから。
北欧情緒漂いながらも、ハードバピッシュな清さが清々しい作品なのだ。
ダニエルソン絡みは、他にもあるんだけど、、まずは、これって、思ってるんだけどなぁ。

うむ。。がんばって春の気分に復帰しなければ。(爆)

んじゃ、退散♪



2010年3月 3日 (水)

Short Stories For Dreamers / Jesper Bodilsen


先週、気温の高い日が続いたおかげで、家の前にあった雪山は水たまりに消えました。
雪の下から顔を出したクリスマスローズやビオラは屈んでいたのは僅か時間で、気がつけば春霖雨に首をもたげてうれしそう。春待ち顔。。
同じ冷たい雨でも、春の雨はしっとりと女性的。甘く香る。
人の気持ちのあり方は不思議なもの。
冷たい雨も、心持ちでいかようにも感じ取れる。
貝あわせのお雛さまを眺めてふと手が止まる。。
甘くはぁーとふるなアルバムが届いていたのでした。


Jesper Bodilsenは遠くデンマークのベーシスト。何度か来日してますね。
奥方も来日したこともある歌姫「Katrine Madsen」です。
デンマークには、今は亡き超絶ベーシスト「Niels-Henning Orsted Pedersen」がいて、現役には日本でも有名な「 Mads Vinding」「Jesper Lundgaard 」がおります。
彼は若手、、というより、既に中堅どころ。つうか、働き手でしょう。
最近は日本でも、名前を知ってる人が多くなって来たと思うのです。
イタリアのボラーニのアルバムでレギュラーポジションを確保しておりますから。
で、STUNTレーベルの花形の働き手ですから、何気にこのブログにも何度も登場してて、私はファンなのです。
奥さまのClose To You /Katrine Madsenをはじめ、#2 / Kasper Villaume QuartetFacing the Sun / Jacob Christoffersen Trio等々、結構手持ちにお気に入りにがある。
愛しのラーシュダニエルソンと比べると派手さ華やかさにかけるけど、清く正しいジャズのベース屋らしい堅実さみたなものと輪郭が適度に滲んだウッディな暖かな音色を持ってるような気がします。人肌って言うんだろうか。。目が覚めるようなフレーズというより、じんわり染みこむ感じかなぁ。。

新譜は、写真家「Tove Kurtzweil 」とのコラボです。カラー写真と音楽の連動。
ボディルセン、、彼の感性をつぎ込んだ春の空気のような柔らかな音楽空間。
スウェーデンのウルフワケニウスは全編アコギで参加、アスプルンドがトランペットとフリューゲルで華を添え、フィンランドのピサロが色彩を加えた北欧抒情編。ボディルセンの5曲、ワケニウスの2曲、ムーンリヴァー、エスタテの全9曲。曲によってデュオ、トリオ、カルテットと変化をつけます。

オープナーのワケニウスのナイロン弦の甘い響き、甘いフレーズに思わず、「Forever You / Ulf Wakenius」を想い出す。あの透明感溢れる出だしとは違ってもっと暖かなサウンドなのですが、ブラジルのカエターノに捧げたであろう甘美で哀愁あるメロディはワケニウスにぴったり。切々としたベースソロも好感触のデュオ。
ワケニウスがペデルセンに捧げた曲は4人で。ワケニウスはACTレーベルからペデルセントリオでアルバムもでてるのです。この曲とてもかっこいい。トランペットのアスプルンドのシリアスなプレイがいい。ヴァイブの可憐な音で始まるSong For Her Being Hereは、ワケニウス、ボディルセンと繋げてトリオで柔らかく優しい。

ワケニウスの Barcelona。フラメンコを思い起こすような異国情緒漂う曲調に4人が踊る。
マンシーニのMoon Riverはデュオで。こういうちょっと臭目の曲はワケニウスはうまいよ。
私がこの人の好きなところって、赤面ラインのギリギリを踏めること。一歩間違うと歌謡演歌にもなりかねない感情表現。
再び、4人で躍動感のあるMarie。スティール弦で刻むリズムが気持ちよい。アスプルンドのフリューゲルが凛と木霊して素敵。クールなヴァイヴも巧い。大好きなEstateは、アスプルンドがトランペットでたんたんとテーマを吹きます。うっとりしてると知らぬ間に彼のアドリブに入り、ワケニスの甘い誘惑的な解釈をへて、ボディルセンの現実への誘いと続き、3人の性格が映し出されるような1曲。
ボディルセンのベースソロから入るPigen Der Floj はワケニウスとデュオで。互いの役目を交代しながら進む楽しい会話。最後はスティール弦の清さがうまくいかされたA New Dayをトリオで。前向きな優しいメロディを朴訥とした感じでメロディカが奏でます。清々しい、雰囲気、明日に繋がる喜びに満ちた小さな幸せを感じる。終演。


スリリングな出来事はなにもない。
でも、秘めた想いにも通じるけなげな感じが胸を打つ。
シンプルに自分の心を写しだしてみる。そんな感じ。
雪は果てて大地に帰る、空に散る。春が来る。
日常の中で夢をみる。

1. Caetano
2. One Of A Kind
3. Song For Her Being Here
4. Barcelona
5. Moon River
6. Marie
7. Estate
8. Pigen Der Floj (The Girl That Used To Fly)
9. A New Day

Jesper Bodilsen (b)
Ulf Wakenius (g)
Peter Asplund (tp,flh)
Severi Pyysalo (vib,melodica)

久々に、すずっく的北欧慕情でした。
暫く、、北欧ものが続くかもしれないなぁ。。って、本当は違うアルバムの予定だったのです。。

今日は、お雛祭りです。恒例、、ちらし寿司♪
今年は、お雛さまをだす余裕がなかったのですが、小さな貝あわせのお雛さまを飾りました。
貝は他の貝とあわせてあうものがないのでお雛さまの願いに通じるのだそうです。
これは、、しっかり、、心に刻まなくてはなりませぬ。

今日は、何度か、、春の嵐があったりして、、ちょっと、動揺した1日でしたン。
んじゃ、退散♪


2010年3月 1日 (月)

やっぱ、、キたぁッ、、って、3月が?


んにゃ。。3月は、黙っていても始まった。
違うんだなぁ。。
今日は、、ブログエントリーの予定はなかったのですが。。
戯言の戯言です。ジャズまったく無し。

冬季オリンピックが閉会した。
ショーンコネリー似の閣下のブログに、、

私は滑降とジャンプ好きです。
アイスホッケーも好き。。。


と、書いて「アドレナリンおたく」って、かえさえましたが、、
私は、、これでもスポーツ少女だったンだ。
めちゃ速い、う~~んと遠くに飛ぶ、、これが好き。
三つ子の魂百までも、、って、感じで、燃えます。
そんな私だったのですが、最近は夏も冬もオリンピックでも、、ボンヤリしてることが多いのです。

で、今回のオリンピックは、カナダでの開催。
開会式にジョニミッチェルが流れた時は、我が家でも歓声が上がったのですが、、
すぐに、「なんで、兄貴(ニールさま)はでないんだ!」って、なりました。
カナダといえば、我が家では、、ダイアナクラールでもなく、マイケルブルレーでもなく、ニー○ヤングです。(爆)
で、、今日、閉会式があるのも忘れて、某銀行に出かけようとバタバタしてると。。
家人Cが、「ニールさまだよぉ!」って、TVの前に呼ぶではありませんか。。

ギャ~~!愛用のアコギをかかえた兄貴(N○il You○g)が。。
「Long May You Run」
し。。。しみるぅ。。。。。。
でも、、歳とったなぁ。。(人のことはいえないけど。。)
はやく、、合いに行かなくちゃ。。(って、今年もだめだわ。(哀))
全ての嫌なことを忘れた瞬間です。

って、それだけです。
んじゃ、退散♪



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