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音楽で拡がる輪

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2009年11月13日 (金)

Carlas Christmas Carols / Carla Bley

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人には、、

歳をとらなければわからないこともあるのです。

嬉しいことも、、悲しいことも。。。切ないことも。

ぼんやりと、、晩秋の夕暮れの色に染まっていると、、

そんなことを考えてしまいます。


ジャズファンなら、カーラブレイを聴いたことのない人はいても、その名前を知らない人はいないんじゃないかなぁ。。?!
ポールブレイ、マイケルマントラー、、そして、スティーブスワローと、彼女のその時々は才能あるプレイヤーをパートナーとして公私で共演していく才媛の作曲家、ピアニストです。
人は彼女の音楽に妖艶をみるといいますが、1938年生まれのカーラの衰えぬ妖艶の艶は美メロメーカー、スティーブスワロー内助の効果もしれません。
若い頃にはフリーアバンギャルドな道を通った彼女ですが、彼女の父親はオークランドでピアノの先生をしており、教会のオルガン奏者でもあったのです。彼女のピアニストとしてのキャリアの最初の一歩は、教会でオルガンを弾くことだったらしいのです。
彼女は、17歳でジャズに目覚め今に至るわけですが、子どもの頃から大好きだったクリスマスに因んだアルバムを作ったのは、、沢山の時間が流れた今としては自然な成り行きだったのでしょう。
わたくしたちがカーラとクリスマスに意外な組み合わせをみた気がしたのですが、彼女の中では自らのルーツを探り当てるようなものでもあったのかもしれません。
まぁ、「European Tour 77」の頃の彼女には、そんな気はなかったと思いますけどねーーッ。

トラディショナルやクリスマスの名曲、それにカーラのオリジナルが2曲加わって全12曲。
最後の2曲はライブ版でボーナストラックです。カーラ&スワローそして、ブラスクインテットという編成。
ドイツのお国に敬意を表してか、オープナーは「もみの木」。ブラスクインテットのお告げから始まる。原曲の荘厳な感じはそのまま、でも、ちょっと奇妙に不気味な音をちりばめて。
「神の御子、イエス様ハは」スワローがシングルノートで丁寧にメロディを紡ぎ、ピアノ、チェレスタでカーラが色づけ、大きな広がりを感じさせるブラスアレンジ。

管楽器のふくよかなハーモニーでゆったりと楽しむ「クリスマスソング」、「リングクリスマスベルズ」では管楽器中心のアレンジながら、カーラのクールビューティなピアノも楽しめる♪
ジャズメンが好んで演奏する「メリージェントルメン」は、パート1とパート2に別れてます。
まずは、空高く鳴りひびくトランペットの快演、続く、トロンボーンは美しい音色。クリスマス曲には管楽器合いますよねぇ。。ホントかっこいい演奏でした。
パート2では、一転、静かにベースとピアノのデュオで。このデュオの部分はわたくしの非常にお気に入りの部分。引き算に引き算を重ねて、歳に歳を重ねて、、時間を重ねて、管楽器を重ねて。。わたくしてき白眉。
「天なる神には」はブラスクインテットだけで。5人とは思えない奥行きを感じるサウンド。みんなでソロを回して、ジャジーな楽しい雰囲気。

2曲、カーラのオリジナルです。明るく陽気な「ヘルズベル」。地獄の鐘ってことだよねぇ?
スワローが叩き出す4ビートにのって走り出したトロンボーン、トランペットがかっこいい。
カーラのピアノも遊び心たっぷりに跳ねてます。サンタが街にやって来ますね♪
そのまま、9曲目のジーザスマリアに繋がります。不思議なハーモニーが心地よくこだまして異次元にいるような感覚、、そして、カーラ&ブレイのデュオへ。たんたんと、時が流れる。
終演には、嬉し恥ずかし、ユーモアとウイットを感じる「ジングルベル」。進みそうで進まないアレンジに、「楽しいクリスマスの時間をいつまでもネ!」って、カーラからのプレンゼントかもネー。

「オーホーリーナイト」、「もろびとこぞりて」は、ドイツベルリンでの録音です。
スワローのエレベのホーリーナイトは朴訥としていて、ちょっと泣ける。
日本でも人気のもろびとこぞりては、短いけどトランペット中心に管楽器の多彩な重なりが重厚な雰囲気です。

教会とカーラブレイ、、わたくし的には無縁に見えたのですが、、、
なんと、荘厳で、気品高い、、クリスマス集となっていました。
幅広く楽しめる内容だと思います。ジャズ度は低めですが、クリスマス度は高いです。はい。

カーラさま、今度は公私のパートナーとデュオでクリスマスアルバムいかがですか?

1. O Tannenbaum
2. Away In A Manger
3. The Christmas Song
4. Ring Christmas Bells
5. God Rest Ye Merry Gentlemen,Part One
6. God Rest Ye Merry Gentlemen,Part two
7. It Came Upon A Midnight Clear
8. Hell's Bells
9. Jesus Maria
10. Jingle Bells
11. O Holy Night
12. Joy To The World

Carla Bley (p,celeste)
Steve Swallow (b,chimes)

Tobias Weidinger (tp,flgh,glockenspiel)
Axel Schlosser (tp,flgh,chimes)
Christine Chapman (horn)
Adrian Mears (tb)
Ed Partyka (b-tb,tuba)



ジャケットをあけると中はこんな感じなのです。
女性らしいデザインですよね。
でも、媚びを売らない芯のしっかりした感じも伝わってきまぁす。

あぁ。。クリスマスのCDの話題は、結構、、孤独への旅路なのだ。(爆)
しかし、あっという間に週末ですねぇ。。
しかも、、13日の金曜日ですねぇ。。
モンクさまの幽霊が現れないうちに、さっさと退散♪




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コメント

TITLE: Re:Carla's Christmas Carols/Carla Bley
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こんばんは。

カーラブレイとクリスマスですか。確かにイメージ結びつきませんね。

奔放なキャラは反動ですかね。

TITLE: そうなんです。
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あかしやさま、こんにちは。



>こんばんは。



はい。



>カーラブレイとクリスマスですか。確かにイメージ結びつきませんね。



まぁ、人間多面的であることを、考えれば、何がどうでもいいんですけどねぇ。

どうしても、、ねぇ。。



>奔放なキャラは反動ですかね。



これって、家庭が厳しかったのでは?ってことですか?

どうなんでしょうねぇ・・。。



反応、ありがとうございました。

TITLE: TBしましたが、
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どうでしょうか。今回は大丈夫でしょうか。



昨日から江戸川区の病院で当直をしています。今日は5時で仕事あがれるので、帰りに秋葉原に寄って、寺島氏のjazz bar 2009をはじめ、数枚買い込んで、日曜の夜にじっくり聴こうと思ってます。








TITLE: だめです
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今回もだめですね。



crissさま、こんばんは。

当直、ご苦労様でした。

お疲れな感じのお返事でしたねぇ。。



>どうでしょうか。今回は大丈夫でしょうか。



やっぱり、だめです。

トラバ入らなくなりましたね。





>昨日から江戸川区の病院で当直をしています。今日は5時で仕事あがれるので、帰りに秋葉原に寄って、寺島氏のjazz bar 2009をはじめ、数枚買い込んで、日曜の夜にじっくり聴こうと思ってます。



今日は、ゆっくりジャズ聞いてるのでしょうか?

何があがるか楽しみです。



そう。。新潟は本当にいらっしゃるのでしょうか。。




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