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音楽で拡がる輪

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2009年10月

2009年10月31日 (土)

終わりまぁす。。

AX
訂正、追加、、しちゃいました。


そう、、大好きな10月もおしまいです。
何故かジブリ美術館が降臨してて、いろいろ調べちゃった。
もしかすると、来年は行けるかもしれなーい。
26日には、「隔月刊ジャズ批評2009年11月号(152号)」が出ました。
特集「レッド・ガーランド/ウィントン・ケリー」
ガーランドもケリーもジャズのリスナーなら知らない人はいないかな?って、くらい有名なピアニストです。
それぞれのファンが暑く語っている構図はなかなか面白い。
ピアニストの方が書いたケリーとガーランドの違いとか、、。
わたくしはこういう記事を見るときは、ディスコグラフィーとして載っているジャケ写真を眺めるのが楽しみです。
2人とも有名盤に沢山参加してるので、思わず、「これもそうだったのかぁ。。」って、頷いてしまいます。
特にガーランドはコルトレーンのプレステッジの時代に参加しているので、沢山聴いたはずなんだけど。。
コルトレーンも最近はインパルスのものを聴くことが多く、すっかり飛んでたかもしれない。(汗)
ケリーも、日本人好みのケリーブルーなんてアルバムもだしていたりするのですが、考えたら好きなウエス盤とかで近年もよく聴いてたりする。
一番かけてるのは、もしかしたらブルーミッチェルのたばこの煙で有名なアルバムかもしれないな。
今、彼らを日常的に聴いてるわけではないのですが、やはり、楽しく記事を拝見いたしました。

あと、写真左は「21世紀版 ブルーノート・ブック~史上最強のジャズ・レーベルのすべて」
監修:行方均、マイケル・カスクーナだそうです。
たまには宣伝してみるかなぁ。(笑)
ジャズ批評のHPからコピーしてきました。


初版発行から四半世紀、第3版の「決定版」から10年の時を経て、待望の第4版がついに登場!
●ジャズ評論界を代表する豪華執筆陣●作品解説ほか全面改訂●書き下ろし新解説200本以上●未発表曲など全データを更新●ブルーノート風雲録最新版収録 ●RVG発掘インタビュー収録●お宝写真満載のカラー16ページ
ISBN978-4-915557-28-6/税込価格¥2,835/A5判/560P


さて、毎度お馴染み(^_^);;ブログウォーキング。。(照)
いっきさま高野さまと仲良く連載させていただきました。
なんと、高野さまの今回の頁は、作家の平野啓一郎さんとのお話。うむ、作家繋がりだ。(無理栗)
ジャズ友、いっきさまは「中野新橋」にあるジャズ喫茶ジニアスでのお話しです。ジニアスのマスターのおすすめのアルバムに絡んでのジャズ話。良いなぁ。。。
で、、今回のわたくしの頁は、、


お馴染み八木3兄弟の真ん中、八木敬之さまの希有な話題。
「恩田陸さまのブラザー・サン シスター・ムーン 。。」「早瀬な夏。。」
の長編2作を、いつものスペースにまとめてドンです。(爆)
いつも、一個だけだって短くするのに時間がかかる私。増頁なんて無理ですが、これは2つ読まないとわかりにくいですからね。
ええと、、小説の中の人物の今と可愛い恩田さまのあれやこれです。(爆)
まぁ、ほとんどブログの原型をとどめてないので、よかったら何処かで読んでみて下さい。
って、買って読んで下さいね!
ブログでは、3人の兄弟と恩田さまの写真は載せることができませんでしたが、恩田さまのご厚意で写真も小さいけど、文中に納めてもらいました。(羨ましい)
下のスペースには、「八木ブラーズ"complete"@LITTLE GIANT(11/21)
」のライブの告知もあります。。、なんつうか、、大胆なものです。


どうせだから、この「素人3兄弟」の希有なチャレンジを皆さん聴きに行って上げてくださッ!!
素人ですけど、結構、やります。(爆)やるときは、やる。はい。
ドングロシリーズに新曲2曲。ご来場で2曲当てた方には、美味しい新潟のお酒が振る舞われるかもしれません。
2曲はドングロ曲ではないらしいのですが、、ワタクシも知りません。(きっぱり)


八木ブラーズ"complete"@LITTLE GIANT(11/21)
八木暢之(flh)  八木敬之(ts)  八木義之(vtb) 細木久美(p)  大村光広(b)   西尾研一(ds)
ぽっきり、2000円でっす。ワンドリンクついてます。

それから、このブログではお馴染みの方が「内外新譜」という場所に掲載されてます。
All is in the Sky/外山安樹子



外山安樹子(p) 関口 宗之 (b) 秋葉正樹 (ds)

試聴、購入ができまァす。
あの、、岩浪さんがレビューを書いてくださってましした。(字間違ってました。。すみません。)
「本来詩人で、詩をピアノで表現したのではないかと思われるほどポエティックでビューティな自作曲を弾く。」
と、いった素敵な言葉が送られてました。ライナーから彼女の経歴などを紹介して下さってました。
「外山安樹子は、ピアニストとしてはしっかりした技術を持ってるし、流れるような綺麗なピアノを弾くが、ジャズ・ピアノとしてはもう少しアクの強さと強い個性があれば良いと思う。」
なんて、、大先輩からのエールの中には、絶賛型の素人のわたくしには、なかなか思いもつかぬものもありました。

わたくしはジャズピアニストとしても、表現のたけた方だと思ってますし、何より綺麗なピアノです。
是非、ご試聴してご自分で確かめてみてくださいね。
大きなスペースで取り上げられてましたよ。凄いなぁ。

いろいろな意見があると思いますが、沢山の方が応援していることを忘れないで、今以上のご活躍を願っています!

と、今日は彼女のアルバムを聴き、ドングロのロンドンコンサートを聴き、、
安らかな眠りにつく予定です。(笑)
んじゃ、退散♪





2009年10月29日 (木)

Now You See It...(Now You Don't) / Michael Brecker

AX


高い青空をみながら歩いて帰って来る途中。。
ため息つくのはやめよう、、なんて、、、決心なんかしたりして。。
青い空に白い雲のコントラスト。。
ちょっと、、このアルバムジャケットのエッシャーの「Sky and Water I」みたいね。

先日のRemembranceのジョン・パティトゥッチトリオのアルバムの最後はマイケルブレッカーに捧げられていました。
ふと、、天国に行ってしまったけどいつかは戻って来て欲しいなぁ、、って、思い続けてるメカニカルな吹きまくりが聴きたくなってしまったわたくしです。人の心は簡単に次へ次へと進むことはできないこともあるのだ。
そこで引っ張りだしてきて聴いていたのが少ないリーダー作の中でも初期の作品でのお気に入りのこのアルバムです。20年近く前のアルバムですねぇ。。おぉ。。

夏のジャズストリートの八木ブラのテーマはDon Grolnickでした。
そんなわけで「必見!!夏の八木ブラ、、その傾向と対策!(その1)」「(その2)」なんて予習をしたわけですが、その副題は☆ Don Grolnick って、誰じゃい!! ☆でしたァ。
たいそう面白いことになっておりましたですヨン。

そんなおりにふと思ったのが、ドングロルニックって忘れちゃってましたわ。って、情けない自分でした。
ホント、、もう少しこだわりがアル性格なら、、清く正しいオタクになれたんだろうに。。(惜しい)

さて、今回マイケルが降臨した際、、ひと夏過ぎて、ドングロ聴きまくったわたくしがこのアルバムかけるのは必然ですね。
アルバムのプロデュースはドングロ。ドングロの独特のダークでいながら華やかで多彩なサウンドの中でメカニカルなフレーズ連発、当時お気に入りだったアカイのEWIを中心に怒濤な勢いで吹きまくるマイケルブレッカーいるのです。
まさに水を得た魚、、ドングロの綿密なアレンジ中を彼でしか泳げないような動きでわたくし達を魅了するのです。メリハリ、パンチの効いた独特なドングロサウンド、ちょっと無機質な感じメカニカルに滑っていくマイケルのサックスが非常に映えて、浮き上がっててう来る。

オープナーは副タイトルどおりで、16と4のリズムに合わせて相互でテナーを吹く。
まさにタイトルのだまし絵的な技巧が存在するナンバーなのだが、そんなこととは無縁に終演4ビートでおわる前のフレーズがかっこいい。
続く、Minskは、ドングロ節を集めまくったような曲、アレンジ。このゆったり目の曲で、ダークな感じのハードブロウが炸裂する。このソロは結構おそろしい、、好き☆
次も始まった瞬間にんまり。ラテンマニアなアルバムをだしたドングロらしいアレンジでちょっとユーモラスな軽いのり。らしいなぁ。。(笑)
続く、バラードも後ろに流れるサウンドはHearts and Numbersでも彷彿させるような美しいもの。

Peepはアップッテンポなマイケルの曲だけど、わたくし的にはドングロ曲にきこえるぞぉ。
マイケルの高速なソロもの凄い。手がつけられない野獣です。暴れまくってる。
カルデラッツォのピアノソロもなかなかよくて、このハードドライビングな感じ、気迫、、スリリング。
すげぇ、かっこいい演奏で、白眉だよねぇ。最後までマイケルのテナーは手がつけられないカッコ良さだ。
Dogs In The Wine Shopもドングロ曲です。ゆったりシタテーマとパーカッションでアクセントを効かせたリズムとアンバランスなミスマッチングな美学。密度高い空間をピアノソロが空間を造り出し、そこからマイケルが躍り出る。
ちょっとエキゾチックなメロディをやはりアクセント効かせたパーカッションで独特なサウンドに。
このテナーソロは、乾いていながら大きくうねる。
終演はもの悲しい響きを持つThe Meaning of the Blues。饒舌さを抑えて吹くマイケルも素敵なら、叙情豊かなピアノも素敵。マイケルが大きく振りかぶって本当に終演。。
よかったな。。

ちょっと賢くなったので、このアルバムがドングロの宝ものであっただろうこと、マイケルにとっても至福のアルバムであっただろうことに大いに気づくのでした。遅いか。。
おかげさまで少しは賢くなったな。。♪



1.Escher Sketch (A Tale of Two Rhythms)
2.Minsk
3.Ode to the Doo da Day
4.Never Alone
5.Peep
6.Dogs In The Wine Shop
7.Ouiet City
8.The Meaning of the Blues

Michael Becker Synthesizer, Keyboards, Sax (Tenor), Drum Programming

Victor Bailey Bass
Don Alias Percussion
Jon Herington Guitar
Jim Beard Synthesize
Adam Nussbaum Cymbals, Drums
Joey Calderazzo Piano
Omar Hakim Drums
Jay Anderson Bass, Bass (Acoustic)
Milton Cardona Percussion
Steve Berrios Percussion

Don Grolnick Producer

さて、ジャズ批評の新刊が出ました。。(爆)
「次回こそ」は、この話題に。
あ、、トップも張り替えなくちゃ。。
まぁ、ドングロ監修のマイケル盤は前振りにもなるわね!

んじゃ、退散♪


2009年10月27日 (火)

Remembrance/John Patitucci Trio

AX
人間が馬鹿にできているので(きっぱり)、締め切りとか、急ぎの仕事とか、優先順位のトップにあるものから逃げ出したくなる。机の上のたまった書類に向かい合うこと30分。。何もすすまない。
あれやこれや考え頬杖して庭を眺めてると秋の陽射しが心地よい。
やっぱり、紅玉が好きだなぁ。。なんて、どうでもいいこと思いつく。。
これも秋。

かけちゃいけない気がしたけど、我慢できなくなって、、かけちゃったのがテナートリオのRemembrance。
アメリカのベーシストJohn Patitucci は、チックコリアのエレクトリックバンドで一躍脚光浴びた。
若い、若い、って思ってたけど、もうすぐ50歳なのだ。
6弦のエレベなんて操って若若しいからわたくしの中では40歳から歳がとまっていた!
この人、エレベもウッドベースもすばらしい&作曲もする。
この豊かな才能のおかげで、リーダー作は何故か、、もう一つ考えすぎな感もあるけど、今回は彼の気持ちの方向とジャズのリスナーの気持ちの方向がほぼ一緒だった気がする。

チェロやパーカッションが入ってる曲もあるけど、全曲オリジナルで基本はテナートリオ。
その肝心なテナーは、、ジョーロヴァーノ。
ロヴァーノって、何となくもあぁ。。とした感じの音。
しかもうねッ~うねッ~とした感じで、良く言われるのが「アメリカでは人気あるけど日本では人気ない」って台詞。前回、感動しちゃったMostly Coltrane /Steve kuhn Trio w/ Joe Lovanoでも、言ってるけど踊るサックスなんですよねぇ。
一見ぼぉ。。っと、突っ立ていそうな雰囲気のロヴァーノですが、そのフレーズは見事に踊ってる。
この踊り方が、陽気であけすけなので陰気好みな日本人には向かないのかもしれない。
このテナートリオも渋いけど、決して地味ではなく、もちろん多弁雄弁なベースのおかげもあるけど、全編踊ってるロヴァーノのおかげで飽きない。
そう、「回想」と言うタイトルなだけに、1曲づつジョン・パティトゥッチことジョンパチの敬愛するミュージシャンに捧げられてる。

モンクであったり、コルトレーンであったり、ロリンズであったり、ジョーヘンであったり、ハバードであったり、、みんなが知ってる偉人達へ捧ぐ曲がならぶ。曲もホントそれらしくて(笑)良い感じ。
オープナーのモンクに捧げられたであろう曲のロヴァーノがメロディ吹き始めた瞬間ニンマリする。
やっぱり、あなたは日本では受け入れがたい何かがある。(笑)
でも、良いぞぉ。
全ての曲で、3人のインタープレイはすばらしい。
基本的にテナーがメロディをとり、すばらしい反応を示すドラムとベース。
それに呼応するサックス、、、それに反応するベースみたいに、連鎖反応が続く。
比較的簡素な空間を自在に踊る3人がいる。
ジョンパチは、はやいパッセージでもインテリジェンスたっぷりなウッドベースも良いのだけど、ギターのような超絶なフレーズを難なく弾きこなすエレベもとてもよくて3人でどちらかと言うとこちらの曲の方がのりがいい気がする。お見事。

とにかく、派手な感じはないけど、決して地味で静寂ってわけでもなく、「やっぱ渋かっこいい」、ッテ、感じ。

何をやらせてもうまいジョンパチが最後にオーヴァーダブさせて独りでマイケルブレッカーに捧げる短い曲がもの悲しく響く中終演を迎える。

う~~ん、ロヴァーノはわたくしは格段好きなサックスってわけでもなかったのですが、、
キューンとのアルバムに続き、なんだか、妙にいい感じであります。どうしちゃったんだろう。。
そう、、当然すが、ブライアンブレイドもよかったのです。
こういうテンション抑え気味のアルバムで、盛り上げていけるのはすばらしいです。
ジャズって良いなぁ。。って、気分でいっぱいになりますね。

1.Monk/Trance
2.Messaien's Gumbo
3.Sonny Side
4.Meditations
5.Mali
6.Scenes From an Opera
7.Blues For Freddie
8.Safari
9.Joe Hen
10.Play Ball
11.Remembrance

John Patitucci (b,el-b #2,4,5,11)
Joe Lovano (ts,a-cl #6)
Brian Brade (ds)
Sachi Patitucci (cello #6)
Rogerio Boccato (Per #2,4,5)

お仕事の話。。
もう、本当に時間がない!って、ギリギリでどうにかおわらせることが10年続いたので、先月、税理士さんにきっぱり愛想を尽かされた。。。
でも、家人がわたくしを引きずって税理士さん宅に連れて行き、もう一年の執行猶予をつけてもらった。
だから。。本当は、ブログは毒なんです。。。

つうことで、ジャズ批評の新刊が出ましたので、次回はその話題かな。。(爆)
んじゃ、退散♪



2009年10月24日 (土)

それは、、スズニカの心。。

AX



新潟のとあるお方はわたくしのことをニカ婦人と読んでくれているらしい。。
ちょっと、恐れ多いので、自称「スズニカ」と名のり、、日々精進している。(爆)

10月も残りが一週間。
オリオン座流星群もそろそろ一段落なのかな。
個人的には流れ星もいいのですが、土星の2重のの輪の写真に釘付けでした。
子供の頃から、土星の輪っかって、とっても不思議な存在でしたよね?
あそこで、スケートしたい、って、思った人は結構、、多いと思うんだけど。(笑)

で、これから11月になるまでの、、おされなマダム達の話題はやはり、ハロウィンかな。
大好きな作家にレイブラッドベリなんて人がいるんだけど、十代にこの人の短編小説読んでハロウィンを意識したと思うんですけど。。
あ、そのものずばりの、「ハロウィーンがやってきた」なんてのある!

最近は日本でも、クリスマス並みに飾り物が出てったりしますよね。
カボチャのお化け提灯をもじったいろんなグッズが出回ってます。
ちょっと、お飾りするけど(小物だす程度)あんまり。。興味ない。(爆)
理由は簡単で、クリスマスソングのようなものを知らないから。
でも、若かったらあの仮装で彼とデートしてみたかったな。

暦を眺めていて、ふと、気がつきました。
八木ブラザーズ"complete"@LITTLE GIANT(11/21)
八木暢之(flh)  八木敬之(ts)  八木義之(vtb) 細木久美(p)  大村光広(b)   西尾研一(ds)

八木ブラの東京のLITTLE GIANTでのライブまで、丁度一ヶ月です。
遠く風の便りでは、前回ジャズストのドングロシリーズに新曲も2曲加わったとか。。
うむ。。なんでしょうねぇ。。
今回もスリリングな展開になるのでしょうねぇ。
東京のライブでは、バンドの影の要であるベースの阿部さんではなく、西尾ドラムのお友だちのアグレッシブ&繊細に絡んでくる大村光広さんがベースを引き受けて下さってるようです。
実はこの方の音源聴いたことあります。うむ。。簡単にわかりやすく言うと、キーストリオのピーコックみたいに現代的感覚溢れるベースです。
きっと、バリバリに絡んできますぜぇ。。(つうか、、絡んで絡んで)
で、、大丈夫か。。フロント、、3人兄弟。

と、いうことで、満席で30席ほどだそうですから、是非、ご予約を♪

03-3727-6873(LITTLE GIANT)
開場、19:30~ 開演 20:00~ ワンドリンク付きで、ポッキリ2,000円です。
とっても、お得なお値段です。
これだと、ピアノの細木さんの新幹線代&宿泊代が出るのか、、とっても心配なスズニカでした。

お近くの3兄弟関係者はもちろん、遠くのもの好きな皆さまも、、是非、晩秋のお楽しみして下さい。


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Hands/Kasper Villaume
久しぶりに、このアルバムかけた。
うむ。。クリポタ、クリポタ。。(爆)
ところで、、今日、こんなクリポタ情報もらいました。

Coming Together
Chris Potter, Steve Wilson, Terell Stafford, Keith Javors, Delbert Felix, John Davis
どう。。思う?
ハロウィンに大活躍する、、がいこつさまからの情報でした。。
そうそう、探せなかったJohn Patitucci のCDは車の中でした。。
音狂閣下の名推察!!お見事でござった。。


どなたさまも、楽しい週末を!
んじゃ、退散♪


2009年10月23日 (金)

Sight / Adam Rogers

AX
晴れました。
窓を思いっきり開けたら、空気は思ったより冷たい。。
4時も過ぎると斜めに伸びた陽には茜色が雑じる。

秋は外に出ると晴れていても風の音がする。
10月の風はざわざわいう紅葉したブナの葉の音。
新緑の頃はさわさわと清々しい音なのにな。。
やがて、、がさがさした音になって、、地上に舞い降りてきます。

センチな気分になりやすい秋は、知らない間に秋に似合う音を探してしまいます。
先日から、渋いテナートリオのRemembrance/John Patitucciを聴いてました。
ブログアップしようと思ってたら、、なんと、盤が見つからないのです。うむ。。
その次に予定してた、秋の似合うギタートリオに変更。(笑)

Adam Rogersは、最近はクリポタのUltrahangにクランツの後釜で入っていたのですが、ソリッドなギターでエッジきかせてギンギンに弾きまくって、このバンドにぴったりなギターに変身してました。こんなヤツが新人なわけはなくて、今は亡きマイケルブレッカーに大変かわいがられた才能あるギターです。Wide Angles/Michael Brecker Quindectここにもいるね。これで、来日もしているはずです。
メセニーとかジムホとか好きな人は、気になる存在だと思います。
ここでは、2作目のAllegory/Adam Rogers Quintet、前回のトリオ盤Time and the Infinite
なんて、2作をご紹介すみです。

この人、、リーダー作はセミアコ使って、甘い音色でテクニカルにクールにジャズを聴かせてくれる人です。アコギにもこだわっていて、ジャズギターリストとしての信念みたいなものがガッチリ出てるアルバムが多いのですが。かなりテクニカルなフレーズ満載だったりするのですが、派手な感じがまったくなくてこのアルバムも渋いです。前作もギタートリオだったし、ますます自信がついてきてるのかなぁ。
シングルノートとジャズギター独特の雰囲気をだすコードソロの絶妙な塩梅、、そして、とぎれることなく溢れ出る現代感覚溢れたフレージングが渋くてかっこいいのですねぇ。何度聴いても飽きない。
このアルバムは、前回とはベースもドラムも代わったギタートリオです。
オリジナル4曲、スタンダード、ミュージシャン曲等全10曲。

まずは、彼のオリジナルでタイトル曲Sightで幕開け。ちょっと暗めで静寂な雰囲気。トリッキーな感じの曲をたんたんと弾きまくるストイックな感じは本当に痺れる。繊細だけど攻撃的なギターにドラムもベースもぴったりくっついて盛り上げる。これでもかと繰り返されるフレーズにのせられて気がつくと6分半があっという間におわってしまう。後半自ら弾くピアノを重ねて崩れ落ちそうな不安感を煽る。
2曲目は誰もが知ってるI Hear A Rhapsodyを。でも、かなり凝ってる、ひねくれてる。グラントグリーン張りのしつこさがストーカー風の恐怖を煽る。スリリングだよねぇ。。(爆)
無機質で単調な感じの曲の複雑怪奇な曲。

う~~ん、ここまでかなり地味なんですけど、静寂なんですけど、空間が多いわけでは全然なくて、むしろかなり音数が多い。ところがこれが五月蠅くぶつかり合うことなく進行していくのです。すげぇのだ。

Yesterdays。その心意気はこういった手垢のついたスタンダードでもう全力で発揮される。
オーソドックスな雰囲気だけど、途中、テンポが代わり憂鬱に歪んだ時間がダリの世界みたい。
続くオリジナルは、ゆったりとしたMemory's Translucence。でも、エッシャーのだまし絵のように自分が何処にいるのかわからなくなってしまいます。
いかにもモンクらしい音の階段のLet's Cool One。高速パッセージも軽やか軽やか。
冒頭から難解そうなHourglass。彼のオリジナル。暗く疾走するギターは派手さは全くないけど、めちゃくちゃかっこいいです。

おぉ。。大好きなThe Moontrane。切れ味のいいショウのトランペットで先日リーダー盤とユニティを聴いたばかりですぜぇ。こちらも切れ味よく仕上げって、ダンディにスィング。

9曲目はナイロン弦によるアコギ演奏。前回はこの辺がだいぶフィチャーされていたので、彼はこの路線も好きなのだと思います。哀愁の漂うメロディ、うっとりする音色、ギタープレイで乙女心をくすぐります。
終演はバップ曲。バードのDexterity。たんたんと弾きまくって、バース交換もありClarence Pennは凄かったな。。

今を生きてるギターが大好きな人に。
渋くサウンドです。はい。

1.Sight
2.I Hear A Rhapsody
3.Kaleidoscope
4.Yesterdays
5.Memory's Translucence
6.Let's Cool One
7.Hourglass
8.The Moontrane
9.Beautiful Love
10.Dexterity

Adam Rogers (g,p #1)
John Patitucci (b)
Clarence Penn (ds)

このお方、、わたくしてきには、Kurt Rosenwinkelあたりとならんで好き。最近は、Oz Noyがここに割り込んできてるのですが、やっぱり、愛着も含めてこの2人は断トツ。あ、、ジョナサン・クライスバーグ(訂正しましたン)もいたなぁ。。
あと、ジェシバンルーラーとか、ピータバンスタインとかも大好きですが。。現代的なアプローチですけど、サウンドのスタイルちょっと違うし。


★新潟で週末こんなライブ聴けます。★


百々 徹@ジャズフラッシュ(23日 19:30~)
百々 徹 (Pf)、 高道晴久 (B)、中村 雄二郎 (Dr)
まずは、今日。今日、新潟にはピアノの百々さんがきている。フラッシュでライブする。
去年、半分だけライブ聴いた。
勝手にツンとした冷たいニューヨーカーなイメージ持ってたんだけど、、(爆)
ドラマチックな曲を作る、ユーモア溢れる人で、、めちゃ細長くて可愛かった。
今年こそは、全部聴きたかったなぁ。凄く、残念。
しかし、、いまだにドトールコーヒーのキャラクターにはなっていないようである。。
これも、残念。

藤井 政美@ジャズフラッシュ(24日 19:30~)
藤井 政美 (Sax)、二野 明 (Pf)文河 潤 (B)、本間 克範 (Dr)
藤井さんは広島のサックス吹きです。何故か新潟によく来る。きっと、好みだと思うんだけど、いまだに一度も聴いてない。。
いつか、いつか、って、、何時も、、残念。
あ、日曜日にもするね。
藤井 政美@スワン(25日 15:00~)
藤井政美(sax)、二野明(p) 横田康雄(b)、本間克範(ds)

んじゃ、退散♪



2009年10月20日 (火)

Invisible Cinema/Aaron Parks

AX
朝は雨でした。
この時季、冷たい雨は暗く寂しい気分になる。
用事に出かけて帰ってきたら、曇りではあったけど陽射しもさした。
少し、、ほっとする。
人間なんて単純にできてる。

新潟はお天気の悪い日が続き、庭の桜も赤い葉っぱが残り少なくなってきた。
外を眺めながら紅茶をゆっくり飲んだら聴きたくなったのがこのアルバム。

去年の夏に出た。
丁度スイスの旅行があったりして、ブログに載せるタイミングを逸してしまった。
時々、聴く。
この不思議な世界は今の季節にかなり似合うな。。って、思った。

Aaron Parksは16歳でデビューしたアメリカのピアニスト。
繊細で内省的な雰囲気でクールなんだけど、時折エモーショナルに大きく空間を広げていく感じが気持ちいい。
結構、売れっ子で、最近ではイタリアのカフィーソの新譜などにいた。
ここでも、ニューヨークで活動する若手のミュージシャンのアルバムに居たりする。
Gretchen Parlato/Gretchen Parlatoとか、、On My Way Back Home /Daisuke Abe (阿部大輔)なんて書いてた。
うん。ピアノ、、好きなタイプなんですねぇ。
メルドーぽいって評判もあるようですが、演奏的に似てるかもしれないけど、雰囲気はあそこまで鬼気迫る感じより都会的で洗練された感じで独特な世界だけどメロディアスで聴きやすい?かな、、と、思います。

このアルバムは一見ダークで似た雰囲気満載なんだけど、実は多彩で魅力的な彼のオリジナルとスペイシーなギターMike Morenoが参加してるのが成功かな。
メンバー4人ともすばらしいのですが、特にAaron ParksとMike Moreno の描き出す宇宙はそれは美しく不思議な世界。2人のの重なり&絡みは何とも美しい。
そして、ピアノだけでなくて、mellotron, Keyboards,Glockenspielなんてひきわけてるのもいいかもしれないな。

オープニングは、ギター抜きで流暢で華麗なピアノをご披露。どことなく、東洋的な雰囲気のあるPeaceful Warrior。ギターとのユニゾンも美しい。ちょっと、ドラマチックなNemesisは困惑の表情を持った曲。mellotron, Keyboards,Glockenspielをつかって大胆に流れていきます。
都会の街角で迷子になったような気持ちを感じるRiddle Me This。

再び、ギターがお休みで、暗く妖しいピアノが響きます。
わたくしてき白眉なのがKarma。切ない哀愁あるメロディだけど、ギターとピアノがドンドン演奏がヒートアップしてスリリング。
ちょっと、ゴスペル風のRoadside Distraction。透明感満載のHarvesting Dance。ひたすら心地よく優しく響くPraise。

終演は静寂に空間を確かめるようなAfterglow。自分と、、向き合う時間。。
ギターがないのにギターの音がきこえるような気がしちゃった。
そのくらいこのアルバムのサウンドに馴染んでしまう1時間弱です。

秋の寂しい日に聴きましょう。
新譜ではないけどこの季節おすすめ。。
宇宙や時間を旅する人のような気分になれる一枚です。

1.Travelers
2.Peaceful Warrior
3.Nemesis
4.Riddle Me This
5.Into The Labyrinth
6.Karma
7.Roadside Distraction
8.Harvesting Dance
9.Praise
10.Afterglow

Aaron Parks (p, mellotron, Keyboards,Glockenspiel)
Mike Moreno (g)
Matt Penman (b)
Jochen Rueckert (ds)

さて、、遅い夕飯の用意を始めようかな。。
んじゃ、退散♪


2009年10月18日 (日)

密かに楽しむ禁断の・・・。

AX
密かに楽しむ禁断の・・・。
「・・・」は、あなたが勝手に妄想してくださいっ。
何せ、秘密のお部屋ですものネ!

我が家がとってる某朝日新聞には、土曜日になるとBe on Saturdayなるオマケがついてくる。
新聞って、読者サービスする時代になったんだねぇ。。
「もっと本を(再読ガイド)」とか「うたの旅人」とか好き。
嫌いなのはいわゆる「カリスマ」とか言われてる人達の、、何々法、、とか。。

そこいくと、文章のプロ達(作家さま)のお話しはとても面白い。
今回は、作家の口福に山本文緒さまが 1人の食事「密かに楽しむ禁断の味」と言うタイトルで、好きな季節の果物を旬の時季にひたすら毎日食べ続ける話でありました。これ、結構、、気魄迫るものがある。(爆)
売れっ子作家といえ、主婦でもある彼女は、主食とは無関係な食べ物にそれなりに高額なお金をかけることに、多少の罪悪感を覚えつつも、「いけない感じ」に味覚的官能中毒になっていて、毎日旦那様に内緒で果物を楽しむ秘密を持つ自分の心理をさらけ出してる。これは、、結構、、やばい。
中でも桃は、彼女の思う適正価格になったら買い始め、棚から桃が消えるまで買い続ける。
ここでわたくしが付け加えるなら、その手の達人は美味しいものしか買わない、そして、桃のそれは高い。
他の果物も同じなのだが、桃は高いし、買い置きがきかない、、ってところにより官能度が高くなるらしい。。
あぁ、、今、今でなくちゃ、って、強迫観念と罪悪感、、それは味覚により強く高い官能をもたらす。
桃がおわれば、葡萄、梨、、林檎、蜜柑、そして、、苺、、桜桃、、と、なるらしいが、、
やっぱり、桃が一番燃えるらしい。うむ。。
一年がめぐって、再び桃の季節が回ってきて、彼女の感度がぐぐっとあがるわけである。
たんたんと鬼気迫る熱中具合が、、手に汗を握る。
下手なホラー小説より恐いッ!
で、、最後の1行がとてもこわい。

「この散財ぶりを夫に気がつかれてはならない。」

おぉ。。ドヒャ~って、背中に汗が流れるほど恐い文章だ。(笑)
さて、笑っているものの、、わたくしも幾つか「密かに楽しむ禁断の・・・。」が、あるわけでっす。
ジャズのCDは我が家では歓迎されてないのですが、でもこれは秘密ではありません。(当たり前か。。)

わたくしの場合は、まずはこのブログです。
こういうなんの得にもならないものには、大変厳しい人がいます。(爆)
でも、時々、、身近な人に発見されます。
従って、長く続けるうちには、、きっとボロが出るでしょう。
今、奇跡が続いてまして、、もうすぐ、、5年です。
平成の大奇跡です。
ブログ自身はお金の散財はしてないけど、時間はかなり浪費してるよねぇ。。

もう一つは、ジャズのライブにお出かけすることです。
ジャズに多少の嫉妬を持ってるような気がする家人ですので、これに関してはガンとして譲りません。
その家人が、先日「今度パットメセニーが来日したら一緒に行っても良い」っていったときは、喜びもありましたが、、わたくし、ちと心配になりました。
もしや、、わたくし不治の病か?って。
最近、ワイン飲みながら何気なくこのことを確認したら、「・・・」って、沈黙だった。。
がっかりしたけど、ちょっと安心もした。(爆)
よかった、、悪い病気ではないようです。
時々出かけるライブも、、何時かばれるんだろうなぁ。
友達少ないのに、最近やたら友達と飲み会が頻発してますからね。
ジャズライブに関しては、お金がかかりますので、より、官能度がアップするわけですね。

さて、某新潟事情通から、こんな写真をいただきました。
これは、新潟市の情報誌らしい。。かなり、、立派だね。(知らないわたくしがヘンなのかな??)


で、その中にある記事と写真。(クリック可)


夏のジャズストリートのジャズ喫茶スワンでの八木ブラライブが大きな写真で載ってます。
新潟のジャズストリートって、全国に誇れる立派なジャズのイヴェントだよねぇ。
沢山のバンドが参加してるけど、キッチリ、、2時間も時間がとれるチャントしたライブが可能。
しかし、、こうやってみると、3人は助け合いの精神が貫かれた、、仲が良さそうな兄弟ですよねぇ。。(爆)
でも、わたくしてきには、、かなり危険場所ではありました。。。
某新潟事情通の方からいただきましたァ♪
なんで、新潟市民のわたくしより先にこんなローカルな情報を仕入れてるんだろう。。(爆)

そうだぁ。。久しぶりに叫んでみますかね?
「あなたが密かに楽しむ禁断の・・・。」それはなんですか?
滑りそうな、、企画ですね。。♪


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Waiting For Dawn/Sinne Eeg
Sinne Eeg (vo)、Lars Jansson (p)、Mads vinding (b)、Morten Lund (ds)
日曜日は、雑用多くてなかなか新譜聴きはできない。
昨日探せなくて、泣いていたアルバムがやっと見つかりました。ホッ。
久しぶりにききましたが、やっぱり良いな。。
彼女のうたも、ヤンソンのピアノとても素敵♪
このアルバムの日記を書いた2年前と同じように、月日はたってもなんだか幸せを感じる一枚。

黒船/サディスティック・ミカ・バンド
ザ・フォーク・クルセダーズで有名な?加藤和彦が亡くなった。自殺だそうです。
わたくしの中では和彦さまは、ミカちゃんや安井かずみという才女の旦那様。。
そして、和彦と言うと、高中、高橋なんて居たサディスティック・ミカ・バンド。そして、黒船。
と、、連鎖していきます。
もちろんレコードです。はい。
ご冥福祈ります。って、言葉はにあ合わないぞぉ。。本当に。。
タイムマシンににおねがいすれば、好きな時間にいけたのに。。
今年の夏の前に。。親しい人が自ら命を絶って、、切ない青空を眺めたのを想い出しました。

がんばらなくちゃなぁ、、。
んじゃ、退散♪



2009年10月16日 (金)

おぉぉ。。。今日から。。

AX
韓国の例のジャズフェスが始まりますねッ!
インターナヨナルな有名なジャズフェスは沢山あるのでしょうが、、
よく考えると韓国はとても近いですよね。。
しかも、何処かの国のジャズフェスと違って、メンバーがわたくしには非常に魅力的。
うむ。。もっとはやくチェックしていたら、、って、近くても海外なのでわたくしにはハードル高いけど。。
因みに、、三日間なのですが、、メイン開場はJazz Island って、ところらしいのだな。
下がそのプログラムです。


★Jazz Island (10/16)★

- Lee Sang Min Band
- Jan Lundgren Trio
- Pat Martino Quartet
- Enrico Rava New Quintet



★Jazz Island (10/17)★

- Yaron Herman Trio
- Chris Potter Underground
- Avishai Cohen “Aurora”
- Chico & The Gypsies



★Jazz Island (10/18)★

- Hey Rim Jeon & Friends
- Henderson Berlin Chambers Trio
- Richard Galliano Tangaria Quartet
- Dee Dee Bridgewater & Seoul Jazz Big Band


クリポタの後ろには、ベースのコーエンがいるし、、先日まで、日本にいたマルティーノがいたり、これから来日するヤンラングレンがいたり。。ピアノトリオ好きにかなり評判のいいヘルマンがいれば、哀愁のガリアーノ、妖怪ラヴヴァ、、、ディーディ。。
三日間で世界のジャズライブ一巡りくらいな勢いだぞ。
実は、このジャズフェスには、去年はモジュジェルとラーシュダニエルソンがきていたのですね。
うむ。。。比べて、、日本。
確かに、ブルーノート、コットン倶楽部と、ジャズフェスでなくてもすばらしいミュージシャンが聴ける箱はあるのですが。。

うむう。。どうにか。。ならないのでしょうか。。<<<日本のジャズ業界の関係者さま。。


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。


All is in the Sky/外山安樹子
外山さんの二枚目のアルバム。聴いた人達から、素敵ぃ♪って、声が飛んできて、とっても嬉しい。
ライブに行く、って人もいて、それも嬉しい。
嫌なことがあったその日には、オープナーのSpringlakeで元気も復活だぞッ。
日々の暮らしの必需品。是非、そこのあなたも一枚どうぞぉ♪
で、、わたくしの何時もながらに、、つたない感想でっす。

The London Concert/Don Grolnick
既に告知すみですが、11月21日(土)に東京で八木ブラのライブがあります。
八木ブラボックスは大変貴重な品なので、神棚にまつってあります。(嘘)
とりあえず、も一回ドングロシリーズらしいので、時々、体内にドングロエキスを注入しなくちゃ。
わたくしてきにはちょいとモンティパイソン風ブラックユーモアなフライヤーもバンマスコヤギ小が自ら作成。
もう少ししたら、トップに貼り付けます。
東京近郊の方々、遠路新潟の方々、、八木兄弟に縁の方々、、そして、もの好きなジャズ好き♪
是非、この機会に大中小3匹揃ったコヤギさま達をご堪能くださいね。
←クリック!


Time Against Us / Matej Benko Quintet
クジラのジャケットで有名なVIT SVECのピアニストのリーダー作、2管。
ワンホーン作品が結構好きで、普段2管、3管ってあまり買わない気がしますが、ちょっと、このところ2管以上の編成ものを意識して仕入れてみました。Dsnny Grissett、Jim Rotonidi、Pietro Ciancaglini、先日のヤンソン入りのArtist's Dreams / Carlo Bernardinelloもそうですね。
Matej Benkoは、1979年7月28日生まれのスロヴァキア出身のピアニストらしいのですが、ネットのインフォをみると「○○本」でお馴染みの、、みたいな台詞が沢山ついていて、ちょっと、、ひきました。
でも、ジェケットが面白いので買ってみました。やはり、ピアノの露出度が多いのですが、今のわたくしの心境には結構あっておりました。どことなく漂う異国情緒。透明感もあるけど、結構、タッチも激しく、これは北欧にもイタリアにも無い、ミステリアスな雰囲気を持つアルバムでした。
ほとんどオリジナルなのですが、オープナーはとても美しい曲だったし、最後の虹の彼方にはピアノ、サックス、フリューゲルの3人で、これだけ手垢にまみれた曲なのですが、今までに聴いたことないような不思議感漂う叙情的な演奏でしたァ。

On The Border/Eagles
あ、、忘れてた。。わたくし的、、今日のオマケ♪
って、このアルバム自体をおまけといってるのではないので、誤解なく。
ええと。。もちろん、OL'55を聴きたくなって。(笑)

今日は凄く良いお天気でしたよね。
週末だなぁ。。そろそろ、退散♪



2009年10月14日 (水)

A Song Book/Lina Nyberg

Lina Nyberg Meets Anders Persson and Yasuhito Mori
AX

秋の晴れ日は、天高く、眩しい。
秋の白い雲は、羊になったり、秋刀魚になったり、忙しい。
秋の花は、何たって、一重のしゅうめい菊。
秋の斜陽は、人肌、、恋しくなる。
秋の静寂は、リーナの「A Song Book」で決まり♪

なぜなら、秋だから。。


Lina Nybergはスウェーデンの歌姫です。
ヴォーカルがなかなか出てこないこのブログでも、Close/Lina Nyberg Esbjorn Svenssonなんて、取り上げてますわ。
今は亡き天才スベンソンとのデュオ。
彼女の歌い方、声、そして、、天性のコミニュケーションの能力。
わたくしはシンプルな構成の方が際だつと思うのですが、いろいろなチャレンジをしていますよね。
リーナは、歌う才能はもちろん、すばらしい語り手です。
彼女には素敵な詩を創って、その世界を真剣に表現しようとする凛とした姿勢があります。
誰かの世界ではなく、リーナ自身が築きあげる新しい世界。
だから、少し難解なアルバムもあったりするのですが。。
この日本のレーベルからでているアルバム。
ドラムレスで、ピアノ、ベース、ヴォーカルの2003年のトリオ作品です。
オリジナル1曲、他は日本人でも慣れしたんだスタンダードばかり。
でも、早急に、、なんだ、企画ものか?って、思ってはいけません。
3人の「詩人」が、集まった。。

エヴァンスが大好きなアンダーシュパーソンのピアノに導かれてPrologue。
なんと、この歌詞はノーマさまが創ってるのですね。
リリカルなピアノと安定感のあるベースのつくり出す大きな波に乗って、ナチュラルだけれどしっかりしたリーナの歌。この人はやっぱり「凛」としたって、表現がぴったりです。こちらも自然と吸い込まれちゃう。
リズムも軽やかにThem there eyes。ピアノとベースのデュオも魅力的。
3人のすばらしい世界です。仲良しの会話みたい。

アンダーシュパーソンのピアノ。。そして、ビルエヴァンス好きにたまらない曲が2曲続きます。
秋にぴったりAutumn in New York。秋は寂しく、美しく、、。アレンジも素敵なのね。
Very earlyです。リーナの歌と一体になって盛り上げる、ピアノ。ピアノを支えるベース。
淡々と綴るYesterdays、可愛らしくThe way you look tonight。ベースとデュオ部分がとても楽しそう。

わたくしの大好きな曲。。.You've changed。
こんな詩の世界はまっぴらだけど、ピアノの美しさにうっとり。。
デュオの部分は、感情的に寄り添いながらも、、ソロでは一つの創造的な世界を。。
Why was I bornも切ないな。でも、こちらも、、ベースソロが素敵。

Dindi!恋するジンジ。これはポル語です。
やっぱり、ボサはポル語がいいな。。しっくり来るモン。。
このアルバムでは、唯一のオリジナルOrdinary day。。これがホント、、素敵。
北欧の風景が浮かび上がるような素朴な歌。心象風景を綴るようなベースソロもうっとり。

All the things you areはゆったりと。。
I'm old fashionedは、3人で盛り上げて、そして、最後は童謡のようにシンプルなLet's begin。たんたんと、、でも、暖かな気持ちで終わりです。

深まる秋に、、優しく暖かく、、じっと耳を清ませませてくださいね。

1.Prologue
2.Them there eyes
3.Autumn in New York
4.Very early
5.Yesterdays
6.The way you look tonight
7.You've changed
8.Why was I born
9.Dindi
10.Ordinary day
11.All the things you are
12.I'm old fashioned
13.Let's begin

Lina Nyberg (vo)
Anders Persson (p)
Yasuhito Mori (b)

今日は、朝からバタバタしましたが、夕方にはお友だちにちょこっとあえました。
実は、とっさに車に持ち込んだアルバムがこれだったんですね♪
1時間半くらいだったけど、、気分転換できました。。どうも、ありがとぉ。
今度は、あそこで釜飯食べよぉ。ねっ!

そうだぁ、、クリポタ参加の韓国のジャズフェスをマイミクさまが観に行くと書いてた。。
すげぇ。。羨ましい。。お願い、、クリポタ連れて帰って来てね。

ご飯だ、ご飯だぁ。。んじゃ、退散♪


2009年10月12日 (月)

不安定な連休。。

AX


今日はお日様が出ていました。
でも、この連休はお天気は不安定な新潟でした。。

土曜日は、山のお寺に法事に出かけました。
竜巻注意報なんてのが出ててましたよ。
山のお寺は道路の脇からいきなり始まる急な石段を登った先にあるお寺。
大変だけど、眺めはとてもいいのです。
お寺さまとお話しをしてると、窓の外に大きな虹が見えました。
庭に出てみると、なんとダブルレインボーだった。
ダブルレインボーみるの久しぶり。
携帯で写真撮って、妹に送った。

昨日は、知人のお父様のお葬式に出かけました。
前日に通夜をしているので、人数が少なかった。
でも、白い花を中心とした祭壇の花のアレンジメントがとても素敵できっと故人も寂しくなかったと思うな。
グリーンスリーブスなんかかかったりしてた。
自分は自分の葬儀はいらない、って、言ってるのですが、
火葬になるまで、、、音楽はいらないけど、、まわりにお花だけは絶やさないで欲しいな。



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Chris Potter Trio Jazz festival viersen 2003
Chris Potter(sax),Scott Colley(b),Bill Stewart(ds)
ずっと聴きたかったクリポタトリオ。3度目の正直で音がでた。
昨日着いて、今聴き始めたのですが、もう、期待通りの凄い、すばらしい演奏。
テナートリオで空間生かしてまったりではなく、スリリングで高密度、息つぐ間もないほど。
3人のインタープレーイの応酬。超シリアスな雰囲気がたまらない。
って、1曲目が15分なので、まだ、、2曲目始まりなんだけどねぇ。。(爆)
Remembrance/John Patitucciもよかったけど、やっぱり、こっちが好きだな。
クリポタはもちろん、ビルスチュはもちろんだけど、、
スコットコリーがこの手のニューヨークな人達に人気者なのがよくわかりますです。かっこええです。はい。
この辺で、公式なアルバムって出てないんだっけ?

さてと、、お休みがおわりますね。
秋がどんどん深まる連休でしたね。
秋は、、楽しみなことが沢山です!!
ア!!昨日、今日は横浜のジャズフェスの日だ!!

んじゃ、退散♪




2009年10月10日 (土)

Krantz Carlock Lefebvre / Wayne Krantz

AX



久しぶりに陽射しが眩しい。
空気が冷たくて木の葉の紅葉がなければ夏のような明るさ。
キーンと潔く、一直線に描かれる飛行機雲のようなサウンドが似合うかな。

Wayne Krantzって、すっかり忘れていたのですが、クリポタの初期のアンダーグランドに在籍してた。
当時、アダムロジャーズが大好きだったわたくしもUnderground/Chris Potterで、言い切ってるのですが、あきらかにクランツ勝ち。
しかしね、ロジャーズはそのあと、クリポタのアンダーグランドバンドでは、ロジャーズはクランツバリのエッジの聴いたギターに変身してサウンドにぴったりときちゃうのである。
かっこええと騒いでいたので、昔のアルバムを二枚くらい聴かせてもらった。
新譜でないかな、って、思ってたけど、美人のタルちゃんのアルバムに参加してたり、スティーリーダンでソロとてたりするんだけど、自作が飛んできそうになかったのだが。。
そう、タルちゃんのサウンドとか、クランツバンド風、って感じでございますよねぇ。
で、なんと、久しぶりに公式盤で新譜が出たのだ。風の噂だと日本版も出るらしい。
きっぱり言うけど、ジャズギターの世界はないのでその手好みの方はやめましょう。
ハードコアフュージョンつうか、、えらくロックなサウンドな気がいたしますです。

全編クランツオリジナル。
中にはジェフベックに弾いてもらいたくて作った曲もある。
しかも、ヴォーカルがヘタウマ風にいい感じで乗っかってたりして、ストイックだけど妙齢なお年頃としては(爆)青春懐かしいノイジーなサウンド。

基本的にはギターの短いテーマとリフで構成されていて、各自のインプロを重視した演奏。
ギタートリオと言う比較的自由な空間を、3人の自由な発想で埋め尽くしています。
特にカーロックのドラムの押し方は半端では無くて、ギターとの2人の絡み合いは非常にエキサイティング。
オープナーは1,4,8,10と、4曲入ってるクランツのヴォーカル入りから。
歌って言うより、サウンドの中の一つのサウンド。って感じで有効活用。カラフルな感じ。
ロックなサウンドWar-Torn Johnny。浮遊感あるRushdieはわたくし好み。
4曲目 Wine Is The Threadもヴォーカル入って、後半テンション高くなる感じはたまらない。
メロディアスなゆったりしたThe Earth From Above。
6曲目Left It On The Playground、ギターとドラムのレスポンスが失神しそうにかっこ良かった。
演奏的ベストじゃ。

多重録音?エフェクター等色彩色もたっぷりで、最後までハードドラヴィングな演奏が続きます。
曲も多彩で、飽きずにすすみます。

7曲目のジェフベックにデモテープ差し上げた、って、曲のソロとか比較的ジャズな感じでかっこいい。
ヴォーカル入って、テンションあげた演奏で Holy Joe。スローなナンバー Mosley。
最後は、バラードでRugged Individual。興奮しきった頭と身体に気持ちいい。
空高く流れる雲のようなギターでおしまい。

この独特唯一な感じ、エッジの聴いたハイテンションで自由な雰囲気、
聴いている方も、はじけたくなる。。気分が高揚する一枚。
来年の夏はこれでドライブに行きたいッ!!


1 It's No Fun Not To Like Pop
2 War-torn Johnny
3 Rushdie
4 Wine Is The Thread
5 The Earth From Above
6 Left It On The Playground
7 Jeff Beck
8 I Was Like
9 Mosley
10 Holy Joe
11 Rugged Individual

Wayne Krantz (g, vo)
Tim Lefebvre (b)
Keith Carlock (ds)

妹からメールが入ってた。

「お姉さんの中学の卒業アルバムが2冊あるんだけど。。」

さて、昔の体育の日ですね。
プチ連休です。
でも、我が家は法事、お葬式、、なんと、ダブルで喪服。

そろそろ、用意しなくちゃね。眠いなぁ。
んじゃ、退散!



2009年10月 9日 (金)

檸檬の気持ち。。

AX


春先、、花の苗を買いにムサシに行ったとき、小さなレモンの苗木を、、じっと見つめてた。
白い花が可愛かったから。。
すかさず、、園芸員さんが寄ってきて、、

「新潟だって、檸檬は収穫可能です。。」

って、きっぱり言い切る。
無類の柑橘系好きなわたくしは、その手の苗を沢山沢山、、植えたかったのですが、、
ご存じの方も多いと思いますが、柑橘系の葉っぱにはアゲハ蝶が卵を産みに来るのですよね。
「蝶は綺麗、青虫は可愛い」、、でも、「青虫は、、いつも腹ぺこ」なのであります。
ガーデナーと青虫は、、天敵同士なのだ。。

でも、人間わかっていてもとめられない衝動ってのは、、あるのだ。
帰りの車には、、何故か680円の檸檬の苗木が。。

白い花も可愛かったけど、、気がついたら、、
実がついてたのです。2つネ。
段々大きくなってきたけど、、何時、、収穫すればいいのかしら。。
って、思い悩んでるうちに、、昨日の台風です。
母は心配しましたよ。。(爆)
「檸檬ちゃんと檸檬くん」は、、母の気持ちがちゃんとわかってか、、否か。。
無事、今朝を迎えたのでありました。イェ~~イ!

さぁ。。何時収穫すればいいのかしらん♪


★今日かけてた音楽★

Krantz Carlock Lefebvre / Wayne Krantz
Wayne Krantz(g, vo)、Tim Lefebvre(b)、 Keith Carlock(ds)
随分前についていて、一発で気に入ったのです。
しかし、わたくしの中では夏の初めか、夏に聴く音楽だよなぁ。
って、思いこんでました。
この手の音楽は、秋に肌寒くなって聴くよりは、肌を露出する夏の方が良い。(きっぱり)
でも、今日みたいな気分の時には、ギンギンキレてるハードなサウンドはさっぱりきっぱり気持ちいい。
パッキパキのクランツもかっこいいのですけど、 キースカーロックがめちゃいけてます。(はぁとぉ)


Artist's Dreams / Carlo Bernardinello
Lars Jansson(p)、Wally Allifranchini(sax)、Alberto Mandarini(tp)、Rudy Migliardi(tb)、Fabio De March(b)、Carlo Bernardinello (ds)
ラーシュヤンソン参加のイタリアのドラマーのセクセテット。夏前にお願いしたんだけど、先日飛んできた。
スリリングな展開はないけど、全編、リラックスした柔らかな演奏。
これも、夏に聴きたかったなぁ。ラテンの明るさが程よく加味されてて、こちらの気持ちもリラックスします。
ヤンソンも、自分の曲を2曲提供してて、その1曲が、、あのGiving Receivingです。
ゆるく柔らかく、心の中に染みこんできます。ヤンソンの自分の作品に比べるとゆるい感じがありますが、それはそれで。テンション高いばかりがいい訳ではない。
ヤンソンは何処にいても、ヤンソン印の♪でございましたね。


Remembrance/John Patitucci
John Patitucci (b, el-b) Joe Lovano (ts, a-cl on 6) Brian Blade (ds)
今日は、感想が書けない。


今日のショック。。

Some Other Day/Assaf Hakimi
イスラエルのベーシストのデビューアルバム。
随分前にクリスさんが聴いてるのをみて、オギャ!!って、通販した。
なぜなら、大好きなキレやすくて、感じやすいサックスのEli Degibri が全面参加してるから。。
Emotionally Available/Eli Degibri
Live At Louis 649/Eli Degibri
待てども、、待てども、、来ないのです。。
おぉ。。調べたら、、頼んでないじゃン。。

ってことで、今日も暗くなりました。
んじゃ、退散♪


2009年10月 8日 (木)

わたくし的「クリスマスシーズン」到来じゃっ。

AX
新潟は台風直撃です。お出かけがキャンセルになりました。
でも、おかげさまで、、我が家は、、小屋の扉がちと、、破損しただけ。
皆さまのお家は大丈夫でしたか?

今回の台風はメーローなんだそうで。。
なんじゃ、ソレェ~~って、思わず調べちゃった。(爆)
台風に名前をつける習慣があることは、皆さま知ってると思うのですが、、
2000年以降は、「台風」はアジア諸国で持ち回りで命名してるんだそうな。(常識か??)
今回の直撃台風第18号は、マレーシアが名付け親で、Melor(メーロー)だそうです。
☆ジャスミン☆って、意味らしいのだ。。。。。うむ。。
因みに日本の順番の時は、星座から命名してる、、らしい。。。。これも、、うむ。。
だって、第15号はKoppu(コップ)、、意味はもちろん。。コップ座。。。

黄昏の国十月は、台風シーズンでもありますね。はい。
黄昏の国に入ると、、毎年、、ちょこっと焦ります。
何?って「今期のクリスマスアルバム」でしょう。。そこの。。奥さま♪
でもぉ。。最近、ボケェ。。って、してると、
それぞれのエキスパートがいろいろなクリスマスアルバムを教えてくれます。
毎年、、わたくしは新譜のことが気になりますが、去年のこんなアルバムも是非ご参考に。。


★去年こんな素敵なクリスマスアルバムにであいましたァ★



It's Snowing On My Piano / Bugge Wesseltoft
Bugge Wesseltoft (p)
「It's Snowing On My Piano」は、十年以上前に出たソロピアノのクリスマスアルバム。
ブッケは自分のレーベルから先鋭的なアルバムをだしてる。でも、これはピアニスト Bugge Wesseltoftが自身に向き合った作品。暗い、、って言えば、、暗い。非常に暗く静か。内なる自分を見つめてル。
あ!!今年はこんなセットが出ています。。CD+DVDでいつものお値段。
エェ!!って、よく見たら、DVDはNils Landgren の「Christmas Concert With My Friends」からの抜粋らしい。わたくしは、ニスルスラングレンのクリスマスのDVD持ってるから、、あわてないぞぉ。(汗)

Natt I Bethlehem/Solveig Slettahjel
Solveig Slettahjell(vo)、Tord Gustavsen(p)、Sjur Miljeteig(tp)
「Natt I Bethlehem」これも去年友達に教えてもらって、めちゃはまったクリスマスアルバム。
基本的にはTord GustavsenとSjur Miljeteigの2人の世界。
ピアノは以前からのお気に入りだけど、このヴォーカルにビックリでした。
わたくし好みの可愛い優しい声ではないのですが、何とも味わいのある深い声の魅力があって、真摯に歌う彼女に一目惚れ。ピアノはもちろん最高っす。

Jul/Olivier Antunes Jesper Lundgaard
Olivier Antunes(p)、Jesper Lundgaard(b)
「Jul」、、まったく、何をお勉強してるんだか、、「Jul」は北欧ではクリスマスを指さすのであった。
このアルバムの存在を知りながら、放置してた馬鹿者1人。。(汗)。。
このピアノも大好き。そして、ベースも大好き。大好き×大好きで、死ぬほど好き♪
ベースのルンゴーは、以前にも「ベース主役」のクリスマスアルバムをだしているくらいです。
当然ここでも、テーマも自分でピチカートしたりしておるのでありました。
我が王子様、、オリビエは本当に綺麗な音でした。

A Feeling of Christmas/John Erickson
John Erickson - piano ( keyboards tracks 2 & 9 )、Patrick Williams - acoustic bass、Tim Mulvenna - drums, percussion, ( bodhran track 6 )、Mike Austin - bodhran ( tracks 3 & 8 )
「A Feeling of Christmas」このクリスマスは今回の厳選4枚(笑)で唯一のアメリカから飛んできたクリスマスアルバムです。このすばらしいクリスマスアルバムが、オタクの道場cdbabならなんと千円強!って、すばらしいコストパフォーマンスです。
優しい人肌の隣のお兄さま的キースって、感じ。
中味の洗練された感じももちろんですが、ジャケットもシンプルで美しいですゎ。

つうことで、クリスマスシーズンにインしたすずっくのクリスマスの新譜情報。


今年こんなクリスアスアルバムが出るみたい

Carla's Christmas Carols/Carla Bley
Carla Bley(p,celeste) Steve Swallow(b,chimes) Tobias Weidinger (tp,flgh,glockenspiel) Axel Schlosser(tp,flgh,chimes) Christine Chapman(horn) Adrian Mears(tb) Ed Partyka(b-tb,tuba)
あの、、あのカーラ姐御が「現在の旦那様」と一緒にクリスマスアルバムをだすそうな。。
うむ、、HMVでは、「・(略)・・大人にも子供にも喜ばれる家族で聴くのにぴったりな愛に満ちた作品。」って、あるのです。そう。。ですか。信じて良いんだな。。。
わたくしに嘘つくと、、、こわいぞぉ。。。(きっぱり)
こんな感じのジャケットです。
どうでしょう。。やっぱ、カーラ節満載でしょうねぇ。。♪

今年も素敵なジャズのクリスマスアルバムの情報募集してまぁす!!

どうか。。宜しくぅ!
んじゃ、風と共に、、退散♪



2009年10月 7日 (水)

Not By Chance/Joe Martin

AX

台風が来るそうな。
空がどんよりしている。。。

ブラッドメルドーのコンプリを目指している音狂閣下が、「耳より情報:Brad MehldauとChris Potter共演作が間もなく発売」とブログにあげて、早2年、。、でぇなくて、二ヶ月。
クリポタ参加で、メルドー参加、ドラムはロイヘインズの孫?って、話題満載なアルバムです。
ベースの眉目秀麗なお兄さまは最近のニューヨークの話題なアルバムに顔を見せることが多い。
このブログだとドラムも一緒に「Words Unspoken/Gilad Hekselman」、ブログにはあげてないけど「The Rebedy / Kurt Rosenwinkel Group」とかね。
好きな、、つうか、うまいギターリストの、、これまたいけてるアルバムに参加してる。
うまいギターに重宝されるベースって、繊細さとセンスがよくて、機敏な反応ができルと思いこんでるわたくしとしては楽しみなルバムだったんですね。
配送のタイミングが「Live At The 2007 Monterey Jazz Festival / The Monterey Quartet」に同じくらいで、ちょっと、損した感じのあるアルバム。
ジャコの曲1曲、リーダーのオリジナル曲8曲。

ベースのピチカートで始まると、思索的なメルドーのピアノが加わる、、常に個性的なクリポタのサックス。
鋭敏に反応するメルドーのピアノは硬質でシリアス。当然、クリポタのサックスも抑えた感じ。
やはりダークでビターな感じの曲から、クリポタのサックスが次第にヒートアップ。ぶち切れ感はないけどクリポタのサックスおオタク的なフレーズの連続。イェ~~イ。
続くメルドーは聴くからにスリリングでエキサイティング。やっぱ、メルドーの負けん気の強さ最高。ベースのソロのライン力強いけど陰な印象。ドラムとのバース交換なんてのもあっていたって正攻法。

ベースもドラムもモチロン悪くはないけど、サックスとピアノのやり取りは非常に面白い。
2人とも高い意識の中で、目に見えぬ火花が散ります。

3曲目のCacheは互いに素早い反応で緊張感を高めてる。いとも簡単にこなしてる感じ何だけど、そりゃ、ファンにはたまりません。ミステリアスな雰囲気のバラードA Dream。夢をさまようように淡々と。
5曲目The Balloon Songはジャコパスの曲と書かれてますが、どうも、ジャコの短い曲にGil GoldsteinとJon Davis加筆した曲のようです。ベースとバスクラのユニゾンから始まる思索的でアブストラクトな演奏。最後まで不思議感満載。
Once Before オーソドックスでストレートな演奏。クリポタのブルースフィーリングたっぷりな男気なテナーブロウ、メルドーの何処か無機質な感じのピアノ、、なんだかめちゃかっこいい。
Farは冒頭にストリングスをかぶせたような気怠い感じの曲。目を閉じて遠くをみる感じって、わかるかなぁ。。そんなトーンにまとまってるように聴こえてくるから不思議ね。

ソプラノサックスでタイトル曲、Not By Chance。ちょっと、エキゾチックな叙情的なメロディ。
メルドーの一見力の抜けたソロ。それでもメルドー節健在。全然テンパッテないけど何気に凄いよねぇ。やはり、ただもんじゃない。クリポタのソロも含めて、好きな演奏♪
終演はThe Stoic。クリポタの長尺なソロ、さらりと凄いメルドー、やっぱり、最後もそこに耳がいってしまうのでありました。。(^_^);;

全体に、このアルバムの色のようなインテリジェスたっぷりで思索的、そして、漂うような感情に支配された感じ。ジャケットをあけると、目を閉じたジョーマーティンの写真があるのですが、まさにソノ表情そのもの。
メルドーの狂気の切れ味、クリポタの怒濤の吹きまくり、を期待するはぐらかされた感じになってしまうかな。
真昼の霧中、時々、閃光。。って、感じなのですが。。。
クリポタや、メルドーの凄さを「その余裕」から感じとりませう。

1. Semente
2. In The Meantime
3. Cache
4. A Dream
5. The Balloon Song
6. Once Before
7. Far
8. Not By Chance
9. The Stoic

Joe Martin (b)
Chris Potter (ts,ss,bcl)
Brad Mehldau (p)
Marcus Gilmore (ds)

秋本番ですね。
新米炊きたて、真珠の輝き。
食べ過ぎちゃうのが、、ちと、、困ります。はい。

あ、、台風が悪さしませんように。。
皆さま、気をつけてくださいね。

では、今日も退散♪



2009年10月 4日 (日)

日曜日の憂鬱。。。。

AX
日曜日は、、いつも、、夕暮れ時に憂鬱になってしまいますよね?

昨日は十五夜でした。お月見できましたか?
新潟は、、雲が多かったのですが、雲間からお月見できました。
風も強かったので、、
雲の中に流れていく月を見ていると、とても面白くて。。
時間がたつのを忘れ、お酒もすすんでしまいました。

先週の土曜日は東京までお出かけしました。
Doobi&Derekって、驚愕の組み合わせ。(爆)
Derekは蔵プトンのコンサートの時に、その素晴らしさにくぎ付けになったスライドギターの申し子です。
今度は自分のバンドできたんだな。
しかし、何故にDoobiなんだぁ。。って、思ってましたが。。
まぁ、言ってしまうと、陽と陰、動と静、、みたいな、対極な感じに近いバンドのスタイルで、
懸念してたDoobiも大変楽しめました。やはり、プロ根性つうか、、。
最後は、みんなで、「Listen To The Music」の大合唱でござった。。
ああは。。はい。歌いました。(爆)
反して、Derekも、媚びを売ることなく終始自分のスタイルでその類い希なるテクとセンスを見せつけて、、
やっぱり、次回は小さな箱で、もっと、、側でみてみたいなぁ。。って、思いましたよん。
新譜が我が家に届いたのが、2日前で、、わたくしは聴かずに行ったのですが、
帰って来て聴いてみたら、新譜から何曲か出てますね。
途中、、そのすばらしいソロに圧倒されたのは、、タブン、、「Sweet Inspiration」
この圧倒的な存在感は、別宮が持ってるものに通じます。
他を寄せ付けない、何かがあります。
楽しみなギターだな。また、絶対来い。(爆)

つうことで、、
Already Free / The Derek Trucks Band
このバンドのヴォーカルは、めちゃ渋い、スモーキィな声。
この辺が、好き嫌いをわけるかもしれないけど、まぁ、それはしかたない。
バンドサウンド、って、面からもアメリカンロックの楽しさ充分なのだが。。
まぁ、、ここは、何がなくてもデレクでしょう。
ホント、このギターの動き、うねりを聴いてるだけで、、幸せな気分です。

そう。。帰りの新幹線で。。
今度、パットメセニーがブルーノートに来たら、行ってもいいよ。。
って、言ってくれた!!
去年の年末、散々お願いしたんだけど、、「絶対!!いや!」、って言ってたんだよねぇ。。
何が、、変わったのか、、わかりませんが。。
大変、、嬉しい一言でした。

んじゃ、退散♪


2009年10月 2日 (金)

Harvest Moon。。。

Harvest Moon。。。
AX

ちょっと前まで、、寝室の窓を少しだけ開けてねていました。
するとね。。夜中なのに、、部屋にカーテンをくぐって懐かしい臭いがしのびこんできたのです。
ベッドで、「なんだろう??」って、目を瞑って考えてたのね。

!!
あ、、稻わら焼く臭い。

これって、今は禁止されてるんですよね。
でも、違反して焼いちゃう人はまだ居るのです。
だから、夜にこっそりやってるんだな。いかんな。
でね、見えないけど、遠くの田んぼから?農家のお庭から?白い煙がわたくしの部屋まで繋がってるのが見えるような気がしちゃった。。
この臭いは、、わたくしの記憶では秋の収穫の臭い。
いけないことだけど、わたくしの中ではプラスの臭いに分類されてます。

ええとね。。今ねUnplugged / Neil Youngで、ハーベストムーンなんてかけてました。
聴いたことありますか。
ニールさまは、ビジュアル的には、、なんですが、、(大汗)
アンプラグドでこんなほんわかした曲を聴いてるとね、忘れたいこと、嫌なこと、、が少し消えて、、
小さな幸せな風が吹き込んできます。
こんな歌詞がついてるのですね。あはは、照れるな。(爆)
Harvest Moonって、秋分に近い満月のことらしいから、明日の十五夜でいいのかな?
でも、わたくしはそのまンま収穫月ってイメージがあるので、10月のイメージにも重なります。
10月は黄昏の月。。でも、収穫月。。♪

優しく穏やかでほのかな幸せを感じるハーベストムーンなんて曲をぼぉ。。。っと、聴いてると、、
私の大好きなクリポタのお腹の中にも、こんな清く正しいアメリカの空気が詰まってるだろうなぁ。。
なんて、思うのでありました。


★今日かけてた音楽★

Song For Anyone/Chris Potter 10
先日から、ちょっと、ここから離れられなくなってます。
わたくしてきにはども曲も利き所満載なのですが(爆)、、今日は、特に最後の「All by All 」で、哀愁を堪能させていただきました。やっぱ、あなたはアメリカ人ですよねぇ。。

Not By Chance / Joe Martin
Joe Martin(b)、Chris Potter(ts,ss,b-cl)、Brad Mehldau(p)、Marcus Gilmore(ds)
やっぱ、この新譜もカキコしたいのです。
Joe Martinの他の参加アルバムみたいにニューヨークな感じなんですよね。何となく、灰色。
クリポタとメルドウの互いへの意識というか、、やっぱ、密かに青い火花が出るわけです。
メンバーで、もう段違いでこの2人のレベルが高いわけで、バンドサウンドそのものがあからさまに燃え上がってるわけではないのですが、逆にそれが、2人の意識の流れみたいなものがわかる感じがして、、面白い。

Remembrance/John Patitucci
John Patitucci (b, el-b) Joe Lovano (ts, a-cl on 6) ブライアン・ブレイド (ds)
これは、クリポタ出なく、ロヴァーノ。チョット、浮気。(爆)
実は、クリポタ、コリー、ビルスチュ、ッテ2003年のトリオ演奏をもらったんだけど、なんだか、聴けないのです。二度目。
ロヴァーノはマイプチブームです。前回のMostly Coltrane /Steve kuhn Trio w/ Joe Lovano が、とてもおきにだったので、これも聴きたかったのです。
どーーしちゃったんだろう。。これも、いいんですよねぇ。(爆)
もう、これは3人で、渋くて密度濃い。かっこよすぎますぜぇ。。

明日も雨かしらね。

少し前に新聞のコラム?に、人間関係も「見返り」って視点でものを考えるとその行為が本当に必要か、、否か、、
線引きできる、って、ようなことが書いてありました。(わたくしのかなり勝手な解釈)
自分が行った行為にたいして、相手がどれだけの見返りをくれたかで判断するらしい。
貯金の利子、株の配当じゃあるまいし、そんなモンで世の中割り切れるなら、苦労はない。
そういう視点で考えると、わたくしが無償で行ってる「クリポタ強化月間」とか「クリポタ援交」とか。。
さっさと、やめなくちゃならん。なんの見返りもないですから。(きっぱり)
あ!!彼の男らしいサックスを聴くと、めちゃ気分が爽快になる!これが、、見返りか?!
うむ。。ガンガン、、続けなくては。(爆)って、これは人間関係ではないよねぇ。。(笑)

では、退散♪



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