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音楽で拡がる輪

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2009年9月

2009年9月30日 (水)

Live At The 2007 Monterey Jazz Festival / The Monterey Quartet

AX
秋ね。
9月もおわってしまいます。
庭の桜の葉は芝生の緑に映える紅が日ごとに濃くなってます。
夕方になると夕陽の茜色にも染まって、心の中の秋が深まります。

秋の夕陽は長く寂しいけどね。
赤とんぼみましたか?



Live At The 2007 Monterey Jazz Festivalの日付は9月の22日です。
今頃の季節だったのですね。
モンタレーの秋はどんな色合いなのでしょう。。って、ジャケット裏の写真は、、
ただの田舎町です。はい。

モンタレージャズフェスの50周年を記念して結成されたこのバンドは当然オールスターなメンバー。
でも、オールスターだからうまくいくか、、って言えば、そりゃ、成功の可能性は高いのでしょうが、バンドのモチヴェーションを支えるものは、いろいろあったりするのでそのヘンは何とも言えませんよねぇ。。
でも、やっぱり、このメンバーみたら、なんだか、楽しみにワクワクしちゃうものなのではありませんか?
仲良くメンバー2曲づつ、そして、メンバー紹介でです。

ハーランド曲の1曲目Treacheryからモーダルな曲で、クリスポッターが高テンションで挑む。硬質直線的で俊足俊敏なピアノがパーカッションよろしく鳴りひびく中、4者スキルの高さを感じる。いきなり振り切れるクリポタに歓喜の聴衆!Minotaurはクリポタ曲。ハーランドのドラムソロはアフリカンなリズムで陶酔感を生む。。幾何学的なフレーズの重なりはクールにきこえるけど、気がつけばかなりの高速フレーズ、ハイテンション。

とにかくね、オープナーの最初の音はハーランドなんですが、もう、実にライブな観衆の心を鷲づかみ。
清く正しいジャズファンってのは、こういうドラムの挑戦的態度に弱いモンです。(笑)
全編、スカーンと、タイトでかっこいいのだ。
女のわたくしだって、もしも、テナー吹きだったら、こんなドラムに煽られながら吹いてみたいぞ。
ってことで、かなりの変拍子の嵐なので、その辺はナリーさまのブログを参照するといいと思います。
ナリーさまのところにには、わたくしはリンク貼るアドレスを確認に行けないので、トラバもらうので、各自確認。(爆)

さて、ライブは休みもなく、クリポタの名前をコールして、3曲目のゴンサロ曲へ。
これは、比較的に緩やかな感じの哀愁アルメロディなのですが、クリポタのゆったり構えた演奏の裏で本人ゴンサロの指は動きまくってますです。ホランド閣下のStep To It。タイトルの通り、クリポタとホランド閣下のソロのあとには、ハーランドがソロとってガッチリ「ぶっ飛ばし」てくれてます。つうか、速度オーバーはないけど、これ、かなりの聞きもの。
5曲目はそのハーランドの曲なんだけど、ストーリー性のある素敵な曲。閣下の落ち着いたベースソロから始まり、クリポタのテナーがその哀愁あるメロディに綺麗にこだまする好きな演奏。熱い観衆もうっとり聴き入るノリだけでないところがメンバーのスキルの高さを改めて感じる。ゴンサロもクールで硬質に決めてる。
ピアニストゴンサロは、キューバ出身で、パーカッショニストでもあるんですが。。
6曲目は、そんなゴンサロらしい、リズムの凝った曲。こんな曲で、よく平気で演奏できるな。
しかも、クリポタは、クリポタらしくネ。瞬間、振り切れたりするんだよ。
つうか、やっぱ、みんな、ただもんじゃない。。

さて、ライブも残り時間が少なくなってきました。。
7曲目は、閣下の曲。閣下のソロから始まり、灰色でダークな感じの静かめな曲。
熱くはないけど、切れ味いい刃物ように妖しい演奏のクリポタ&ゴンサロ。

ホランド閣下のメンバー紹介です。
実は、ホランド閣下って、俳優さんのようにお腹かラ出る良い声。
声優にもなれそうですぜぇ。

最後は、クリポタのAsk Me Why。これは、一見あまり考える風情もなく、吹きまくってる。
ラストニ向けて、全員で、特に若手3人で大活劇っすね。歓声!!イェ~~~!!!終演!

やっぱり、かなり面白いアルバムでした!
ゴンサロがこのメンバーでどう出るのか?って、結構心配な方もいたのでは、って、思いますが、
なかなか、よかったですよ。予想以上によかったよね?!
でも、正直に言うと、、再びこのメンバーでお願いしたいか?
それは、、わたくし的には多少の微妙さ加減が残りますです。
でもね、このアルバムはとても面白い!(きっぱり)

で、ハーランドがええのは、認めますが、、
やっぱり、わたくしはクリポタがいなくちゃ買わないモンねぇ~~♪(だだっ子)

1. Treachery
2. Minotaur
3. Otra Mirada
4. Step To It
5. Maiden
6. 50
7. Veil Of Tears
8. Spoken Introduction
9. Ask Me Why

Dave Holland (b)
Chris Potter (ts)
Gonzalo Rubalcaba (p)
Eric Harland (ds)

ふと、友達との会話を想い出した。
「Monterey Jazz Festival in Noto」 って、毎年あるのです。
知ってますか?
わたくしは、、すっかり、忘れてた。(爆)
今年は、ジェイムズ カーター クインテットとか、演奏したらしい。
って、どう?来年はその名もずばり、The Monterey Quartetってのは。
そのまま、新潟経由東京とか。。って、経由だけでは。。イカンゾォ。(爆)


9月が終わってしまいました。。
明日は、10月です。当たり前、、って。。
きっと、皆さまもお忙しいと思いますが。。
わたくしも、、やっと、、お仕事も一段落で。。お出かけをもくろんでましたが、、やめた。。
ただいま、、めちゃめちゃ辛いカレー作ってます。



2009年9月19日 (土)

銀輝連休。。

AX
新潟は今日は、晴れています。
マックス日和だな。
今日からあちこちでマックスの生演奏聴けますね。

5連休?始まりましたね。
我が家はお仕事が挟まりますので、連休ではありません。
でも、早起きしなくて良いので気が楽でーーす。はい。
ずっと、ちと、、頭が痛くて困ってましたが、それも、お薬でおさまってます。(嬉)

家の解体に伴って、雑用もあったりして、気がついたら銀輝連休だった。
つまり、何処に行きません。つうか、事情が三乗で(笑)時間はあったりするけど、お家出られないのよね。
来週末は、家人とライブにお出かけしますけど。。
丸一週間ずれたら、マックスの昼間のインストアライブに行けたのです。すげぇ!残念。
いろんな人が行きそうなので、感想待ってますね♪

ボラーニのアルバムがあまりにわたくし好みでありまして、泥泥三昧の前に少し、寄り道してました。
なんだか、ブログにあげ損なったけど。。
Poesia / Edward Simon
山あり谷ありのアルバムなのですが、誰もがうっとりするであろう、、1曲目 My Love For Youこれをリピートです。

そして、高野さまやいっきさまで話題になってた、、
The Melody at Night, With You/Keith Jarrett
フェイシング・ユーをかけようかと思ったのですが、LPなので、ばたばた忙しかったからやめて。。
やはり、誰が聴いてもうっとり涙が、メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー です。
1曲目のポギーで、その前の夜読んだ、薄月の光・中森美方の湖底という詩を想い浮かべた。。
わたくしも湖底に沈めた記憶を独り静かに徘徊したい。
随分前にWitnessing / Lars Jansson Trioで似たようなことを書いてなぁ。

と、ぼんやりしてないで、はりきっていかなくちゃ。


今日こんなクリポタ聴いてました。

Song For Anyone/Chris Potter 10
好きなサックスを堪能するには、テナートリオのように極力音楽的空間が多く、自由度が高いものがいい訳です。
このアルバムのようにストリングス入ったり、人数がそれなり多かったりすると、本当は目当てのサックスの姿を見失ったりするものです。が、そこはクリポタ。どの演奏もかなりすばらしい。
ライブのイケイケとは違った、クリポタの怒濤の吹きまくりは何時聴いてもすばらしい。
偏見を捨ててこのすばらしい世界を体験してみよう。。(笑)

Live At The 2007 Monterey Jazz Festival / The Monterey Quartet
Dave Holland(b)、Chris Potter(ts)、Gonzalo Rubalcaba(p)、Eric Harland(ds)
ホランド閣下のアルバムは、基本的にピアノレスなので、意外と新鮮な感じ。
ゴンサロの硬派なピアノがハードドライビングに駆け抜ける中、クリポタは自由自在に吹きまくります。
みんな想像してるような、白熱のライブがそこにあります。やっぱ、単純に凄いぞ。
DVDなんてでないかな。

Not By Chance / Joe Martin
Joe Martin(b)、Chris Potter(ts,ss,b-cl)、Brad Mehldau(p)、Marcus Gilmore(ds)
上記のアルバムのサウンドは想像が何となくつくので、メルドー参加のニューヨークのベーシストのこのアルバムはちょっと楽しみだった。
クリポタはいわゆるぶちキレた演奏ではないのだけど、やはり存在感たっぷりで、リーダーの思惑にそった演奏だと思う。メルドーも凄みというより、ホントクールでかっこいい局面が多く、やはり才能がある人は違うよな、って、感じでした。

あ、、Kurt Rosenwinkelが国内版で新譜だしますねぇ。
と呟いて、今日はおしまい。
今年も彼岸花が咲きました。。

んじゃ、退散♪



2009年9月16日 (水)

早瀬な夏。。

AX

今日は、完全なるフィクション語り部のスズックでーーす。(爆)

まずは、前振り。(爆)(わけがわからん人は、、こちらを参照!


その夏、、早瀬は真新しい背広を着ていた。
そして、沢山の汗をかいた分、、夏は駆け足で過ぎさった。。
気がつくと学生という時代は、夜汽車で通り過ぎる駅のように暗闇の中で青白い光を投げかける駅のように、、次第に遠のく小さな点であった。。。
ふと、もう一度振り帰った時には、それは夢の中の出来事のようだった。。


てなわけで、それからうん十年が過ぎました。(爆)
立派に社会人になった早瀬こと八木でかいのは、本人の希望どおり仕事一筋、、なわけがなく、、
まぁその迫力あるサックスで、「趣味と実益」?を兼ねた音楽ライフ送っていたのでありました。
まったくなぁ。。周りの迷惑顧みず。。本当になぁ。。(爆)
最近では、こやぎとか呼ばれても、動じない貫禄もつき(爆)新潟の素敵な「オーディエンスさま」も巻き込み、、素敵な音楽三昧だったのであるが。。
そんなある日、こやぎでかいのにある情報がもたらされた。
それはね、弟こやぎが熱心な信者である恩田さまの新刊の中の人物早瀬は、、「兄ょ、あんたみたいだよ」、、
なんと、「ブラザー・サン シスター・ムーン」の中の登場人物のモデルかぁ。。

そんなある夏の日、、早瀬、、ではなく、、でかいこやぎは、西武新宿線の下り各駅停車に揺られていた。
怒濤の新潟のジャズストから約一ヶ月。放し飼い燃え尽き症候群の傾向がチラほら。。の今日この頃。
しかし、、しかし、、今日はそんなこと言ってはおれん。。
何故か、、ジャズ研、学生のりで、あの恩田陸さまがライブにやってくるらしい。。ってか、来る。
さすがに、ちとビビッタものの、ライブのお客さまは1人でも多い方が良いに決まってます。はい。
この情報を事前公開できないのは、、惜しいなぁ。。




甘ァい枝豆の臭いが充満するオルガンジャズ倶楽部でリハが終わる。
こやぎでかいのも恩田さまにサインをもらう為の「本」を確認し、、カメラも確認し、、
準備ばんたん!あ、、まだ、、選曲が決定してないじゃん。(爆)

専属録音係、宣伝係、、、美しいおねえさま、若いお兄さま、、閣下。。等々。。
ちょっと、空気がドロドロしてるけど。丁度開始時間だな。

前回の放し飼いライブは、新潟ジャズスト。
開始時間からン分に全ての神経を集中させた凶悪路線。。
今回は、仕切り直しつうか、、あれ以上のアイディアが浮かばんとのことで、Like Someone In Loveから。
とりあえず、この曲の良さ、まったり脳天気な感じで始まる。
と、言ってもワンコーラスごとにコードかえる仕方アレンジ。
苦労のわりには、インパクトが少なかったかもと、しきりに反省。

と。。。。。気がつくと、、、ライトブルーのブラウスが眩しい小柄なかわいい女性が。。
何となく、、会場のあちこちで、、「アイコンタクト」がかわされる。。(笑)
妙な緊張が漂うのだが。。何時も以上にグダグダなMCのへて、リハで結構かっこよく決まったショーターのNight Dreamerヘ。お似合いじゃん。ショーター曲ってミステリアスで大好きだな。
でも、どうも、、このバンドのメンバー的にはショーターの曲は評判がよくないらしい。。
なんでやンネン。って、あまりにピッタリ過ぎる選曲だからだろうか。。
やっぱ、ホレ、フロントもいいじゃん。って、何時ものしつこいいやらしさが良い感じだ。。
ちょっと、何時もと違う緊張感が漂うこやぎ弟のソロも無事終了。
って、拍手ももらって、一安心。(って、誰に!!)
Liberty Cityでは、ジャコのビッグバンドで有名だけど、ベーシスト無しで、しかもフロント3人(お兄さま八木参加)とか、、慣例の講釈を述べてなんだか、黄色い声援も受けて楽しく決める。
これ、最初のところ、、観客の歓声が妙に巧くはまってる。パーティのクラッカーみたいな効果音みたい。
まぁ、多少の失敗も難なくこなし。。無事?終了。
ここまで、放し飼い的には意外とベンチャー度も低く、無難にこなす。(爆)
って、ことで1セット目も終わって休憩できるので、ここはチョット、、スリルありな曲にチャレンジ。
ジェフベックでお馴染みのLed Bootsでっす。そうです。名物、○○の居ない○○曲シリーズです。
今日は、ギターの居ないベック曲です。
そういえば、、2月のある日、、廊下を歩きながら、、この曲聴きました。
会場に入るといきなりカリウタの重戦車級のドラミングに圧倒されたんじゃ。
やっぱ、この曲で燃えないドラマーはいないょなーー。デヘヘ。
オリジナルもドラム炸裂だしねぇ。
このバンドはこういう曲になると妙にみんなやるきだす。
仕方オルガンも炸裂。仕方オルガンって、妙なところで沸点が低くなる。
ガンガンとエフェクターかませた弟こやぎも快調。飛び道具が妙にはまってますな。
綺麗な路線よりこちらの使い方の方が、今のところ、、いけてる。
当然早瀬本人も燃えます。ちと、クリポタ入ってテルよねぇ。
でも、やっぱ、この曲で一番かっこいいのは、ドラムです。はい。
無事終了!

さて、お休み時間は、局地的に盛り上がって、、何故か、、サイン会!
なんと、恩田さま自らがお持ちになった「ブラザー・サン シスター・ムーン」に3兄弟のサインをおねだり!
なんだ、この可愛らしさはぁ。。。。。。(ますます。。はぁとぉ)
ソンでもって、兄弟と、写真会、、!
どさくさに紛れて、他の人間もこの恩恵をこうむる。。
人類みな八木兄弟でよかったよぉ。(爆)
キャ~~キャァと、大騒ぎの内に、ちょっと早めに2セット目が。。

清く正しいジャズファンなら一家に一枚ハンクモブレーソウルステーションで有名なThis I dig of you。
お兄さまこやぎも参加して、華やかな幕開け。
と、ここで、まぁ、会場誰でもわかってることを暴露。こういうのは、暴露といわないよね。
そうです。恩田さまと、恩田さまがここに居るいきさつ、そして、ご本の紹介でっす。
その恩田さまに捧げるかのように、バラードDarn That Dream。。みんなで熱唱。
オルガン講座もあって、まぁ、生ハモンドの中味や、その味わい(爆)の説明もございまして、和やかな内にAll the things you are へ。いきなり快調な飛び出しです。仕方ベースの快調なベースラインにのってドラムに谷に突き落とさンばかりのプッシュで、凶悪に野山を駆け回る放し飼い的本望。対称的に野山を散歩するかのごとくゆっくりと登場して後半ぶっ飛ばすって、これも兄弟仲のよい証拠だな。はいはい、よくできました。
最後は、Tower of PowerのSquib Cakes。お兄さまこやぎも参加で、もう、3兄弟で、でたらめ具合爆発。
この手の遊びはホントに楽しそう。しかも、仕方オルガン絶好調。ロングトーンガンガンの途中からやめられないとまらないって、状況ですね。仕方猛獣使いがムチをフル瞬間ですね。いい加減そうだけど、音符の切れ具合はぴったり合ってる3兄弟。(音程は。。ドかな。)
と、アンコールまでもらい、素敵なConfirmation。
こういうのはネ、みんな力抜けて良い具合です。はい。瞬間的にそれぞれがこのライブで一番素敵な局面を見せたりするモンですね。ダハハ。 大円団!

なんとまぁ。。最後までこのライブにお付き合いくださった、ライトブルーのブラウスも眩しい小柄な女性。
恩田陸さま。。仕草もかわいかったな。お話しの端々には、少し貫禄もあったけど、、やっぱ、随分気をつかって下さって、、ホント、優しかったな。
って、みんなの感想です。はい。

で、抜け目なく、、次回のライブ、
11/21(土) 八木ブラザーズ "complete"@Little Giant (田園調布)
の八木ブラ東京公演、ドングロ特集の宣伝もしちゃって最高!
12/10(木) 放し飼い+ @オルガンジャズ倶楽部(沼袋)
これで、完璧!


随分長い間うつらうつらした。。
ここは何処だろう?
窓越しに進行方向に目を移すと、そこには、こうこうと輝く駅が見えてきた。
やがて、電車は速度を落としてホームに入ろうと準備を始める。。
ここは終着駅か?いや、、終着駅はまだ遠いな。
この明るく輝く駅で途中下車してみようかな。。
電車がホームに滑り込む、、寝ている隣人を起こさぬようにそっと席を立つ。。
降り立ったホームには、秋風が。


って、ことでおしまい♪
ジャンジャン!!

参考物件は、東欧はマケドニアからブンと新潟経由で飛んできた、、
Groove Addiction/Hanashigai Trio +


臨場感溢れるライブ現場を切り取ったマケドニア製のライブ盤でございます。
何時も、ジャケットにも遊び心たっぷりなのですが、今回は、、


こちらのジャケットからインスパイアされたようですヨン。
今後も宜しくお願いいたします!

追加
ここから3曲ほど八木敬之のマイスペースで演奏が聴けます。
私は聴けないけどね。

語り部はスズック御膳でした。

んじゃ、退散♪



2009年9月15日 (火)

Stone In The Water/Stefano Bollani Trio

AX



わたくしは遺跡が好きです。あ、、廃墟とでも言うのかな。。
現存する立派な建物をみるより、僅かに残された建物の土台、痕跡、、廃墟?みたいなのに惹かれます。
今まで一番胸が熱くなったのが、イギリスの北海を望む険しい峠に残るローマ軍の砦の跡。
冬は雪で閉ざされる、、この地の果てで、ローマの若者が異国で異国からの侵入者を監視していたのです。
母や恋人の元に帰りたかっただろうなぁ。。って、もの想い、、静かに瞑想したのでした。
わたくしのちっぽけな想像力を刺激してくれるものが、、好き。。

わたくしが大好きなステファノボラーニ。。
この3人の同じメンバーでのレコーディングは三枚目です。
デンマークのStuntレーベルからボデルセン名義で2004年に「Mi ritorni in mente」、2005年にはボラーニがトップで3人名義で「Gleda」。。そして、今回は、ECMからボラーニトリオでこのアルバムです。
3人が一緒に参加しているアルバムはわたくしはStuntレーベルでもう一枚持ってます。
ボデルセンの奥さまの「Close To You /Katrine Madsen」って、、まぁ、メンバー目当てで買ったわけですが。。(^_^);;
で、、Stuntの前作二枚は周りではかなり評判が高かった。
ボラーニはすばらしいピアニストだと思うのですが、どうも遊び度、自由度が高く羽目を外しすぎると、ジャズファンの琴線からは遠ざかってしまったりします。まぁ、それもボラーニなのですが。。。
デンマークのこのメンバーと演奏するときのボラーニのシリアスなジャズ度は高く、わたくしが常々かっこいいボラーニを聴くにはラヴァとのアルバムが安心、って、言ってますが、、ラヴァとはまた魅力の素顔をみることができるような気がします。
ボデルセン曲2曲、ボラーニ曲4曲、他3曲。。

オープナーのブラジルのカエターノ・ヴェローゾのDom de iludirに始まる美しさはまずは「静と光」から。
朝露の輝きでもみるような静寂の中の美。瞬間時間がとまったような静かで清らかな空間。
ベースとドラムがフィルインしてからも、ベースソロに移ってからも静かな胸のときめきはとまりません。
うつむき加減ではにかむ少女のようなボラーニのピアノ。
ボデルセンの曲が2曲続きます。
まずは、少し温度の高い Orvieto。透明感はそのままに鍵盤を縦横無尽に駆け抜ける。彼のエネルギーはそのままメンバーも引っ張って満潮のように感情が盛り上がる。
ミステリアスな雰囲気のEdith。仄暗い音の選択が続き「静と影」のイメージ。潜在意識に潜む不安をかき立てながら進行して気がつくと密度の高い緊張感溢れる演奏に。
ブラジルからの選択2曲目はジョビンのBrigas nunca mais。(もう喧嘩はしない)
先日聴いたハーシュのジョビン集では、明るく大はしゃぎな演奏でしたが、こちらは真逆。
しっとり、大人の和解です。少ない音の一つ一つにじっと聴き入る感じ。素敵♪

ボラーニもすばらしいけど、ボデルセンが大変すばらしいと思うのですねぇ。
随所ですばらしいオーラを発してます。もちろん、どんな時にも的確な音を提供するモーテン・ルンドもすばらしい。

ボラーニの曲が2曲続きます。不思議なテーマで少しアブストラクトな感じですが、次第に熱をおびて行きます。
優雅さを保ちつつもアグレッシブなインタプレーに一気に緊張感が。。
Un sasso nello stagnoは明るく大らかに開放感のある感じ。
フランスの作曲家フランシス・プーランクの15の即興曲より Improvisation 13 en la mineur。
終始緊張感溢れる三位一体の演奏。ひんやりと密度濃い演奏。
最後の2曲もボラーニの曲です。
まずは、明るい雰囲気を持ったAsuda。ボデルセンのベースソロに合わせるピアノが何とも可愛らしい感じ。
次から次に出てくるボラーニフレーズの嵐。
静かに3人の言葉を紡ぐようなJoker in the village。湖に落とした石。それが作る波紋。
そんな感じで静かに3人の意志が伝わりあう不思議な感覚。。
時が来て、、終演。

3人のメンバーの創りだす世界がECMの美学と融合して内省的なサウンドになってまぁす。
心中的にはかなり昇天度が高い。。水晶の結晶をみるようでした。

ボラーニファンはもちろん、、ecmファンにも大丈夫かな。。と。

1. Dom de iludir
2. Orvieto
3. Edith
4. Brigas nunca mais
5. Il cervello del pavone
6. Un sasso nello stagno
7. Improvisation 13 en la mineur
8. Asuda
9. Joker in the village

Stefano Bollani (p)
Jesper Bodilsen (b)
Morten Lund (ds)


秋の夜、庭からは虫の声がきこえます。
空は雲が多く、光は少ない。
暗闇に浮かぶ雲の透き通る感じがその向こうに光の存在を暗黙に語ってます。

〆張り、、ひんやり常温で、、ちょっとだけ。。飲もうかなぁ。。

さちさち。。退散いたします。



2009年9月14日 (月)

緊急告知 Max Ionata初来日&インストアライブ!

AX


ブログ仲間で大評判だった
「Inspiration / Max Ionata Quartet Featuring Fabrizio Bosso」
のマックスこと、Max Ionataが初来日との情報です。
そして、インストアライブをするようです。

イタリアジャズの大好きな女神さまrhodia DIARYのrhodiaさまからの直接の情報でーす。

とりあえず、日にちも迫ってますから、、決まった場所から、のせておきます。



祝♪Max Ionata初来日!&インストアライブ日程

気がついた範囲で更新しますが、最新情報はレーベルHPをご確認ください。
「albore jazz」


9/19 (土) 13時~@ 石森管楽器
MAX IONATA (ts)、FEDERICO IAOBUCCI (p)
詳しくはこちら♪

9/19 (土) 16時~@ タワーレコード渋谷店 5F
MAX IONATA (ts)、FEDERICO IAOBUCCI (p)

9/19 (土) 20時~@ ディスクユニオンお茶の水ジャズ館
MAX IONATA (ts)
詳しくはこちら♪

9/21 (月) 18時~@ ワルティ堂島(大阪)
MAX IONATA (ts)

9/21 (月) 20時30分~@ T.B.A. (大阪)
MAX IONATA (ts) 、w/Piano Trio

9/24 (木) 19時~@ ライヴ&ダイニングバー M・TOKYO
MAX IONATA (ts) & FEDERICO IACOBUCCI (p) (予約を)

9/25 (金) 21時~@ ディスクユニオン新宿ジャズ館
MAX IONATA (ts) & FEDERICO IACOBUCCI (p)


とりあえず、、の情報でした。
ご近郊の方、是非♪



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Stone In The Water/Stefano Bollani Trio
Stefano Bollani (p)、 Jesper Bodilsen(b)、Morten Lund(ds)
今日は更新予定では、、なかったので。。簡単に。
新譜が何枚かまとめてつきました。とりあえず、、ドロドロ三昧になる前に、、これだけは、、聴きたい。
って、ことで、1聴にはまってしまいました。
ECMなので、やんちゃなボラーニは影をひそめてますが、、時々、ラテンの血が騒いでます。
そして、ボデルセンのベースはやはり好みです。クッキリハッキリ、気持ちいい。。
とりあえず。。

それから、、CDではありませんが、
薄月の光 / 中森美方がつきました。
以前にご近所の日々のヨシカワさまのところで知って、、とても興味があったので。。
カバーの色もわたくし好みで、、秋の夜、、ゆっくりたのしみたいな。。

んじゃ、退散♪


2009年9月13日 (日)

日曜日の秋 。

AX
秋の日曜日、、では、なくて、日曜日の秋。はい。

秋の空は遠いです。
小さな雲間からあおい空が見えても秋の空は遠い。
見上げると、爽やかだけど、遠すぎて寂しい。。
手を伸ばしても、欲しいものに手が、、届かない。。あの不安な感じ。。
秋の陽はつるべ落とし、、って、言うけど、、
秋の空はドンドン高くなっていきますから、、しかたない。。

昨夜は、、わたくししては珍しくきちんとドレスアップしてホステスしてきました。
内輪ばかりですが、もてなす側でして。。気を遣いますです。
朝起きたら、化粧したまま寝てて、、一生の不覚!!って、、感じだ。(笑)
この歳になって、、そりゃ、、やばい。
あぁ。。高カロリーもやばいけど。。。

そして、、今日。
午前中は、挨拶回りをしてました。。
そして、、住む人が居なくなり、ひんやりした空気が佇む家を見に行ってきた。
取り壊すことは決まっていたのですが、、本当に、壊すとなると、、やはり、寂しいものです。
わたくしは僅かな時間を一緒に過ごしただけなのですが、家人達は壁の染みにまで深い想い出があります。
既にそこになんの感情も流れないはずなのですが、危険だから取り壊さなくちゃいけないのがわかっていても、やっぱり、、何故か未練が生じるものです。
なんて、感傷的になってばかりもね!
これも秋のせいにしときましょ。

そうそう、ボラーニのこんな新譜みっけた。
La Sindrome di Bollani
イタリアの通販サイトのニュースレターが来た。
ふらふら立ち寄ったら、、La Sindrome di Bollaniこれがみっかった。
Valentina Farinaccio 、Stefano Bollani 、Marco Sutera、Vincenzo Martorella 、David Riondino
そして、Enrico Rava 。。
どんなモンでしょうか。。ねぇ。。

でも、わたくしのところにも、、ecmからの新譜Stone In The Wateがやっとくるようです。
う。。。
すずっく。。おあずけっ!!
う。。。

クリポタも来る。。二枚くる。。。。
しかも、時間差はほとんどなく。。
わぁ。。って、感じィ。

んじゃ、退散♪



2009年9月10日 (木)

再び、、困ったものである。。

AX
秋は好きな季節。。
秋になって、しっとりしてたのですが。。
つうか、秋には秋のわたくしなりの予定があったのですが。。
予定・・・まずはハーシュのピアノトリオで、、しっとりして、一気にピアノモードに入る。
外山さん、ラーシュそして、コープランド&のデュオ、、ボラーニのECM盤と、、死ぬほど良い女を満喫する予定だったのです。。
が、いろんな都合で、、コープランドとボラーニが来ないんだなぁ。。

そんなこんなで何故か来ちゃったのが、、
Groove Addiction/Hanashigai Trio +
8月20日のオルガンジャズクラブの記録っす。
クリスさまにドメスティックな話題で盛り上がっていて、近寄れない、っていわれちゃったけど。。
実は、これで一作書こうと思っているのである。(墓穴かな)
これねぇ。。大御所作家のOさまのお出まししたライブだモン。わたくしが、、放っておくはずもなく、、ライブのでき云々よりも、、かなり興味ある人間模様が交錯してるから。いろいろ、、創作してやる。(爆)って、構想してますが。。まぁ、、どうなるだろ。
ぼぉ。。としてて、、わぁ、、これ、わぁ。。良いなぁ。。って、思ったら、、なんと、ボーナストラックのプライムデイレクティブであった。。(爆)
いや、Led Bootsとかいいけどサ。Night Dreamerも、、まぁ。。♪
意外とよかったのが、Darn That Dreamかな。
まぁ、、でも、基本テンポ早いほうが「こういうとき」は、、いいなッ。(爆)
後半、All the things you are 、Squib Cake あたりイケイケな感じで宜し。

North See Jazz Festiival 2009/Chris Potter Underground
追い打ちをかけるように、、ついたのが、、これなんですよ。
もちろん、オリジナルメンバーそのままでっす。
オープニングから、大好きなFacing East で嬉しいけど、、やっぱり、極みは最後のRumplesかな。
みんなで、互いを煽るような攻めの構成で、ドスが効いて迫力あるんだなぁ。なんじゃこりゃ、、の世界。
この人達、、ホント、ヘン!!DVDもついてます。。
誰か、クリポタ呼んでくれ。
ぼぉ。。っと、クリポタサイトを見てたら、10月に韓国には来るんだよ。
早く、、新譜の二枚来ないかなぁ。。(病気。。)

10/17/2009
Underground Jarasum International Jazz Festival
Seoul South Korea
Craig Taborn, Adam Rogers, Nate Smith


あぁ。。両親との旅行を韓国にするって、手は、、、ないなあ。(爆)
これこそ、、一番、、困ったものである。。
韓国と日本、、近いじゃん!!!誰か、日本でのライブをセッティングしてして。
海賊盤屋 Tさま。。どうにか、、ならんでショウかぁ。。(爆)

そして、、とどめが。。。
You Are What You Hearの復活
あのお宝音源サイトYou Are What You Hearが復活したのに。。
ダウロードはできないし、、今、、再び、音が、、出ない。出せない。おぉ。。。
これは、音狂閣下の情報でした!まったくなぁ。。!!
余計な、、情報じゃ。。(爆)


今日のついで。。

ヤギ 愛らしさが人気




昨日の日報の夕刊に、、なんと、、こんなタイトルを見つけてしまった。
どうやら、、巷ではヤギをめでることを「ヤギ飼い」と呼ぶようである。。?
飼育書として、「ヤギ飼いになる」なんて本も出てるそうでっす。わぁ、、表紙のこやぎかわいぃぃ。。
わぁ、、このブームにこやぎ達ものらないかなぁ。。(爆)
時代は、、ヤギだぁ!!
つうか、、わたくし、、ブーム先取りじゃん!!


今日の真面目な情報

エディ・ヒギンズ亡くなる。。
クリスさんのところにあった情報です。
年77歳、、癌のようです。
わたくしにとっては、、メレディスダンブロッシオの旦那様。。
紳士なジャズピアニスト、って感じです。
ご冥福をお祈りいたします。
ちょっと、不謹慎かもしれませんが。。奥さまメレディスが心配な。。。わたくし。。

涼しくなりましたね。
風邪ひかないように。。
んじゃ、、退散♪


2009年9月 8日 (火)

In Search Of Lost Time/Lars Jansson Trio

AX


子どもの頃好きだった本の一つにコナンドイルの「失われた世界(The Lost World)」がありました。
初めて読んだときの興奮は、、大人にになってのクリポタとの遭遇より大きかったかもぉ。(爆)
たぶん、ホームズのシリーズを読むより先に読んだと思うのですね。
子どもの頃の夢の一つが恐竜の卵の化石を発見することだったのです。
でも、科学や考古学や発掘ものの本に興味もあったけど、やっぱり、最初にはまったのが空想科学小説って、ヤツねぇ。タイムマシン、宇宙人、恐竜のいる世界、、ワクワクモンですがな。
ジュールヴェルヌやH.G.ウェルズ等、、空想の世界のお話しを、、まるでしりとりでもするように次から次に図書室で読み漁ったものです。夕陽がさす小学校の図書室が懐かしいなぁ。

充分大人になった今でも、「失う」と言う言葉は何故か魅力的で、その響きに妙にひかれしまうのです。
あ、、別に何か失いたいわけではオマヘン。(きっぱり)
存在してたのに、消え去ったもの、手が届かなくなったものに対する郷愁かなぁ。わからん。
ここでは、過ぎ去った人生への回顧の意味でつかわれてるのだと思うのですが、「Lost Time」は心に響きますね。過ぎ去った時間は絶対に戻っては来ない。失ったものは決して戻ることはない。
ラーシュ自身の解説にあったように、In Search of Lost Time(和訳「失われた時を求めて」)ですからねぇ。
2004年のトリオ作品「I am That 」より、5年の月日がたちました。。

新旧あわせて14曲、全てオリジナルね。
There Is A Butterfly In My Roomはヤンソン好きなら、誰もが納得するような親しみやすいメロディ。
ラーシュの解説に「生きるということは蛹の中に囚われているようなもの。死ぬことは羽根を得て、蝶になることだ」とあり、この曲は若くして亡くなった女の子に捧げられてるいるのですが、悲壮感など全くなく、明るく躍動感があり、まさに美しく羽ばたいてる蝶のように軽やかです。今いる世界から飛躍することはどんな時も難しい。こわい。こんな元気のいい羽ばたきができるなら。。
しっとりと始まるAt-one-mentは、次第に快活に、、今を思いっきり闊歩します。
北欧はスウェーデンの夏を描き、そこに特別な想いを馳せるMidsummer。ベースソロが夏の風を運びます。
Siljan Waltzは、風景に触発されたのか、素敵な想い出があるのか。。透明感があって、美しいメロディを奏でながらもよくよくスィングするヤンソンのピアノ。楽しいそうな3人です。
In Search Of Lost Timeはタイトル曲ですね。わたくしてき白眉。
好きだなぁ。。こういう落ち着いた空間のある演奏。余分な装飾がなくて、無駄なおしゃべりがなくて。。
でも、何となく説得力のある言葉をかけられたような気分です。
Simple Song Simple Lifeは、あらぁ。。と、何となく懐かしい気分になる、、メロディです。
ナチュラルに生きることは難しい。そう、意外と力強い演奏だと思うんだけどな。
One Hand Clapping、12音技法をつかった禅問答。フリーな空気が心を無に。。
Fishermanは、新潟のライブで聴いたことがある躍動感ある曲、ボーイングで始まる.God´s Delays Are Not God´s Denials、静かなのに気づけばエモーショナルな気分に。
A rare Italian Bird、その軽やかなピアノを聴いていると嫌なことは忘れちゃいそうになる。芸術の都イタリアの人達に広くリスペクトした曲。
Where is the blues 4は抽象的な表現です。心に大きくぽっかり空いた空洞。。って、感じかな。
Gods who shitはアフリカのリズムを元にしたクールでアグレッシブな曲です。甘さを排除して何かを求道するシリアスな感じがいいな。
New Roomは、綺麗ななメロディなのですが、創作に関しての神に祈るような真剣な気持ちが伝わってくるような曲でした。
最後は、美しい時を紡ぐピアノの女神が舞い降りたHilda。
ピアノソロの澄んだ音色は余韻の余韻を残して時間の狭間に舞い上がっていきました。。
終演。
あ、ほとんど触れてませんが(爆)、ベースもドラムも素晴らしいサポートです。
シュルベリ健在♪あの美しい音がきこえてきます!

やっぱり、ラーシュヤンソンファンにどうぞ。。♪

砂時計の砂は最初はゆっくり落ちてるように見えるのですが、残りが少なくなると急いで落ちてるように見えるでしょう?やがて、落ちる砂がなくなってしまうと、時間がとまったわけではないけど、、その静止した世界に、、とても、、不思議な気持ちになるでしょ。そんな不思議な時間を感じられると思います。
14曲、短い曲はなくしても良いかなぁ。。って、思ってたけど、最後のHildaはたった2分でも失神もので美しいかな。。

1.There Is A Butterfly In My Room
2.At-one-ment
3.Midsummer
4.Siljan Waltz
5.In Search Of Lost Time
6.Simple Song Simple Life
7.One Hand Clapping
8.Fisherman
9.God´s Delays Are Not God´s Denials
10.A rare Italian Bird
11.Where is the blues 4
12.Gods who shit
13.New Room
14.Hilda

Lars Jansson (p) 
Christian Spering (b) 
Anders Kjellberg (ds)

既に、ツアーは今日から始まっていまァす。
行ける人、、まだ、、間に合うぞぉ。



9月8日(火)大阪 Live Osaka KOO'ON
9月9日(水)ブルーノート名古屋
9月10日(木)六本木 スイートベイジル STB139
9月11日(金)横浜 Dolphy
9月12日(土)吉祥寺 Sometime



レーベルのHPをみると、土曜日の吉祥寺は売り切れですね。
他も、残り僅か、、と、出ているようです。
ねらい目は、、名古屋かぁ。。!(スウェ~~デンよりは近いですネ)

オリジナルメンバーで来日しないかなぁ。。って、思ってましたが、、
現実となりましたねぇ。
しかし、愛しいLars Danielssonさまは、メンバーから抜けてしまってました。
もちろん、Christian Spering も素敵ですけど。
何せ、一途で思いこみの激しいわたくしとしては、簡単にあの三位一体を忘れるわけにはいきませんが。。
まぁ、でも、聴けるなら、聴きたいな。。行けるなら、行きたいな。。。♪

と、しっとりと、、秋にぴったりな感じで、外山さん、ヤンソンのアルバムが続きました。。
がぁ。。何故か、クリポタの2009年のライブ盤が海賊屋さんからきちゃったりして、、
全部聴いてないけど、
凶悪なクリポタフレーズに、、わたくしの脳みそは再び、、狂い始めております。
ありゃまぁ。。

って、ことで、退散♪



2009年9月 3日 (木)

9月は9月の風が吹く。。

AX
9月になりました。どたばたして、頭はぐっちゃぐちゃ。。
朝晩の涼しさもですが、、ぐっうううッとお月様が綺麗になってきましたねぇ。。
不思議なもので、9月、秋、その言葉だけでも、お月様が綺麗に見えます。
夜の天高い空、雲の中に浮かぶ月。。思わず見とれてしまいました。
庭の桜の葉が1枝、、紅葉してました。。秋ですね♪


さて、東京では今週は現在東京ジャズが開催されます。
まぁ、、それはそれなりにすごいメンツなのですが。。
どうせなら、ジョンスコとか、せめてブルーノートくらいの場所で、目の前でみたい。。
で、、それより、、東京ジャズ関連のイヴェントで無料のイヴェント「TOKYO MARUNOUCHI JAZZ CIRCUIT 2009」の方が、興味あります。
だって。。Baptiste Trotignon Trioが出るんだよ。ベースとドラムは違う人だけどね。
何たって、このご時世に、、ただだしねぇ。。
丸ビルって、東京駅から近いみたいですから、東京方面の面々、、お時間あればお運びくださいませ。
フォーラム屋上でもやってますね。土日にも、この無料イヴェントありますね。太っ腹ァ。
今年の銀座ジャズは、既に応募が始まっていますが、あまり、ブログ周辺では、、あまり話題になってませんねぇ。。
歌舞伎座公演ですか。。それで、「日本」にこだわってるのかな。



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

In Search Of Lost Time/Lars Jansson Trio
来週の火曜日からツアーが始まります。
大坂、名古屋、東京、横浜。。そして、東京。
きっと、沢山の方が楽しみにしてらっしゃるのでしょうねぇ。。
透明感溢れる欧州ピアノトリオブームのの先駆者?って言ってもいいですよねぇ。
演奏の魅力はもちろん、そのオリジナル曲の親しみやすく美しい。
アンテナの高い日本のピアニスト達の憧れでもあります。
そして、、清く美しい女性のジャズファン(あらぁ。。わたくしかぁ。。)を膨大に増やした立役者でありましょう。
もちろん、今、このアルバムを気に入っているのですが、ラーシュヤンソンの他のアルバムのようにこのアルバムも長い間わたくしの愛聴盤になりますように。。。

All is in the Sky/外山安樹子



ジャケットにサインをお願いしたアルバムがつきました。
車でお出かけの時も、お供に連れて行きます。
この方の魅力も、演奏もさることながら、、オリジナル曲。
とても良い意味で、等身大の外山安樹子さんがそこにいます。
まるで、彼女の日記を読んでるような感覚。
ライナー読まなくても日々の感情の機微が感じとれる曲が並ぶのですが、
ご本人の書かれた曲の説明を読むと、、本当になるほど。。って、思い、
たぶん、聴いてる人自身の過去と重なると思います。
わたくしのようなおばハンでも、ちょっとあまずっぱい気持ちになったりして。。(恋する乙女な気分とかね!)

前回のデュオに引き続きベースは歌い上手な関口さん。
そこは、阿吽で彼女の欲しい音とフレーズで的確にサポート。
わたくしと好きなベーシストが結構な勢いで重なるだけありまして、思わずひきこまれてしまいます。
そして、繊細だけど、熱いグルーブを押し出してるのがドラムの秋葉正樹さん。
みんなで外山さんの描き出す世界に色づけして行きます。

春の息吹と人の生命力が重なる爽やかでエネルギッシュな曲Springlakeを始め、ニューヨークの5番街をを視線を集めながら歩く美女をみるようなMiff's Walk。。!!
Standing Aloneの不安定な美しさ。沢山の暖かなものに囲まれて人は孤独の闇に沈むことから助けられてるいるのかもしれない。
わたくしのお気に入りLights and Water。月夜に夜露に濡れ輝く草をイメージしたそうなのですが、、目を閉じて想いを馳せる幸せ、少し寂しい女心にも重なりとてもしっとりしてて好きです。
わたくしのイメージする快活で、食べることが大好き外山さんのエネルギーがぎゅうと、詰まったWhite Snow Samba。新潟のお寿司も美味しいぞぉ。(笑)
星合、それは七夕のことだそうです。なんて、綺麗な言葉でしょう。。テーマ以外はフリーだそうですが、宇宙を浮遊するような無重力感がいいな。
彼女も悩みはつきないようですが、From the Beginning、、この原点に返るというポジティブな発想が彼女の魅力の一つ。
音楽の出発点の頃に演奏で出かけたフランス。その空気も風景も、、彼女の多感な心に沢山の想い出が残っているのでしょう。フランス語の発芽を意味するBourgeonsは、いきいきと躍動感溢れています。
拍子をかえたBye Bye Blackbirdでその時の、今現在の自分を確認。
Quiet Storm何気ない日常、、他人がみれば平穏な時間、でも、誰のせいにもできない嵐が心に吹き荒れてることだってあるのです。仮面ではなくてね。でも、願いはCalm Daysのような日常。たった一言が、人を闇に押しやることもあれば、、たった一言を想い出すだけで静かに目を閉じることができる事もあるでしょう。。とても優しい曲です。。

四季を感じ、人を感じ、今を生きる。飾らず、放棄せず。後ろ髪ひかれつつ、、前に歩く。
人の言葉でなくて、自分の言葉で語ることを大切に。美しく輝く自分を大切に。。
街角で知り合いに会う、、笑顔で挨拶する。。ただそれだけのことだけど。。心がホンワリする。。
卒業式の写真を見て胸が切なくなる。。
そんな日々の感情が溢れる、、そんなアルバムかな。

1.Springlake  
2.Miff's Walk 
3.Standing Alone
4.Lights and Waters
5.White Snow Samba
6.星合
7.From the Beginning
8.Bourgeons
9.Bye Bye Blackbird
10.Quiet Storm
11.Calm Days

外山 安樹子 (p)
関口 宗之 (b)
秋葉 正樹 (ds)

暫く、トップにリンク貼りつけておきますので、是非試聴してみて下さいね。
あ、「かってね」、、って、言うのか。(爆)まずは、試聴まで♪

空には、輝く星もあれば、漆黒の闇もある。。
All is in the Skyと言う素敵なタイトルは、池澤夏樹の「君がすむ星」の一節からとったそうですが、ピッタリなタイトルでしたね!

さて、暗くなるのが早くなってきましたね。
そう、、紅葉した桜の枝に、とんぼがとまっていたの。
わぁ。。って、携帯をとりに戻ったら、既にいなくなってました。
そりゃ。。。ねぇ。。(爆)

んじゃ、退散♪

追伸 最中さまにつられて、追記いたしました。冷や汗がまたドドーーン。(爆)



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