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音楽で拡がる輪

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2009年3月

2009年3月31日 (火)

弥生はおしまいッ♪

AX


随分春めいてきましたね。
ちょっと、ぼぉとしチャいそうな明るい陽射しでした。

引っ越しの季節よね。
ゴミ捨て場に、、本が出されてるのをみると、胸が痛みマスです。
大昔、、まだ、ブックオフなんてのが無い頃、、なごり雪の季節にゴミ捨て場(最近はゴミステーションというんだよぉ)から拾ってきたのが、、
「文藝春秋デラックス宇宙SFの時代(スペース・オペラ)」
A4盤の目のごちそうです。。って、オールカラーじゃないところが、、年代モン。(爆)
まぁ、いろいろあるのですが、、この中にある、「宇宙兵器カタログ」(大笑いナンダ、、これが。。)って、所を眺めるのが好き。特に、上のぺいじ。
真ん中のでかいのは、わかる人にはすぐにわかるあれなのですが、、
(SF好きには誰でもわかるジャズ好きのショーターのアップの写真みたいなモン)、、2001年宇宙の旅のディスカバリー号ネ。
私が好きなのは、右上の絵。
アーサー・C・クラークの「太陽からの風」にでてくる宇宙空間を滑空するヨット。太陽風を受けて進む太陽ヨットレースが中継されたらWBCの決勝10回表打者イチローの場面の二倍の試聴率ですね!

三月は、、本当にばたばたと終わりました。
時間の流れに区切りなど無いけど、人間それでは長い人生生きていくのに退屈です。
明日からは四月、ってことで、何となく、、勝手に区切りを付けて、、仕切り直して見事に生きていくのでありましたァ。

朝一で聴いた、放し飼いのサニーは元気でたなぁ。
八木のひろちゃんのマイスペースで元気なサニーを聴いて、皆さんも期末の疲れをとりましょうネ。


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

JazzBaltica 2003/Dave Holland Quintet
先日から、何故かクリポタが降臨しています。
クリポタリーダーのアルバムも何枚か聴いたんだけど、今日はこの『DVD』に手を出しました。
実は、既に一度みていて、、3曲目のクリポタで失神しそうだったので、封印しておりました。
何せ、前回、大御所の吹きまくり秘蔵ビデオで「ヘロヘロ」になったので。
奥様的には、ヘロヘロはまずいだろう。。って、若干名の意見をきいておとなしく我慢していたのですが、、
この所のクリポタ聴きに我慢できなくなった。(爆)

このバンドの動いてる映像は凄い。
冗談にホランド閣下と以下軍団、って、言ってましたが、ホント、見た目にもそんな感じ。
ホランド閣下は時々笑うけど、他のメンバーはほとんど笑顔なんか無い。
1人1人がそもそも手数も多く、超絶系なので、ソロも凄いんだけど、5人で演奏したときの音の分厚さ、広がり、かなり圧倒的な迫力があって、、それを目の前繰り広げられると、、その迫力だけでも、、
「参りましたァ!」って、感じです。

情感に訴える音楽と言うのがあるけれど、これは対局を行くものです。
ところが、その研ぎすまされた技の数々は、生半可の情感なんてものを超越した人の奥底の何かを揺さぶるものがあります。
オリンピックで世界レコードで金メダルの100メートル走とかみちゃったときの感動に近い気がする。
って、音楽なので、技の競い合いなわけでは無いのですが、、そんな感じって、ことで。
基本的には、ホランド閣下の「Extended Play: Live at Birdland」と同じ時期、選曲なのですが。。
3曲目Claressenceのクリポタは何度みても凄すぎます。
サックスと一体となったサックスマシンと化していて、神がかってる。。
普通のサックス奏者だと、この五分の一のソロパフォーマンスでも、絶賛、、「とどめを知らぬフレーズ」とか、、言われるんだろうなぁ・・・。。
クリポタが、、なにしてるんだか、、良く、、わからん。。(爆)

しかし、、会場の、、客層の高年齢な雰囲気には、、結構、、驚く。
老人ホームから、シャトルバスでもだしたみたいだぞぉ。。。
やっぱ、本国アメリカでも、、若いモンは、、もっと、スムースでお洒落なジャズなんでしょうねぇ・・。ここは、ドイツのライブ会場だけど!(常識)
5曲目のホランド閣下の素晴らしいソロから始まるFree for Allのクリポタも凄かったなぁ。
ソプラノとテナーと持ち替えてるのですが、、テナーは今回ホント私的琴線に触れまくっておりましたです。はい。
素人的には、運指はや過ぎて、「グーパーグーパー」って、握って開いてみたいにしか、、見えンのだ。。
あはは。。スゲェ!!


で、やっぱ、クリポタに並んでハァトがときめくのが、ロビンさま。
そう、ロビンユーバンクスです。昔から、ファンだったんだよねぇ。。
まぁ、兄ちゃんのケビンユーバンクスのほうが、、先にファンだったのですが。。
当然、、初めて、演奏してるセクシーなお姿を拝見いたしました。。
彼は、見た目的には、、若い感じするけど、1955ねん生まれなんだそうです!
クリポタが1971ねん生まれだけど、妙に老けてるのを考えると、この人は、、かっこいいよねぇ。。
身体が締まってるモン。。胸板厚いし、、筋肉体質ですねぇ。。
音的には、、ゲイリートーマスのアルバムあたりで、最初に胸がときめいて気がするのだが。。忘れた。
ずっと、、若い気がしていたが、、なんと、ゆうに50越えてルンじゃん。
こいつが、、また、、右手の動きが速すぎて、残像映像みたいに見えるすさまじさ・・。
清く正しいトロンボーンのお姿、、、。この動きにして、あの音なんだ。。
この人の音って、ぼやけて無いですよねぇ。。
で、このタイム感にして、ホランド閣下の軍曹の地位は決定なのありましょう。。。
クリポタ無き後のホランド閣下の軍団に残ってるんですネ。
でも、やっぱ、クリポタいなくちゃ、、なぁ。。

まぁ、みんな凄いのね。。。ホント、一昨年の来日で見逃したのは一生の不覚、、。くっそぉ。

で、何故か、アルフォスターのアルバムにいるクリポタが吹く、Black Nileをかけておしまいにしました。
こういうの吹くとクリポタって、意外とお洒落で軽い感じがするのは、、わたくしだけか。。

つう事で、来月からは、、って、明日だけど。。(爆)
春らしく、美しいピアノトリオや、、北欧物語に没頭したいと思います。
新潟で、スカンジナビアンコネクションのライブもあるのですねぇ。。

素敵な4月になりますように。。お花が沢山咲きますように。。

んじゃ、退散♪


2009年3月27日 (金)

黄昏時の、、ラヂオ局。。。

AX
日曜日の黄昏時。。
皆さまにおかれましては、、いかがお過ごしですかァ?
世間では期末なのですが、わたくしは期末は初夏なので人並みの月末仕事でばたばたした後は、いろんな問題にぶち当たって。。結構、凹んでました。
なるようにしか、、ならない事も世の中にはありますよね。。

そう。。軽井沢の絵本の森美術館のショップで、英語版ペーパーバックのムーミン本を買ってしまったのだ。(^_^);;
本当は、フィンランド語の絵本が欲しくて眺めていたのですが、好きな彗星の回がなかったのです。
当然ザラザラコミック本仕立ての白黒挿絵。
我が家の壁にはそのうちの一枚の複製が飾ってあったり致します。
幾つになっても子どもの頃と同じ気持ちになれちゃうのが、「宇宙」って言葉。。
青い空、灰色の雲、、虹の向こう、、そこに存在する届きそうで届かないものに胸がわくわく致します。

電実、車窓からの話をちょっと書いたのですが、窓から見える景色、、で、忘れられない情景?があります。
それは、宇宙船の小さな窓からからみた星々。
そう、、SFの小説の中での話です。。

取り急ぎ、、宇宙に移住することになった家族。
小さな息子が父に言います。

「クリスマスツリーも持ってきたかったなぁ」

少年は大切にしてきたものを沢山地球に残して来なくてはならなかったのです。
大好きな犬、大好きな、、おじいちゃん、、、。沢山、沢山。
すると、父は小さな少年を宇宙船のキャビンに連れて行って、小さな窓の前に立たせます。

「ごらん、あれがクリスマスツリーだよ」

そこには、光り輝く無数の星達が漆黒の闇の中に輝いていたのでした。

おいてきてしまった物への郷愁、、未来に向けての期待。
限りなく光り輝く☆達は、きっと巨大なクリスマスツリーより綺麗ですよね。

誰でも、夕暮れ時になると何となく郷愁、哀愁が心にちょっとしみ出てきちゃうのでありました。
大人だって、みんな最初は子どもだったわけなのですが、、大人になるといろんなこと、、忘れちゃいます。。忘れないと行けないときもあります。
でも、黄昏時って、外で遊んでいて急に家が懐かしくなる、、子どもの頃のあの感覚が染みついてますよね。



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Song for Anyone / Chris Potter 10
underground / Chris Potter 10
ライブ盤シーマスの勢いは、一時期のクリポタのようです。
でも、やっぱり、わたくしはクリポタが好きです。
シーマスのかなりのいけいけぶりを聴いてましたら、ますます、自分はクリポタが好きなのだなぁ。。って、思いました。。
本気で、愛のメッセージおくってみようかぁ。。
クリポタ10はいつもかけますが、undergroundは、ロータスブロッサムがききたくなって。。、(笑)

ブルーノートやコットンクラブで無くて、入れ替え無いライブハススで死ぬほど彼のうねうねソロを聴きたいです。
きっと、燃えるに違いない。。。な。
クリポタ10。。って、あんまり話題にならなかったけど。。黄昏時にもぴったり。。
しかも、クリポタイケイケ度モかなり高い。
両方、、わたくし好みです。。はい。

でも、4月は、、北欧がキーワードになりそうです。

ががぁ。。ピーって、、黄昏時のラヂオ局からでしたぁ。って、遅すぎたな。(爆)

んじゃ、退散♪



Live In Italy/Seamus Blake

AX
地球から眺めた時に、夜空に大きく君臨するのは月ですが、太陽系の中でばかでかい惑星は木星。
その大きさ、質量、ヘンなしましま模様、、どれをとってもチョーー魅惑的個性的です。
映画の2001年宇宙の旅では、木星に向かって旅しますよねぇ。。
子供の頃読んだ本では、成分のほとんどガスで、常にあちこちで爆発が起こってるいるとあった気がいたします。
すげぇ!!群馬の田舎で育ったわたくしは、雷の轟く夕闇が恐くて恐くてしかたがなかったのですが、、
ソンなんと、比べものにならないくらいの大きな音がするんだろうなぁ。。
あ、空気がないから、音しないのか。。。ナ?って、雷と一緒に、すんな。って、言われそうですね。

しかし、偉そうにしてたって、、こんなに情報があふれてル昨今なのに、木星に行ったヤツは居ないのだぁ。
そう考えるととても不思議でしょ。ホント不思議なのね。。
人は、まだまだ小さな箱の中で生きているのでした。
ゆえに、大きな想像力を持ったのかもね。

Seamus Blakeはイギリス生まれで、現在アメリカに在住。
このアルバムはイタリアツアーのカルテットでの、ライブ盤二枚組。
去年リリースされて、値段もお手頃なライブ二枚盤、何よりテンション高い演奏で話題盤でした。
クリスクロスのJesse Van Rullerのアルバムで聴いたのが最初かな。。?
もう、ご多分に漏れず、うまいのです。
が、、正直、、最初に聞いた頃って、、なんかピント来なかったんですよね。あはは。
従って、去年鳴りもの入りでこのアルバムがでたときも「はぁ」みたいな感じ。
何となく、買い損なってましたが、周りでの評判がこれが、、いいのです。
どーーしても、聴いてみたくなりました。(笑)
で、、今回、このライブ二枚組聴いたら、なんか、以前とイメージ違う気がする。
なんだろう?わかんないけど、なんだか、好みの方向に変身してる。。

まずは、1枚目。いきなりハイライト。
冒頭はまぁ、普通に始まるのですが、電気で歪ませた効果音が不穏なムードを創りだす。
超シリアス、硬質で甘さのかけらもなくテンション高いパ^カッシブに弾きまくりのキコスキーのピアノがめちゃくちゃかっこいい。紫の煙の中を稲妻が駆け抜けるようなかっこいいイメージ。
当然、リズム隊が煽る中テンション高く叫ぶシーマスも入っていきなりハイライト的展開のThe Jupiter Line。やっぱ、木星は凄いのだァ。
陽気に動きのあるリズムの中、エフェクターかけてユーモアも感じるサウンドながらやってることはハイテクニック。しっとりと始まった次曲は、ドビッシーの曲をモチーフにしたもの。鬼のようだったキコスキーが透明感ある美しフレージングを聴かせたりしちゃって、もう、、やるなぁ。
現代的で都会の響きを持つFear Of Roaming。シーマスさまは粋な感じ。長尺なフレーズが次々と続き自信満々なプレイが続きます。なんだか、期待以上のテンションの高さにそれいけ二枚目!

なんと、ここでも予想外の展開♪
エリントンのThe Feeling Of Jazzをリラックスムード、歌心たっぷりに吹き始めるのです。
やるなぁ。ソロでは、高速フレーズもはさみますが、奔放に粋な感じ。
一転、ビターでシリアスな路線のSpacing。
ジャヴァンのLadeirinha。哀愁たっぷりのメロディを切なく吹ききる。これも、かっこいいのですねぇ。
低音の暖かさとメロディが妙にマッチするDarn That Dreamは、サックスカディンツアから。
深い息のような素敵な音で、スタンダードをゆったり聴かせます。時折、指の練習もいれながら。(笑)
最後は、ジョンスコの曲.Dance Me Home。一気に緊張感がまして、ピアノが全体のテンションを引っ張りあげます。効果音がうまく入って、後は全員で疾走体制。行けぇ!!シーマス!!

シーマスの名義ではありますが、キコスキーと双頭と言ってもいいくらいの活躍。
硬質でカンカンと叩き出すフレーズが小鬼のようにかっこよかったですナ。
シーマスの堂々とした吹きップリ、ちょっと、驚きざました。。
ホント、今までなに聴いてたんだか。。
ライブのホットな感覚で楽しい二枚組でやンした。

そして、、今日も木星は太陽を回るのでありましたァ。。

Disc1
1.The Jupiter Line
2.Way Out Willy
3.Debussy String Quartet In G Minor
4.Fear Of Roaming
Disc2
1.The Feeling Of Jazz
2.Spacing
3.Ladeirinha
4.Darn That Dream
5.Dance Me Home


Seamus Blake ( ts )
David Kikoski ( p )
Rodney Green ( ds )
Danton Boller ( b )

今日から高速の千円ポッキリがスタートですよね?
ちょっと、寒いけど新潟はまぁまぁのお天気。。行楽にお出かけしたんでしょうか?

んじゃ、退散♪




2009年3月26日 (木)

なごり雪でいいのかしら。。

AX
今日は、、寒いッ!予報どおり??雪も舞いました。。
これは、なごり雪でいいのかしら。。??
春は確実に近づいていて、わたくしの状態もテンションあがっているはずなのですが、わたくしにしては、3月、、外出が多すぎたかしら。。

さてさて、最近、、いろんなバチが一気にあたった気がしたので、実家に帰った時に榛名の近くの観音様でお払いしておきました。(笑)
実はこの観音様、遠ぉぉくその昔昔若かりし頃、初詣で大凶をひいて大泣きした所です。(爆)
そう、、実家の弟の車は黒の四つドアです。
我が家はワンボックスとツードア車で、基本的にはわたくしは運転席か助手席以外は乗らないわけです。
タクシー以外で、久々乗った四つドア後部座席というのが、、なかなか快適!!
若いときは、後ろの座席って嫌いだったのに。ウ~~ン、役員待遇って、こんな感じかしら。。いいなぁ。
弟はダーリンと一緒で、、結構なスピードをだす人なのですが、後部座席はあまり恐くないッ。(爆)
で、周りが凄くよく見えて面白かった。おまけに振り返ると後ろも見える!!いいぞぉ!!!
後部座席からの車窓と言うのは、意外と視界が広くて、っていうか、、360度に近い?しかも、ドライバーも見えて面白いです。(まぁ、、後部座席はわたくし、、1人ですが。。3人のったらどうなるかな。。)
人間って面白いものです。

と、、昨夜は、突然夕飯を1人でたべることになったので、思い切って万代にあるホテルのラウンジライブに出かけてみることにしました。ヴォーカルさまとピアノ&ギターのライブ。。
開始時間を間違えたわたくしは、永遠と待つことになりましたが、紅茶とシフォンケーキで優雅に。(笑)
ライブは2セット、インスト曲を2曲やって、その後ヴォーカルが入って、、、みたいなパターンです。
はにかんだような笑顔がチャーミングなヴォーカルのおねえさま。
ほんのちょっとだけね世をすねたような歌い方なのですが、すれた感じがしなくて、寧ろ媚びない感じが心地よく、こちらも構えずリラックスした気持ちになれる不思議な魅力と吸引力を持った声のお方でした。
たとえるなら、ヴォーカルの褒め言葉にある、ヴェルベットとか、シルクとかでなくて、、手に馴染んだ綿100%のガーゼの感触。フラットでナチュラルな歌い方は幅広い選曲にもしっくり来てましたね。
力は入って無いけど、しっかり声がはぁとに届きますです。
なんだか、ガチガチしていた気持ちがほぐれて心地よかったな。。
今度こういう機会があったら、車やめて。。ワイン飲みながら、パスタなんか、いいな。
気取らないけど、、極上の時間って言うんでしょうかぁ。ドリンク付き1000円は安いな。

選曲はジャズスタンダードって言うより、ヴォーカルさつきさまの「古今東西よい曲、好きな曲」、、って、感じですかな。
従って、わたくしも好きな曲が沢山出てきました。
ジョニミッチェル、ジョビン、ジェームステイラー、イヴァンリンス、、と、、まぁ、、好きな曲が並ぶこと並ぶこと。。
その中に時々(笑)スタンダードを混ぜ込んで、ちょっとジャジィーな独自の世界ですかしら。
わたくし、何を隠そう、、って、公言してますが、、Chovendo Na Roseira(薔薇に降る雨)、英語だとダブルレンボーが大好きなのですぅ。この曲綺麗だけど、複雑で難しそうだよね。。ピアノ綺麗だった。。なァ。
で、ヴォーカルさまと西村さんってピアニストとのデュオ作品「Life」って、アルバムを買って帰って来ました。
流行の「おうちかふぇ」にぴったりしそうなアルバムですね。
この日は、新潟のピアニスト高橋さんとパートナー?であられるギターの小松原さんお二人のサポート。
二人ともとても素敵。高橋さんは、クリエイティヴで洗練されたフレージング、美しいタッチ、4ビートの上品なグルーブ感で幅広い選曲に対応。ギターの優しいバッキング、ギター好きのツボを押さえたソロと二人で掛け合うインスト曲も楽しかったなァ。。突然のお出かけでしたけど、面白かったナ。


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

A Quem Me Faz Feliz / Ivan Lins
一時期、毎日毎日これを聴いていたなぁ。懐かしい。。
昨日、聴いたラヴダンスも入ってます。甘い、甘い、大人のラブソング集でっす。
彼の曲とカヴァー曲。とにかく、一枚終わるととろけちゃって、笑顔になること請け合い。。
でも、とろとろになちゃって、お仕事にはならないかもね。


つう事で、寒かったなぁ。。退散♪




2009年3月25日 (水)

Heat / Jacob Karlzon

AX
湖を背に雑林が覆いかぶさる曲がりくねった薄暗い山道を走る。
小さな峠を越えて視界が開けると、街に向かって下る道すがらに小さな集落にでる。

あぁ。。思わず小さな息が漏れる…。
目の前に広がるのは、霞のような柔らかな白い空間。

時折、鮮やかなピンクが雑じる。
それは心の奥にしまっている小さなはぁとが時々顔を出す大人の恋心模様。
黒が基調の殺風景な車内も車窓の梅林の春色が映り少し華やぐ、、。
春の色香を感じる優しい空間に心がふわりと浮き上がります。

私の冬は終わったかしら…。

冬に聴いたスウェーデンのピアニスト Jacob Karlzonのソロアルバム「Improvisational Three」は、クラシックのRavelの曲を題材に自らの内側に広がる空間への旅を想わせるようなアルバムで、季節にたとえるなら晩秋から冬の面持ち。
今回はカールソントリオを中心に曲によってはサックス&ペットの2管を配し、クール&ホットな世界。
その緩急は早春の空模様。

前回2003年の「Big5」と同じく、2管のクインテットにもなる仕様で、フロントの2管は一緒。
但し、リズム陣はドラムもベースも変わっています。1994年にでている「Blue Pages」以来のMattias Svensson(b)、Peter Danemo(dr)のカールソントリオを解散したのかしら。
(追加)このトリオでのアルバム「Today / Jacob Karlzon」が、周りの評判はイマイチですが、、わたくしは好きだったりします。
2005年にもHans Ulrikを配したカルテットで「Human Factor」と言うアルバムが、これは名前が先頭に来ているものの連名なのでカールソン名義のバンドでのアルバムは久しぶりな感じ。
この間にも、朋友Peter Asplundのアルバムの他にも結構有名な北欧のアーティストのアルバムに参加しております。
あ、歌姫だとヴィクトリアトルストイ。ここでも、一枚紹介してる。
既に、ここの時点でベース&ドラムは今のトリオですね。
最近のリリースされたMads Vindingの「Bubbles & Ballads」にも参加しています。残念ながら未聴。
今回は、10曲中7曲がオリジナル。3曲の中には、ソロアルバムの題材でもあったRavelの曲も。

冒頭はカッツカッツとリズムを刻む中、2管のユノゾンがニューヨーカーな歩調。
カッチリしたバンドアンサンブルで灰色の空に浮かぶ摩天楼が浮かぶ。
ダークな音色できめたカールソンのソロはかなりアグレッシブ。
ここから、2曲は他人の曲をトリオで演奏。
まずは、Kornと言うヘヴィメタバンドのHollow Life。元ヴァージョンはユーチューブで聴いたら平常と狂気が交錯する意外にも美しさを感じるものでした。
ここでは、キャッチーで美しいテーマを拝借して、北欧風味の郷愁哀愁あるピアノトリオの演奏。
続く曲では冒頭のカールソンは、シンプルでスペイシーな音使い、ダークでクールな美しさ。
ロード・オブ・ザ・リングのGollum's Song。低音中心、朴訥なベースソロとの絡みも胸に迫る。抑制された美学を聴かせる。

トリオ三位一体で駆け抜けるRubik 4 Realは、ハイテンションでドライブ感満載。
ザックリしたソフトな音色のサックスをフィーチャーしたゆったりしたLaika。
ラヴェルのソナチナ第1楽章のテーマを使った6曲目。たたみ掛けるよう、堰を切ったように次々と淀みなくわきでるフレーズ。これもトリオで高密度の分厚い演奏。
一転、静かに流れる雲を連想させるAlways in August。シングルノートで弾く優しいメロディを中心にラテンフレーバーで明るく抒情豊に。
タイトル曲Heatは、2管ユニゾンで始まる雄々しい演奏。洗練と言うより親しみやすい覚えやすいテーマでハードバピッシュに。

Late Night/Early Morningは、ピアノソロ。
1音1音を確かめるようなピアノ。この美しさはまさに北欧抒情。。。
耽美的でリリカルなエヴァンスの遺伝子を濃く感じる。
深い森の奥で妖精がそっと羽ばたくような清さ、静けさ。耳を清まして目を瞑りたくなる美しさ。
静かに広がる空間に甦る想い出。消え入るように終わる最後の音に吸い込まれてしまいそう。。
わたくし的にはこの1曲で気を失いそうです。はい。
最後は、Peter AsplundをフィーチャーしたStill Hope。Peter Asplundのソロはホント洗練されていてかっこいい。やっぱり、好きだなぁ。
終演Still Hopeは2管ユニゾンで高揚感あるサウンド。
カールソンの怒濤の弾きまくり、連打もでて熱く燃え上がりフェイドアウトで終演。

曲想も演奏も緩急はっきりしているし、曲によってメンバー構成が違っていて見た目的にも変化に富んでます。
前回の「Big5」は、全体にずっとテンション高く濃密度だったので、ちょっとお腹いっぱいになりすぎ、な、感じもありましたし、バンドサウンド最重視でカールソン度が低かったのですが、今回は非常にわかりやすい緩急、硬軟ついており、しかも、どの構成でも全体に彼自身がドッシリ真ん中にいる感じが濃厚で彼にとっても自信溢れるアルバムなのでしょう。
私的には大満足な一枚でした。

ええと、カールソンファンは必聴かな。

1.7th Avenue
2.Hollow Life
3.Gollum's Song
4.Rubik 4 Real
5.Laika
6.Sonatine: Modere
7.Always in August
8.Heat
9.Late Night/Early Morning
10.Still Hope

Jacob Karlzon (p)
Hans Andersson (b)
Jonas Holgersson (dr)

Peter Asplund (tp,flh)
Karl-Martin Almqvist (ts,ss)




まだまだ、我が家の桜はかたぁいつぼみです。
今週の新潟のお天気予報には、、雪のマークもついてるんだって。。。ほんとかなぁ。。
雪国の春は手強いなッ。(笑)

んじゃ、退散♪






2009年3月23日 (月)

観られちゃって、、ヘロヘロ。。

AX


折角なので、、軽井沢で、こんな所に行ってきました。
ええとね、絵本の美術館。前から行ってみたかったのです。
欧州の絵本や原画?が展示されてる。
今は、「現代ヨーロッパの絵本展」なんて、感じで、各国の代表的な絵本が展示されてました。
やはり、音楽と一緒で、ヨーロッパの国々って、こういうところでも各国の特色がはっきりしてますよね。
詳しくはないので、ホント、みてまわっただけなのですが。。とても、興味深かったです。
隣接してるおもちゃの博物館も覗いて来ました。
ドイツの木のおもちゃは見ているだけで面白いのです。
クリスマス用品がいっぱいあって、、ちょっと、困ったけど。
今回は、我慢我慢。(笑)

さて、昨日、、雨の高速飛ばして、実家から帰って来ました。
そういえば、、連休の三日間毎日高速道路を運転したんだけど、3日とも交通事故の現場を通り過ぎた。大破してる車は痛々しい。。。怪我人はいたんでしょうか。。
来週からだっけ?、何処まで行っても千円ポッキリが始まりますよね?
交通量が増えて、一緒に事故も増えないと良いけどねぇ。。
基本的には実家に帰るのは、平日なので、、あまり、恩恵はないけど。。
今回は、残念だったな。。
次の休日の高速の運転は、仙台方面かな。。

でね、、軽井沢で久しぶりに会った従兄弟にDVDをもらいました。
オヤジバンドで、ロックのボーカルしてるらしい。。(笑)
と、帰ってきて、「これをこっちのテレビで今観たい」、と、晩酌しながらもうしました。。
と、ものの3分でダイニングの移動可能なテレビでDVDが観られるようになりましたぁ!

お恥ずかしい話、リビングにある映像システムは音や映像だすのがちんぷんかんぷんなのでありました。
まぁ、教わりましたが。。ァ。。
まぁ、しかし、ここでDVD見はじめちゃうと、昼メロや昼バラにはまっている奥様と同じ状況で他になにも出来なくなってしまう危険が高いので、画面は小さくて、音もチャチーーとはいえ、、大変有効。
何より、操作が簡単なのでーーーす。
元々、ダイニングキッチンの形式のこのお部屋の一番いい音は、シンク前に立った場所なのです。
これは、ダーリンにお願いして、お願いして、スピーカーの位置をそうにしてもらったのだ。
お料理しながら、外の景色が見えて、素敵な音楽が聴ける!
それが、夢だったからねぇ~♪
このポジションは、その後ろにあるレンジの立ち位置とほとんど変わらないので、主婦的にはぴったり。
しかも、お仕事もダイニングの広いテーブル使うので、、音的には位置はずれるけど、まぁ、、ぴったり。
パソコンに向かうときにも、小さなスピーカーに切り替えると、まぁ、ぴったり。
可動式のテレビしておいて良かったァ。。(怪我の功名なのだけれどね。。)
つう事で、新譜聴きをさぼって、観たかったDVDをかけまくってしまった。。

某秘密の映像は強烈でした。。。なんだ、、この世界。
男は斯くあるべき、って、演奏。
昔昔、、同棲したかったあのお方。。やっぱり、この人昭和演歌の世界だワン。
なんだか、王将の世界がダブってしまった。(爆)
好きなあの曲この曲、もう、めいっぱい詰まっていて、1時間半?が、あっという間。。
彼以外の余分ないらないソロとかカットされてる素晴らしい(爆)映像ダ。。
いきなりヘロヘロになってしまって、2回続けてかけちゃった。。
まずいよねぇ。。完璧に譜抜けた状態。こういう状況には、、現実では滅多にならないけど。。。
くっそ、、こんな見た目不健康そうで、、側に行くとちょっと臭いそうな目の据わったヤツにここまでヘロヘロにされるとは、、我ながら、、恥ずかしい。
あぁ。。ここまでヘロヘロになるとは思わなかった。。

ちょっと、頭がおかしくなりそうになって(笑)、、電話にも出られない状況でしたァ。(爆)

これでやめておけば良いのに。。
続けて、、ずっと観たかった、動くハレル。若き日の見目麗しきお姿。
今はほとんど吹かないトランペットでの演奏。
これが、また、凄いのだ。もう、ライブ進むにつれて、ハイテンションでガンガンとばす。
ヒェ~~もう、グリグリハイスピードでハイノートかまして、、めちゃメロ。
しかし、この長い長い息づかいって、どうなっているんだろう。。
で、死んじゃったボブバーグも最高。天国に行くのははやいよねぇ。。
ボブバーグの横顔ってセクシーだよねぇ。。
演奏的にも、見た目的にも、超好み。ダブルで、ノックアウト。(爆)
こちらの大御所の見た目は、、まぁ。。おいておいて。。
しかし、演奏は素晴らしいのでありますが、、、髪、、は、邪魔そうですねぇ。。
マイケルジャクソンみたいだなぁ。。。

しかし、こうなったら、、失神しても良いから、吹きまくりのクリポタも観たいものだ。(爆)

元々、CDで音の世界だけでも、メロメロなわたくし。。
好きなミュージシャン達のお姿とともにお姿が拝見出来て臨場感ありまくり、メロメロを通りすごして、、ヘロヘロです。

なにやってるんだか。。仕事にならん。。(爆)
明日からは、良く考えてからDVD映そう・・。。
今日は、、もう、どうでもいい。
しかし、、映像って、、凄い。
こんなん毎日観てたら、、、なんつうか。。感性が?神経が??ブチ壊れる気がする。
どっか、めちゃくちゃになってしまいそうです。

つう事で、、朝からヘビーーヘロヘロでした。
社会復帰しなくては、、んじゃ、退散♪




2009年3月19日 (木)

春の便り。。。

AX



あれ程忍び足で、お淑やかにそぞろ歩きしていた春なのに、、
昨日、今日と、、春爛漫のご風体である。
じっと我慢していた蕾が一気に花開いちゃった。まったくゥ。
お願い、、楽しみにしてたんだから、ゆっくり、一つづつ咲いてよ!
でも、「秘密」の春のお便り?は、、とても、、嬉しい。。
秘密のお部屋は、、、秘密のお便りお持ちしていまぁす。(笑)




春は今日も、、バタバタと番茶も出花の女子高生のように、足音たててそこらを駆けめぐってる。
そのバタバタと足並みをそろえるように、雑用の多いわたくし。。
ゆっくりとジャズ聴く時間より、車にのってる時間が多かったかなぁ。。
明日から、、また、従姉妹の披露宴で実家の両親と車でお出かけなののね。。
出来たら、現地中継いたしますね。(笑)



最近、こんなアルバム聴いていましたぁ。

The Clinica 21 Concert/Giampaolo Ascolese Trio
featuring Steve Grossman
イタリアのドラマーのGiampaolo Ascolese名義のライブ盤。が、その正体は、ピアノレスのグロスマンリーダーアルバム。だって、やりたい放題。名盤とは言いませんが、信者的に大変微笑ましいアルバムです。
つうか、全編グロスマンですから、聴いてないと絶対ソン。
しかし、どこかのでかいのに似てるなぁ。。あ、あっちが似てるのね。(爆)

Like That/Tore Johansen
すっかり、Giving/Tore Johansen Unityと勘違いしていたアルバム。(爆)
Givingもヤンソン参加で、3曲楽曲提供。うむ。。買わなくてはねぇ・・。
やはり、トランペットの演奏も素敵なんですが、ピアノに耳が行ってしまいます。
でも、このペットの優しさは、ヤンソンの曲にも、演奏にもぴったり来ます。
ノルウェー発だけれど、、春っぽいアンザンブルだよねぇ。
あ、、ベテラン、カーリンクローグも何曲か参加しております。

Stunt/Fabrizio Bosso, Antonello Salis
イタリアンハードバップの雄志、ボッソ。彼は、多作な方でありまして、デュオも珍しくは、、ない?と、、思うのですが。。
今回のお相手は、わたくし的には、P.A.F.でのフレスとキャストリとのユニットでお馴染みの「あの」サリス!
彼にかかると、この世に存在する音は全て音楽となります。
そんなお相手なので、ボッソもアイデアをつくして、興じます。
人気者脅威のテクニシャンのボッソが一所懸命に自分に向かってる姿は興味深い。
遊びと遊びの谷間に走る高速フレーズはやはりゾクゾクしますよねぇ。。
自分自身を見失わないで、自分を大事にして大きくなっていってね。
ママンは、何時でもあなたの見方よん。ファイとぉ♪

Johnny Griffin Live at ronnie scott's
80歳のお誕生日を祝ったロンドンのロニースコッツの豪華ライブ盤。奇しくも最期のアルバムとなりました。ご冥福を心からお祈りいたします。。
お歳にもめげ素、、相変わらず、豪快にブローする大御所。それをサポートする、ロイハ、ビリーコブハム、、熱気にムンムンの正統派ハードバップ。
自作では、頭使いすぎの傾向のあるロイハのストレートな演奏が涙ものにかっこいい。イェ~~イ。
コブハムのメロディアスなドラムも最高でっす。
遺作でも、、しめっぽくはならない、って、その通りだなぁ。。
天国でも、豪快に吹きまくって下さいね。


先日お出かけした、某鼠の館。。
トイストーリーとモンスターズインクが好きなんだなッ。
え、キーワードは簡単。子どもとおもちゃ。。。我ながら、、わかりやすい、、性格。(爆)


だから、プレオープンだった、↑に乗れて、、大変、幸せでしたぁ。
三回くらい乗りたかったな。

では、明日は、、高速道路が混みませんように。。
明日は、何をお供に高速飛ばそうかなぁ。。
春だけど、、清水靖晃の「北京の秋」は、決まりなんだけど・・。。♪

んじゃ、退散♪




2009年3月15日 (日)

らぶらぶ。。

らぶらぶな方々が沢山いまあす。

わたくしは、乗り物恐怖症なので、「ぶらぶら」お散歩です。
海風が気持ちいいな。

なんとか(爆)火山をアラビアンコースト側からね。

ゆっくり、退~散♪



2009年3月14日 (土)

夕方の気持ち。。

お山を眺めながら、やっぱり、考古学者になりたかったなあ。。
なんて、高校時代を思い出してました。。(^^ゞ

夜景がきれいです。。

んじゃ、退散♪



春の嵐。。

朝イチは、京葉線、東西線も止まって、大変でした。
あー疲れた。
やっぱり、神さまは何でも知ってるのかも。
さて、休憩はおしまい。。もう少し、遊ぶんだそうです。。。
とりあえず、退散♪


2009年3月12日 (木)

そんなこんなで。。。

AX


クリスマスローズが次々と咲き始めました。
白のクリスマスローズと言っても、いろいろな種類があるようで、、、
また、植えた場所の条件もあるようで、、
早咲きなものから、ゆっくり咲くものまで、、随分時間差があります。
玄関先のこの子達が、一番はやいのでありました。
山帽子の下に植えたのですが、なんか、キノコみたいで可愛いのでありました。


3月は、、なんだか、ばたばたしているのですが、、
そういう時に限って、美味しそうな企画、ライブ、盛りだくさんです。
新発田は、新潟市内に住むわたくしにとっては、活動範囲外なのですが、、
実は、お家的には地元なのです。(爆)
新発田のジャズのお祭り「第5回 新発田ジャズストーリー」は、今度の日曜日です。
マイミクさまになって下さった方々が沢山出演するので、是非にも行きたいところなのですが。。
わたくし、この土日は家族と千葉へ。。。(そう、あれですあれ。)
今年は事情で夏のバカンスはございませんので(爆)、、代わりに、、あそこへ行って参ります。すみません。。。。


最近、、とても感じたこと、、
それは、、絡まった糸も、、時間をかければほぐれていく、、って、ことかなぁ。。
うーん、、違うな。

何か、、物事がうまく進んで行くときには、、見えない力みたいなもので、、
人は、、何となく。。同じような方向にすい寄せられていく、、

って、感じかなぁ。。
そんなこんなで、、
人が何となく、とる行動には、、自分では、思ってもみない、、事とパラレルしてることがありますよねぇ。。
不思議なものがありますよね。。


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Live in Italy / Seamus Blake
何となく、買い損なってしまっていたのですが、、やっと、聴きました。
やっぱり、うまい。
流行の感じのテナーの音&演奏なのですが、これは。なかなか好み。
同じような傾向のサックスは沢山いるのですが、頭が、、一つ、二つ、抜き出てました。
もっと、ちゃんと聴きたい。

Heat / Jacob Karlzon
ヤコブカールソンの新作。
この手のアルバムとしては、BIG5って、ありますが、、
こっちのほうが、真ん中にヤコブカールソンあり!って、自信に満ちていて、、
わたくし的にはめちゃくちゃ、、好み。
誰も推薦しなくても、わたくし的、、白眉なアルバムです。
この方のアルバうジャッケト、、お顔がアップなのがわたくしの好み♪


2月の、、放し飼いトリオ + 
お馴染み、放し飼いの2月のライブ。今回も、アドベンチャーなライブ。
ホント、放し飼いは何処に行く!!おもしろいぞぉ。

Boucing with Bud
Brilliant Corners*
Sail Away
Captain Fingers*

<2nd Set>
80/81*
Squib Cake*
Chelsea Bridge*
Sunny
これが、みんな面白かったんだよねぇ・・。
たぶん、メンバーの意志に反して、わたくしがリピートしてるのが、、
Sunny!(爆)
高速フレーズで、体力走破。このスピードは、あれこれ考える余裕がないのが好をそうしてか、
なんか、素でかっこいいのだ。
Brilliant Cornersも聴き直すほどに面白かった。
80/81も、Captain Fingersも次回が楽しみ。って、次回もするのかなぁ。。
Chelsea Bridgeは、、是非!技ありをもう一度。

これは、暫く、冬ジャス、秋ツアーとともに。。ヘビロテに♪
放し飼いのレポートはもうちょっと待ってね♪

ところで、、このライブ盤のファンが、、我が家には、、1人増えました。。
う~~ん。。それって、、先行きが、、結構、、心配♪

つうことで、、退散いたします。はい。




2009年3月11日 (水)

Night Whispers / Marc Copland

AX
New York Trio Recordings・vol.3

秋空と女心なんて言うけれど、早春のお天気も変わりやすい。
行きつ戻りつで段々あ暖かになっていくさまで三寒四温の言葉もあるけれど、、
今日は日が出てるのに、突然雪が舞ったり、、1日のうちに目まぐるしい。

出先で駐車場で人待ちしながら、突然の春の嵐に思わず見とれた。
広い駐車場、、灰色の地面、、焦げ茶の建物を背景に、突風に渦巻く白い小さな華。。
渦と渦が重なる部分が、白い華の集舞に陰影をつけて、動く立体的なオブジェのように見える。
地上に舞い降りた小さな華は、次の瞬間雲間から現れた太陽の陽射しで、跡形もなく消えさってしまったけど。。

きっと、、早春の気まぐれな冷気は、大好きな冬が終わる事を嘆いた雪女のため息ですねぇ。。

わたくしが、雪女の化身だと信じてやまない(笑)ピアニストMarc CoplandのNew York Trioの第三弾ですね。
1作目のModinha/Marc Coplandはブログにあげてます。
New York Trioは、ピアノのコープランドは当然変わらないのですが、ドラムとベースはちょっとづつ、、組み合わせが違ってます。
今回は、vol.1のドラムのビルスチュが復帰。過去二枚のベースだったピーコックと入れ替わったのがDrew Gressこと、ドリュグレ。
ビルエヴァンスの大好きなコープランドらしく、エヴァンスの縁の曲、、コープランドのオリジナル3曲、ドリュグレ、ビルスチュのオリジナル1曲づつで、10曲なんですが、、ななんと、Emilyを3ヴァージョン納めているので、曲名的には8曲ネ。

まずは、Emily。この可愛いワルツは3ヴァージョンソロで。
エヴァンスも独りアルバムでもこの曲弾いてましたねぇ。。
まずは、春の幻影のように、、ほんわりと、、優しい、、イメージ。。耳を清ませば、ッテ感じ。。
彼のオリジナルが2曲。しかも、何とも暗い感じの曲なのです。
透明感極まりない彼のピアノを凍り付かないようにしているのが、ビルスチュ、そして、太く力強いドリュグレ。
気づけば、激しく燃え上がってるのに、コープランドのこの徹底した透徹さはなんなんでしょう。
特にタイトル曲での、後半のビルスチュとのスリリング感じは、なんだか、どきどきしちゃいます。

Emily、2ヴァージョン目。静かに進行するテーマ。反するような感情の激しい流れを感じる。
自分の中の知らない自分、ッテ、感じかなぁ。
お馴染みマイルのSo What。カンド オブブルーには、エヴァンスもいますものねぇ。
まか不思議時な魔法がかかって、なんだか、エッジの効いた演奏になってます。。

Like It Never Wasは、ドリュグレの曲。これがまた、地をはうように、暗いムード。
Space Acresは、ビルスチュの曲。オックスレイ見たいな閉鎖鉄工所の残響サウンドも入って、これまた、妖しく暗い。
そして、3ヴァージョン目のEmily。
遠くぼんやりした想い出を呼んでいるような、、探しているような?短いけどコープランらしいEmily。
Scattered Leaves、このアルバムでも随所で現れてるコープランドのアブストラクトな妖しさが満開って。感じ。

最後は、リリカルにしっとり、I Fall In Love Too Easily。。でも、雪女の妖しい余韻を残して終演。。
雪女伝説は続くのでありました。。(^_^)v

Night Whispersとタイトルされたこのアルバム。
わたくしなら、「夜のささめき」、、って、感じだな。(笑)
雪女って、いるのかなぁ。。って、疑問を抱いている人に。。どうぞぉ。

コープランドはもちろんですが、わたくし、やっぱり、ビルスチュも好きだなぁ。。
あぁ、、好きな人いっぱいで、幸せぇ。。。


1.Emily ・ Take One
2.The Bell Tolls
3.Night Whispers
4.Emily ・ Take Two
5.So What
6.Like It Never Was
7.Space Acres
8.Emily ・ Take Three
9.Scattered Leaves
10.I Fall In Love Too Easily

Marc Copland (p)
Drew Gress (b)
Bill Stewart (ds)

もうすぐ春なのは、間違いない。。。
じっと、我慢の子でありました。

んじゃ、退散♪




2009年3月 8日 (日)

日曜、、夕べのジャズ喫茶。。

AX
1日良いお天気でした。。
あんなに暗い空を嫌がって落ち込んでましたが、
、、春って、、本当に気まぐれですよね。(笑)
気がついたら、春は、あちこちに足跡残しています。
陽射しが明るいと、気分も少しアップしますよねぇ。。
日が長くなりましたが、、でも、日曜日のこの時間帯は、、ブルーな気分の人も多いのではないですか?



先週は、ちょっと、マイケル聴きにはまってました。って、そんな大それたモンではなくて、、
最近聴いてなかったアルバムをしりとり風に聴くって、ことだけなんだけどね。
ちょっと、、前は、Theme for Ernie聴き、ってのに、はまってました。
コルトレーン、バーガンジー、グロスマン、ボブマラック、、八木敬之って感じだな。(ニッコリィ)

ええとねぇ、、きっかけはネ、いつものように、、なんて事なくて、、
「Bar D2 の本日の一枚」にお出かけしたときに、ぴのさんが、STEPS AHEADのアルバム聴いていまして、、
このアルバムには、マイケルはいないんだけど、って、、言葉で、、なんか、マイケルブレッカーがいるSTEPS AHEADが聴きたくなっただけなのです。(単純)
まぁ。。マイケルブレッカー聴ければ何でもよかったのかも。
最初、、、まぁ、、いつものように、、わたくし的名盤で、、

Smokin' In The Pit / Steps
次は、何故か。。
Steps Ahead/Steps Ahead
Pools繋がりで、
Hearts and Numbers/Don Grolnick
まぁ、惰性で
Weaver of Dreams/Don Grolnick
もう、ほとんど惰性で
Reach Out/Hal Galper
最後は、日本に戻って、、(爆)
beauty and harmony / 吉田美和

感想も何もありません。。聴いただけ。
なんだか、懐かしい気分に浸ってました。
ホント、何もかもがあまりにはやく過ぎ去ったなぁ。。って、感じ。(爆)
しかし、マイケルブレッカーもですが、ドングロルニックもはやかったよねぇ。。
はやすぎる、ッテ、神様の決めることは、、本当にわかりません。
プールズに聞き惚れていたら、同じアルバムにハイラムブロックのギターが鳴り響いた。
彼もあっちの人になってしまいましたよね。
天国に行ってしまった人たちが、、ドンドン増えてますよねぇ。。

そう、、でねぇ。。気がついたんだけど、、
Hal Galperずっと、ギャルハルパーだと思ってましたが。。
この人、ハルギャルパーですねぇ。。
いや、、ちゃんと、文字はみてるんですよ。
でも、どこかで入れ違ったのねぇ。。(爆)
まぁ、この人ばかりでは、、ないのですけど。。

あとね、、やっぱり、死ぬほど聴きたくなって、
One,Two,Free/Eric Kloss
なんてのも聴きました。ジャズロックで聴くキャロルキングのイッツ トゥー レイト。
この演奏は時々頭の中にふくらんでしまいます。何してるんだろう。。
ピッツバーク出身の盲目のアルトサックス奏者エリッククロス。
なんか、好きで何枚か持ってますが、今は、これくらいしか聴かなくなってしまった。
パットマルティーノがまた、、かっこいいんですよねぇ。。



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Subtrio Featuring Paolo Fresu Live at Sting
今日は、Tarantella/Lars Danielssonは、、休憩。(笑)
ピアノレスで、バリサクとトランペットの2管。どうやら、ノルウェーのバリトンサックスらしい。
スタンダードとミュージシャンの有名曲が並ぶのですが、こういう場面でのフレスは本当にかっこいい。
やっぱ、基本的には何でも出来ちゃうンだよねぇ。。
ピアノやギターのコード楽器はないけど、フロント二人のユニゾン、チェイサー、、、等、、二人のやり取りはとても面白い。
穏やかに、フレンドリーに、でも、わかるもの同志の会話。(爆)
これは、中年音楽狂さまの書き込みで買い忘れていたのを気がついたアルバムでした。
うん、聞くたびに、お気に入り度がましてます。

I comme Icare/Nicolas Folmer
アーティチョークさまとクリスさまの超お勧め盤。
全部、、彼のオリジナル。一番気に入っています。
いかにも、、洗練されたハードバップな作品なのですが、、
ニコラスさまのストレートなトランペット魂に、うっとりしてしまうのです。
午後の春の陽ざしにも、、あいましたねぇ。。

Night Whispers/Marc Copland
昨日着きました。独りでくるまでお出かけするお供に連れて行きました。
大好きな大好きなEmilyが3ヴァージョンも入っている。
冒頭から、妖しいコープランドの美意識満載です。
車の中に、、春なのに、、彼独特なほの暗い冷気が漂いましたぞ。。


日がだいぶ長くなってきましたね。。
何方さまも、、素敵な日曜日でありましたように。。

んじゃ。。退散♪


2009年3月 7日 (土)

The Art in Music

AX


Tarantella/Lars Danielsson
ビューンと飛んでお家にやって来ました。
ACTの産地直送のアルバムには、大概、返信用カードが入ってます。
今回のカードに書かれていたのは、「The Art in Music」。
ほう。。。

「愛は地球を救う」

って、訳します。(^_^)v

このアルバムのリリースを知ったとき、ジャケットみて、「また。。これかよぉ」って、思ったのですが、、
手元におくられてきて、ちょっと、びっくり。
これって、金色に紺色の線でした。これがあ、、とても素敵なんですよね。
朝一番に聴きましたが、内容は、やはり、クラシックの香り濃い部分があり、抒情的なメロディも含めてサウンドのイメージはジャズってカテゴリーにこだわってしまうと、難しい評価になるのかもしれません。
ショパンのお国の天才Leszek Mozdzerは、本当に彼のカラーがはっきりシタ人です。
クルクルとモジュジェル節満載。もちろん、あの胸が熱くなるようなダニエルソン節も満載。
どうやら、安いかな、って思ってたアマゾンでは、輸入盤が、、国内盤より出荷が遅くなるようです。
早く聴きたいなぁ。。気になるなぁ。。って、お方は、VENTO AZULさんが早くて確実かも。
わたくし?暫く、手元に寝かせて(嘘)、、おきますね♪
蜜月の時代じゃぁ!!!!
しかし、、なんで、こんなに素敵なメロディが思いつくのでしょうねぇ。。




ほら、光ってるでしょう。(爆)
と、マイダーリンの宣伝でござった。(笑)


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Song for Anyone/Cris Potter 10
時々、聴きたくて死にそうになります。
つうか、、クリポタのソロは、やっぱり、素敵です。かっこ良すぎるぞぉ。
若かったら、、この人と結婚したかったなぁ。。って、時々思います。(爆)
実は、ここのところ、、若かった時のマイケルブレッカーのアルバムを毎日聴いていたのです。
でも、、今日は、、ちょっと、お休み。。
わたくしの夢は、彼のパトロンになって、誕生日にハッピーバースデイを吹いてもらうこと。(爆)あ、歌ってもらうのもいいか。。
とりあえず、ドラムは決まってまァす。

んじゃ、退散♪




2009年3月 6日 (金)

The Music Next Door/Roberto Gatto

AX
ラヴァのECMのアルバムで、キリリとクール&シリアスに活躍していたStefano Bollani。
そのボラーニとマイダーリンPaolo Fresuが参加しているイタリアのドラマーのRoberto Gattoの作品です。
このアルバム見つけたときは、予算を大幅に使い切って、蒼色吐息だってのですが。。。
気がつくと、ちゃんとお家に着いてました。
Roberto Gattoは、「すべての道はローマに通ずシリーズ」で、 Tribute To Miles Davis '64-'68 なんて、作品残してます。2008年のJazzitaliano Liveシリーズでは、プログレを取り扱った作品だったりしてます。
今回は、新進気鋭のアルトサックスのDaniele Tittarelliを配し、歌うベーシストRosario Bonaccorsoも参加。
イタリアーノ達の楽しい宴になるに違いありません。
ガトーのオリジナルが6曲、そして、エルヴィス・コステロ、エンニオ・モリコーネ、、ナイル・ロジャース等ジャンルにとらわれない曲が5曲。

オープニングは、軽くリズムにのって陽気に乾杯。。って、感じ。
いかにもフレスらしいフレーズや、やンちゃんなボラーニが聴けてにっこリします。
ボラーニが1曲目から、ボラーニ節全開!パーカッシヴな連打もでちゃう。
お初と思うんですが、アルトのDaniele Tittarelli は非常にうまい。メロディアスでアグレッシブ。
と、これを含めて3曲ガトーのオリジナル。
内省的なムードを持つThe Music Next Doorでは、まったりと欧州抒情を。Unknown Shapeでは、テンポよくユニゾンも楽しいそう。軽快流暢なフレスのソロが気持ちいい。

コステロの静かで陰りのある曲、、You Left Me in the Dark。
こういうメロディを吹かせると、譜レスは本当に素敵。柔らかで静かに、、寂しそうな哀愁ある背中に涙が滲みそうです。
今度は、モリコーネで、A Fistfull of Dynamite。歯切れよく決まるリズムの中で、メロディが浮き上がって踊りだす。Daniele Tittarelliは、ソプラノもうまくて、欧州の奏者に通じるものなのですが、優しくクラシックの香りを感じる丁寧な感じ、

3曲、オリジナルが続く。。
波紋が広がるような美しいボラーニのピアノで始まるRemembering。
Satie's Moodは、やっぱり、エリック・サティかなぁ。。
音の階段を登るようなユニゾンが続き、アルトのクールなソロが入ります。ア
Riffunk、文字通り。ボラーニさまはフェンダーローズで、ブルージィに。各自悪ガキ風に、ほっつき歩いて終了。(爆)

まずは、これぞイタリアンソング、って感じのメロディLe tue mani。
フレス節満載。おぉ、涙ものだ。この曲は聴いたことがありますがカンツォーネなのかしら。
そして、オペラの曲からVesti la Giubba 。流暢なソプラノがバッチリ決まります。
最後は、ナイル・ロジャースのAt Last I am Free。
静かに静かに進行。。そして、終了。

フレスとボラーニファンには、絶対お勧め。
ちょっと、熱いボラーニ節と、いかにもフレス、ッテ歌心あるフレス節が満載。
名盤にはならないかな。。世界市場も難しいかな。
でも、センスよく聴きやすい曲が並びます。
暖かさや、多彩な色合いが、、春を感じ始めるのには、とても良いかも。。。
人生は、、立ち止まってちゃ、、もったいないかな。

1.Bex
2.The Music Next Door
3.Unknown Shape
4.You Left Me in the Dark
5.A Fistfull of Dynamite
6.Remembering
7.Satie's Mood
8.Riffunk
9.Le tue mani
10.Vesti la Giubba (da: I Pagliacci)
11.At Last I am Free

Paolo Fresu (tp,flh)
Daniele Tittarelli (as,ss)
Stefano Bollani (p,FenderRhodes)
Rosario Bonaccorso (b)
Roberto Gatto (ds)

ダニエルソンの新譜Tarantella/Lars Danielssonがつきました。
なんと、、ジャケットは黄土色ではなくて、、黄金色であった。。。
とっても、素敵ィ。(爆)

んじゃ、、退散♪


2009年3月 4日 (水)

New York Days/Enrico Rava

AX
汗ばむくらい暖かかったのに、、雪が舞ったり。。凍り付くほど寒い日が続く。
3月、弥生の声に、、思わず薄着しちゃったけど、風邪ひいちゃって、再び、一枚重ね着。。
灰色の雲を通した陽射しは、すぐそこに春が来ていることが信じられないほど薄暗い。。寒々しい。
何となく、、ぼんやりと窓から空を見あげる、、。
灰色の濃淡の中に、、浮き上がって見えるのは、沈めていた想い出。。
薄暗い空が沈みがちな自分の心の鏡のようになる。

車から観た大通りのショーウインドウはピンクの春。
固い地面を突き破って、にょきにょき出てくる花の芽は緑の春。
なごり雪に煙る街角で待つのは白の春。
桜の枝についてる小さな葉っぱの芽は黒の春。
いろんな色でみんな春を待ち望んでる。
わたくしも灰色に染まっているのはやめなくちゃ。

ECMの最近のジャケットは白黒濃淡のデザインが多い。
昔は、カラフルなジャケットもいっぱいあって、お部屋に飾れたのにナ。
イタリアはEnrico Ravaの新譜はそんな沈んだ感じの空が写る。
スタイリッシュでモダンな感じもするけど、ちょっと暗くて寂しいな。

イタリアはトラペント王国です。
ええとね、確か、トランペットって、楽器はイタリアで出来たんじゃ。。なかったかなァ。(違ってたら、、ごめん)
クラシックのことは知らないけど、ジャズではEnrico RavaとマイダーリンPaolo Fresuが双璧なんです。(勝手に決めた)
二人とも、スリリングな演奏はもちろんですが、あの雲の上を歩くようなマイルスの空間使いや身を沈めたくなるようなチェットの気怠さを持ち合わせた個性派です。演奏はの雰囲気は全然違うけど。哀愁は一緒なんだけど、ソロで出てくるフレーズの色合いが陰と陽って、感じです。
そして、最近はやっぱFabirizo Bossoさまでしょう。他にも沢山うまい人は居るのでしょうが、時代の寵児って言うのは神様がたった1人に矢を放つものなのです。当たったのこの人ネーー。

さて、そんなラヴァは、今年の夏には、70歳になるらしい。でも、この70歳はとっても元気♪
過去の遺産にしがみつくだけでなくて、常に若いミュージシャンで生き血を吸いながら、、モトイ、、エネルギーを補充しながら、妖怪ラヴァ(ワタクシが命名)として妖しく輝き続けています。
白状しまくってますが、ラヴァを買う動機は常に不純です。
かっこいいボラーニが聴きたいからなのです。
でも、ラヴァの作品はそんなワタクシの浅はかな趣味を大きく越えてなかなかかっこいいのです。はい。

メンバー連名の名義になっている2曲を除いて、9曲がラヴァのオリジナル。
2005年の「TATI」のトリオにニューヨークの俊英二人を加えニューヨークでの録音。
ニューヨークな温度は多少あるものの、基本はダーク&グレイな仄暗い静寂な半闇の世界。
オープナーLuluは、非常に内省的な響きを持つメロディ。ラヴァの鈍く光るトランペット、ダイアモンドダストのように煌めくボラーニのピアノ。う~~ん、買ってよかった。ソフトなトーンで技ありのターナー、、ターナーのリラックスした感じの音選びは、対照的な感じなんだけどラヴァとすごくあってる。相性バッチリ。もちろん、、モチアン先生、グレナディアはいうことありません。シンバルの震えの余韻までが、、このメンバーには、モチアン先生しか居ないでしょう、、って、感じ。
Improvisation 1(ローマ数字が打てマヘン。。)は、そのタイトルどおりなのですが、静寂&内省的な仄暗さを保ちつつ緊張感いっぱいの空間。
グレナディアの早弾キベースから始まるOutsider。暗いムードながらもアップテンポに熱をおびる場面もあってアクセントになってます。ボララヴァの阿吽のレスポンスは不滅でーす。
Certi Angoli Segretiは、いろいろなアルバムに入ってるからきっとラヴァのお気に入りなんだろうな。
エキゾチックで不思議なムードを持つメロディで好き。
ラヴァの演奏は、常に陰鬱なムードを保ちながら、時に、ガンと瞬発力宜しくハードに攻める。
ボラーニもお得意の大胆な強弱を抑えめに、思索的ナフレーズを重ねて熱くなりながらもECM許容範囲の燃え方。
Interiors非常にメランコリックなムード。この曲は聴いたことある気がしますが。。。
わたくし的アルバムの白眉です。抒情ある仄暗さ。

丁度真ん中に、プロットを打つように、Thank You, Come Again。
明るく可愛い4ビートの曲です。ちょっと一休みみたいな安堵感。(^_^);;

可愛いボラーニのピアノで始まっていきなり混沌となるCount Dracula、異国情緒たっぷりなLuna Urbana、やはり思索的な2曲目のImprovisationと続きます。
ゆったりと天使の羽根が空中を舞うようなLady Orlando。。ボラーニのソロが素敵です。
Blancasnowは、互いに音を確認し合うようなユニゾンを繰り繰り返します。
心の中の木霊のようであり、時間や空間を越えた静かな心の叫びのようであり。。
ラヴァの1975年のECMデビュー作品でもラストを飾った1曲でした。。終演。

普段は雲の上でも忍び足で歩くようなラヴァは、時々、フリーナ展開にもなり、時々、奇声も上げます。
その妖怪変化にスリリングな感覚もありますが、常に仄暗いムードは満天です。
ボラーニさまは、品よくインテリジェンスたっぷりに高好サポートしておりました。
いつものはじけたお茶目な感じはないけど、素敵素敵素敵ィィ♪

つう事で、人生で道に迷ってるあなたに。(きっぱり)

1.Lulu
2.Improvisation 1
3.Outsider
4.Certi Angoli Segreti
5.Interiors
6.Thank You, Come Again
7.Count Dracula
8.Luna Urbana
9.Improvisation 2
10.Lady Orlando
11.Blancasnow

Enrico Rava (tp)
Stefano Bollani (p)
Mark Turner (ts)
Larry Grenadier (b)
Paul Motian (ds)

昨日は、お雛祭りでしたね。
我が家は、定番で田舎風の散らし鮨、蛤のお吸い物、菜の花お浸し付きエビの酒蒸し、、茶碗蒸し。。
田舎風の散らし鮨は父親から教わりました。
豪華だったから、今日は、倹約メニューだな。(冷蔵庫、冷凍庫の掃除とも言う。。)
お雛さまは、、旧暦のお雛さままで飾っておいちゃう。。
誰かさんが、、行き遅れたって、、いいのだァ。。(笑)

んじゃ、退散♪




2009年3月 1日 (日)

今日だけ。。

AX
かわいい水仙が咲きました。。
この子、早咲きなので、先日の雪で、かなり打撃をうけた。
葉っぱもしおれ、茎は曲がり、見た目に可哀想でした。。
でも、東京から帰ってきたら、ちゃんと咲いてました。3月のカレンダーになったのがわかったのね。
可憐で健気、、嬉しくなって、、写真とりました。
クリスマスローズも咲き始めた。やっぱり、クリスマスローズは、白が一番好き。。

で、ちょっと、幸せな気分だったけど、中年音楽狂さまが教えてくださったニュースで、わたくしは大変動揺しました。
とりちらかった頭で、夕方ブログいじくって、いろいろ操作ミスまでした。。
ここでは、通常モード、普通で通すつもりでしたが、やっぱり、難しい。。

大好きなブログ、「雨の日にはジャズを聴きながら」が、突然ブログを閉鎖したのです。東京でわたくしが遊びほけてた間の出来事で、いまだになんだかよく理解してないんだけど。。

あれだけ、凄い情報量で素敵なアルバムの宝庫でしたのに、、。ブログのお引っ越しして、音源まで載せられるブログにしたのに。
何よりクリスさんの優しいお人柄がとても好きだったのに。。
なにもかも削除されてるブログをあけて茫然としちゃいました。

仮想空間のお付き合いというものはホント潔いというか、、切ないものです。
生きていたって、自分の仮想空間での存在を消すことは簡単だから。
惜しいとか、また、戻ってきてとか、もちろんあるのですが。。そういう前に、とても、寂しい。
春は別れの季節、って、いうけど、いろいろ想うことも重なり、、、とてもブルーな気分です。
こんなんは、クリスさんは本意ではないだろうから、今日だけ、、独り言で寂しがります。

こんなわたくしでさえ、時々、消えてなくなりたくなったり、消えろと言われたり、、消えてもらいたそうにされたり、、致しますが、優柔不断で寂しがりなので、ネット前の独りで黙々とジャズ聴いて頃には、、なんだか、怖くてもどれないでいます。いいえ、戻りたくない。。

でも、秘密のお部屋は、本当に秘密のお部屋なんだけど、秘密じゃなくなりつつあります。
秘密じゃなくなったら、その日から、また、独りだな。。
なんだか、なんだか、わかんなくなっちゃいました。もう、やめます。
とっても、寂しくてブルーな夜になっちゃいました。
春って季節が嫌いになりそう。。

東京は、、雨が降っているのかな。
雨ならば、きっとジャズを聴いているのでしょうね。。。

わたくしも、明日は、元気にジャズ聴きます。。




もうすぐ、おひな祭りです。。

AX
弥生でござる。
終わってみれば、、2月はなかなか怒濤でございました。
この土日のお出かけも含めて、、後半、なんだか、、あっという間でした。
土曜日朝からお出かけして、盛りだくさんでした。疲れた。。
3月の朝は、東京で迎えました。お天気はイマイチ。
新潟に帰ってきてみれば、そりゃ、良いお天気で、、金曜日に植えた花が心配になりました。
うん。元気、元気。良かったァ。。

さて、襟区さま単独コンサート、、老若男女入り乱れた、、でも、年齢層高めのロックコンサートにあるまじき好意で、、1曲目からたちっぱなし。
アンンプラグドで坐ったけど、休憩なしの立ちコンサートは、オバサン的には、、困る。
でも、、お約束された素敵な時間でありました。

そう、俺は保安官撃ったけど。。、の、、ソロは今までの中で最高でしたァ。
これ、すごくかっこよかった。シンプルなラインでユックリ始まって、次第にヒートアップして早いアグレッシブナフレージングになって、、もう、聞き惚れた。
そう、、この日、、途中まで彼のギターソロすごく面白かった。
後半以降疲れたのか、緊張の糸がどっかで切れちゃったんのか、、インプロ的にはわりと普通な感じでございました。歌もちょっと滑ったのがあったし。。
が、前半の幾つかのソロは、身を捩りたくなるくらいかっこよかったな。
やっぱ、彼には体中を音楽が流れてる気がした。。
こちらのギターの神様には、素敵なメロディが詰まってるんだろうなぁ。。
一流つうか、、こういう超人的な人達って、そこを一歩踏み出すと赤面もの、、やり過ぎ、、
って、ギリギリのラインの寸前まで来ますよね。
理性的な人間は躊躇する超グレイゾーン。
生まれ持つ体感的なものなんだろうなぁ。。
ジャズ屋さんでもそうなんだけど、同じくらいうまくても、ぐっと身を引きよせられる人って、同じようなものを持ってると思いまァす。

さて、、その代表格。(爆)
わたくしの愛しいダーリンの新譜がいよいよリリース、、です。はい。


Lars Danielssoの新譜がリリースだよぉ♪


Act Music & Vision
Tarantella/Lars Danielsson
これは、年末からずっと騒いでるアルバムです。
試聴もちょっと出来るぞぉ。。でも、もったいなから、、試聴しない。(きっぱり)
ええと、今のところ、、、アマゾルのが一番安いです。はい。
と、思っていたのですが、、駄目だ。発売延期だそうです。
輸入盤でしたらリンク先のVENTO AZULさんにご相談が早いかも。
どうか、何方さまもお買い上げください。

そう、、ビデオアーツさまから日本盤も出るのです。
ちゃんと、ライナーあるのかな?だったら、、こっちも欲しい。(爆)


って、ことで、弥生、、3月です。
春めいて来た気分で今月も宜しくね。
んじゃ、退散♪




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