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音楽で拡がる輪

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2008年10月15日 (水)

Bert's Playground/Ari Hoenig

AX
朝は、雷がなった。。
朝の雷って、、冬を思い出しちゃって、、嫌だな。。
昔は全然平気だったのに、、最近、毎日続くどんよりした空で、気分が重くなる。
まだ、その気分を思い出すのは、、早いんだけど、、
でも、雷の音は、、冬が近いことを思い出させる。

こんな時って、なんだか、ネガティブな思考になりやすいのですが。。
おまけに、、、世の中、思い通りにならないことは、、よくわかってるのですが。。
なんだか、ふてくされてる、、私です。
まぁ、、考えても仕方ないときは、、音楽聴くのが、、一番かなぁ。。
意味不明な独り言ですいません。
まぁ、すぐにご機嫌治ると思いますです。。


さて、本題!!
大好きなホランド閣下の新譜がでるのを知ったとき小躍りしたんだけど。。
メンバー確認したら、ゴッソリ入れ替わっていて、クリポタもスティーブもいなくなってました。
ゲェ~~!!秘蔵っこ、ロビンさまは残っていましたが、、でも、ガックリしちゃって涙目でございました。
がぁ。。。。これまた、大好きなアリホリが新譜を出すことがわかって、なんと、そこにクリポタの名前が!!!
基本は、ギタートリオですかね。ギターも高速フレーズがお得意のジョナサン・クレイズバーグ、そして、先日紹介シタばかりのギラッド・ヘクセルマン。泣けるな。
ベースは話題のニューヨーク盤に良く見かけるマット・ペンマン。この人先日、ジョンスコ&ロバーノで来日してましたね。サックスがはいる演奏はこのベース。そして、ギタートリオの時には、もう一人のOrlando LeFleming。
二人ともなかなかアグレッシブなベースだと思うんだけど。。
あ、あとアルトでWill Vinson。
メンバーはたぶんそれぞれ、どこかで誰かのアルバムに参加してます、みたいな仲間うちな感じ。
クリポタだけ、別格かも知れないけど。。どうかなぁ。。

10曲中、アリ・ホーニッグの曲が5曲。あとは、スタンダード2曲とコルトレーン、モンク、ショーターの曲。

オープニングは、一見ギタートリオで素敵なスタンダードでも始まりそうな陽気で脳天気な演奏。
次第に雲行きがあやしくなってきて、クリス・ポッターが登場、Moment's Notice。
クリポタ見参!って、感じでテーマ吹くと、いきなり怒濤の攻めの体制になります。
1分もすると、雄叫びあげて吹きまくり。いきなり、アルバムのハイライトです。
受けて立つ、クレイズバーグがまたいかにも手に自信のあるギターらしくビューンと舞い降りるのだな。
バリバリと高速フレーズをいれるんだけど、わりと直線的な感じで、なんか余裕な感じ。
ゆっくりなベースソロもかっこいいけど、終演に向かってのアリホリのドラムはなかなか聴き応えありです。
ギターがヘクセルマンでトリオ演奏。キュートなThe Way You Look Tonight 。
トリオのフォーマットなので、それぞれの露出度も高く、アリホリのドラムの凄さが実感出来る演奏かなァ。
ヘクセルマンは、やはり言葉で表すとワンパターンだけど、、メロディアス。
今回は、可愛らしさもあるし、テクニシャンの遊び心はホント楽しい。
この2曲は、かなり私的お気に入り。

しっとりと静かなアリホリのSeraphic 。静かに静かに、、繰り返しが続き、、ストレートなアルトとギターが盛り上げていく先には、大きく広がる空間が待っていて、宇宙や自然を感じるおおらかさがある。
Ramilson's Brewも彼のオリジナルネ。いかにもクリポタ、ッテ、感じのモーダルなサックスとギターの掛け合いも楽しい。しかし、沸点の低いサックスでいきなりテンションが全開になる。ドラムの不思議な感覚のプッシュとキッチリしたカッティング。アリホリ、のドラムは凄く不思議なんだよねぇ。
煽るって、いうのとも違うんだけど、、、なんか、知らぬ間にのせられてる。

5曲目.'Round Midnight は、ドラムソロです。
はじめて聴く人は、「なんじゃこりゃ」って、不思議な演奏でしょう。。
ドラムでメロディ奏でちゃう、アリホリです。
これって、ここまでするのは彼の独壇場らしいのですが、結構。賛否両論らしい。
私は、やるれるものはやって、どんどん演奏してみればいいと思うのです。
いくら技術的に凄くても、つまらないと思われたら、そこまでだしね。
ジャズは挑戦ジャ。(笑)
ただね、如何に彼が特異なドラマーかって、ことは、特別かな?良くわかると思うのだ。
誰も知ってる曲のメロディをここまで「叩き出す」のは、スゲェ。。ことですよね。

クレイズバーグのギタートリオで、ショーターのバラードFall 。揺らぎを出して、あのミステリアスな雰囲気を巧く醸し出している。内省的でどことなく異次元な静かな演奏なので、アリホリの繊細さが良くわかると思うんだけど。ギターとベースの向こうに接触面は微妙に解け合っているんだけど、別の空間が存在するような感じ。

アルトが入ってタイトル曲です。かっこいいベースソロのあとに、陽性で長尺なアルトソロ、ギターソロ、と、、繋げて行きます。クリポタみたいな熱いブロウとは違うけど、やっぱり、うまいと思うのだ。
For Tracy。クライズバーグのちょっと抽象的なギターで、想い出をたどるようなスローでセンチな雰囲気。
9曲目は、ファンクっぽい曲。サンプリングかなぁ、、入ったりしてる。クリポタ参加で当然、ヘンチクリンなラインの雄叫びが始まるんだけど、アリホリと二人で進むところはエキサイティングでっせ。
後半アリホリの独り舞台っすね。
最後は、ヘクセルマンのギタートリオで、、.Embraceable You。
スタンダードはヘクセルマンって、ことね。短い意けれど、期待通りの情感タップリの甘い演奏でしっとりと幕を閉じます。メロメロです。はい。
あれだけ何でも出来るアリホリのセンシティブな感覚溢れるプレイでした。

どうなんでしょう。。
どんな人に良いのか、、ちょっとわからん。
BGMってものにも向かない気がするけど、難解さ前衛的なものはまったくないんだよねぇ。
ホント、楽しい一枚なんですが。。
興味のある方、、どうぞぉ。

1.Moment's Notice
2.The Way You Look Tonight
3.Seraphic
4.Ramilson's Brew
5.'Round Midnight
6.Fall
7.Bert's Playground
8.For Tracy
9.Green Spleen
10.Embraceable You

Ari Hoenig (ds)
Chris Potter (ts) #1,4,9
Will Vinson (as) #3,7
Jonathan Kreisberg (g) #1,3,4,6,7,8,9
Gilad Hekselman (g ) # 2,10
Matt Penman (b) #1,3,4,7,9
Orlando LeFleming (b) #2,6,8,10

お昼ですねぇ。。出かけなくちゃ。。
では、、退散。。。




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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: TBさせていただきます
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アリ・ホーニッグのアルバムはこれで3枚目だと思うのですが、今回はピルクが不参加なのにもかかわらず、またまた凄いことをやってくれましたね。

彼の快進撃は今後もしばらく続きそうな感じですが、とりあえずは本日入荷したケニー・ワーナー新譜でのドラミングも楽しみです。



http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/aee335b07bbc6def4deaef66d1138d5d/83" target="_blank">http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/aee335b07bbc6def4deaef66d1138d5d/83

TITLE: 逆TBさせていただきます。
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TBありがとうございます。



1曲目から、クリポタ炸裂で凄いことになっていました。

ari hoenig盤は、本当に見逃せませんです。

TITLE: ありがとうございました。。
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ナリーさま、、

私も、なんで、、2006年と2007年なんだろう、、

って、思ってたんですよね。

すっきりした。m(__)m



>アリ・ホーニッグのアルバムはこれで3枚目だと思うのですが、今回はピルクが不参加なのにもかかわらず、またまた凄いことをやってくれましたね。



個人的には、才能ってことでは、アリホリの方が上な気がします。

ピルク凄いけど、彼の代わりって探せそうな気がするんだけど、、(才能も実力も認めてるけど)

アリホリの代わりはいないと思うんだもん。



>彼の快進撃は今後もしばらく続きそうな感じですが、とりあえずは本日入荷したケニー・ワーナー新譜でのドラミングも楽しみです。



わぁ。。。痛いところを疲れました。。

それって、昔、Form and Fantasy Vol.1って、好きなアルバムがあって、、

スタンダードとか、、ポピュラーとか、、やってんの。。

そのメンバーなんですよね。。

レーベルは日本のあのレーベルになちゃったけど。。

内容的には、、たぶん、Vol.2、って感じなんだろうなぁ。。

女神さまレーベルには自分の、お金使わない、、主義なんで、、

誰かに借ります。(爆)

絶対、めちゃ綺麗だと思うんだよねぇ。。(くっそ~)

ナリーさま、、好みかどうか、、問題だけど。(笑)



うむ。。。

誰か。。。助けて頂戴♪(爆)

TITLE: こちらも、ありがとうございます。
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oza。さま、、

時々、、変なものに、、はまってますよねぇ。。

って、人のことはいえないけど。



>1曲目から、クリポタ炸裂で凄いことになっていました。

>ari hoenig盤は、本当に見逃せませんです。



うん。1曲目大好き。。

どうも、、、穏やかな性格なので、あのような、、爆裂系に憧れちゃうんでしょうねぇ。。。(嘘)

アリホリ、、めちゃくちゃ意識してたわけではないんですが、、ここに至ってなんか、個人的にブームになってしまいました。

顔は、、今、、一つ、、よねぇ。。。

TITLE: いつかは生アリ!!
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今月アリをおっかけて韓国まで行こうと本気で考えておりました。

都合がつかず夢で終わってしまいましたが、いつかまた日本に

きてくれますよね。きっと。でも願わくばパリかNYで聴きたい、気がする。。。

TITLE: 韓国に来ていたのですかぁ。。
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カノンさま。。こんばんはぁ。

げげ、カノンさまもアリホリファンでございましたか。



>今月アリをおっかけて韓国まで行こうと本気で考えておりました。



ま・・負けたっ!!

お譲りします。。(爆)

しかし。。どんなツアーだったのでしょう。

韓流スターを追いかけるツアーって、ありますものね。。

生アリホリ追いかけるツアーだって、ありです。はい。。

>都合がつかず夢で終わってしまいましたが、いつかまた日本に

>きてくれますよね。きっと。でも願わくばパリかNYで聴きたい、気がする。。。



わぁ。。パリでも、ニューヨークでも、カノンさんなら、、出没しそうですねぇ・・。。

まぁ。。わたくし的には、、是非、新潟に♪



その際には、美味しいお寿司やさんへゴ~♪です。はい。


TITLE: TBさせていただきます
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ここでメインに弾いているギタリストのジョナサン・クライスバーグはCriss Crossレーベルを集めるきっかけとなった最初の1枚だったので、けっこう感慨深いものがあります。



リーダーもその曲ももちろんいいですけれども、もう一人のギラッド・ヘクセルマンといい、クリス・ポッターといい、その他のミュージシャンもいい仕事してますね。一発でこのアルバム、気に入ってしまいました。

TITLE: こんにちは。
SECRET: 0
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910さま。。

ちょっと、空港に行ってきました。

空港って、何時行ってもなんだか嬉しくなって。。

で、つい、、余分なもの嘗てしまいます。



>ここでメインに弾いているギタリストのジョナサン・クライスバーグはCriss Crossレーベルを集めるきっかけとなった最初の1枚だったので、けっこう感慨深いものがあります。



え!!

そうなんですか。

クリスクロス、って、あの地味なジャケットが結構好きです。

クリスクロス、、朝、バーンスタインのメルドウ入り聴いてまましたぁ。





>リーダーもその曲ももちろんいいですけれども、もう一人のギラッド・ヘクセルマンといい、クリス・ポッターといい、その他のミュージシャンもいい仕事してますね。一発でこのアルバム、気に入ってしまいました。



うん。あれって、メロディ・タムって言うんですか。。

ほぉ。。

このアルバム、前衛的なものはなくて聴きやすいのですが、ここぞ、あそこぞ、、と、うなり処があって、、

すげぇ、、面白かった。

クリポタ、って、やっぱり、存在感ありますよねぇ。。。



って、ことで、こちらからもトラバしてみました。

うまく入ってるかな。。

ありがとうございました。

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