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音楽で拡がる輪

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2007年6月26日 (火)

Gretchen Parlato / Gretchen Parlato

Gretchen_parlato


去年、Obliq soundからAriaを買ったとき、何枚か気になるアルバムがありました。
その中でも、アフリカ出身で現在はアメリカに在住してるギターリストのLionel Louekeが参加してる「Gilfema」ってアルバムは、ちょっと試聴して、かなり惹かれるものがありました。
でね、聴いた人が良い、って言ってたんだけど、そのままになってました。

今年になって、やっと手に入れたんだけど、ギターは噂通り凄く巧い。
プリミティブなサウンドが核にあるんだけど、洗練されて都会的でもあり、かっこいい。
まぁ、不思議な感覚のサウンドで、てっきり、ブラジル人だと思いこんでた私は、サウタージとか薄いヤツだなぁ、、って、おもってましたっす。笑って。
そう、アフリカ出身って教えて貰った気が。。(^_^);
彼のアコースティックギターからでてくるフレーズはかなり独特。
歌って、いうか、ヴォイスもお得意で、「ギターと彼自身が一体」となった、演奏なのです。
アフリカ色が強いのはパスして(^_^);;、もう一枚くらい聴きたいもんだ、って、探していたら浮かんできたのがこのアルバム。

ジャケットみて、みたことあるアルバムだぁ、って、考え込んでましたが。。
うむ、検索してわかった。我が心の友jazzaudiofanさんでーーす。
一年前に記事にしてたのでありました。ライブもいってるんだよ。すげぇ。私もこのデュオ聴いてみたい。
もっと、おどろいちゃったのは、私は「On My Way Back Home / Daisuke Abe」で既にきいてるんじゃん。褒めてるじゃん。
おまけにピアノは同じ人であったぁ。(^_^);;
彼女のHPでちょっと試聴すると、なんだか妙にイイ感じ。つうことで、クリスマスの通販と一緒に、CD baby(ここもちょっと、試聴可)から、お取り寄せとなりましたぁ。しかし、、なんでも、遅れてる。。私。。

Gretchen Parlatoは、ロザンジェルス育ちらしいけど、2004年にモンクヴォーカルコンペティションで優勝してて、今は、ニューヨークに住んでいるそうです。
こういう事の詳しいことは、ライブを目の前で聴いてきたjazzaudiofanさんのブログの記事を読んでくださいね。注目のギターリストとの関係も詳しく書かれてる。私、全面的に信頼申し上げまっす。

さて、どうやら自主制作盤らしいこのアルバム。
ライナーなどなく、表紙のジャケ写真の裏に、ハンコックとショーターというスパースターからの言葉と、メンバーが記述されてる。。。だけ。これっきり。
そのシンプルさにびっくら、そして、なんだか、応援したくなる。。大和撫子ここに、、一人。

選曲はブラジル好きらしい彼女の選択。
8曲。3曲はブラジルから。スタンダード1曲、ポップスから1曲、そして、Lionel Louekeの曲が2曲、最後は二人が敬愛するショーターメロディを2曲メドレーで。

?!クールに、始まる冒頭の彼女のヴォイスは、おもわず、聞き耳をたてちゃう。
一聴で、ルエケとわかる浮遊感あるギターが重なると、まるで不思議の国に迷い込んだような気分。
本編ヴォーカル部分になっても、感情抑えめな呟き囁き系のナチュラルな歌声だけど、ちょっとかすれる感じは、私は清純な感じというより年相応の大人の女性の色気、表情を感じて凄く好き。おねぇさまは、好みっす。アレンジも面白く、繰り返し交互にでてくるボッサのリズムの部分での、ピアノのグルーブ感がなんとも心地よく、リズムの変化がまるで、揺れ動く女性心。スキャットも効果音を重ねたかのように、なじんじゃう自然さ。まぁ、ハッキリいって、全員達者。

サンバのリズムにのせて、ルエケとのヴォーカルデュオも入るFlor de Lisは、ブラジルはMPBのDjavanの曲。にわかブラジルファンの私はご本人ヴァージョンを持ってないですが、メロディはご存じ。うきうきするような楽しさは一緒に歌いたくなりりまっす。スキャットも空飛んでます。
Come to Meは、ポップス界のカリスマ嬢Bjorkの曲。すまんです。この辺、元ネタ苦手分野。パラート様は、柔らかなうねりを感じるアンニュイな感じ。夜の静寂をさまよう猫みたい。ちょっと鼻にかかった彼女のスキャットは、テンション高く声張り上げる感じではなく、何処までも自然体。
Nonvignonは、リエケのお歌。超素朴。アフリカの大草原で、歌ってるような雰囲気で、二人で掛け合いでデュオ。乾いた風が気持ちよい。もちろん、ギターソロががっちりはいります。

ジョビンの曲が2曲つづきます。
Ela e Carioca、彼女はカリオカ。可愛いリオ娘を歌った、ジョビンの名曲です。
知的な雰囲気のアレンジとなっていて、原曲の明るさ、軽さとはちょっと雰囲気の違う演奏だけど、ニューヨークのカリオカはきっとこんな感じだろうな。
ヴォーカルデュオの部分、ホント、良く合う声質でとても気持ちイイ☆
jazzaudiofanさん情報なのですが、ここでは、リエケはトルコの弦楽器でサズ(saz)という楽器なんだそうです。この楽器の説明読むとこの不思議なアレンジの必要性もちょっと納得。Chega de Saudade、個人的にはジョアンの声とギター感じ好きなんだけどな。
二人のヴァージョンは、駆け足。3分一本勝負。しっかりした歌唱力、ギターのテクニック。実力、貫禄充分な一曲でした。

Benny's Tuneはリエンの曲。これも、サズかな。漂うよう二人の声は風にのって、遠くに気持ちを運ぶ。ベースが鼓動の様に響いてます。
最後はね、JujuとFootprints。ショーターはジャズの大御所だけど、ブラジリアンサウンズの先駆けでもありますから。彼女が自身で作詞した歌詞でショーターの世界。
これ、お見事。

試聴したときには、ブラジリアンテイスト溢れたもっと軽い感じのアルバムだと思いましたが、、彼女の歌声はナチュラルで聴きやすく、ギターもアフリカ色強いといえメロディアスなんですが、中味、、やってる事はかなりヘビィ。(重たいってことでないからね)聴き所満載。
ブラジルとアフリカ、、そして、都会の喧噪まで含んだ彼らだけの世界でした。
う~~ん、彼女のアルバム、二枚目も聴いてみたいです。
甘える感じ、媚びうる感じ、そんな少女趣味がお嫌いな方、うってつけ。

で、ギター透明感、浮遊感、疾走感、なんでもありでございました。
ジャズギターだと思って聴くと、全然ちがうんだけど、おもいっきり、ジャズの状況下でも絶対決まるテクニックがあるですよ、この人。
今のところ、ぐちゃぐちゃフェヴァリットなギターにまでは、行かないのですが、かなりお株があがっておりまっす。

1. Skylark
2. Flor de Lis
3. Come to Me
4. Nonvignon
5. Ela e Carioca
6. Chega de Saudade
7. Benny's Tune
8. Juju/Footprints

Gretchen Parlato (vo, perc)
Lionel Loueke (g,vo)
Aaron Parks (p)
Massimo Biolcati (b)
Cafe (perc)

Gretchen Parlato Music


今日、こんなところ、、うろついていましたぁ。

ジャズ批評 No.138  P230 上から二枚目
はぁ。。?
へぇ、、、、??
ほぉ。。。。。。。。???
ふ~~ん。。。。。。。。。。。。????




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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: Re:Gretchen Parlato/Gretchen Parlato(06/26)
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≪今日、こんなところ、、うろついていましたぁ。

ジャズ批評 No.138  P230 上から二枚目はぁ。。?

へぇ、、、、??

ほぉ。。。。。。。。???

ふ~~ん。。。。。。。。。。。。????≫



実はこの私もP183に目が釘付けに、目を疑いましたが間違いは無かった!恐れ多くも越中・・・・・頭が高い控えおろう?もう何も言えません!




TITLE: いいでしょ?
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すずっくさん、リンク感謝です。Parlatoたちは彼ら独自の世界を構築してますよね。頑張って欲しいです。「ジャズ批評」はまだ見てませんが、届いたら真っ先にP230を見るようにします^^。

TITLE: 凄いでしょ!
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key-sanさん



いやぁ、私、あんなジャズに詳しい人とほとんど同じ感覚なんでびっくりしちゃった。

投稿したのが、早くてよかったわ。

文章パクリった、とおもわれちゃうものね。

自慢しちゃおうっと。



私、、結構、アバウトなめちゃくちゃな英語の訳で、、しかも省略しちゃってるパターンも同じ!

嬉しいわーー。



>実はこの私もP183に目が釘付けに、目を疑いましたが間違いは無かった!恐れ多くも越中・・・・・頭が高い控えおろう?もう何も言えません!



え?越後なんすけど。



でも、残念ながら、ジャズ批評だけ読んでる多くの読者には、この感動は伝わりにくいかもしれないわ。

ブログの文章とジャズ批評に載せていただいた文章は少し違うから。

残念だなぁ。

TITLE: うん、よかったです。
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jazzaudiofanさん

よかったでーーす。

去年、いきなり手にはいるより、

なが~~~い回り道してきて、、、

これはこれで、満足です。はい。



H○Vあたりで、ライトボサ、ってあったんだけど、

そういう、尻軽なイメージじゃないよね?(^_^);;

軽いけど、中味濃かった。でも、聴きやすい。



>「ジャズ批評」はまだ見てませんが、届いたら真っ先にP230を見るようにします^^。



うん、私は、いつもトンチンカンな文章で、

みなさんを悩ませてるけど、こりゃ、かなり自信がつきましたわ。

同志以上の関係よ。(うっとり)

みんなに自慢しちゃうんだぁ。



しかし、超入門も、おもしろかったねぇ・・。

TITLE: Re:Gretchen Parlato/Gretchen Parlato(06/26)
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「ライト・ボサ」ですか。

それはちょっと違うなぁ…。

真剣にジャズをやっている連中だし、

ダークな感性も見え隠れしますからねぇ。



『ジャズ批評』今日届きました。

P230とP183を見て納得です^^。



「超入門」はこれから時間をかけて読みます。

いまさらですが、「超入門者」は『ジャズ批評』

なんて買わない(怖くて買えない)のでは?

などと考えてしまいました(爆)。遅い?

TITLE: つきましたか!
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jazzaudiofanさん

確かに、超入門者、、あの雑誌、、かわないかもぉぉ!!

買う。。きっかけに、、なってね。って、感じ。。

>「ライト・ボサ」ですか。

>それはちょっと違うなぁ…。

>真剣にジャズをやっている連中だし、

>ダークな感性も見え隠れしますからねぇ。

そうだよね。

まぁ、これは、、不思議な感じした。

でも、内容はちゃんとしたものだった、、きがぁ。。





>『ジャズ批評』今日届きました。

>P230とP183を見て納得です^^。

あはは、

http://plaza.rakuten.co.jp/mysecretroom/diary/200705100000/" target="_blank">http://plaza.rakuten.co.jp/mysecretroom/diary/200705100000/

と、比べないと、感動はつたわりにくいかも。



これからも、アメリカから、ばんばん、情報発信してくださいね。

楽しみにしてます。

ええと、、オーディオもぉぉ!!

TITLE: きますね。
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http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/schedule/" target="_blank">http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/schedule/



今月来るんですね。

bが違うけど、トリオみたいです。



もうちょっと違うハコでやるのなら、行く気がするのですが。

TITLE: しぶちゃさん、、
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しぶちゃさん



あぁ、来ますよねーー。

私、できたら、このヴォーカルと一緒に聴きたいな。



>今月来るんですね。

bが違うけど、トリオみたいです。

もうちょっと違うハコでやるのなら、行く気がするのですが。



あん、あん、、あーーん。。と、、

この箱、いったこと無いけど。。。行きたいのです。

だって、東京駅に近いから。

結構狙ってるんですが、いろいろ、、都合もあるんですよぉぉぉ。。。

何時か、、絶対!!

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