すべての道はローマに通ず。(Roberto Gatto編)
Jazzitaliano Live2006/03 Roberto Gatto Quintet
"Tribute To Miles Davis '64-'68"
「黄金クインテット」、トランペッターがこれに手を出すには目が眩むほどの「輝き」があって躊躇しそうですよね。
でも、リーダーのRoberto Gattoはベテランのドラマーです。
そう、そうですよねぇ~。その心は、、トニーでございましょう。
もちろん、マイルス好きなのでしょうが、やっぱ、心中トニーさまなのでございましょう。。
テクニシャンの凄腕トランペッターが枚挙する現在でなくても、昔からマイルスのペットの特徴の一つとして、テクニックより「雰囲気」をあげる人は多いとおもうけど、この時期のマイルスはスリリングに吹きまくってますよねぇ。
メンバーもショーターだ、ハービーだ、ロンカだ、と鉄壁の布陣なのだが、マイルスが吹かずにいられなかった理由の一つは、トニーさまの存在が大きかった「気」がしまーーす。
ソロで遠慮しないのは当たり前ですが、もう、ホント「イケ」「やれ」と言わんばかりの叩き具合。凡ドラマーがやったら、ただの五月蠅なのですが。。
当時はこの変幻自在の新進ドラマーは、リスナーにとってだけでなくマイルスにもかなりの魅力的な存在だったのではないのでしょうか。
と、マイルスを語るのは、恐ろしいので早くライブが始まりますように。。。
大好きな麒麟のゴールデンホップ☆を飲んで、ぶつぶつ、行っている間にはじまりましたぁ!
おぉ、ベーシスト以外は、みなさん、黒装束!
一曲目は、Joshua。アップテンポのベースパターンに煽われるように、2管のユニゾンでかっこよく入る。スリリングでかっこいい、演奏に普通は言うよな。へぇ~い♪♪
ボロトルはここのところ、ボッソの躍進で影を潜めてるかんじでしたが、二人で共演した「Trumpet Legacy」で、やっぱ、こいつかっこいいよなぁ~、って思いました。
大体こういうサウンド聴くと、ジャズファンってものは、いつもは空間系だの、浮遊感だの、先鋭的だの言っていても、つい、わくわくしちまうものである。(きっぱり)
ユニゾン、チェイサー、そして、ところ狭しとバシバシ決めてくる、ドラムの音にドキドキ、わくわくする。
これが、本当に、、目の前でのライブなら、私は目がうるうるしちゃのに違いないのであーーる。
ハイノートをビシビシきめて、切れ味鋭いボルトルのペットに、
「そこのねぇちゃん(バシッ)、頭でなくて、体で聴け」、って感じっす。
こうなると、ソロを渡されたスカナピエコだって、うかうかしちゃおれん。
煽ってくださいませ、といわんばかりのハイテンションな演奏。
ハービーもとい、ダドモロニだって、高揚しますわねぇ。
しかし、鳴る鳴る、ドラム。ずっと、叩きっぱなし。
でもって、There Is No Greater Loveはミュートだぁ。
マイルスと言えば、あの独特な雰囲気をもったミュートプレイ。
ボルトルのミュートは、がっちり吹き込んで、遊び心もある。
やっぱ、ラテンは陽気ですよねぇ。小粋な仕上がりです。
やっぱ、やりたくなるのでしょうか?Footprints。
なんとなく、曲目は、ショータつうより、ジョージコールマン参加の初期のアルバムからのだしそっちの雰囲気なのですが、それはそこ、スカナピエコが健闘。
Stella By Starlight。雲の上を自由に歩く事ができるマイルスに憧れるペットは多い。
イタリアにも、ラヴァ、フレズ、がいる。
今までボルトルにそのイメージを持ったことはほとんどなかったけど、空中歩行の技を使いながらも、自分の個性も織り交ぜて、時々ピカリと光るStella By Starlightを。
All Bluesの冒頭を聴いて揺れて動かぬジャズファンは居ないでしょう。。
Basin Street Bluesはテナーのサブトーンでしびれされさておいて、ワウワウサウンド。かすれ具合も宜しく、、歌いあげます。やはり、しっかりマイルスを研究してますよねぇ。
ラテンな彼が、あの内証的でダークな雰囲気だすのは、ちょっと難しそうだけど、頑張ってる。
All Of Youもミュートできめて、終演は怒濤の体制宜しく、Seven Steps to Heaven。
全員アグレッシヴに決めて大団円。陽気に盛り上がって、終わる。
これライブの常套手段。元気でハードバピシュな一夜でござった。
あぁ、ビール、、のこちゃった。そう、お酒弱いのです。私。
あぁ、おつまみものこちゃった。もったいなぁ。。と、家路につく私。
次回は、「誰か」と一緒にきたいものです。(きっぱり)
1.Joshua
2.There Is No Greater Love
3.Footprints
4.Stella By Starlight
5.All Blues
6.Basin Street Blues
7.All Of You
8.Seven Steps to Heaven
Roberto Gatto (Ds)
Flavio Boltro (Tp)
Daniele Scannapieco (Ts)
Dado Moroni (P)
Rosario Bonaccorso (B)
ええとね、なりきりバンドと言ってしまえば、そこまでなのですが、
おもいっきり、楽しければそれで、、いいではありませんか。
当然、みんな上手いわけだし。
そう、なんだか、マカロニウエスタン、、なんて言葉を思いだした一枚でござる。
と、次回からは、1画面でおさまるようにしたい。
ぜひ、そうしたい……。
"Tribute To Miles Davis '64-'68"

でも、リーダーのRoberto Gattoはベテランのドラマーです。
そう、そうですよねぇ~。その心は、、トニーでございましょう。
もちろん、マイルス好きなのでしょうが、やっぱ、心中トニーさまなのでございましょう。。
テクニシャンの凄腕トランペッターが枚挙する現在でなくても、昔からマイルスのペットの特徴の一つとして、テクニックより「雰囲気」をあげる人は多いとおもうけど、この時期のマイルスはスリリングに吹きまくってますよねぇ。
メンバーもショーターだ、ハービーだ、ロンカだ、と鉄壁の布陣なのだが、マイルスが吹かずにいられなかった理由の一つは、トニーさまの存在が大きかった「気」がしまーーす。
ソロで遠慮しないのは当たり前ですが、もう、ホント「イケ」「やれ」と言わんばかりの叩き具合。凡ドラマーがやったら、ただの五月蠅なのですが。。
当時はこの変幻自在の新進ドラマーは、リスナーにとってだけでなくマイルスにもかなりの魅力的な存在だったのではないのでしょうか。
と、マイルスを語るのは、恐ろしいので早くライブが始まりますように。。。
大好きな麒麟のゴールデンホップ☆を飲んで、ぶつぶつ、行っている間にはじまりましたぁ!
おぉ、ベーシスト以外は、みなさん、黒装束!
一曲目は、Joshua。アップテンポのベースパターンに煽われるように、2管のユニゾンでかっこよく入る。スリリングでかっこいい、演奏に普通は言うよな。へぇ~い♪♪
ボロトルはここのところ、ボッソの躍進で影を潜めてるかんじでしたが、二人で共演した「Trumpet Legacy」で、やっぱ、こいつかっこいいよなぁ~、って思いました。
大体こういうサウンド聴くと、ジャズファンってものは、いつもは空間系だの、浮遊感だの、先鋭的だの言っていても、つい、わくわくしちまうものである。(きっぱり)
ユニゾン、チェイサー、そして、ところ狭しとバシバシ決めてくる、ドラムの音にドキドキ、わくわくする。
これが、本当に、、目の前でのライブなら、私は目がうるうるしちゃのに違いないのであーーる。
ハイノートをビシビシきめて、切れ味鋭いボルトルのペットに、
「そこのねぇちゃん(バシッ)、頭でなくて、体で聴け」、って感じっす。
こうなると、ソロを渡されたスカナピエコだって、うかうかしちゃおれん。
煽ってくださいませ、といわんばかりのハイテンションな演奏。
ハービーもとい、ダドモロニだって、高揚しますわねぇ。
しかし、鳴る鳴る、ドラム。ずっと、叩きっぱなし。
でもって、There Is No Greater Loveはミュートだぁ。
マイルスと言えば、あの独特な雰囲気をもったミュートプレイ。
ボルトルのミュートは、がっちり吹き込んで、遊び心もある。
やっぱ、ラテンは陽気ですよねぇ。小粋な仕上がりです。
やっぱ、やりたくなるのでしょうか?Footprints。
なんとなく、曲目は、ショータつうより、ジョージコールマン参加の初期のアルバムからのだしそっちの雰囲気なのですが、それはそこ、スカナピエコが健闘。
Stella By Starlight。雲の上を自由に歩く事ができるマイルスに憧れるペットは多い。
イタリアにも、ラヴァ、フレズ、がいる。
今までボルトルにそのイメージを持ったことはほとんどなかったけど、空中歩行の技を使いながらも、自分の個性も織り交ぜて、時々ピカリと光るStella By Starlightを。
All Bluesの冒頭を聴いて揺れて動かぬジャズファンは居ないでしょう。。
Basin Street Bluesはテナーのサブトーンでしびれされさておいて、ワウワウサウンド。かすれ具合も宜しく、、歌いあげます。やはり、しっかりマイルスを研究してますよねぇ。
ラテンな彼が、あの内証的でダークな雰囲気だすのは、ちょっと難しそうだけど、頑張ってる。
All Of Youもミュートできめて、終演は怒濤の体制宜しく、Seven Steps to Heaven。
全員アグレッシヴに決めて大団円。陽気に盛り上がって、終わる。
これライブの常套手段。元気でハードバピシュな一夜でござった。
あぁ、ビール、、のこちゃった。そう、お酒弱いのです。私。
あぁ、おつまみものこちゃった。もったいなぁ。。と、家路につく私。
次回は、「誰か」と一緒にきたいものです。(きっぱり)
1.Joshua
2.There Is No Greater Love
3.Footprints
4.Stella By Starlight
5.All Blues
6.Basin Street Blues
7.All Of You
8.Seven Steps to Heaven
Roberto Gatto (Ds)
Flavio Boltro (Tp)
Daniele Scannapieco (Ts)
Dado Moroni (P)
Rosario Bonaccorso (B)
ええとね、なりきりバンドと言ってしまえば、そこまでなのですが、
おもいっきり、楽しければそれで、、いいではありませんか。
当然、みんな上手いわけだし。
そう、なんだか、マカロニウエスタン、、なんて言葉を思いだした一枚でござる。
と、次回からは、1画面でおさまるようにしたい。
ぜひ、そうしたい……。
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コメント
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TITLE: Gotto
SECRET: 0
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suzuckさん,こんばんわ。
個人的にはイタリアのドラマーで好き嫌いは別としてGottoが一番巧いのかな~と思ってますが。
で,このイタリアのライブ盤にボルトロが参加しているんでねぇ。てっきりボルトロはフランスに活動の拠点をおいているのかなと,思ってましたが。
イタリアで認められずフランスに逃げ出したのに,最近はイタリア人にも認められて逆輸入されたのかな。
と,モローニも嬉しいですね。あまり露出度高い人ではないから。この人もスゴーく巧いですよね。
今,モローニの「Super Star Triok 」を聴きながら書いてます。モローニの愛聴盤で~す。
投稿: criss | 2007年2月22日 (木) 23時31分
TITLE: Gotto師匠
SECRET: 0
PASS:
クリスさん、おはようございます。
>個人的にはイタリアのドラマーで好き嫌いは別としてGottoが一番巧いのかな~と思ってますが。
このアルバム、ホント、叩きまくってましたよ。
この人、上手いけど他のアルバムであんまり目立つって、感じではないですよね。
普通のジャズから、フリーかかったかなりコンテポラリーのものまで幅広く、活躍してる人ですよね。
>で,このイタリアのライブ盤にボルトロが参加しているんでねぇ。てっきりボルトロはフランスに活動の拠点をおいているのかなと,思ってましたが。
>イタリアで認められずフランスに逃げ出したのに,最近はイタリア人にも認められて逆輸入されたのかな。
これね、クリスさんに言われるまで、気づかなかったのです。
でも、イタリアのトランペットは超個性的な人がおおいですものね。
そういう意味でもちょと華がたりないのかもしれませんね。
>と,モローニも嬉しいですね。あまり露出度高い人ではないから。この人もスゴーく巧いですよね。
この人、、凄く、、体大きいですよね。
ゴールドフィンガーで来てたとき、イメージあまりに違っておどろいちゃった。
大きな体を小さくしてピアノ弾いてました。
>今,モローニの「Super Star Triok 」を聴きながら書いてます。モローニの愛聴盤で~す。
これ、、もってないです。
面白そうですね。とらばもありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2007年2月23日 (金) 09時39分
TITLE: こちらはマイルス・トリビュートなのですね
SECRET: 0
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メンバーも最高ですし、なんか読んでいるとこちらの方が良さそうな感じです。
あいかわらずTB出来ませんのでURLで失礼します。
http://blog.goo.ne.jp/narymusic/e/d1de63e2b1b1cd0ab6e3c90e5d5cbf9a" target="_blank">http://blog.goo.ne.jp/narymusic/e/d1de63e2b1b1cd0ab6e3c90e5d5cbf9a
投稿: nary | 2007年5月18日 (金) 18時25分
TITLE: と思ったら
SECRET: 0
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ちゃんとTB出来てましたです(苦笑)
投稿: nary | 2007年5月18日 (金) 18時26分
TITLE: 考えたら、、
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ナリーさん、
彼も、ラヴァと一緒に来日してるんですよね。
クリスさんが、聴いてきてるわけですねぇ。。
>メンバーも最高ですし、なんか読んでいるとこちらの方が良さそうな感じです。
やっぱ、達者な方ばかりで、面白いですよ。
こういうの、メンバーも演奏してて面白いのでしょうね。
レコード会社から、強制されてるわけでもなさそうだし。。
でも、ナリーさんのアルバムも面白そう、、
って、いうかぁ、、忘れてました。
珍しく、トラバ完璧です。はい。
投稿: Suzuck | 2007年5月19日 (土) 12時12分
TITLE: これはよかった。
SECRET: 0
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すずっくさん,こんばんは。でっかいこやぎが「ぶりこー」をやると言っていたような気がしますが,楽しめましたか?
2006年シリーズの再プレス盤の筆頭でこのアルバムの記事を書きましたのでTBさせて頂きますが,これはかなりよかったです。2006年シリーズはあと3枚来てますが,その前に2008年シリーズをレビューせねば。でもどっちつかずです~。
ブロガーもなかなか大変ですなと思った次第です。
投稿: 中年音楽狂 | 2009年1月27日 (火) 01時10分
TITLE: これ「も」よかった。。でしょ?
SECRET: 0
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中年音楽狂さま、おはようございます。
基本的に2006年は高水準だけどなぁ。
あ、バティスタ駄目って言ってたっけ?
>すずっくさん,こんばんは。でっかいこやぎが「ぶりこー」をやると言っていたような気がしますが,楽しめましたか?
うむ。。これも謎が謎を呼んでましたが。。
「寒ブリ」の料理かなぁ。。みたいな。(爆)
でもね、わかった、ブリリアントコーナーズね?
秘密、秘密♪
って、嘘。
やったよ。どうも頭の崩壊具合がモンクの曲にあってるらしくて、最近コノバンドはモンク付いてるんですよね。
毎回、大笑いするわたくしです。演奏はかなりハイテンションでスリリングなんだけど。なんか、ツボに来るんだよねぇ。。
>2006年シリーズの再プレス盤の筆頭でこのアルバムの記事を書きましたのでTBさせて頂きますが,これはかなりよかったです。2006年シリーズはあと3枚来てますが,その前に2008年シリーズをレビューせねば。でもどっちつかずです~。
嬉しそう。。。
中年音楽狂さまって、ワーカーホリックに近いものを感じる。。なぁ。
>ブロガーもなかなか大変ですなと思った次第です。
うん。遊んでたら、いろんなものが滞って、しかも、風邪もぐちゃぐちゃで。
雪も、ぐちゃぐちゃ。あ、でも、、晴れてきました。
トラバありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2009年1月27日 (火) 08時50分