Christmas With My Friends/Nils Landgren(1)

これは、2005年に「Odensala Medieval」教会の中で行われた、スウェーデンの歌うトロンボーン奏者Nils Landgrenが長年夢見てきたクリスマスコンサートを録画してたものです。
美しいメロディとクールな感覚、静寂な時流れがイメージされる北欧サウンドと真摯で厳かな教会での響きが溶け合った強力なクリスマス盤。
飲んで騒いでの、イメージは全くない、清く正しいクリスマス盤でござります。
友情のジャズライブとはひと味違いますのでご注意くださいませ。
教会がゆえに高い天井に共鳴する独特の厳かさが実に清い。
ニルスラングレンはファンクユニットなんてもやってるのですが、なんと子供の頃聴いていた音楽はジャズと教会の音楽なんだそうです。それは、父がジャズのコルネット奏者で祖父が宗教音楽の専門家だったのでトラディショナルや合唱曲を、、とう環境だったからだなんですって。
ほぉ。。って感じ。ここに歌うボントロのルーツを見た思い(^_^);
今回はそのルーツの二つの音楽が、見事に融合?したわけであります。
CDは一曲多い(Maybe This Christmas )のですが、もしも、、1000円ちょっと余分にだせるなら、是非、DVDをおすすめします。普段名前を聴いたことない人も、知ってる人も、、北欧のミュージシャン(特に私目はLars Danielsson!)の動いてる姿はあまり見たことないのこの一枚を見終わると大変親近感がわきますから。
ニルスラングレンだって、ピンクのヤマハのトロンボーンを持つ歌も歌っちゃうすかした野郎だったイメージが一気にかわりましたぁ。(ちゃんと、二枚リーダーもってますです)
つうことで、、DVDでの紹介でいきますね。
まずは、教会の外観から映像ははじまります。
澄んだ空気が感じられる風景から、、暖かなクリスマスのコンサート風景へ。。
1, Ave Maria Stella
Nils Landgren - trombone,Anders Bromander - church organ
教会のパイプオルガンがアップになって、中空からソフトなトロンボーンの音が教会内に響き渡る。。蝋燭の光りと、厳かなオルガンの調べ、、クリスマスムードいっぱいな幕開けです。ニルスの音色はもともと柔らかなのですが、高い天井にこだましてますます天上の音になっています。
2, Bereden Vag For Herran
Jeanette Kohn - vocals
クラシックのソプラノ歌手の登場。無伴奏で堂々とうたいあげます。
教会の空気がぴりりと、しまりました。
3, Jul Jul Stralande Jul
Lars Danielsson - bass
スウェーデンのクリスマスソングらしい。1音目からダニエルソンがよく使うフラジオ音。わぁ~これって、良く聴くけど、、こうやって右手ではじいてるのでありますかぁ!!短い演奏だけど、1曲を弾いてるお姿をみるのは初めてでーーす。(moguちゃん、嬉しい、やっとみれたよぉ。)
ここだけ、、10回以上は、、観た!20回かも。。でね、絶対ベースなのですが(記載はチェロだけどね)、教会効果もあってか、CDで聴くとチェロかと思うような音色。クリアな音色はなかなか力強い指のバネから生まれるのでありました。買ってよかったぁ。
スウェーデンの美しいメロディを、しかっり感情こめて弾く姿に感動!
手が指が、アップになるたびに、目が釘付けでした。
たった、2分だけど、、、
誰がなんといったて、どきどきもので泣けるくらい嬉しい一曲でした。
神様ありがとうございますぅ!このために映像が欲しかった、、つうのが、、正直な想い。。(^_^);;笑ってくださいませ。。
4, When You Wish Upon A Star
Ulf Wakenius - guitar,Nils Landgren - trombone, vocals
もう反則だ。甘い音色のウルフワケニウスのエレキにのせて、ニルスの気負いのないフラットでストレートな歌。本当に夢がかないそうなきがします。ピンクのトロンボーンから出てくるのは、信じられないような真摯な音。
5, Christmas Song
Viktoria Tolstoy - vocals,Ida Sandlund - vocals, piano,
Nils Landgren - trombone, vocals
バックはウルフとダニエルソン。二人がくりだすリズムにしっかりのって3人のヴォーカルの共演。お馴染みのトルストイのクリスマスソングも嬉しいけど、初めて聴くピアノ弾き語りのIda Sandlundおねさまは、少しだけハスキーでジャジーな雰囲気たっぷり。二人の大物相手に堂々としたうたいっぷり♪
6, Aria (Lascia Ch'io Pianga)
Nils Landgren - trombone,Walter Brolund Trombone Choir
ヘンデルのオペラにでてくる曲を五人のトロンボーン奏者を従えて威風堂々とふきあげます。トロンボーンの六重奏部分も大変美しく胸うたれる。
7, Nu Tandas Tusen Juleljus
Ida Sandlund - vocals,Johan Norberg - guitar
教会の青いステンドグラスのアップからはじまる、清楚でフークロアな感じの穏やかで優しいデュオ。
Ida Sandlundが静かにたんたんと歌うスウェーデンのクリスマスソング。アコギの紡ぎ出す響きは静かで平和なイメージです。このギター、巧いんだけど。知ってますか?有名ですか??ジャズ屋さん?じゃないよねぇ。。?でも、ここにいるのですから、、ただ者ではないと、、感じる。。
8, In Dulce Jubilo/Det Kimmer Na Til Julefest
Bugge Wesseltoft - piano
Jazzlandを主催する、ノルウェーのキーボード&ピアノ奏者。その未来派は嗜好。最近はダニエルソンのアルバムでよく共演しています。ここでのピアノの演奏は実にシンプル。静寂な中、1音1音確かめるように弾くピアノは華やかさはないけれど、じ~んとくる誠実さがあります。メロディになってる1曲目は、ちょっと暗いけど牧歌的な感じが印象的だけど、なんとMike Oldfieldのつくったクリスマスソングだって!わかる??あのエクソシストの恐いテーマつくった人です!と、続く美しいメロディはデンマークの賛美歌らしい。。たんたんと、時おり感情がぐっとこもったフレーズがてくるのがいいな。
と、、まだ半分なのですが、長くなったので今日はこれで。。。
決して、アグレッシヴだったり、スリリングだったりではないのですが、
本当にクリスマスらしいコンサートです。特に北欧好きにはおすすめ♪
後半もおたのしみに~♪してる人。。。いると、、いいのですけどね。
後半の曲目でござる。。
9, Glans Over Sjo Och Strand
10, Det Stralar En Stjarna
11, Es Ist Ein Ros Entsprungen
12, White Christmas
13, What Child Is This
14, Nar Juldagsmorgon Glimmar
15, Have Yourself A Merry Little Christmas
16, Till Bethlehem
17, Stille Nacht Hellige Nacht
Nils Landgren - trombone, vocals
Viktoria Tolstoy - vocals
Jeanette Kohn - vocals
Sharon Dyall - vocals
Ida Sandlund - vocals, piano
Bugge Wesseltoft - piano
Lars Danielsson - bass, cello
Johan Norberg - guitar
Ulf Wakenius - guitar
Jonas Knutsson - saxophone
Anders Bromander - church organ
Walter Brolund Trombone Choir
Walter Brolund, Anton Grandert, Olov Wimark, Eric Svensson, Erik Eriksson
ええと、DVDは通販でなかなかうってないそうです。
リンク先のVENTO AZUL RECORDSの早川店長に相談してみてください。
お安いですよ!
ただ、クリスマスに間に合わないかもしれないそうです。
また、通販費用とかわかりませんが、ACTのHP<からも直接かえます。
「リージョンコード0」なので、日本でも見れるはずなのですが、駄目な機種もあるかもしれないのでよく考えてからにしてくださいね。
« Winter Wonderland/Emilie-Claire Barlow | トップページ | Christmas With My Friends/Nils Landgren(2) »
「A Merry Jazzmas」カテゴリの記事
- 雪空、雪景色、冬の風物詩…真冬の光景 『Winter Stories / Jacob Karlzon』(2024.12.25)
- 聖夜の煌めきはこれで… 『A Christmas Cwtch / Amanda Whiting』(2024.12.24)
- 包容力のある歌声で優しく語りかける 『Snow / Stella Cole』(2024.12.23)
- 仲間との温かな繋がりを感じる 『Christmas in New York / Erika Matsuo』(2024.12.22)
- 厳かで美しいメロディに酔いしれます 『Veni Vemi Emmanuel / Trio X of Sweden』(2024.11.10)
コメント
« Winter Wonderland/Emilie-Claire Barlow | トップページ | Christmas With My Friends/Nils Landgren(2) »
TITLE: ありがとう
SECRET: 0
PASS:
すずっくさん、詳しく書いてくださってありがとうございます。これ、凄く良さそうですね。教会でのライヴというのにも心惹かれます。確かすずっくさんはLars Danielssonが大好きと書かれていたことがありましたよね。
あのね、Nils LandgrenのCDは未開封だったのでお友達にプレゼントすることにして、もうラッピングしてリボンかけちゃったー。
で、うっとこのDVDプレイヤーは電気屋さんのポイントで交換した安物なんですが(笑)、リージョン0のDVDが2つあって、2つともちゃんと観ることが出来るので、Nils LandgrenのDVDもちゃんと鑑賞できるであろうと仮定し、VENTO AZUL RECORDSさんに注文することにします。この際、クリスマスに間に合わなくてもええのだ。
投稿: アーティチョーク | 2006年12月 7日 (木) 15時58分
TITLE: わぁ~♪
SECRET: 0
PASS:
アーティチョークさん
アーティチョークさんの普段の趣味と離れるかもしれないけど、でも、素敵なコンサートなのよ。
ご家族で楽しんでくださいね。
>すずっくさん、詳しく書いてくださってありがとうございます。これ、凄く良さそうですね。教会でのライヴというのにも心惹かれます。
そうなの。キャンドルのシャンデリアとか、、
青いステンドグラスとか、、も北欧らしいきがしました。
>確かすずっくさんはLars Danielssonが大好きと書かれていたことがありましたよね。
大好きです。(お顔も)
DVDで私の「趣味」確認してやってくださ~い。
>あのね、Nils LandgrenのCDは未開封だったのでお友達にプレゼントすることにして、もうラッピングしてリボンかけちゃったー。
そりゃ、良いことです。
愛は地球を救う!
>で、うっとこのDVDプレイヤーは電気屋さんのポイントで交換した安物なんですが(笑)、リージョン0のDVDが2つあって、2つともちゃんと観ることが出来るので、Nils LandgrenのDVDもちゃんと鑑賞できるであろうと仮定し、VENTO AZUL RECORDSさんに注文することにします。この際、クリスマスに間に合わなくてもええのだ。
クリスマスはね、、毎年来るのよ!
だから、大丈夫なのだぁ。
興味をもってくださって、、本当にありがとうございます。
そして、楽しんでくださると、、ホントいいな。
投稿: Suzuck | 2006年12月 7日 (木) 18時10分
TITLE: 今年は間に合った♪
SECRET: 0
PASS:
すずっくさん、こんばんは。
一曲目から心奪われました。
部屋が一瞬でスウェーデンの教会に!
こんなに素敵なCD、聞くことができるのはすずっくさんのおかげです。
今年もありがとうございました。
楽しいクリスマスをお過ごしください(^^)/
投稿: mogu | 2007年12月20日 (木) 00時41分
TITLE: あ、よかったぁ。
SECRET: 0
PASS:
moguちゃん、こんにちは。
>すずっくさん、こんばんは。
>一曲目から心奪われました。
よかったぁ、、。
やっぱり、琴線にふれるアルバムですよね。。
>部屋が一瞬でスウェーデンの教会に!
>こんなに素敵なCD、聞くことができるのはすずっくさんのおかげです。
そんなぁ。
こうやって、楽しい年末を迎えられるのもあなたのおかげです。
ありがとう。
>今年もありがとうございました。
>楽しいクリスマスをお過ごしください(^^)/
はいぃ。。
と、ちょっと、早くない?
ん?この後私も。たしかにつまってる。。。けど。。
投稿: Suzuck | 2007年12月20日 (木) 12時23分